無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 こいしはマップを入手。

 真達は全員集合。

 そして燐火が大食らいだということが判明する。

 それがわかった事で燐火を抜いた五人だけで昼飯を食べに行く事にした。



 それではどうぞ!


第51話 自分が信じたものは最後まで信じ抜くべし

sideこいし

 

 私はとりあえず倉庫から離れて少し行ったところにある施設に来ていた。

 どうやらこの中を通らないと出入り口にたどり着けないみたい。

 

 だけどさっきから何人か見回りの人が歩いているのが見えるから気が付かれないようにそっと移動して行かないと。

 

 その為の能力だ。

 

 私は無意識を操る程度の能力を使用して慎重に進んでいく。

 

 だけど無意識があったとして慢心は良くない。希に無意識を貫通して認識してくる人が居るから慎重に行かなきゃいけないことは間違いない。

 

 そして壁沿いに歩いていると、耳が壁に近かった為、壁の中の声が聞こえてきた。

 

『ジーラ様はなんと?』

『あと少しであいつらが来るから今日か明日にでも殺してしまおうと』

 ジーラ?もしかしてここのリーダーなのかな?

 

 それとあのままじっとしてたら今日か明日にでも殺されてたのか。ギリギリセーフだね。

 

『だが、あの小娘がじっとしてるとも考えられない』

『だな。あと、あの幹部の方々は脱走者の殺しに加担しないから脱走された場合俺らで殺る事になるんだよな』

『まぁ、脱走された場合。あの小僧達の前で殺すって言ってた。だが、見つけ次第殺しても構わないそうだ』

 やっぱり……。見つかったら殺される。それだけは嫌だ。真達に会えなくなるのは。

 


 

side真

 

「食べた食べた〜」

 満足気に紬がそう呟いた。

 

 昼は先程みんな(燐火抜き)で食べてきた。

 

 さすがにずっと外にいたから寒かったので俺らもおでんを食うことにした。

 冷え切った体に熱々のおでんはすごく効いた。美味すぎた。

「あれは悪魔の味だね〜」

 ニコニコしながら言う紬に久々に同意できた。あれは悪魔の味以外の何物でもない。

 

「とりあえずお腹も満たされましたし、今日はここに泊まる訳ですし鍛錬してきます」

 そう言って少し離れた雪原に向かって走っていく妖夢。

「若いって良いのう。わしも若い頃はああじゃった」

「何言ってるんですか。妖忌さんは今でも若いじゃないですか」

 少なくともここまで元気なおじいさんは俺は見たことがない。

 

「僕はちょっとパソコンの点検をしてきます」

 と先程から斜め掛けしているバッグの中身は何かな?と見ていたが工具が入っていたらしい。

 なんでも音恩は自分でパソコンを定期的に点検してるんだとか。

 まぁ、幻想郷にそんなハイテクなものは無いから仕方が無いな。

 

「俺らは部屋に戻ろうか」

「だね〜」

 


 

 で、

「なんでお前は男子部屋にいるんだ?部屋は男子と女子に分けて取ったんだろ?」

 部屋に行くとど真ん中に燐火が座って刀の手入れをしていた。

 

「ん?だって暇だったんだもん」

 もんって……。

「そしてちゃっかりとお前も着いてきてるよな。紬」

「……テヘッ♪」

 テヘッ♪じゃねーよ。

 

「まぁ、ここに居るなら丁度いい。燐火、さっきの話だが」

「ん?」

「デスマウンテンを通らずに行けるルートってあるのか?」

「…………その心は?」

 燐火は目を細めて言ってきた。

「嫌な予感がするんだよ」

 でかい影。できるならば関わりたくない。安全に行けることに越したことはない。

 

「そうだねー。あるにはあるけど通れないよ」

「え?何故だ?」

「そっちにはめちゃくちゃ強い妖怪が沢山居て全員を相手してたらたどり着くまでに10日はかかる」

 それじゃダメだ。そんなにかかっちゃダメなんだ!

 

 しょうがない……。行くしかないのか?

 

「まぁ、ここには君が選んだ最強のチームが居る。魂魄。老魂魄。南雲弟。紬。わたし。そして海藤。君が選んだ最強のメンバーだよ。君がみんなを信じないで誰が信じるのかな?」

 それもそうだ。

 俺はあの俺が歯が立たなかったあの男に勝てるメンバーだと思って俺が選んだんだ。

 俺はみんなの事を信じる義務がある。

 

「そうだな。信じるよ」

 

 そして俺は振り返ってドアノブに手をかけた。

「神成り」

 そう言うと紬は刀になった。

 

「燐火。ちょっくら鍛錬に行ってくる」

 そして背後を振り返らずに手をふらふらと降って部屋の外に出ていく。

 

「鍛錬なんて久しぶりじゃない?」

 確かに俺は鍛錬をするのは久々だ。

 

 剣を本格的に武器として使用する時に妖夢に少し鍛えてもらった程度だ。

 戻ってきてからは鍛錬なんてする暇は無かったし、この前少し妖忌さんに鍛えてもらった程度。

 

 そんな事を話しながら妖夢の霊力を辿って妖夢のもとに来た。

 

「あ、真。どうしました?」

「ああ、俺も鍛錬しようかなって。俺にまた剣を教えてくれ」

 そして俺は手に握った神成りを妖夢に見せつける。

 

「……そうですか。なら、久しぶりにやりませんか?一応、私だけがあなたの力をこの目で見ていないので」

 このメンバーで俺と音恩の試合を見ていなかったのは妖忌さんと妖夢の二人。その内、妖忌さんは俺を鍛えてる立場だからよく知っているだろう。

 つまり、俺の力を知らないのは妖夢だけなんだ。

 

「俺のパワーアップした剣術を見せてやるぜ妖夢」

「真は強いです。とてもとても……。なので真剣(マジ)でやります」

 そして妖夢は腰に掛けた刀を引き抜いて二本とも構えた。

 

「……私に斬れぬものなど……あんまり無い!」




 はい!第51話終了

 次回は真対妖夢。

 以前より、両者ともに強くなっているのでどうなる事やら。

 それでは!

 さようなら

現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?

  • シャロ
  • 金糸雀優
  • 燐火(菜乃花)
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