無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 真と妖夢が久しぶりに手合わせ!

 刀だけの勝負だったら互角の勝負をする真と妖夢。

 さぁ、スノーランドはまだまだ先だ!



 それではどうぞ!


第53話 真の運命・こいしの運命

side三人称

 

「ジーラ様」

 一人の男がジーラと呼ばれる男の元にやってきた。

 それに合わせてジーラは椅子を回転し声のした方向を向く。

「なんだ?」

「例の小娘が逃げ出しました」

 それを聞いてジーラは目の色が変わった。

 

 そして怒りによって体が震え出す。

 

 やばい雰囲気を感じ取る男。

「なぁ、あいつらは何をしている」

「恐らく、抹殺に」

「念の為に抹殺プログラムを起動しておけ」

 ジーラが命令すると男は「はっ!直ちに」と良い、すぐさま走って部屋を出ていった。

 

「………………殺す」

 


 

sideこいし

 

 ウォンウォンウォン

 

 警報機が鳴り出した。恐らく、バレた。

 

 ここからは敵も警戒してるはずだ。今まで通りにはいかない。

「どうすれば」

 あと二日。あと二日ほどだ。それで真達は来てしまう。その前になんとしても……っ!

 

 すると私の目の前を見回りの人達が走って行った。

 

 これまでフルで能力を酷使してきた。だから能力の強さも弱くなってると思う。

 だから今まで通りに能力を使って目の前を歩くと見つかる可能性が高くなった。

 

 でも真、私は負けないからね。

 私、これでも妖怪だからね。だから、私はそうそう負けないよ。

 


 

side真

 

「こいし!」

 俺は夢を見ていた。

 楽しそうに花畑で走り回るこいし。

 

 しかし、こいしがパリンと言う音と共に割れてしまった。

「こいし!こいし……こいしぃぃぃっ!」

 

 

「こいしぃぃぃっ!」

 ガバッと起き上がる。

 

 夢。その事実に安堵する。

 

 でも、これが本当にこいしの運命を表しているのだとしたら……。

 ダメだ。考えるのをやめよう。どんどんネガティブになる。

 

 そして窓の外を見ると既に光が差し込んでおり、朝を告げていた。

 

「行くか」

 


 

 支度をして宿のチェックアウトを済ませ、外に出ると既にみんなが待っていた。

「随分とお寝坊さんだね〜海藤」

 にやにやしながら言う燐火。実際に寝坊したのは俺なので何も言えない。

 

「次はどこだっけ?」

 だから俺は話を逸らすことにした。

 

「次はあそこに見えるすっごい高い山、デスマウンテン。デスマウンテンは年中全体的に雪が降り積もってて、更に登山難易度が幻想郷で1位2位を争うレベル」

 そんな山を登りたくないんだが……。

 だが、その山も超えなきゃこいしを助けられない。

 

「よし、じゃあ行くか」

 俺は手袋を取り出して手に装着する。

 

「あれ?真さん。それ、霊力使いにくくなりませんか?」

 音恩は俺が手に手袋をはめるのを見て聞いてきた。

 まぁ、俺の戦闘スタイルは掌に霊力を集めて放出するものだから手が覆われてると霊力が伝わりにくくなるけどこの手袋は特別なんだ。

 

「そいつは霊力を通しやすい糸で編まれた手袋じゃ。普通……と言うかそれ以上に流すぞ」

 と俺の代わりに妖忌さんが手袋の解説をしてくれた。

 

 なんでも、この手袋はとてつもなく流すらしい。霊力を逆に増幅させる効果があるんだとか。スゲーな。

 

「なら大丈夫ですね」

 納得した様子の音恩は頷く。

 

 そして俺達は荷物を持ってデスマウンテンへ。

 


 

 ついに山の麓にやってきたのは良いが、やっぱり遠くから見るのとでは全然違う。

 なんか雪山って言うか氷山だ。

 確かに雪が降り、サラッと積もってはいるものの、数分したら直ぐに凍ってしまう。

 

 雪は基本、固くはなるけど氷にはなりにくい。水を混ぜれば別だが。

 だから多分この雪は水分が含まれているだろう。

 

 雪と水を混ぜれば直ぐに凍る。

 

 そんな理由で、遠目で見たら白いように見えたが、近くに来たらほとんど氷でツルツル滑る。

 なるほど。これなら登山には向かないってのも分かる。ツルツルして登るには危険すぎる。

 

「よし!じゃあ慎重に行こう」

 燐火の掛け声と共に俺達はデスマウンテンへ入っていく。

 

 普通の歩き方だと滑って滑って登山所ではないだろう。

 だが、俺達には霊力がある。

 俺達は足を霊力で強化して氷の上でも走れるくらいに摩擦を強くした。

 

 普通の地面だったら少しでも擦った時点で爆発する。

 

 んまぁ、そんな事しないで空を飛べばいいと思うだろ?だけどさ、こんな雪降ってて霧が出ているこの状況で空を飛ぶって自殺行為だ。

 だから地道に歩いていくしかないんだ。

 

「はぁ……はぁ……」

 俺は息を切らしながら歩いている。

 

「何やってるの〜?置いていくよ〜」

 燐火の声が少し遠くから聞こえる。

 そう。俺は遅れてしまった。

 

 だが、それもしょうがないと思う。

 だって紬を背負ってるんだから。

 

 はぁ……。何やってるんだろう。

 紬におんぶと頼まれたからってやらなきゃ良かった。

「背負いながら歩く事で修行になるよ」って言われて素直に聞くんじゃなかった。

 確かに良かったのかもしれないが、体力が……。

 

「もうちょっとで小屋があるよ。休めるよ!」

 そう言われて大慌てで着いていくと軈て小屋が見えてきた。

 そして俺は皆を抜いて一番乗りで小屋の中に入る。

 

 ──(ぬく)い。

 

 これ程までに温かさに感謝したことは無いってレベルだ。

 

「それじゃ、ちょっとご飯には早いけど暖まるために食べようか!」

 燐火がそう言うと食材、鍋なんかを出し始めた。

 

 暖かい食事。

 

 寒すぎる。

 

 そしてこの日はめちゃくちゃ食った。

 


 

 次の日、早く目を覚ました俺は外の様子を確認するために小屋の戸を開ける。

 

 するとそこには壁があった。

 

 壁?雪じゃないよな?

 

 するとその壁が動き、ギョロっとした目が出現した。

 

 ま、まさかこれ。こいつ……っ!生きてる!?




 はい!第53話終了

 ついにデスマウンテン編。始まり。

 果たして真達は無事にデスマウンテンを抜けられるのか?

 それでは!

 さようなら

現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?

  • シャロ
  • 金糸雀優
  • 燐火(菜乃花)
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