無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 遂にアイスドラゴンと対決?と思いきや、何と真と妖夢がイチャイチャし始める。浮気か!?浮気なのか!?
「ちょっと!それじゃ俺がクズ野郎みたいじゃないか!」



 それではどうぞ!


第55話 懐かしい

side真

 

 俺はしっかりと神成りを握りしめる。

 このずっしりと来る感触。絶好調だ。肺は絶不調だけどな。

 

『真。もしかして肺でもやられた?』

 何も言ってないのにすぐに察してくれる紬。説明しなくていいからやりやすいな。

 まぁ、お察しの通りだ。

 声が上手く出せないので返事することは出来ないが、心の中で肯定すると、再びドラゴンを前に見る。

 

 するとドア前からはもう退いていて、燐火や妖夢が外で戦っていた。

 

 んじゃ、俺も戦おう。

 まぁ、とりあえずあの燐火と妖夢が攻めあぐねてるって事はそこそこ強いのだろう。

 

 よし、技の実験台になってもらおう。

『二人とも! そこを退いてくれ!』

 俺が音声アプリで言うと一瞬だけ燐火と妖夢は驚いたが、すぐに意図を理解したのか避けてくれた。

 

 これで大丈夫だ。

『いや〜。まぁ、魔理沙のマスタースパーク。あれめちゃくちゃ強いよな。いやー。あれほどの高火力そうそう出せるもんじゃないよ』

 俺が急に話し出したから燐火と妖夢は困惑し始めた。

 だがまぁ関係ないって話ではないんだわ、これが。

 

『まぁ、こういう事だよな』

 そして俺は手のひらにミニ八卦炉を生成した。

 

 懐かしい技だ。

 神成りを手に入れてからは初だ。精製《ミニ八卦炉》。

 

 まぁ、ここまでやったらみんな分かるだろう。つまりこうだ!

 恋符《マスタースパーク》

 すると俺の握ったミニ八卦炉から極太のレーザーがアイスドラゴン目掛けて一直線に放たれた。

 

 まだやはり威力は劣るな。

 俺は修行中にこれの特訓もしていた。

 

 俺は武器さえ精製したらほとんどの技は使える。

 

 まぁ、霊夢の様な特殊な技はどう足掻いても使えないんだが、魔理沙のマスタースパークはミニ八卦炉を作っても使えなかったんだ。

 だが、この高火力は欲しかった。だから特訓したんだ。

 

 確かにコピーはオリジナルには勝てない。だが、これでもかなり強くなった。

 

 とりあえず火力不足を補うための策だ。

 そして俺は右手に刀。左手にミニ八卦炉を装備する。

 

「はぁ……久しぶりのスペルですね。前にも見ましたけどやはりチートですねその技」

 まぁ、白楼剣と楼観剣を作れば妖夢の技だって使えるわけだからな。

 因みに神成りや霊力刀だと重量感が違って上手くいなかった。やっぱり専用の武器があるって事だな。

 

 そしてマスタースパークがアイスドラゴンに当たるとドラゴンが悲鳴をあげて煙が上がる。

 だが、こんな事じゃまだ倒せないだろう。

 

 やはりあれを……。だけどあれ、普通に使ってたけど腕が痛いんだよな。

どでぃば(とりま)ぎゃずだずが(やりますか)!」

「あんたはもう黙ってなさい!」

 燐火さんからお叱りをくらった。

 

 その瞬間、煙を切るようにアイスドラゴンは冷気のビームを放ってきた。

 

 あれに当たったら肺がやられるじゃ済まない。凍る……っ!?

 

 だけど大丈夫だ。

『さぁ、行くよ!』

 おうっ! と心の中で返事しながらサイドステップをしてビームを躱し、地面を思いっきり蹴ってドラゴンに急接近する。

 

 そして刀に霊力と妖力の二つを同時に込め、ドラゴンが俺めがけて地面を殴りかかってきた所で俺はバックステップ。

 その勢いのまま、刀で薙ぎ払うように空を斬る。

 

 するとその剣先から斬撃が飛び出し、ドラゴンの腕を吹っ飛ばした。

 霊力斬でも妖力斬でも無い。霊妖斬だっ!!

 霊妖斬は霊力斬や妖力斬よりも強い。

 

 恐らく霊力斬だけだったら腕を斬れなかっただろう。

 

「強くなってる……すごく」

「だって真ですからね。こいしの為なら何倍、何十倍と強くなれるんです」

 二人でそう話してから妖夢と燐火は同時に剣を構え直して、俺に続いてドラゴンに斬り掛かる。

 

 その瞬間、妖夢からは青いオーラ、燐火からは赤いオーラが出て二種類の斬撃がドラゴンを襲った。

 

 グアァァっ!

 

 ドラゴンは今までにないほどの叫び声を上げた。

「悲鳴を上げさせてるけども、ダメージが入ってる気がしないわね」

 燐火も攻撃してみて分かったようだ。

 

 俺もさっき違和感があった。

 それは手応えを感じないってことだ。

 

 全くダメージが入ってる気がしない。

 

 その瞬間、斬れて動かないはずのドラゴンの手が動き、俺を拘束した。

 そしてなんだこれ。動けない。固すぎる。

 

 まるで岩の中にでも入ったような気分だ。

 

「あんな事が出来るなんて」

 そして俺を掴んだまま手はドラゴンの方へ向い、がっちりと斬れた部分が治ってしまった。

 

 くっそ。しまったな。どうすれば……。

 

 その瞬間、背後から声がした。

「情けないのぉ……。それでもお主はわしの娘の弟子か!!」

 妖忌さんだった。

 

「まぁ、しょうがないから見ておれ」

 妖忌さんはそう言うと腕をぐるぐる回しながらこっちに来た。

 すると妖忌さんは手を自分の前でぴたっと止めて霊力をため始める。

 

 そしたら妖忌さんの手のひらに霊力の球が出来た。

 

 もしかしてあれは!?

 

「《魂魄流仙術(こんぱくりゅうせんじゅつ)霊縛波(れいばくは)》じゃぁぁぁっ!」

 そして球をドラゴンに押し付けた瞬間、ドラゴンはあとかたもなく消し去られてしまった。

 

 やっぱりスゲーや。

 

 だが、一番感動してるのは妖夢だろうな。

 多分教えてもらおうとか考えてるのかもしれないが、無理だと思う。

 

「んじゃ、そろそろ行かないとやばいじゃないか?」

「そうだね。んじゃ、行こうか」




 はい!第55話終了

 アイスドラゴン撃破!妖忌さん強い!

 後はスノーレスト目指すだけですね!

 それでは!

 さようなら

現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?

  • シャロ
  • 金糸雀優
  • 燐火(菜乃花)
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