無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 妖夢は自身の戦い方を探す。

 音恩は異移にカウンターを食らい、大ピンチ。

 燐火は雷駿相手に互角の攻防。

 真はバークに全力の霊縛波を食らわせるも、倒す事が出来ず。

 さぁ! 勝利せよ!



 それではどうぞ!


第61話 勝利への咆哮『クレア』

side妖夢

 

 私なりの戦い。

 私なりに全力で……っ!

 

 蹴り飛ばした私は更に追い打ちをかける。

 斬って斬って斬りまくるも、あの体制でよく防げるなと思うほど防がれてしまう。

「少し驚いたが所詮はその程度だ」

 やっぱり強い。だけど……っ!

 

 そして私は手のひらに霊力を集める。

 そう……霊縛波だ!

 

 私はそして出来た霊力の球を能封に押し付けるも、か弱いレーザーが出た程度だった。

「なんだ今のは。蚊にでも刺されたかな?」

 態とらしく私の弱小霊縛波が当たった場所を掻く。

 

 悔しい。

 

 でも……やっぱり今の私じゃ勝てないのか?

 

 おじいちゃん……助けて……。

 

 その瞬間、視界の端に映った。霊縛波の球を抱えながら走ってきてるおじいちゃんが。

「おじいちゃんっ!」

「な、何!?」

「これが元祖魂魄流仙術《霊縛波》じゃぁぁっ!」

 その瞬間、霊力の流れが見えた様に感じた。

 

 霊縛波が当たったあいつは霊縛波によって吹っ飛び、向こう側の壁に激突した。

「わしを……ナメるな」

 さすがおじいちゃんだ。

 

 よし、形勢逆転だ!

 


 

side音恩

 

「うああああああああ」

 痛い痛い痛い!

 

 俺は地面に転がって苦しみ悶える。

 

 やっぱりどれだけ修行しようが弱いなとしみじみと感じる。

「さぁ、次はこの石が君の脳を寸分の狂いもなく破壊するよ」

 ああ、次こそは殺されちゃうんだ。

 

 でも……

「俺だって本気……出してねーよ」

「何!?」

 Lv3より上のLv4。その更に先のギア。

 

 正直、俺の体がどうなるかは分かったもんじゃない。

 実はLv1だけでもかなり体に負荷がかかっている。なのにその先のギア……。俺の体がぶっ壊れてもおかしくない。

 

 だけど……。

「僕も真さんの役に立ちたい! ギアLv5(ファイナル)っ!」

 恐らく今の俺の目には五つの歯車が回って見えてるだろう。

 これが最強のギア。ギアファイナルだ。

 

 ギアファイナルはあの真さんを圧倒した男を倒すために考案したモード。

 この形態になった僕は強いぞ!

 

 そして思いっきり地面を蹴って走る。

「速い!」

 霊力を……ありったけの霊力を両の拳に込める。

 

 そして左手でアッパー、右手で上から押さえつけるように殴る。

「がっ!」

 異移は声にならない声を出した。

 

 まだ終わんねーぞ。

 

 その状態で足をかけ、転ばしたあと、頭が下に来るように回転させ、そして、足の裏で顔面を蹴り飛ばした。

「ぐぁぁぁぁぁっ!」

 向こうの壁まで吹っ飛ぶ異移。

 

 これがギアファイナルの時にしか使えない超パワー技。ファイナルコンボだ。

 

 ここからが本当の勝負だ!

 


 

side燐火

 

 炎の柱。

 

 雷駿をやき尽くすだろう。

 だけど、まだ死んでないんだろ? 雷駿。

 

 すると炎の中から雷駿が出てきた。裸で。

「ななな、なんてもんを見せてきてんの!?」

「し、仕方ねーだろ! 服全部燃えちまったんだよ!」

 更には綺麗な金髪も焦げて、体中すすだらけ。

 

「大ダメージじゃないのさ」

「く、さすが燐火。強い」

 いや、今のはさすがに耐えようよ。あんまり火力出てないよ?

 服が燃えるのはまだ分かる。だけど本体は耐えてよ好敵手(ライバル)さん……。

 

「さら、ば、だ……がくっ」

 口でがくって言いながら倒れたよ?

 

 そして念の為にそこら辺にあったロープでこの変態を縛っておく。

 これで安心だ。

 

 よし、海藤のあとを追おう。

 


 

side真

 

「ぐはっ!」

 本気を出したバークにボコボコにされる。

 

 蹴られたり思いっきり殴られたり投げられたり。

「そんなもんか……ガッカリだ」

 本気を出しすぎたせいで右腕が動かねぇや。

 

 これじゃこいしを助けるなんて以ての外だ。

 

「はぁ……はぁ……」

「お前は俺には勝てない。その程度の力では絶対にな」

 確かにそうだ。俺なんかの力では絶対に及ばない。

 

「くはっ」

 そして俺は吐血してしまう。

 

 つえー。こいつ強すぎないか?

 人間って霊力も無しにこれ程強くなれるもんなのか。

「でも、勝たなきゃ…こいしが!」

 だが、俺の力不足だ。俺の霊力ではあいつの実力には敵わない。

 俺の全力の霊縛波ですらあいつを本気にさせる程度の威力しか無かった。

 

 くそっ! 地面を殴る。

 

 その時、こいしの顔が浮かんだ。

 そうだよな。俺があきらめてどうすんだよ。

「勝たなきゃなんねーんだよ。どうしても」

 するとからだの周りから霊力が出てきた。力が体の内から溢れだしてくる。

「なんだこの霊力量は!」

 そしてバックステップで距離を置くバーク

 

「絶対に……勝つんだぁぁっ!」

 その瞬間、すごい力が溢れてきた。

 そして妙に冷静になってきた。

「この力は……」

 手のひらを見る。

 さっきまで痛かった右腕が動く。簡単に動く。

 

「まぁ良い! しねぇぃ!」

 そして俺に殴りかかってくる。

 俺は避けずにその拳をうつ向いたまま拳を受け止めて、視線だけを向けて睨み付ける。

 

 するとバークは怯んだ。俺はその隙をついて。

「隙あり!」

 腹パンした。

 するとバークは叫びながら少しだけ吹っ飛んだ。

 

 やっと攻撃であいつから声を出させたぞ。

 


 

side燐火

 

 こいしさんはどこに連れていかれたのだろう?

 海藤の事も気になるし。

 

 でもあと少しで最深部。そこに恐らく海藤とバークが居る。

 バーク相手では海藤一人じゃ絶対に敵わない。

 

 その瞬間、怒りしか込められてない霊力を感じた。これは間違いない。クレアだ。

 しかもこれは海藤の霊力だ。

 

 もしかして……これは海藤が?

 

 驚きを通り越して私は呆れすら感じる。

「どれだけ自己犠牲すれば気が済むんだよ……海藤 真。私が今まであった中であなたは一番の聖人だと思う」

 そして最強の男。

 海藤ならもしかしたらがあるかもしれない。

 

 全く……。

「さすが海藤。私を倒しただけある」

 そして私は小走りで海藤……いや、真のもとに向かっていった。




 はい!第61話終了

 遂に形勢逆転っ!

 燐火に至ってはかなりあっさりと決着が着きましたね。

 それでは!

 さようなら

現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?

  • シャロ
  • 金糸雀優
  • 燐火(菜乃花)
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