無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

85 / 285
 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 妖夢は負けを覚悟。しかし、妖忌がまだやられて居らず、霊縛波で形勢逆転。

 音恩はギアLv5(ファイナル)を発動。それによって異移を圧倒する。

 燐火はあっさりと雷駿を撃破。真を追う。

 そして真はピンチに覚醒!! バーク対覚醒真が始まろうとしている。



 それではどうぞ!


第62話 タイムリミット

side妖夢

 

 奴はおじいちゃんの霊縛波によって吹っ飛んでいった。

 

 だけどまだ死んでない可能性もあるから油断出来ない。

「いやー強い。身体中の骨がバッキバキだよ」

 はははと自虐的な笑みを浮かべる。

 

 だけど分かっている。あの目にはさっきが含まれている。

「霊縛波か……厄介だな」

 と刀を構え直す。

 どちらにせよ二対一。私たちが有利なのは間違いない。

 

「だが……勝つのは俺だ」

 その瞬間、指の先から糸のような霊力が出てきた。

 そしてその霊力の糸があちこちの瓦礫に繋がる。

「これがマリオネットだ」

 あやつり人形って意味だっけ?

 でも、どんな奴が来ても勝つ!

 

 その次の瞬間、石が糸に操られて飛んできた。

 それを綺麗に全て斬るおじいちゃん。

「妖夢。突っ込めっ!」

 おじいちゃんに指示された私は突っ込んで行く。

 

「たぁぁぁぁぁっ!」

 飛んでくる石を斬りながら進んでいくと、急に引っ張られる感覚が後ろから。

交代(スイッチ)じゃ」

 私と入れ替えにおじいちゃんが飛んできた。

 

 そして思いっきりおじいちゃんは霊縛波を──。

 私は何もしていない。おじいちゃんの役に立ちたいっ!

 

 成功して!

 そして私も霊縛波を発動する。

「妖夢っ!」

 おじいちゃんは驚いている。

 

 行くよ!

「魂魄流仙術《霊縛波》」

「魂符《霊縛波》っ!」

 二人分の霊縛波が直撃する。

 

 今度は成功した!

 

 霊縛波を使った腕の骨が悲鳴を上げるのを感じる。

 バキバキと音がする。

 

 そしてダブル霊縛波にぶっ飛ばされた能封は向こうの壁に激突して動かなくなった。

 

 か、勝った……。

 

 私は脱力してその場に倒れ込む。

 腕の骨が片方、折れてしまった。

 


 

side音恩

 

「まだ動けんだろ?」

 僕は異移を見下ろしながら言った。

 

「ああ、だがもう俺はお前には勝てない」

 敗北を認めた。

 僕は勝ったんだ。

 

 僕はギアモードを解除して隣を通り過ぎる。

 今行きます。真さん。

 

 その時だった。

 刺されたのだ、後ろから。

 

 誰だと思い、見てみるとそこには異移が居た。

「がっく……て、てめぇっ」

 勢いよく胸に刺さったものを抜かれると動けなくなった。

 まさかあいつ……罠……だったのか……。

 

 僕が油断したのが悪い。

 敵がまだ動ける状態なのにスルーしようとした僕のミスだ。

 さようなら真さん……。

 

 その時だった。

「ぐぁぁぁぁぁ!」

 背後から悲鳴が聞こえてきた。

 

 そこには妖夢さんを背負った妖忌さんが居た。

「遅れてスマンのう」

 ああ、助けが……。

 僕は安心してしまい、その場に倒れてしまった。

 


 

side真

 

 俺はぶっ飛ばしたバークのもとに歩いて近寄る。

「ぐ、小僧が……いきがるなよ!」

 そして走って殴りかかってくるバークだが、その全てを軽く捌いてカウンターとして殴りかかる。

 だが、それをバークに防がれてしまう。

 

 お互いに捌いて反撃と言った攻防を何度も繰り返す。

 俺は上り詰めたんだ。

 

 あの断崖絶壁を一瞬で駆け上がって今俺はバークと互角に戦っている。

「こいつっ!」

 そして思いっきり殴りかかってきたバークの腕を掴んで押さえ、もう片方の腕で霊縛波を当てる。

「ぐぁぁぁぁぁっ!」

 吹っ飛ぶバークだが、壁にぶつかるなり壁を蹴って飛んできたバークに殴り飛ばされる。

 

「か、くっ!」

 そして俺は飛びながら神成りをキャッチして悪い体制のまま俺は神成りを投げた。

 その神成りはバークの顔を掠める。

 初めてバークが体から血を出した。

「おのれっ!」

 そして吹っ飛ばされた俺に追いつく速度で走ってきて右足を掴まれた。

 そのままハンマー投げの要領で回転する。

 

 俺は残った左足で蹴るとさっきよりダメージを与えれてると感じた。

 そしてそのまま投げられ、奥にあった扉を突き破って飛んでいく。

 やっぱ……無理だわ。

 

 そして俺の体からさっきのような力は失われ、動けなくなった。

「終わりだ……」

 そう呟いたものの、バークは振り返って俺とは反対の方に行ってしまった。

「大丈夫!?」

 頭上から声がした。

 

 マントを羽織ってフードを被っているけどもこの人は……。

「こい……し?」

 俺は息を切らしながら言った。

 

 その時だった。

「とらえろぉぉぉっ!」

『真! 敵が! 多分真が弱るところを狙ってたんだと思う』

 んな事言われたってよ、動けねぇものは動けねぇんだよ。

「とりあえずお前だけでも逃げてくれ」

 

 俺は死を覚悟した。

 折角会えたのに……。

 

 その時だった。

「任せて」

 フードを取って俺の前に立つこいし。

 

 そしてこいしはそいつらと交戦を始める。

 

 だが、無理だ。

 

 俺達は……捉えられてしまった。

 


 

side燐火

 

 確かここから霊力を感じたはず。

 かなり弱っているから心配だけど……。

 

 そしてたどり着くとそこはもぬけの殻だった。

 いや、違うな。神成りだけが落ちていた。

 

 そしてその神成りを拾い上げる。

『燐火! 大変なんだ! 真がっ! 真がっ!』

 大慌ての紬の声がした。

「何があったの?」

 私は紬と同じくパニックになりそうだが、何とか抑える。

 

『真とこいしが殺されちゃうよ!』

 その言葉を聞いて私は一目散に飛び出した。

 

 その時だった。

 壁に霊力で書かれた形跡があった。

 霊力は器用に操れば鋭利になる。それで掘ったんだろう。

 

 そこにはこう書いてあった。

 

 俺の事は大丈夫だから外で待っててくれ

 

「紬。戻ろう。真を信じて待とう」

 真なら何とかやってくれそうな気がした。




 はい!第62話終了

 遂に全部の決着が着いたと思ったら真とこいしが拐われた!

 果たして二人の運命は?

 次回、遂にキルタワー編完結!

 それでは!

 さようなら

現在出てきているヒロイン(オリジナル)の中で一番好きなのは?

  • シャロ
  • 金糸雀優
  • 燐火(菜乃花)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。