それでは前回のあらすじ
真の浮気が発覚(デデドン!(絶望)
真「してないからな!? 俺はこいし一筋だからな!?」
そして新しいクレアとは!?
それではどうぞ!
side真
次の日。
紅魔館の庭にて俺はクレアの特訓をしていた。
「多分シンはクレアを操りきれてないんだよね?」
「まぁ、そうだな」
確かに俺はクレアをつい二日前に使えるようになったばかりだから全然使えない。
「クレアを完全に操るには感情の制御。そうすれば余計な感情、思考が消えて戦いに集中出来る」
そういう原理だったんだな。
確かに霊力の制御は凄いけどそれでどうやってあれほどの力を出すのかが分からなかった。
「まぁ、色々なクレアの種類があるけど、シンが覚えれそうなクレアは……装か治かな?」
そんなに種類があるのか。
「まず、装は霊力を纏わせるみたいにクレアの霊力を纏わせる。これがなかなか難しくてね。クレアの霊力が完全に安定してないとクレアの霊力は一点に集中できないからね」
なるほど。
普通に纏わせるだけなら多少ブレてようが霊力コントロールが多少出来れば出来る。
だけど完全にってのは無理だから、これは長い道のりになりそうだ。
「次に治ってのは……ってその前にシンって治癒できる?」
「からっきしだな」
「そっか」
彼方が残念そうな顔になった。
「治ってのはクレアの霊力を混ぜた治癒技で一気に回復するというもの。これは結構使えるんだけどな……」
残念ながら俺は治癒ってのは出来ないんだ。
妖怪だから相手から奪い取るってのは可能かもしれないけど、優ちゃんみたいに他人を回復させるのは出来ない。
「そうか……じゃあ装を教えるね」
と言ってから彼方は片手を横に掲げた。
その片手に渦巻くようにクレアの霊力が伸びていく。
そしてその霊力がそのまま腕に吸収され、腕が霊力の色になった。
「これがクレア《装》」
「クレア……《装》っ!?」
「うん! じゃあまずは完璧に操れるように頑張って」
それから俺の修行は始まった。
そう言えば、地底の方で星熊 勇儀らが地霊殿を建て直してくれているとのことで、俺は勇儀らを手伝ったりして、休憩の合間の時間でクレアの特訓。
よく酒に付き合わされるものの、体術の特訓にも付き合ってくれるから俺的には好印象。
但し、パンチの威力が高すぎるので一撃で死なないと言えども、痛すぎるので要注意。
俺は致命傷を受けないだけで痛みは普通に感じるのだ。
「シン頑張ってるね」
「ああ、強くならないと大切な人も守れねぇからな」
俺はクレアを使い、バークに負けた。その事実だけはどう頑張っても覆すことは出来ない。
だからもう誰にも負けない為に俺は修行を続ける。
「シンやシンの仲間に危害を加えるやつは私が許さないよ」
何やら怖い事を言っている。
もしかして俺が守る前に世界が滅亡するかもしれない。
さすがに破壊の能力はどうしようもない。
「なんでそんなに俺に肩入れするんだ? シャロから聞いたが、神って私情で地上の者に力を貸しちゃ行けないんだろ?」
なんでも、世界が滅亡するかもしれない危機以外では戦闘に参加してはならないらしい。
そして唯一、世界を破壊する権限があるのが破壊神である彼方だけ。こいつにそんな権限を与えて大丈夫なのか?
「へぇ〜そんなルールがあるんだぁ」
「え? 知らなかったのか?」
彼方は「うん」と頷く。
まぁ、知らなかったなら良いのか?
「でも、そんなやっか……面倒なルールを作ったシャドウ君にはお仕置が必要みたいだね」
なんか怖いことをブツブツと呟き出した彼方。
というかシャドウ……どこかで聞いたような……。
「彼方。シャドウって?」
「シャドウはね。闇を司る神で、神の世界の法を定める偉い神様なんだよ」
いや、なんでそんな偉い人にお仕置きするんだよ……。
「でね、私の友達なんだ〜」
「えぇ〜〜っ!?」
驚きのあまり、声を出して驚いてしまった。
衝撃の事実。
彼方は法を定める神と友達だった。
「ま、そんなことは置いておいて」
置くなよ……。
「そう言えばシンは神のみ使える《
「ん? ああ、そうだけど」
「なら、今から私が言うことは一つ」
──絶対にクレアと《限界突破》を一緒に使わないで
「ん? 何故だ?」
クレアも《限界突破》も身体強化技。負荷は大きくなりそうだけど、両方使った方が強くなれんじゃないのか?
「居たんだよ」
急にそんなことを言ってきてびっくりする。なんの脈絡も無い話だ。
「シンみたいに《限界突破》を人間の身で使える人が」
え!? 俺みたいに使える人が居たのか!?
俺のは偶然神成りを刺したら紬の神力が流れ込んできたから使えるんだが……。
「その人はね、馬鹿なことにクレアと《限界突破》を同時に使ったんだよね」
ゴクリと生唾を飲む。
そして俺に謎の緊張感が走った。
「その人、どうなったと思う?」
「ど、どうなったんだ?」
「暴走しちゃったんだよね。力に耐えきれなくてさ」
暴走。一番最悪のパターンだ。
俺は皆を守りたい。だが、その皆を俺自身の手で傷つけると言うのは一番避けたい最悪のパターンである。
「分かった。俺も俺自身で仲間を傷つけることはしたくないからな」
「毎回そういうんだけどね……」
「何か言ったか?」
「何でもないよ〜」
はい!第67話終了
クレア《装》とクレア《治》と言う新しいクレアが登場しましたね。
そして最後の彼方の意味深な発言。どういう意味なのか?
それでは!
さようなら
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紬
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シャロ
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燐火(菜乃花)