無意識の恋 Second stage   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 真はクレアを完璧に操るトレーニングを始めた。



 それではどうぞ!


第68話 紅魔館での騒動

side真

 

 

 俺達が紅魔館内に入ると既に皆戻って来ていた。多分シャロか紫のどちらかだろう。あの距離から一瞬で戻って来れるわけがない。

 

 そして紗綾に耳打ちした。

「そういや人質にされていた子は?」

 俺はずっと気掛かりだった。

 

 この騒動を起こすことによって人質にされていた子が殺されてしまうんじゃと、俺はずっと心配していたのだ。

「……探してみたわ。だけどどこにも居なかった」

 悲しそうな声で紗綾は呟いた。

 

 探しても見つからないってことは……と最悪のパターンを想像してしまう。

 もしも一歩間違えたらこいしもそうなっていたかもしれない。だから非常に共感出来る感情である。

 

 だけど、もう……誰にも負けない。こいしを守る為にもう負けられないんだ。俺はバークに負けて己の弱さを認識した。その過ちをもう二度と繰り返さぬために俺は更に強さを求め続ける。

 俺の求める強さに終わりなんか存在しないのかもしれないな。上には上がいる。

 今まで耐久でゴリ押していた俺の戦法があいつには効かなかった。

 今までと同じじゃダメだ。

 

 かと言って《限界突破(ブレイク・ザ・リミット)》は体力の消耗が激しいから長時間使えない。それならクレアの方が長い時間使えるだろう。

「次こそは守ってみせる」

 俺はそう呟いて決意する。

「しーん〜っ!」

 決意してるところに後ろからすごい勢いで突進してきた人が。

 

「……こいし」

 その人物はこいしなのだが、あまりの勢いに耐えきれず俺が倒れてしまい、こいしに押し倒されてるような状況だ。

「ちょっとそこを退いてくれ」

「真っ! 真っ!」

 なんかやべーの食べさせたりしてねーよな……。

 

 だが、嬉しいんだが離れてくれないと困る。その時に役に立つ奴があいつだ!

「音恩っ! 助けてくれ〜!」

 そして音恩を見てみると、

「いやぁー。僕が助けて欲しいね」

「音恩っ!?」

 そこには俺と同じく床に倒されてフランに抱きしめられてる音恩が居た。

 しかも最大の武器であるパソコンをしっかりとフランは手放させている。なかなかの強者だなありゃ。

 

「た、龍生〜!」

 俺は結局親友に頼む事にした。

「っと、それはそこに置いて、あーそうだな。一旦これ避けてこれ置いちゃおうか」

 もう少しで夕飯だ。だから龍生は料理を置く場所を指示している。

 床に倒れてるから料理は見えないけど、美味そうな匂いはめちゃくちゃ漂ってきている。しかも、今日はパーティでもするのかすごい量の料理だ。

 

 すると俺からジリジリと離れていく炎の剣士が一人。

「助けてくれ紗綾」

「……ねぇねぇ真?」

 俺の目の前でしゃがむ紗綾。どうしたんだ?

「いっぺん死ぬといいと思うよ?」

「なんで!?」

 ねぇねぇ、酷くない?

 

「いやさ? なんか……目の前でイチャつきをみせられるの事にイラつきを感じただけだよ海藤さん」

 海藤さん!? 最初の頃より距離を感じる呼び方だ! お願いだからお前はさん付けで呼ばないでくれ!

「ねぇ真? 助けて欲しい?」

「──いや、お前はいいわ」

 紬の申し出に即答した。なぜなら紬が関わるとロクな事にならない気がするからだ。

 

「……シャロ、助けてくれ」

 そう呟くとどこからともなく「フラグを立てまくった真君が悪いよ?」と聞こえてきた。

「…………あー。やっぱりシャロ様に頼み事なんて厚かましすぎましたかね……これからは気をつけますのでどうかお許し──」

「呼ばれて飛出てじゃじゃじゃーん」

 ……ちょろいわ。

 

「シン、シンが困ってる?」

「あー。大丈夫だから! 大丈夫だから!」

 いつの間にか飯の匂いに釣られて向こうに行っていた彼方が帰ってきて恐ろしい言葉を呟いた。

 彼方に俺が困ってると思われると必ず死人が出るに決まっている!

 

 ここはシャロに任務を与えよう。

「彼方。見たところ飯の時間まで少しあるようだし、シャロと遊んできたら?」

「シャロと?」

「え?」

 俺が言うと二人とも驚きの声を上げた。

 まぁ、なんの任務かと言うとここから彼方を引き剥がす任務だよな。

 

「……あー。シャロ様にこちらがお願いするなんておこがましかったで──」

「よーし! 彼方様。一緒に遊びに行きましょう!」

 そう言って彼方の手を引いて屋内から出ていくシャロと彼方。

 ……やばい。時空神を自由に操れる魔法の言葉を見つけてしまった。

 とりあえずシャロ様と言えばシャロはちょろくなるってことが分かった。

 

「ふぅ……こいし? 後で構ってあげるから一旦退いて?」

「……真?」

 俺がこいしに言うとこいしは小さく俺の名前を呟いた。

「真、またこの前の戦いで無茶したでしょ。たしかに壊滅させてって頼んだのは私だけど……」

「ん? え? あれってこいしだったの?」

 壊滅させてって頼んできたのはキルタワーの入口ですれ違った謎の人。あの人の正体って恋しだったのか?

 

「どうしてこいしはあんな所に居たんだ?」

「それは俺から話そう」

 するとどこからともなく声が聞こえてきて、上から人が降ってきた。

 ドシーンと物凄い衝撃が走る。

 その降ってきた人物は?

「!? お前は……っ! バーク」

「よぉ、邪魔してるぜ」




 はい!第68話終了

 何とバークが紅魔館に!? 果たしてどうなってしまうのか?

 それでは!

 さようなら

好きな神は?

  • シャロ
  • 紅蓮
  • 彼方
  • シャドウ
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