UNDEAD───不死人   作:カチカチチーズ

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「灰の方、私とグウィンドリン様どちらがお好きですか?」

こふっ……無理ぃ……

【YOU DIED】


情報/一歩

 

 

 

 

 

 果たして何体のビーストマンを切り殺しただろうか。

 はて、ろくに数えていないから分からんな。ひとまずはヘイトスキルを使用する事でこの戦場にいるビーストマンのタゲを集中させたわけだが……ふむ、こうも上手くいくとは思ってもいなかったな。

 曲がりなりにもこの世界は現実だ。ならば、たった一人に殺到すれば背後の味方に踏み潰されるのは簡単に予想出来る。だが、そんな事はタゲ取りされたこのビーストマンどもには分かりはしない。なにせ本能で生きてるのだから。

 

 

 まあ、本能でなくともどうせ逃げられんからな。

 

 

 両の手に握ったゴットヒルトの双剣を振るいながら私は着実にビーストマンを葬っていく。戦ってわかるが、この世界の人間の実力は低いとしか言えない……いや、ユグドラシルやダークソウルを基準にしてはいけないな。

 そもそもダークソウルに至ってはフロムの死にゲーだ。死んで覚えるものだった……こちらではおいそれと死ねんだろう…………。

 と、どうやらあらかた切ったようだな。ひとまず剣を鞘に納め私はこちらを見ている兵士らのもとへと歩き始める。

 

 

「ぁ……ぁ、あああああ!!!!」

 

「おぉおおおおお!!!」

 

「「「────!!!」」」

 

 

 私へと向けられる歓声。それを聴きながら私はふと自分の鎧に視線を向ける。

 普段の火継ぎの鎧一式からファーナムの騎士鎧一式に着替えたはいいがもう少し別のでもよかった気がするな。少しビーストマンの血が目立つ…………お偉いさん……竜王国なら竜王の血を半分だか引いているという女王か、その人と会う前に鎧を変えておいた方がいいだろうな。

 はてさて、どうなるのやら……。

 

 ……そう言えば、モモンガさんから伝言来てたな……切ってしまったが大丈夫だったろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ、こちらです……!」

 

 

 そんな緊張しつつも溌剌とした若者の言葉に私は浅く頷き、示された部屋へと入室する。

 ビーストマンの襲撃に対して暗月警察らしく人々を食らったビーストマンへの復讐代行────きっとグウィンドリン様には苦言を賜るだろうが────を行った私は竜王国の者らに歓迎されこうして王都のかなり質の良い宿屋へと案内された。

 流石に夜中の襲撃だった為、女王との謁見は明日ということらしい。

 

 

「そ、それでは……正午前にお迎えにあがります……!!」

 

 ああ、その時は頼む。

 

「は、はい!」

 

 

 緊張しつつも溌剌としていた彼に私は声をかけてから案内された部屋を見渡す。

 王都の中でも上位に入るほど質の良い宿屋、それは決して虚偽ではなく確かに部屋に飾られている調度品や日用品、さらには清掃などきちんと良く行き届いているようだ。

 しかし、ナザリックを見慣れている身としてはつい、ナザリックと比べてしまう。そのせいで少し物足りない気がするがそこはナザリックだから仕方ないと割り切る。

 内装に凝ったギルメンが何人もいたのだ、現実離れした美しいホームと比べるのは可哀想としか言いようがない。

 一応不眠不食不性の三大欲求全滅しているアンデッド種であるため、明日の正午前まで起きて色々とアイテムボックスを漁っているか……。

 

 

 …………む?……ああ、そういえば。

 

 

 しかし、感じる睡眠欲求に一瞬私は首を傾げる。がすぐに自分が人化の指輪をはめている事を思い出し、ひとまず腰を落ち着けようとソファーへ腰掛ける。

 人化の指輪を取ればアンデッド種に戻り、三大欲求は失せるわけだが……それは亡者と変わらんようなものだ…………理性があれども人間らしいものがないのは駄目だ……モモンガさんに会った時は指輪を分けてやろう。彼もオーバーロードになって、人間らしいものがなくなっているだろうしな。

 

 ……と、まずは鎧を脱ぐか。ある程度落としたとはいえ血濡れの部分も決して少なくない、今はまだ大丈夫だが何時このソファーなどが汚れるか分からんからな。

 とりあえず私はアイテムボックスからローブを取り出し纏って、この鎧を着込んだ時のように予めセットしておいた装いへと早着替えを行う。

 着替えたのは特にダークソウルでもない私服のような衣服。今までは鎧の下にあるのはアンデッド種のそれだったが人化の指輪によりきちんとした生気溢れる人間のそれになっている。

 

 

 さて、どうするか。始まりとしては竜王国だが…………モモンガさんと連絡を取り合って行き先を考えるか。

 

 

 机の片隅に置かれている地図を広げて、私はこれからの行き先を考え始める。

 北西へと進めばカッツェ平野に出るのか……ならばそのままエ・ランテルへと入りナザリックへ帰還する……ふむ、しかしな。

 これはとても個人的な話だが私としては帝国に行きたい。原作を考えればモモンガさんは王国で冒険者をするだろう、その際に私は帝国に…………む。

 

 

『────《伝言》ネームレスさん、通じてますか?』

 

『《伝言》もしもし……モモンガさん』

 

 

 何か糸のような繋がりが頭に繋がったかのような感覚。私はつい少し前に来たものと同じ、つまりは伝言である事を理解し、すぐさま応答してみれば、やはりと言うべきかモモンガさんからの連絡であった。

 

 

『さっきはすいませんね。ちょっと戦ってたもので』

 

『…………えっと、ネームレスさんも異世界にいるんですよね?』

 

『ええ。最初の火の炉で終わったと思えばユグドラシルじゃないどこかに来てしまったことは事実ですよ』

 

 

 私の言葉に伝言越しのモモンガさんから何やら安心したような雰囲気が伝わってくるがどうやったらそんなのが出来るのだろうか……不思議だ。

 

 

『あ、慎重派なモモンガさん。モモンガさんの事ですからこの世界の生物の強さに警戒してるようですが、ユグドラシル基準で兵士がだいたい十レベルと少しいくかいかないか……時折強くて二十前後ですよ』

 

『え?弱くないですか?……というか何故にレベルがわかるんですか……ああ、いやネームレスさんはそういう探知系の指輪持ってましたね』

 

『ええ。ちなみに何をしてたかと言いますと……草原にいて困惑中に一応指輪付けてたんでそしたら範囲内に色々いましてね……レベル的に問題ないだろうなぁ……と思って近づけば人間の街……いや、王都か。それを襲う五千ぐらいのビーストマンの群れがいまして、明らかに人間が不利と思い暗月警察的に助太刀という名の無双してました』

 

『エンジョイしすぎか、おい』

 

 

 もちろん、そんな理由じゃない。しかし、モモンガさんに原作知識なんぞ教えるつもりはないので嘘を多分に含んだ話を作った。

 ユグドラシルでの私の行動からモモンガさんは普通に納得するような話だ。

 

 

『……王都って言いましたよね?それで窮地を救った?もしかしてお偉いさんと謁見とかするんですか?』

 

『ええ。とりあえずもう遅いので次の日、正午前に迎えが来る予定です』

 

『……なるほど。あ、一応聞きたいんですけど…………』

 

 

 モモンガさんからの質問に答え、手元にある地図の情報を伝えるなど互いに情報のすり合わせを二、三時間ほど私たちは行った。

 

 

 

 

『────と、いうことなので……あー、すいません。いま人化の指輪付けてるんで結構眠気が……』

 

『え、あ、そうなんですか?それはすいません……って人化の指輪きちんと使えるんですか』

 

『ええ。生気溢れる身体になってます……あ、モモンガさん、合流したら余りの指輪を渡しますよ』

 

『ほんとですか?よかった……なんか、眠気とかが無いと本当に自分が人間じゃなくなったって打ちのめされてるようで…………』

 

『…………はい、それじゃ。次はこっちから伝言使いますんで』

 

『はい、わかりました。おやすみなさい』

 

 

 

 

 ふぅ。モモンガさんとの情報整理も上手い具合に出来たな。さて、合流後の目的はその時に考えるとしてひとまずは明日の謁見か。

 竜の血を引いている女王……プリシラを想起させるな…………あの腐れ聖職者、しこたま殴り殺したい……いや、とりあえずなんかいい感じの瓶に本体詰め込んでシェイクしてやるか……。

 ああ、あの腐れ聖職者を思い出した途端に苛立ってきたな…………落ち着こう。深夜テンションで作ったグウィンドリン様(二分の一)像が確か入ってたはず、出して跪こう。

 

 

 嗚呼、グウィンドリン様……

 

 

 アイテムボックスから取り出したグウィンドリン様像に人間性が溢れそうになりつつも抑え、跪く。

 もうね、なんというかアレなんだよ。グウィンドリン様は女神として育てられた男神だけどさ……男でも良くね?いや、普通に女神でもまっっったく問題ないんだがな!?

 

 

 暗月の使徒として、御身に復讐の証を……

 

 

 ……む、ビーストマンの耳は……むむむ、グウィンドリン様に獣の耳を捧げるのはどうか……、ひとまずクレマンティーヌの耳は捧げよう。

 立ち上がり、寝室へと足を向ける。

 ひとまずは今日はもう寝よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おお、貴公!どうやら亡者ではないらしいな。俺はアストラのソラール。見てのとおり、太陽の神の信徒だ」

「不死となり、大王グウィンの生まれたこの地に俺自身の太陽を探しに来た!」

「む、貴公は太陽よりも月が好きなのか?そうかそうか、月も太陽とは切っても切れないものだ。否定などするものか」

 

 

「おお、貴公。貴公とは奇妙な縁があるな……む、貴公、そういえば名はなんという……何?名がわからない……そうか……よし、ならば俺が貴公にピッタリの名を考えよう!」

「確か貴公は月が好きだ、と言っていたな……ううむ……セレネというのはどうだろうか。異邦では月を示すそうだが……」

 

 おいおい、女みたいな名前だな。なんだ、貴公は私を女々しいと言いたいのか?

 

「ウワッハッハハハ!!すまんすまん、だが決して俺は貴公を女々しいとは思っていないぞ?貴公は立派な騎士だ、そんな男を女々しいなどとは口が裂けても言えんよ」

「さて、俺はもう少ししばらくここで太陽を眺めていくよ」

 

 

「どうだろう?俺と同じ太陽の戦士にならないか?……悪い悪い、冗談だ。俺は知っているとも。貴公は決して信仰を鞍替えするような安い男でない事を」

「俺は太陽の、貴公は暗月の、互いに強き信仰を胸に、前へと歩んでいく……うむうむ、しかしそう考えれば考えるほど共に太陽の信徒として戦ってほしいと思ってしまうな。ウワッハッハハハ!!」

 

 

「……なぜだ……なぜだ」

「……なぜ、これほどに探しても見つからないんだ……」

 

 

「……ついに、ついに、手に入れたぞ、手に入れたんだ…………俺の、俺の太陽……俺が太陽だ……」

「太陽万歳!」

「やった……やったぞ……どうだっ、俺は……やったんだ」

 

 っ…………!

 

「……ああ、駄目だ」

「……俺の、俺の太陽が、沈む……。……暗い、まっくらだ…………」

 

 

 

『火は陰り、王たちに玉座なし…………貴公、俺の声が、聞こえているか…………?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………ッ!!??……ハァハァ

 

 

 夢……なのか?

 ひとまず休息をとるために用意された部屋のベッドで眠りについた……だが、寝ている間に私は……何かを見た。

 前世も今世も私にはそんな記憶は無い。そんな体験はない。だが、だがしかし…………

 

 

 この身体が、ソウルがそれを憶えている……のか。

 

 

 現実と化すフレーバーテキスト。重要視していた……と思っていたが思いのほか私はそれを軽く考えていたようだ。そもそも昨晩、私がこの世界に来た際にも似たような現象……と言ってもアレは勢いよく記録が流れ込んできただけでまるで本を読むようなものだった。

 だが、さっきのは違う。アレは明確な記憶だ。意識すればするほど、アレがただの夢と振り払う事が出来なくなっていく……はっきりと私が経験したものだ、と断言できてしまう。

 精神の異形化も恐ろしいものだが、これもまた恐ろしいものだ。

 

 

 …………時間は……そろそろ着替えた方がいいか。

 

 

 アイテムボックスからローブを引っ張り出し、纏う。早着替えする装いは…………アレでいいか。

 選んだのはファーナムとは違うシンプルな騎士鎧。青いサーコートに首周りを覆う赤い布が特徴なそれを着て私は妙に満足感を憶え、アイテムボックスから適当な特に効果があるわけでもない嗜飲料を取り出しグラスに注ぐ。

 

 口に含んでみれば口の中に満ちていく甘い柑橘系の味、確かギルメンと一時期こういった特に効果があるわけでもないアイテムを作るのにはまっていたな。確か名前は……………………みかん太郎だったな。よそで言うのはやめよう。

 

 

 

────トントントンッ

 

 

 どうやら、迎えが来たようだ。

 

 

 飲み終わったグラスと飲料の入った瓶をアイテムボックスにしまい私は部屋のドアを開け、迎えに来た兵士に笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

「戦場に突如として現れた謎の騎士……のう」

 

「はい、戦場の兵士らは口々にその勇猛さと武勇を讃えていましたよ」

 

 

 竜王国・王城の玉座の間にて女王ドラウディロンは昨晩のビーストマンによる王都襲撃の際に現れビーストマンを蹂躙したという騎士の話をしていた。

 兵士長からの報告書によれば国宝と言ってもいい様な武具に身を包み、一撃で数百ものビーストマンを消し炭に変える稲妻を放つ謎の騎士。

 

 

「名は名乗らなかったようだが、まあもうすぐ来るらしいしその時に聞けばよかろう」

 

「そうですね。出来ればそのままこの国に仕えてくれるとありがたいのですが」

 

「まあ、難しいじゃろうな」

 

 

 宰相と謎の騎士について話していると伝令がやって来て、じき来ることを伝える。

 それに対し宰相は頷き、ドラウディロンはやや緊張する。

 それを見た伝令は幼い女王が自国の危機を救ってくれた騎士と会える事に緊張しているのだろう、と微笑ましく思った。がしかし実際のところはその騎士が一体どういう目的でやって来たのか、など一国を治める王として思考を巡らせているためなのだ。

 

 

「────陛下」

 

「うむ、来たようだの」

 

 

 伝令は下がり、玉座の間への扉が開く。

 そして、入ってくるのは一人の騎士。

 シンプルな騎士鎧だが、その青いサーコートや赤い布、鎧に使われているであろう金属、その腰に下げている直剣といいどれもが国宝級のそれを凌ぐものだ、とドラウディロンはその身に流れる竜の血が訴えているのを感じ取り、同時にその騎士から感じる力に竜の血が警鐘を鳴らしているのを理解した。

 

 

「────お、お主が」

 

 

 声が震える。

 目の前のそれが騎士という形をした全く違う埒外の何かなのだ、と理解してしまったが故に。

 もしも、ここにいるのが騎士ではなくその友人ならば問題はなかった。しかし、目の前にいる騎士は如何に人化していようともその身体は、そのソウルは……古の竜すら屠る怪物なのだ。

 そんな戦慄いているドラウディロンを無視して、宰相は跪いた騎士へと視線を向ける。

 戦士ではない宰相だが、目の前の騎士が英雄に類する傑物なのだ、と感じ取り礼を示し竜王国に籍を置いてもらわねば、と思考を巡らす。

 

 

 此度、お招き頂き感謝します。女王陛下

 

「う、うむ……わ、私はドラウディロン。ドラウディロン・オーリウクルス、この竜王国の女王じゃ……き、騎士殿は」

 

 

 騎士の言葉にドラウディロンは意識を戻し、冷や汗を垂らしながら目の前の怪物と言葉を交わす。そんな事はないのだが、一瞬でも目を離せばその瞬間に腰に下げている直剣が自らの首を断つのではと想像し緊張の中対応する。

 そんなドラウディロンの心境などいざ知らず、騎士は誇る様に照れ臭い様に自らの名を告げる。

 

 

 セレネ。アストラのセレネと申します……女王陛下。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 さて、行くか。

 

 

 竜王国の王都を背に、騎士は女王より貰い受けた駿馬の上で地図を広げていた。

 既に伝言で目的地を決め、今はそこへ向かうための道のりを思考していた。

 本来ならばその指にはめている召喚系の指輪を行使し騎乗用のモンスターを召喚、それにより早々に目的地へと向かうつもりだったが女王より報酬として得たものを考えれば多少ゆったりとしても良いだろうと考えた。

 

 

 まずはカッツェ平野だな。……人化の指輪は外せないな……私が原因でとんでもないアンデッド種が発生されては困る。

 

 

 マッチポンプはモモンガさんの十八番だしな。そう、苦笑し地図を折りたたみ懐へしまって手綱を動かす。

 この駿馬も何れはアンデッド化……ソウルイーター辺りにでもしよう、と不穏な考えをしつつ騎士は竜王国を後にした。

 

 

 

 

 

 

 






────鐘の音が聴こえる

 身体が軋む。まるで何年も、何十年も、何百年も、いや何千年も身体を動かしていなかったのように身体が軋み悲鳴をあげている。
 視界が暗い。どうやら、何処か狭い場所にいるようだ……そして穴はない。……棺桶だろうか、石造の棺桶なのだろう。

 ふむ、どうするべきか。

 ひとまずはここを出よう。軋む身体を動かし腕を前方、いやこの場合上なのだろう。立っているのではなく横たわっているのだから。
 掌を壁に押し付けそのまま力を加える。すればどうした事だろうか、壁は……いや蓋は容易く動き、そのまま横へとズレて落ちた。


 ぬぅぅ。


 眩しい。溢れんばかりの光が視界に差し込んでくる。いったいこれはなんなのか、いや、これは……もしや……。
 すぐさま軋む身体を無理矢理動かし、棺桶から立ち上がる。空を見ればそこには清々しい程の青空が広がり、そして眩いばかりの雄々しく全てを照らさんばかりの太陽が輝いていた。


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