やはり俺のエースコンバット6はまちがっている 作:アルファデッド
キャラは全力崩壊しています。
長閑な朝でラジオを聞きながら比企ヶ谷小町は外で本を読んでいると
預かっている川崎京華はリュックを背負ってスキップしながら小町の元に行った。
小町「京華。忘れ物はない?」
京華「うん、大丈夫。」
二人は本当の親子のようだった。
スクールバスがクラックションを鳴らして、ドアを開けていた。
小町は京華に金貨を一枚渡した。
小町「はい、これ王様へのお供えね。」
京華「うん、いってきます。小町さん。」
小町「いってらしゃい、先生の言うことをちゃんと聞くんだよ〜。
王様によろしくね。京華。」
京華は手を振りながらバスに乗ろうとした。
バスの中の段を踏んで振り返って小町の方を見た。
京華「天使とダンスしてて。」
小町「そうね、今日はタンゴで行こうかしら。」
また手を振るとドアが閉まり、バスが発進して行った。
「天使とダンスしてね。」は小町と京華のお馴染みの挨拶で
小町の兄の比企ヶ谷八幡と京華の姉の川﨑沙希が空軍パイロットで戦闘機のことを『天使』と呼んでいた。
(八幡と沙希は結婚していません。)
任務で二人ともが戻ってこない日は小町が「天使とダンスしてて」と愚痴っていた。
それを聞いていた京華はそれを当然の挨拶としていた。
小町の家からは首都のグレースメリア市民が自慢する大きな鉄橋『王の橋」が見えている。
橋の向こうには旧市街地があり、さらに大きな自慢である古い小さな城がそび建っている。
京華は今日学校の課外授業でその城に行く。
豪華な王座の間に『黄金の王』がいて、600年間微笑み続けている。
小柄で優しそうな王は巨人の如く大きな鎧を作って着て、戦わずして敵国を屈服させた。
そして、厳しさのかけらもない笑顔で敵をひれ伏せさせたお話が語り継がれている。
この市の人々は、この笑顔に触れて心に微笑みの灯火を抱く。
今日の朝、京華はそのためにバスに乗って出発した。
AMラジオがこの長閑かな朝に似合う曲を流している。
そう思った刹那に戦闘機のジェット音が鳴り響いて、飛翔体が放たれて『王の橋』を壊して爆発音が聞こえた。
小町は何が起きたかが分からずなかった。
伝わる地響き
爆風で吹き付けられる風
立ち上がる火柱で城が見えなかった。
同時刻 ある空軍基地
スクランブル出動サイレンが鳴り響いていた。
待機していた八幡は早口の説明を受けた。
上官「現在 我々の首都グレースメリアは所属不明機によって攻撃を受けている!
被害は都心部から全体的に拡大している!
全機直ちにスクランブル出動せよ!」
八幡はヘルメットを取って、大急ぎで格納庫に向かって走った。
自機のF -22ラプターに乗り込んでエンジンを緊急始動させた。
パイロット1「王の橋を破壊しやがったぞ!」
地上管制員1「滑走路に並び次第離陸させろ!」
現場は突然の攻撃に混乱していた。
八幡は滑走路に急いだ。
地上管制員2「爆撃機はどうなっている!来られると持ち堪えられないぞ!」
滑走路に着いて、スロットルを少し上げて離陸可能状態にした。
地上管制員3「ガルーダ1 離陸を許可する!」
スロットルを倒して、轟音を響かせて加速しながらアフターバーナーを焚かせ、滑走路から離陸した。
八幡「ガルーダ1 離陸した!」
地上管制員4「サーベラス!滑走路進入許可する! 続けて離陸せよ!」
地上管制員5「離陸後、AWACSの指示を受けろ!」
八幡はラブターの上昇限界能力の最大限で登って、綺麗に右旋回した。
地上管制員6「これは演習ではない!繰り返す、これは演習ではない!」
即席の大編隊を組みながら飛んでいた。
空中管制員1「こちらはAWACSゴーストアイだ。
防空任務の各機に告ぐ。
状況は非常に混乱している。
よって、臨時に緊急編成を実施する。
個別の指示に従え。」
機種多様の編隊を組みながら首都上空付近を飛んでいると僚機が一機いなかった。
空中管制員2「ガルーダ1 貴君は僚機を欠いている。
ちょっと待ってな。
沙希 君も迷子か。
よし、君がガルーダ1の2番機につけ。」
沙希「了解。」
2番機と指名された八幡と同型機が2番機の位置についた。
沙希「私がガルーダ2だよ。
ガルーダ1の援護位置につくわよ。」
八幡「詳しい自己紹介はいらんな。」
沙希「そうね。ちょっと方向音痴だから、案内しなさいよ。」
八幡「分かったよ。」
空中管制員3「ガルーダ隊 交戦許可する。
目標はグレースメリア上空の敵性航空機。」
八幡、沙希「「了解」」
降下しながら首都上空を目指して左旋回した。
八幡「黄金の王の微笑みが共にあらんことを。」
八幡の周りにはほかの編隊が一緒に首都上空に突入していた。
接敵までは少し時間があった。
空中管制員4「ゴーストアよりガルーダ1、タリズマンおよびガルーダ2 沙希へ
現在 我が国は所属不明勢力の奇襲攻撃を受けて非常事態下にある。
何としても敵性勢力の侵攻を阻止しせよ。」
沙希「ガルーダ2 了解。
ガルーダ1 指示を任せたよ。」
八幡「ガルーダ1 了解。」
首都は攻撃を受けてあちこちから火柱と黒煙が立っていた。
八幡(故郷がこんなことに・・・。)
ウインドホバー「こちらは第15飛行隊隊長ウインドホバーだ。
敵は広範囲に展開中 注意しろ。」
八幡、沙希「了解!」
言った直後に敵の爆撃機は5機編隊を組みながら爆弾を降り注いでいた。
八幡「ガルーダ2、手前の二機を頼んだ。」
沙希「ガルーダ2 了解。」
八幡は軽く右旋回しながら高度を保って、ミサイルをロックオンさせてサイドワインダーを一機一発に発射した。
コンピュータの関係上同時に2発しか発射できないが、基本的に一機に2発を撃ち込まないと墜ちない。
命中するともう2発発射して爆撃編隊を飛び越えて、また墜とすために超旋回し、機銃で旋回中に敵機を一機墜した。
Gは少し感じた。
二機の撃墜確認ができると残った一機に2発撃ち込んで次の敵を探した。
沙希も同じような要領で爆撃機二機を叩き墜とした。
敵は探すに困らないほど飛んでいる。
八幡「ガルーダ2 自由行動とする。」
沙希「了解、ガルーダ1。」
各自で手当たり次第敵機を墜していった。
八幡は沙希の援護任務を解いてすぐに通り過ぎようとした
敵戦闘機にミサイル2発を発射し、それが敵機を追いかけて
八幡の後方で命中して敵機は主翼を折られながら墜ちた。
ピーピーピーピーピー
ミサイル警報が鳴り、八幡は回避行動に入った。
急上昇しつつ右に急旋回し、曲がりきる前に
左に旋回し蛇行飛行した。
フレアを撒くとミサイルはどっかに行った。
撃ってきた敵機は八幡の後ろについて再ロックオンしようとした
敵機は短気だったのか機銃で撃ち始めたが八幡は急減速してエアブレーキをかけてわざと失速し、
上向きにして後ろにいる敵戦闘機が八幡の下を通って前に出てしまった。
敵パイロット「何だと!」
敵パイロットがびっくりしている間に八幡は機の体勢を直してミサイルを撃ち込んで次の敵を探した。
空も無線も全てがカオスだった。
相手もまだ正体不明だった。
ミサイルを撃っても撃ってもなかなかレーダーの赤い点は減らなかった。
Side Change
沙希Side
八幡に自由行動を言い渡されてからずっと敵機を落として行った。
敵機密度が高いためかすぐにロックオンして墜としていった。
沙希(京華、大丈夫かな。)
沙希は妹をかなり心配していた。
だが、敵機が多くて心配する余裕を与えてくれなかった。
ミサイルはあっちこっちで飛翔し、無茶苦茶だった。
ちょっと気をぬくとすぐに撃墜されてしまう。
ミサイル警報はなり続けていた。
沙希(一体誰よ!!?)
自分たちの故郷と生活を崩した敵を許せなかった沙希だった。
空中管制員2「敵の所属が判明 現在交戦中の敵はエストバキア軍だ。」
続く
次回の投稿は不明です。