天才少女に手を惹かれて   作:あまぽー

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最近忙しくてなかなか更新出来ずすみません…(>_<)

今月は特に…orz

さて、今回は運動会の続きです!


では、始まり~♪


第14話 彼女達に手を引かれて

祐哉からノートパソコンをGETした100m走を終えて次は借り物競争だ。

 

この競技に俺は出ないため再び待機場所の席に座る。

 

ルールはオーソドックスなもので、走者が一斉にスタートし置かれているお題が書いた紙を拾ってお題の物を借りてゴールするというものだ。

 

スタートの合図と共に一走目の生徒が走りだして紙を拾いあちこちに向かっていった。

 

この競技見る側だとホントに面白いな。物だけでなく人もあるようで二人でゴールしている様子も見えた。

 

さて、第二走者には…日菜がいた。

 

スタートの合図と共に一斉に走り始めるが一番最初に紙を拾ったのはやはり日菜だった。

 

日菜は紙を拾って少し見ると俺らのほうへ走ってきた。

 

 

どうやらこっちにお題の物があるようだ。

 

 

「弘くーん!一緒に走るよ!」

 

「俺かよ!」

 

「早くー!負けちゃうよっ!行くよー!」

 

 

日菜に手を引っぱられて俺も走り出す。

 

 

…そういや、日菜と最初に会ったときも引っ張られてたな。

 

そんな事を考えながら日菜と駆け抜ける。

 

順位?もちろん最初にテープを切れたさ。

 

 

1位の旗を貰った日菜に訊く。

 

「なぁ、紙にはなんて書いてあったんだ?」

 

 

日菜は笑顔で紙を見せると、そこにはこう書かれていた。

 

 

【一番の人】

 

…果たして何の一番なのだろうか俺は。

 

なんとも複雑な顔をしていたのか日菜がニヤニヤしながら言った。

 

「ねーねー!何が一番か気になる~?」

 

 

…ちょっと腹立つがホントの事だから何も言えん。

 

俺は無言で頷くと日菜は舌をべ~っと出しながら言った。

 

 

「あははっ!教えなーい!」

 

そういうと待機場所に走っていった。

 

「オイ!日菜、教えろー!」

 

「弘くんが追い付いたらねー!」

 

もちろん最速の日菜に追い付けるわけなく結局何が一番か教えて貰えなかった。

 

 

 

 

それから淡々と借り物競争は行われ次の走者には友希那が並んでおり、髪は走りやすくするためか後ろにまとめて結っていた。

 

 

そういや、友希那が走ってるとこ見たことないな。

 

 

先生の合図で一斉にスタート!…したのだが…。

 

 

…マジか。

 

 

友希那も当然走っているのだが遅い。本人はわりと必死な表情なのだが…まさか友希那が走るのが苦手とは。

 

 

友希那は紙を拾うとなんとも言えない表情をしていた。

 

「ねーねー、弘くん。友希那ちゃんのにはなんて書いてるのかなー?」

 

後ろの席に座ってる日菜が言った。

 

「さぁな、でも難しいじゃないか?」

 

「あ、友希那ちゃんこっちに来たよ!」

 

「…そうだな」

 

友希那は真っすぐ俺達の前に来た。

 

 

「弘人、行くわよ」

 

「あー…どうしても?」

 

友希那は頷く。

 

「さっき日菜と走ったばかりなんだけど…」

 

 

「行くのよ」

 

友希那に腕を引っ張られる。え、なんでこんな力強いんだよ?

 

結果は最下位だった。うん、まぁ俺もすぐに動かなかったし友希那だけのせいではない。

 

「それより友希那、紙にはなんて書いてあったんだ?」

 

「…これよ」

 

紙には【親友】と書かれていた。

 

 

「リサでも良かったんじゃないか?」

 

幼馴染みだしさ。

 

「リサはこの後走るからダメよ、それに…」

 

「それに?」

 

友希那は後ろを向きながら言った。

 

「…貴方だってその、大切な友達…だからよ」

 

 

「そっか、ありがとな」

 

 

「分かったら早く戻りなさい」

 

「はいよ」

 

友希那、恥ずかしいからって後ろ向いてもよ、耳まで真っ赤だぞ…?

 

 

心のなかで不器用な友人にそうツッコミつつ俺は席に戻った。




髪結ったライオンズ友希那ちゃんいいよね…(^∇^)


次回はTwitterのアンケート結果を元に話を書きます♪

そして早く投稿予定です!

よろしければお気に入り、評価、感想お願いしまーす!

ではでは~(*^^*)ノシ

今後見たい内容は?

  • 氷川家へのお泊まり
  • 日菜とのデート回
  • リサとのデート回
  • 主人公のバイト探し

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