天才少女に手を惹かれて   作:あまぽー

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お気に入りが10件突破してビックリしてます(゜ロ゜)

今回はリサちゃん登場回です。


うまく書けるかなー?(・・;)頑張ります!

タイトル変更しました!誤字でなくあえてこうしました!


第2話 クラスメイトは優しいギャル

校舎の入り口に着くと男女別にクラスの紙が貼られていた。

 

 

「俺は…1-Cか」

 

 

確認終えて下駄箱に向かおうとすると日菜がこちらにバタバタと走ってきた。

 

 

「弘くんはどこー?」

 

 

「1-Cだ」

 

 

日菜、短い付き合いだったな。達者に『一緒だー!!』

 

 

…どうやら長い付き合いになりそうだ。

 

 

靴を履き替え教室に向かいながら考える。

 

 

確かにコイツは悪い奴ではないだろう。しかし、だ。

 

 

コイツと一緒にいるとものすごーーーく大変な目に合いそうな気がする。直感、いや俺の第六感がそう告げてるような感じだ。

 

 

「クラスも一緒なんて!るるるるんって感じだよー♪」

 

 

そのるるるるんってのは何だ。俺に分かるよう言ってくれ…。

 

 

 

教室に着くと各席に名前が書いた紙が貼ってあった。

 

 

俺の席は窓側の後ろから2番目、なかなかいい席だ。

 

 

ちなみに席は名前順になっており、俺の後ろの席はな…早川(はやかわ)→氷川(ひかわ)となっていた。つまり

 

 

「弘くんの後ろー♪悪戯し放題だねー!」

 

 

「日菜、頼むからやめてくれ…」

 

 

そう言うと日菜はニヤリと笑って言った。

 

 

「ふふーん、そう言われると余計やる気出てくるよねー!」

 

 

嗚呼…授業中すら落ち着けないのか…

 

 

「やっほー☆」

 

 

声のほうを見ると茶髪のギャルがいた。

 

 

「ど、どうも…」

 

 

「アタシは今井リサ、よろしくー♪」

 

 

「俺は早川弘人、よろしく」

 

 

「氷川日菜だよー」

 

 

日菜は机にでろーっと伸びながら言った。初対面の人ならもう少し気を使おうな?

 

 

「えーっと…今井さん」

 

 

「リサって呼んで?アタシも二人の事弘人くんと日菜ちゃんって呼ぶからさ☆」

 

 

日菜ほどではないがこの人もフレンドリーな人だな…

 

 

「むー!弘くん!今失礼な事考えてなかったー?」

 

 

日菜は頬をむぅーっと膨らませながら言った。

 

 

「お、思ってないぞ?」

 

 

ナチュラルに心を読むな!

 

 

そんな様子を見てリサはニヤッと笑った。

 

 

ま、まずい…!この人も日菜と同じか!い、弄られる!

 

 

「二人とも随分仲いいねぇー♪付き合ってるの?」

 

 

「今朝知り合ったばかりだ」

 

 

「弘くんは友達だよー!」

 

 

「えー、つまんないなぁ…」

 

 

…まぁそうなるだろうと思ったよ。

 

 

「弘くーん!暇だよー!なんか面白い話してー?」

 

 

「リサがせっかく来てくれてるだろ?」

 

 

「リサちゃんより弘くんの話聞きたいのー」

 

 

オイオイ、失礼だろ…。

 

 

「すまないリサ、この埋め合わせは必ずする」

 

 

手を合わせてリサに謝る。

 

リサは笑いながら言った。

 

 

「大丈夫だよー☆アタシがお話中に入っていったからだし、それに…」

 

 

リサがじーっと俺の顔を見る。

 

日菜もそうだがリサも整った顔立ちをしているから無言で見られるとさすがに照れるぞ。

 

 

「な、なんだ?」

 

 

「いーや?アタシの知り合いに雰囲気似てるなーって」

 

 

…また俺に似てる奴か。

 

 

「そろそろ時間だから席戻るよ、またねー☆」

 

 

リサは手をヒラヒラ振って席へと戻っていった。

 

 

それからは担任、生徒の自己紹介と説明を行ってから

入学式に参加となった。

 

…式中も後ろからツンツンつつかれたり、肩を揉んできたりと日菜は自由に楽しんでいた。いやさ、楽しむのは良いことだ。だがな?俺をオモチャにするのはどうかと思うのだが?

 

 

今日は式を終えると帰りのHRとなり、終わり次第1人で帰ろうと思ったら後ろから袖を掴まれた。

 

 

「ねえねえ、一緒に帰ろー?」

 

 

「帰り道一緒だもんな、行くか」

 

 

「ねーねー、弘くん」

 

 

「ん?どうした?」

 

 

「弘くんの連絡先教えてー?」

 

 

「……なんでだ?」

 

 

「えー、いいじゃん!」

 

 

くっ、コイツに連絡先を教えるとおそらく尋常じゃない量のメッセージが飛んで来そうだ…!しかし…

 

「だめー?」

 

そんな目で見るんじゃない、俺がいじめてるみたいな気になってくるじゃないか。

 

 

「…分かった。でもあんまり夜中に連絡よこすなよ?」

 

 

「えへへ~ありがとー♪」

 

 

連絡先を交換する。

 

 

その後分かれ道で別れて自宅に向かう。

 

家に帰るとドッと疲れが押し寄せてきて着替え次第ベッドに沈んだ。

 

 

スマホが鳴って取り出すと日菜からメッセージが飛んできていた。

 

 

『今日は楽しかったー!またよろしくね~(^∇^)ノシ』

 

 

「こちらこそ、また明日っと…」

 

 

今日出会ったばかりなのに前から仲良かったような気がする。…氷川日菜、不思議な奴だ。今まで会った誰よりも楽しく過ごしているようなそんな感じだ。

 

明日はどんな事があるのだろう…俺らしくもないそんな期待もある。

 

だがな今日は初日だ。これだけは言わせてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

あぁ…疲れた。




第2話どうでしたかー?


主人公はまだ日菜ちゃんに対してまだあまりよく思ってないイメージで書きました。

これから彼女と関わることで彼自身の心情の変化も楽しめればなと思います。(*^^*)


日菜ちゃんとリサちゃんが弘人を誰と重ねているのか…分かる人には伝わるかなー?(・・;)


次回も頑張って書きますので宜しければ感想、アドバイスお願いしまーす♪

今後見たい内容は?

  • 氷川家へのお泊まり
  • 日菜とのデート回
  • リサとのデート回
  • 主人公のバイト探し

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