全国の20億人の日菜ちゃんファンの人お待たせしました!ヽ(*゚∀゚*)ノ
「……よし」
三日目の朝。熱は37.0℃ついにここまで下がった。
多くの人の看病があってのものだろう。
リサ、友希那、紗夜……いい奴ばかりだ。
……うん?一人いない?
分かっているが素直にアイツには来て欲しくない。
何故かって?そりゃ、絶対休めないからだ。
イベント大好き、るんるんなアイツにとっては俺がダウンしたのもきっと見逃す訳がない。
ただ、アイツは俺の家に来たことがないから家に来る事はないだろう……たぶん。
体温計を枕の上に放り投げぼんやりと外を見る。
「……曇りか」
外は曇天。鼠色の雲が風によって流れていた。
*
一時間もせずにぽつりぽつりと雨が降り始め、あっという間に大雨となった。
軽い雨音なら眠気を誘うのだが、勢い強く降られるとさすがに寝れない。
チラリとスマホを見ると……特にメッセージもなし。
「ったく、何を期待してんだよ……俺」
こう数日誰かが来てくれていたから気にならなかったが、やっぱ人間体調が優れないときはなんというか……孤独感がすごいものだ。
雨がまだまだ続くならカーテン閉めるか。
布団からゆっくり立ち上がり窓辺に立った時目に入ったのは雨の中周りを見ながら歩いている一人の少女だった。
「アイツ、なんで傘持ってないんだよ……」
部屋のドアを勢いよく開けて、一階に向かう。
靴を手っ取り早く履いて玄関を出る。
久しぶりに両脚を思いっきり動かす。
ずっと寝ていたからか体の節々が痛いがとにかく急ぐ。
足元の水溜まりを足で弾く。
着てた服に水が飛ぶのを構わず走る。
どうせこんな降ってるんだ。多少の水跳ねを気にしていられるかよ!
そして後ろ姿を見つけると息を深く吸い込み声を出す。
「こっちだ日菜ーー!!!」
「あー!弘くん家そこー?」
我らが天才少女の日菜は雨でがっつり濡れていながらもにしし、と笑った。
*
「何で傘をささなかったんだよ」
「いきなり降ってきたんだよー……るんってしない天気」
家に戻り玄関につくと日菜を玄関に残し干してあったタオルを一つ掴んで玄関に向かう。
「折り畳み傘くらい常備しとけ」
「だってー、邪魔にしなきゃっ!」
なんかタオルを投げたくなった投げたら日菜の顔にボフっと当たった。
「とりあえず拭けるだけ拭け。その後なんか暖かい飲み物出すから」
「飲み物よりもアタシ、お風呂貸して欲しいなー」
「……は?」
今なんて言った?コイツは。
「風邪ひきたくないしー……ダメー?」
「確かにそうだけどよ……ハァー……わかったよ」
「ありがとー!」
親しき仲にも礼儀あり。
……ちょっと遠慮なさ過ぎないか?日菜よ。
*
日菜に乾燥機の使い方を説明し、着替えがないから俺のジャージを渡し二階に向かう。
部屋に戻ってスマホを弄ったりするが一階で日菜が風呂に入っていると思うと嫌でも意識してしまう。
「落ちつけ……相手はあのるんるんるらるん言ってる日菜だぞ?向こうも何も思ってない、なら俺も思わない」
よし、大丈夫だ。
身体が熱い。また熱が上がってしまったのだろうか?
俺の焦りを表しているかのように空が黒く、ゴロゴロと鳴り始めた。
次回は……看病よりも関係に進展あると思います。
アンケート結果は……氷川家にお泊まりでした。
皆さん好きですねー笑っ(*ノωノ)
良ければ評価、感想お願いします!ヽ(*゚∀゚*)ノマタネー
今後見たい内容は?
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氷川家へのお泊まり
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海
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日菜とのデート回
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リサとのデート回
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主人公のバイト探し