天才少女に手を惹かれて   作:あまぽー

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お久しぶりです!ヽ(*゚∀゚*)ノ

体不調や、激務で更新遅れました……(>_<)すみません

さて、今回から攻めの雰囲気です!


第33話 恋焦がれる姉妹と気づかぬ星と。①

退屈な授業。

 

指定された問題をサラサラっと解いて顔を上げる。

 

あたしの視界に映ったのは弘くんの背中。

 

その姿を見ただけで胸がドキドキしてる。

 

あの日、弘くんの家に行ってから家に帰ってからずっとそうだ。

 

暇な時や夢の中にも弘くんが現れちゃう。

 

特に夢の中なんてアタシは弘くんと……!

 

 

「そんなのまだダメだよー!弘くん!!」

 

「うおっ!?日菜!?」

 

 

あ、つい声に出しちゃった!

 

 

「氷川、早川。授業中に大声出すとは随分元気そうだな?なら、問題解けたんだろう。ここを氷川、次を早川が解いてみろ」

 

「俺も!?」

 

「はーい、(x+y+3)(x+2y+1)でしょ?」

 

「さすが氷川だ。で、早川は?」

 

「……まだ出来てません」

 

「早川、お前には課題のプリントだ。明日までに」

 

 

先生はそういってたくさんのプリントを弘くんに渡した。

 

弘くんが恨めしそうな目でプリントを見渡していると授業終了のチャイムが鳴った。

 

 

「起立、礼」

 

 

日直の人の号令で授業を終えると弘くんが首をゆっくりと動かしてこっちを見た。

 

 

「日ぃぃぃぃ菜ぁぁあぁぁ……?」

 

「なーにー?」

 

「……」

 

 

最早語るまい。

 

俺は日菜の頭部に手刀を落とした。

 

 

「いったーい!酷いよ弘くん!」

 

「酷いのはどっちだこのバカ!」

 

「弘くんより点数いいけどー?」

 

「勉強についてじゃねぇバカ!」

 

 

さすがに続けてバカと言われたのが頭にきたのか日菜は頬を膨らませながら言った。

 

 

「バカって何回も言わないでよー。もー」

 

 

そんな俺らの口論を聞こえたのかリサがやってきた。

 

 

「ちょっと二人とも、どうしたのー?」

 

「リサ、コイツのせいで俺が……」

 

「リサちー、弘くんにチョップされたー!」

 

 

そう言うと日菜はリサにくっついた。

 

こ、こいつ……リサを味方につけたか!

 

女子の強みによって俺の立場は劣勢になった。

 

リサはジトーっとした目で俺を見ながら言った。

 

 

「弘人?女の子を叩くなんて男としてどうなの?」

 

「だよねー!」

 

「そりゃ良くないけどよ……でも!コイツせいでこれが出されたんだぞ!リサ助けてくれよ」

 

 

そう言って机の上のプリントを指差す。

 

 

「うわ~……どれどれ」

 

 

リサが1枚手に取ってプリントに目を通す。

 

 

「これかなり難しいじゃん……アタシは無理だな」

 

「マジかよ……」

 

 

どうしたものかと考えていると日菜が突然思いついたように声を上げた。

 

 

「そうだ!弘くんアタシん家においでよ」

 

「「えっ?」」

 

「アタシが責任取って勉強教えるよ!」

 

 

確かに学年トップの日菜ならプリントなどすぐに解いてしまうだろう。

 

 

「教えて貰いなよー弘人」

 

「しょうがないか……」

 

「やったー!じゃあこの後すぐねー!」

 

 

この後下校時間になって目を爛々と輝かせた日菜に手を引っ張られて走ることになるのはこの時点でも容易に想像できた。

 

 

 

 




さて、今回から姉妹がメインで書いていきますのでよろしくお願いします!ヽ(*゚∀゚*)ノではでは
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