そして評価を下さった方も!
『パスタおにいそん』さん、『ツモられ』さん
星9と高評価ありがとうございます!嬉しいなぁ♪
ここまで皆さんに応援されるからには頑張っちゃいますよー♪
さて、タイトル通りにおねーちゃんが現れます。
弘人頑張れー(^∇^)笑
翌日から朝は日菜と一緒に登校するようになった。
クラスにも仲の良い友人が増えたため学校生活を楽しめている。
…いるんだがな。今の俺には癒しが足りない。と言うより誰かくれ。
「ねーねー!弘くん!男子の制服ってどーなのー??貸してー!」
「日菜、頼むから引っ張らないでくれシワがががが」
「いいからー!脱いじゃえーー!」
「アハハ、今日も二人とも仲いいねー♪」
リ、リサ!助けに来てくれたの『リサちー!弘くんの制服着てみたくないー?』
「へぇ~男子の制服かぁー、興味あるかも☆」
おのれ…日菜め、リサを味方にしやがった!
そう思っている内に後ろから日菜に掴まれる。
そして上着を捲られた。
「お、おい日菜!離せ!」
「リサちー、スポポーン!と脱がせちゃえ!」
こ、コイツなんでこんな力強いんだ!てか当たってる!
少しは恥ずかしがれ!
「ふっふっふっー☆よいではないかーよいではないかー」
リサは手をワキワキさせながらジリジリ近づいてきた。
「リサお前、その手はなんだ!やめろ!」
「んー、なんとなく?あとやめろと言われれば余計にやめたくなくなるよねー♪」
「く、来るなぁ…」
その時始業の鐘がなり先生が教室に入ってきた。
「おーし、皆席に……、何をやっているんだお前らは…」
「先生、弘人くんがふざけてました」
「オイ!裕哉」
嘘の密告者は仲良くなった高村裕哉《たかむらゆうや》
見た目はわりとカッコいいのに性格がちょっとアレだ。
初日の自己紹介で『女の子と仲良くなりたくて来ました!』と堂々と話せる、図太くも正直なアホな奴だ。
「弘人はちょーっといい思いしすぎだから…ねぇ?」
「そうだな」
「先生、間違いありません」
「私的には早川くんと高村くんの絡みも…」
オイ最後の女子誰だ。
そんな様子をみた先生はため息をついて言った。
「早川、放課後残って反省文を書いて出せ」
嘘だろ!?
「あーらら、ごめんね☆弘人ー…」
「ふふー、弘くん居残りだー!」
「今井、氷川、お前たちもな」
「「ええーっ!」」
だからやめろと言ったんだよ、俺は。
…そして、放課後。俺らは残って反省文を書くこととなった。
「う~こんなの全然るんってしないよ~…」
「お前から始めたことだろ?自業自得だ」
「まぁまぁ…さっさと書いて帰ろ?」
10分後に3人が書き終わった。
一番最初に日菜、次にリサ。そして俺の順番だった。
なんで遅かったかって?俺だけ2枚よこされたんだよ。
靴を履き替え、学校を出ると5時過ぎ。空は夕焼けに染まっていた。
「今日も疲れた…」
「弘くんいつも疲れたーって言ってるよね!」
誰のせいだと思う?お前だよ!
「そういえばさ、近くに新しいファミレス出来たの知ってるー?」
「知ってるよー!デザートいっぱいあるよね!」
「ファミレスか…」
「ねーねー!せっかくだから行こうよ!」
「アタシはいいけど…弘人は?」
反省文書くのに頭を使ったからか強烈に空腹感あるな。
「せっかくだ、行くか」
「やったーー!」
店内はまだ5時過ぎだからかそこまで混んでおらず、
スムーズにテーブル席につきメニューに目を通す。
お、そうだ。母さんに飯要らないと連絡送らないとな。
「アタシは決まったよー、2人は?」
「俺も決まったぞ」
「このパフェ!るん♪ってきた!これにするー!」
しばらくすると注文の品が運ばれてくる。
リサはパスタ、俺はチーズハンバーグのセット、そして日菜のパフェが…でかい。え?これ1人で食うのか?
明らかに複数人でつつくサイズだろ?
「いっただきまーす♪」
「ヒナ、大丈夫ー?」
「んー♪美味しい!大丈夫だよー?リサちー」
30分後,そこにはぐったりとテーブルに伏せている日菜がいた。
「うぅ~…おなか冷たーい…弘くん助けてー」
俺にどうしろと。
「あと食べてー…?」
「あはは…弘人がんばれー」
「リサちーもお願ぁーい…」
「え、アタシも!?」
日菜の残したパフェをリサと食べる。
リサの顔を見ると赤くなっていた。何故パフェ食べて照れているんだ…。
会計を済ませて店を出る。え?奢り?入学したての高校生にそんな財力はねーよ…、バイトも決めないとな…。
フラフラな日菜を脇から支えながら帰路につく。
リサも心配して着いて来ようとしていたが暗くなってきたので、無理せず帰るよう伝えると帰っていった。
「日菜、大丈夫か?」
「う~…さっきよりはねー?」
日菜に道を聞きながら日菜の家を目指す。
しばらく歩くと目的の家に着いた。
扉の前でインターホンを鳴らすと
日菜が「おねーちゃん…開けてー?」と言った。
するとガチャっとドアが開き
一人の女の子が出迎えてくれた。
「日菜、貴女家の鍵を持って行ってー……貴方は?」
日菜とそっくりだが髪が長くややクールな雰囲気の人だった。警戒されているのかやや目付きが厳しい。
「えーっと…とりあえず日菜を家に」
「…そうですね、中へどうぞ」
「おじゃまします…」
家の中に入り、日菜をリビングのソファーに座らせる。
「ありがとー、弘くん、おねーちゃん」
「弘くん?…貴方が早川弘人さん?」
「あ、はい。」
さっきまでの警戒が解けたのか表情が少し柔らかくなった。
「私は姉の氷川紗夜です、いつも日菜がお世話になっています」
そう言うと紗夜は頭を下げた。
「頭をあげて下さい、こちらも世話になっていますから!」
そう、世話に…なってるっけ??
「そうですか…。早川さんの話はいつも日菜から聞いています。何でもすごい面白い人とか」
「いえいえ、そんな…」
「せっかくなのでお茶でも飲んでいって下さい」
「すみません、かえって気を使わせてしまって」
そう言うと紗夜はお茶を準備しながら言った。
「お気になさらず、私も1度お話ししてみたいと思っていましたから」
「そ、それはどうも…」
日菜を見るとソファーですーすーと寝息を立てていた。
日菜、お前はねーちゃんに俺の何を話したんだ…?
なんか今回はスラスラ書けました!
でも紗夜ちゃんちょっとしか出せなかったなぁ…(>_<)
紗夜ちゃん推しの人ごめんなさーい!
次回は弘人と紗夜ちゃんの会話から書いていきますので
またよろしくね~(*^^*)ノシ
今後見たい内容は?
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氷川家へのお泊まり
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海
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日菜とのデート回
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リサとのデート回
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主人公のバイト探し