天才少女に手を惹かれて   作:あまぽー

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お気に入りが…30件突破しました!( ; ゜Д゜)


そして評価を下さった方も!


『パスタおにいそん』さん、『ツモられ』さん

星9と高評価ありがとうございます!嬉しいなぁ♪

ここまで皆さんに応援されるからには頑張っちゃいますよー♪



さて、タイトル通りにおねーちゃんが現れます。

弘人頑張れー(^∇^)笑


第3話 ファミレスとおねーちゃん

翌日から朝は日菜と一緒に登校するようになった。

 

クラスにも仲の良い友人が増えたため学校生活を楽しめている。

 

 

…いるんだがな。今の俺には癒しが足りない。と言うより誰かくれ。

 

 

「ねーねー!弘くん!男子の制服ってどーなのー??貸してー!」

 

 

「日菜、頼むから引っ張らないでくれシワがががが」

 

 

「いいからー!脱いじゃえーー!」

 

 

「アハハ、今日も二人とも仲いいねー♪」

 

 

リ、リサ!助けに来てくれたの『リサちー!弘くんの制服着てみたくないー?』

 

 

「へぇ~男子の制服かぁー、興味あるかも☆」

 

 

おのれ…日菜め、リサを味方にしやがった!

 

 

そう思っている内に後ろから日菜に掴まれる。

 

そして上着を捲られた。

 

 

「お、おい日菜!離せ!」

 

 

「リサちー、スポポーン!と脱がせちゃえ!」

 

 

こ、コイツなんでこんな力強いんだ!てか当たってる!

少しは恥ずかしがれ!

 

 

「ふっふっふっー☆よいではないかーよいではないかー」

 

 

リサは手をワキワキさせながらジリジリ近づいてきた。

 

 

「リサお前、その手はなんだ!やめろ!」

 

 

「んー、なんとなく?あとやめろと言われれば余計にやめたくなくなるよねー♪」

 

 

「く、来るなぁ…」

 

 

その時始業の鐘がなり先生が教室に入ってきた。

 

 

「おーし、皆席に……、何をやっているんだお前らは…」

 

 

「先生、弘人くんがふざけてました」

 

 

「オイ!裕哉」

 

 

嘘の密告者は仲良くなった高村裕哉《たかむらゆうや》

 

 

見た目はわりとカッコいいのに性格がちょっとアレだ。

 

 

初日の自己紹介で『女の子と仲良くなりたくて来ました!』と堂々と話せる、図太くも正直なアホな奴だ。

 

 

「弘人はちょーっといい思いしすぎだから…ねぇ?」

 

 

「そうだな」

 

 

「先生、間違いありません」

 

 

「私的には早川くんと高村くんの絡みも…」

 

 

オイ最後の女子誰だ。

 

そんな様子をみた先生はため息をついて言った。

 

 

「早川、放課後残って反省文を書いて出せ」

 

嘘だろ!?

 

 

「あーらら、ごめんね☆弘人ー…」

 

 

「ふふー、弘くん居残りだー!」

 

 

 

「今井、氷川、お前たちもな」

 

 

 

「「ええーっ!」」

 

 

 

だからやめろと言ったんだよ、俺は。

 

 

 

 

…そして、放課後。俺らは残って反省文を書くこととなった。

 

 

「う~こんなの全然るんってしないよ~…」

 

 

「お前から始めたことだろ?自業自得だ」

 

 

「まぁまぁ…さっさと書いて帰ろ?」

 

 

 

 

10分後に3人が書き終わった。

一番最初に日菜、次にリサ。そして俺の順番だった。

 

なんで遅かったかって?俺だけ2枚よこされたんだよ。

 

 

 

 

靴を履き替え、学校を出ると5時過ぎ。空は夕焼けに染まっていた。

 

 

「今日も疲れた…」

 

 

「弘くんいつも疲れたーって言ってるよね!」

 

 

誰のせいだと思う?お前だよ!

 

 

「そういえばさ、近くに新しいファミレス出来たの知ってるー?」

 

 

「知ってるよー!デザートいっぱいあるよね!」

 

 

「ファミレスか…」

 

 

「ねーねー!せっかくだから行こうよ!」

 

 

「アタシはいいけど…弘人は?」

 

 

 

反省文書くのに頭を使ったからか強烈に空腹感あるな。

 

 

「せっかくだ、行くか」

 

 

「やったーー!」

 

 

 

 

店内はまだ5時過ぎだからかそこまで混んでおらず、

スムーズにテーブル席につきメニューに目を通す。

 

お、そうだ。母さんに飯要らないと連絡送らないとな。

 

 

 

「アタシは決まったよー、2人は?」

 

 

「俺も決まったぞ」

 

 

「このパフェ!るん♪ってきた!これにするー!」

 

 

 

しばらくすると注文の品が運ばれてくる。

 

 

リサはパスタ、俺はチーズハンバーグのセット、そして日菜のパフェが…でかい。え?これ1人で食うのか?

 

明らかに複数人でつつくサイズだろ?

 

 

「いっただきまーす♪」

 

 

「ヒナ、大丈夫ー?」

 

 

「んー♪美味しい!大丈夫だよー?リサちー」

 

 

 

 

30分後,そこにはぐったりとテーブルに伏せている日菜がいた。

 

 

「うぅ~…おなか冷たーい…弘くん助けてー」

 

 

俺にどうしろと。

 

 

「あと食べてー…?」

 

 

「あはは…弘人がんばれー」

 

 

「リサちーもお願ぁーい…」

 

 

「え、アタシも!?」

 

 

日菜の残したパフェをリサと食べる。

 

リサの顔を見ると赤くなっていた。何故パフェ食べて照れているんだ…。

 

 

 

 

 

 

会計を済ませて店を出る。え?奢り?入学したての高校生にそんな財力はねーよ…、バイトも決めないとな…。

 

 

フラフラな日菜を脇から支えながら帰路につく。

 

 

リサも心配して着いて来ようとしていたが暗くなってきたので、無理せず帰るよう伝えると帰っていった。

 

 

「日菜、大丈夫か?」

 

 

「う~…さっきよりはねー?」

 

 

 

日菜に道を聞きながら日菜の家を目指す。

 

 

 

しばらく歩くと目的の家に着いた。

 

 

扉の前でインターホンを鳴らすと

 

日菜が「おねーちゃん…開けてー?」と言った。

 

 

するとガチャっとドアが開き

 

一人の女の子が出迎えてくれた。

 

 

「日菜、貴女家の鍵を持って行ってー……貴方は?」

 

 

日菜とそっくりだが髪が長くややクールな雰囲気の人だった。警戒されているのかやや目付きが厳しい。

 

 

「えーっと…とりあえず日菜を家に」

 

 

「…そうですね、中へどうぞ」

 

 

「おじゃまします…」

 

 

家の中に入り、日菜をリビングのソファーに座らせる。

 

 

「ありがとー、弘くん、おねーちゃん」

 

 

「弘くん?…貴方が早川弘人さん?」

 

 

「あ、はい。」

 

 

さっきまでの警戒が解けたのか表情が少し柔らかくなった。

 

 

「私は姉の氷川紗夜です、いつも日菜がお世話になっています」

 

 

そう言うと紗夜は頭を下げた。

 

 

「頭をあげて下さい、こちらも世話になっていますから!」

 

 

そう、世話に…なってるっけ??

 

 

 

「そうですか…。早川さんの話はいつも日菜から聞いています。何でもすごい面白い人とか」

 

 

「いえいえ、そんな…」

 

 

「せっかくなのでお茶でも飲んでいって下さい」

 

 

 

「すみません、かえって気を使わせてしまって」

 

 

そう言うと紗夜はお茶を準備しながら言った。

 

 

「お気になさらず、私も1度お話ししてみたいと思っていましたから」

 

 

「そ、それはどうも…」

 

 

 

日菜を見るとソファーですーすーと寝息を立てていた。

 

 

 

 

日菜、お前はねーちゃんに俺の何を話したんだ…?

 




なんか今回はスラスラ書けました!


でも紗夜ちゃんちょっとしか出せなかったなぁ…(>_<)


紗夜ちゃん推しの人ごめんなさーい!


次回は弘人と紗夜ちゃんの会話から書いていきますので
またよろしくね~(*^^*)ノシ

今後見たい内容は?

  • 氷川家へのお泊まり
  • 日菜とのデート回
  • リサとのデート回
  • 主人公のバイト探し

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