天才少女に手を惹かれて   作:あまぽー

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皆さーん、天駆けるほっしーです。(^∇^)

バンドリの影響でギターを買って練習しています 笑

当面の目標は『ときめきエクスペリエンス!』を引けるようになることです!(出来るかなぁ…(・・;))


お気に入りが40人突破ですとー!?ありがとうございます!


更に高評価をつけて下さった『アイリP』さん

ありがとうございますー!嬉しいなぁ♪



さてさて今回はついにちょーっと彼女が出ます。

あと弘人は音楽経験もなく、才能も凡なのでライブの力に~というのは出来ません!笑


ではでは第5話始まりま~す♪




第5話 猫好きに冷たい奴はいない。前編

必要ない時にあっていざ必要なものが必要な時に見つからないという経験は誰しも1度は味わってはいないだろうか?

 

これは俗に「マーフィーの法則」というものに当てはまるらしい。詳しくは俺も知らないがな。

 

 

俺もこの前テレビのチャンネルを替えようとした際、あれ?リモコンねーな?と思い近くを探した。だが見つからない。

 

 

そして諦めてイスに座ってご飯食べてるときにテーブルの片隅を見るとあったんだ、リモコンがな。

 

 

このように人間ってのは目に見えるもの全て認識している訳ではなく、見えていても無意識に意識外に追いやることがある。つまり「隙」が出来るって訳だ。

 

これはどんな人間にも当てはまる。現にマーフィーの法則は当てはまるだろ?

 

 

 

さて、今回俺が学校生活を送るなかで新たに知り合った人がいる。その人は当初隙が見えないような冷静かつ他人に必要以上に干渉しないスタンスの人だ。

 

 

…そんな人が「隙」を見せたらどんなものが見れるか話していこう。あれは俺が紗夜と知り合って1週間ほどたった頃の話だ。その日は午前の授業を終えて、昼飯を食いに屋上へ行った時から話は始まる。

 

 

 

 

 

「飯の前の授業が数学だと余計に腹が減るぜ…」

 

 

「数学の授業…全然るんってしないよー」

 

 

俺と日菜はどちらも壁に背中を預けてでろーんと伸びる。

 

 

俺は数学は大の苦手だ。数字を見てるだけで疲れるくらいな。

 

 

日菜は天才ゆえの退屈だろうか。1度でいいから味わってみたいものだ。

 

 

「そーいや、リサ遅いな…」

 

 

いつも3人で飯を食っているから疑問を口にする。

 

 

「リサちーは先に向かっててっ言ってたよー?」

 

「あー…トイレか?」

 

 

そう言うと日菜に頬を引っ張られた。いてーなオイ!

 

 

「弘くん、女の子にデリカシーなさすぎー!」

 

 

お前は人としてデリカシーがないな。と言いたいがまた引っ張られたくないから止めておこう。

 

 

そう思いながら空を見る。季節は5月。少しずつ気温が上がってきているためか暑い…。

 

制服のボタンを外して風が通るように隙間を作る。

 

日菜を見ると風に当たって心地良さそうに目を閉じていた。日菜が静かだと本当に助かる…。

 

…あぁ、平和だなぁ。これこそ俺が愛してやまない日常。今日はこのままゆっくりす『おまたせー!』バーン!!

 

…分かってたさ。我ながらキレイにフラグを立てたと思うよ。

 

扉を勢いよく開けてたのはリサだった。それと…おや?

もう1人連れてきたようだ。

 

小柄な長髪の女子だ。

 

 

「ごめんごめん!もう1人探してたら遅くなっちゃった☆二人に紹介したくてさー!」

 

「リサちー、その人だぁれ?」

 

「この子は湊 友希那、アタシの幼なじみなんだ!ほら、友希那」

 

「…湊 友希那よ、よろしく」

 

 

表情変えず淡々と言った。

 

 

「氷川日菜だよー!よろしくね!」

 

「は、早川弘人だ、よろしくな?」

 

「そう…」

 

 

うーん、反応が薄い。冷たいな…。

 

 

「えーっと…友希那はちょっと照れてるみたいで…ごめんね?」

 

「リサ、別に照れてないわ、ただ興味がないだけよ。」

 

 

そう言うとクルっと後ろを向いて屋上を出て行った。

 

 

「ちょっと!友希那~!」

 

 

リサが、名前を呼ぶが戻ってくることはなかった。

 

 

「もぅ…二人ともごめんね?」

 

「いや、大丈夫だが…」

 

「なんか変わった子だね~…」

 

 

日菜、お前には言われたくないと思うぞ。

 

 

 

その後リサと3人でいつものようにご飯を食べた。

 

 

 

 

 

 

午後の授業は体育。少しずつ近づいてきた運動会に向けての練習だ。

 

 

 

全体の内容としては

 

 

・100㍍走

 

・二人三脚

 

・パン食い競争

 

・借り物競争

 

・部活動対抗リレー

 

・学年別クラス対抗リレーの六種だ。

 

 

俺は100㍍、クラス対抗リレーぐらいの参加ですむと思っていたのだが、パン食い競争か借り物競争はどちらか選択式、さらにクラスのタイム平均上位8名は二人三脚もやることになっていた。

 

…クラスで5番目だったので二人三脚もやらなきゃいけないとはな。

 

つまり、運動会は4種目もこなさなきゃならん。

 

…あぁ面倒だぜ。

 

ちなみに最速は日菜だった。勉強だけでなく運動もこなしてしまうとは…紗夜の気持ちがどんどん分かってきた…。

 

準備運動を終えて100㍍に移るために整列する。

 

先に女子が走るため我等男子は端で座って待機だ。

 

ぼんやり眺めていると後ろから裕哉が声をかけてきた。

 

 

「おい、弘人、ぼーっとしてる場合じゃないぞ?体操服の女子を楽しまないと」

 

 

…コイツは今日も平常運転らしい。

 

 

「服が変わっただけだろ?そこまで騒ぐな、あと顔が近いんだよ」

 

 

裕哉はため息をついて見せた。

 

そのヤレヤレ…みたいなポーズやめろ、殴りたくなる。

 

 

「まぁ、弘人は氷川さんや今井さんという有名人二人と毎日イチャイチャしてるから感覚が麻痺してるんだねぇ…」

 

「オイ、誤解を生む発言はやめろ」

 

 

俺が日菜に絡まれてるのは誰の目に見ても分かる筈だ。

 

 

リサは…普通に誰にでも話しかけれる奴だしな。

 

 

「あの二人そんなに人気だったのか…?」

 

「当たり前だろ?うちのクラスどころか学年でも上位の人気だ」

 

「へぇ…上位ってことはトップもいるのか」

 

裕哉は待ってましたとばかりに声高らかに言った。

 

 

「一番は1-Dの湊 友希那さんだ」

 

「えっマジか」

 

 

確かにすげー美人だったな。

 

 

「入学からかなりの男子に告白されてるがそもそも指定の場所にすら来ないらしい」

 

「…あの湊がトップねぇ…」

 

 

ボソッと呟いたのだが裕哉はそれを聞き逃さなかった。

 

 

「なぁ?弘人くぅん?」

 

 

肩をガシッと掴まれる。

 

 

「ん?どうした?」

 

「まさかとは思うが湊さんも知り合いだとか言わないよなぁ…なぁ?」

 

 

肩を掴む力が徐々に強くなる。

 

 

「えーっとな…昼にリサの紹介で挨拶したが…」

 

「「「「WRYYYYYY!!!」」」」

 

 

周りの男子は立ち上がり、裕哉は叫んだ。

 

裕哉は反対の肩にも手をかけて揺さぶってきた。

 

何をするだァーッ!ってかどこの吸血鬼だお前らは!

 

 

「だ、だけどよ、お、俺も『興味がない』って言われたからよ!」

 

 

そう言うと周りはスッと地面に座った。

 

裕哉の顔からも怒りが消え何故か慈愛に満ちた顔をしていた。俺の手を取り握りながら言った。

 

 

「…弘人、俺らはダチだ、皆で助け合っていこう。」

 

「そ、そうだな…」

 

 

持つべきものは友だ。ありが「弘くーん!シュババーンと走るから見ててよねーーー!!」

 

 

嗚呼…日菜よ、お前という奴は。

 

 

「てめーは、俺らを怒らせた」

 

 

オラオラされたくないから俺は先生にトイレに行くと言って走り出した。

 

 

逃げるんだよォ!弘人ーッ‼




という訳でどうでしたか?


唐突のジョジョネタを入れてしまいすみません…笑

私は4部が大好きです♪(^3^)/


次回の後編は友希那と弘人を中心に書いていく予定です。


ではでは~(*^^*)ノシ


今後見たい内容は?

  • 氷川家へのお泊まり
  • 日菜とのデート回
  • リサとのデート回
  • 主人公のバイト探し

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