天才少女に手を惹かれて   作:あまぽー

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どうも! 天駆けるほっしーです~( °∀ °)ハロロン


☆10 デットホーンさん

☆9 優しい傭兵さん、ヤマシロ=サンさん

評価ありがとうございます!(*^o^)/\(^-^*)いぇい☆

遂に評価が赤色になりましたー!やったー♪


そしてお気に入りが一気に70件突破しましたー!

正直 謎の焦りが来ました…(・・;)笑


余談ですが高校の時に当時付き合ってた人と放課後学校近くの猫カフェに行きました。


あまりにも可愛かったのではしゃいでしまい、家に帰ると制服が猫の毛だらけで親にすごーく怒られたことを書きながら思い出しました。(-_-;)

皆さんも猫カフェ行く際は気を付けてくださいね?


ではでは後編始まり始まり~♪


あ、個人的に弘人は脳内で杉田さんの声で再生されてます 笑


第6話 猫好きに冷たい奴はいない。後編

放課後になり、日菜とリサに帰ろうと声をかけた。

 

 

「弘くんごめーん!るん♪ってする部活あるから見学に行くねー!」

 

 

日菜はそう言うとカバンをつかんで教室を飛び出して行った。

 

オイ、廊下を100㍍走感覚で走るんじゃないぞ。

 

 

「やれやれ…リサはどうだ?」

 

「弘人ごめん!アタシ今日バイトの面接なんだ」

 

 

リサは両手を合わせて頭を少し下げながら言った。

 

 

「面接か、まぁ頑張れよ?よい報告待っとくわ」

 

「ありがとっ☆それじゃ、また明日ね~♪」

 

 

さて、つまり…今日はの~んびり過ごせるのか!

 

ここ最近ずーっと二人と帰ってたから忘れていたが下校時こそ最高の寄り道し放題な自由時間じゃないか。

 

 

「よーし、本屋寄ってから久しぶりにゲーセンに行くかな」

 

 

1人で呟きながらカバンをつかんで教室を出る。

 

そーいや、当初は自転車通学を決めていた俺だったが3人で登下校するから結局使わずじまいだ。

 

その分休日使う際は思いっきり使ってやろう。

 

 

 

 

 

本屋で面白い本がないか見て回っているとギターの本が目に止まった。紗夜は今日何してるんだろうな…

 

そう思いながらその本を取ろうとした時隣から出てきた手と俺の手が同時に本を掴んだ。

 

 

「あ…すみません」

 

 

手が出てきたほうを見ると黒髪で前髪が赤のメッシュの女の子がいた。制服を見ると…中学生だろうか?

 

お互い本から手を放すとこちらをちらっと見て言った。

 

 

「…こちらこそすみません」

 

「えーっと、この本買うならほら」

 

 

雑誌を渡す。女の子は本を見てから言った。

 

 

「…いいんですか?」

 

「あぁ、俺はちょっと読んでみようかなと思っただけだからさ」

 

「…どうも」

 

 

その子は本を受けとるとこちらを見て言った。

 

 

「…ギター、興味あるんですか?」

 

「知り合いがな」

 

「…そうですか」

 

「蘭~!?」

 

 

声の方を見ると何人か同じ制服の女子がいた。この子の友達だろうか?

 

蘭と呼ばれた子は本を抱えてそっちへ向かっていった。

 

きっと、あの子はギター好きなのだろう。そう思いながら別の本棚を物色しに移動した。

 

 

 

 

ゲーセンにはクレーンゲームが好きで中学の頃からたまに通っていた。が、今回はそこまで欲しいものが見つからずブラブラしていると色んな動物のマスコットぬいぐるみがあった。

 

 

 

…正直に言うとぬいぐるみは少し興味がある。ちなみに内緒な?

 

全部で4種類

猫と犬が色ちがいで2種類ずつか…よーし、コンプするか!

 

俺は100円を、取り出しゲームに集中した。

 

 

 

 

 

 

 

 

…ちょっとムキになってやり過ぎたか。

 

無事に全部取れたのだが3人の野口さんが旅立った。

 

痛い出費だが達成感はある。あとは…帰るか。

 

のんびり歩いていると公園が見えた。

 

もう夕方だからか子供の姿は見えないがうちの学校の制服が見えた。というか、あれは…湊だった。

 

周りをキョロキョロと挙動不審に見ている。まるで他人を警戒しているように。

 

しばらくすると公園の木の下に座り込んだ。

 

草木が多いところでここからじゃ見えない。

 

気になったから近づいて見ると…

 

 

「ふふっ♪にゃ~んにゃん」

 

 

そこには満面の笑顔で猫を撫でている湊がいた。

 

 

「ゴロゴロ~…♪」

 

 

…目の錯覚ではないらしい。さて、どうしたものか。

 

とりあえず見てはいけないものを見た気がする、立ち去ろう。

 

そう思って一歩下がると足元には木の枝があった。

 

湊の方を見ていて気がつかなかった俺はまんまと枝を踏みつけてパキッと音を出してしまった。

 

 

「にゃ~…っ!?」

 

「あっ」

 

 

バッチリ湊と目があってしまった。あ、ヤベ。

 

 

「あ、貴方は!あっ…」

 

 

急に湊が立ち上がったことに驚いたのか、猫は逃げてしまった。

 

 

「猫…」

 

 

湊は俯いた後にこちらにゆらゆらと近づいてきた。

 

近くまで来たかと思うと俺の制服のネクタイをグッと掴んで言った。

 

 

「…見たわね?」

 

「お、おう」

 

「忘れなさい」

 

 

いや、それは無理があるんじゃないですか?

 

湊が顔をあげると真っ赤になっていた。

 

 

「す、すまん!誰にも言わないからさ!」

 

 

「信じられないわ」

 

 

ああぁ!猫が好きだけど見られたくなかったのは分かったよ!さて、どうしたものか…

 

 

「いっそ、忘れるまで頭を…」

 

 

…マ、マズイ!何かこの場を抜け出す方法が…!

 

 

すると俺はゲーセンで取ったマスコットに猫があったことを思い出した。

 

ええい、南無三!

 

 

「と、とりあえずこれを!」

 

 

袋から黒猫のマスコットを取り出して湊に見せる。

 

 

 

「…これは…」

 

 

 

…ダメ、か?

 

そう思っていたら湊は手をネクタイから離してマスコットを代わりに掴んだ。表情も穏やかになっていた。

 

 

「…可愛い」

 

 

どうやら気に入ったらしい。しばらく眺めたり触った後にそれを制服のポケットにしまった。

 

 

「…貴方はリサが会わせた人ね?」

 

「あぁ、早川弘人だ」

 

「…そう。今回はこの子で許すわ」

 

「湊、そのー…、すまん…」

 

「見られてしまったものはしょうがないわ、あと友希那でいいわ弘人」

 

「…分かったよ、友希那」

 

 

そう言うと彼女はゆっくり公園を出て行った。

 

…やれやれ、結局最後は落ち着かないじゃねーか。

 

沈む夕日を見ながら一人ため息をつく俺だった。

 




これにて後編も終了です!

本屋の子はゲストで出しました!(^3^)/

さて、5話まででだいぶメンバー揃いましたが次回はもう1人出したいな~と思ってます♪


今回のイベントで日菜ちゃんとの絡みが面白かったので 笑


では次回 第7話 「男子より男らしいのは儚い?」

お楽しみに~(*^^*)ノシ

今後見たい内容は?

  • 氷川家へのお泊まり
  • 日菜とのデート回
  • リサとのデート回
  • 主人公のバイト探し

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