僕がアイアンマンだ 〜I am IRON MAN〜   作:アリ新タ

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個性ロボのリメイク作品です


NO.0 プロローグ

【原作開始、約5年前】

 

 

「全く……わざわざアメリカまで付いてくることないだろ」

 

 今は深夜を過ぎた真夜中、マリブ海の近くの道路をリムジンで走ってる車がひとつ。

 そして彼はたった今、隣のヒゲをたくわえたナイスミドルに叱られる。彼の父、愛杏(あいあん)E(エドワード)・スターク。

 

 まずは彼の父のことから話そう。

 父、スタークはアメリカ人と日本人のハーフで、軍事産業を中心とした兵器開発をしている会社のCEOだ。

 簡単に言うと一番偉い人、今日もアメリカでのプレゼンを終えてマリブ海の別荘に帰っている途中、実家は日本にある。

 

 ちなみにこの会社の名前はスタークインダストリーズといい、日本でバカでかいビルを構えている。

 元々はただ、機械などを開発し、他の企業に売っている小さい会社であったが、スタークの代の精密機械がアメリカ軍の目に留まり、アメリカの事業に進出し、見事成功を果たしたのだ。

 

 何故、日本で開発しているにも関わらずアメリカでのビジネスで成功したかというと、もちろん天才的な頭脳もあったが、それ以外にもうひとつ、スタークの希少な個性だ。

 

 個性についての説明はいるまい。

 

 スタークの個性は『錬成』。

 能力は一言で言うと錬金術だ。触れたものなら生物以外は「分解」と再構築が出来る。

 

 そしてスタークはこの『錬成』の凄まじい活用法を作ってしまう。

 例えば、目の前に銅と銀がある。これを個性で分解した時、再構築で元に戻すと、分子レベルで結合した銅と銀を合わせた、全く違う金属が出来上がる。

 

 そして、スタークはこの個性でとある金属を作った。

 様々な金属を合わせた、世界でスタークにしか作れない金属。

 その名も「ビブラニウム」。

 鋼鉄より固く、そして恐ろしく軽い金属は世界で高い評価を受け、一気に世界中から注目された。

 残念ながらこのビブラニウムは希少な金属を何種類も合わせて作ったものなので早々作れるものではないが、良い宣伝効果は生まれ、スタークのビジネスは大成功を納めた。

 そして天才だったスタークの目覚しい活躍により、スタークインダストリーズは大企業に成長したのだった。

 

 長々と説明したがここでやっと彼ーー主人公のお話だ。

 

 彼の名は愛杏メタル。アメリカと日本のハーフの父と日本人の母によるクォーターだ。

 母は愛杏翔子(ショウコ)、個性は『金属』。

 体を金属にする。

 

 そして上に兄がいる。

 兄の名は愛杏ローズ、個性は父と同じく『錬成』。

 メタルはロズ(にぃ)って呼んでる。

 

 そして愛杏家の次男が愛杏メタル。

 メタルを一言で表すなら、天才が生んだ天才。

 正確には、天才が生んだ二人の天才の一人だ。

 

 メタルが4歳の頃には回路基板を組み立て、6歳にはエンジンを開発、一年前の9歳の時には父が受けさせたMITの前年受験問題を全問正解するほどの逸材、更には株や仮想通貨などで大成功し、弱10歳にして、資産は数十億に登っている。

 そしてその兄、ローズもメタルに勝るとも劣らない天才。

 

 この四人家族が愛杏家の家族構成だ。

 

「夏休みだからいいでしょ?1回父さんのプレゼンが見たかったんだよ。いろいろ勉強になったし、ビブラニウムも久しぶりに見たかったし、久しぶりにアメリカにもこれて楽しかったし」

「だからってわざわざアメリカに来なくても、てかどうやって来たんだ?」

「ハッピーを脅………頼んだら引き受けてくれたよ。そのまま帰らしたけど」

「俺の部下を脅さないでくれるかい?」

 

 メタルがここに来た目的は単なる暇つぶしだった。

 残り数日の夏休みの期間、父の働きぶりを見てみたかった、ただそれだけの理由。

 

「まぁ、来たんなら楽しむか、帰ったらピザでも頼もう」

「いいね!ポテトとコーラも付けてね」

「ああ、これは後で翔子とロディにも何か埋め合わせをしないとな……」

 

 久しぶりの父子二人の時間、スタークは帰ったらここにいないローズと妻にも何か買ってあげようと決める頃、

 

「もう時期つきますよ」

 

 運転している執事が報告してくる。

 ここに乗っているのは、運転手の執事、護衛二人、愛杏親子の二人の計五名。

 どうやら別荘が近づいてきたらしい。

 帰国は明日の午後、今夜は息子と夜更かしでもしようと決めたスターク。

 

 

 しかし、もう帰国する必要はもうなかった。

 今日という日は、スタークにとって最悪の日なのだから。これにスタークが気づくのは、ほんの数秒後。

 これにメタルが居合わせたのは単なる偶然だった。

 しかし、ここにメタルがいたことでメタルの運命は大きく変わることになる。

 

 

 

 

 

 

 突如としてメタル達が乗っている車が、爆発で吹き飛んだ。

 

 

 

 

 ……To be continued

 




説明するだけのつまらないプロローグ。
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