日本国召喚・異聞録   作:無虚無虚

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最終話『和製シルガイア』

 フラグストンにエスコートされて最上甲板に出たシエリアは呆然とした。雄雄しかった〈グレードアトラスター〉は見るも無残な姿になっていた。

「沈没の危険もあったと聞いていたが……これほどの激戦だったとは」

「乗組員の4分の1が死傷しました」

 フラグストンの言葉に、シエリアの体が震えた。

「外務省のシエリア課長ですな」

 シエリアは声を掛けられて、初めて見覚えのない男の存在に気づく。

「自分は東部方面艦隊所属、〈メンカル〉の艦長を務めるシュミットです」

〈グレードアトラスター〉の左舷に潜水艦が浮上している。その甲板で乗組員が、水上機の発進準備をしている。

「政府の命令により、貴女をレイフォル地区へお連れします」

「すまない。あの飛行機でか?」

「あれではレイフォル地区までは直接は行けません。別の艦隊までお届けします。そこから先は艦隊の者にお尋ねください。自分はそこまでしか存じませんので」

「……分かった。世話になる」

 

 24時間マラソンはゴールを迎えようとしていた。

Lubail Tower, This is TOPAZ squadron(ルバイル管制塔、こちらTOPAZ飛行隊。). Request arrival.(着陸許可を求む)

TOPAZ squadron, approved arrival(TOPAZ飛行隊、着陸を許可する。). Runway 1S. Wind 80 at 4(南1番滑走路に着陸せよ。), against. Cleared for Touch-down.(風は方位80度、4ノット、向かい風)

Runway 1S. Cleared for Touch-down.(南1番滑走路に着陸する)

Your read back is correct. Approved Touch-down.(復唱を確認した。着陸を許可する)

 御空は慎重に〈F-2B〉を降下させる。ここで事故ったら何にもならない。

〈F-2B〉は無事に着陸した。タキシングして格納庫(ハンガー)へ向かう。駐機スポットで停めた時、ヘギーの〈F-2A〉が滑走路に着陸するのが見えた。

 整備員が駆け寄ってきて、ラダーを掛ける。年寄りくさいが、「よいしょ」と声に出して、射出座席から立ち上がる。慎重にラダーを下りる。

 次にゴハンがラダーを下りる。その間にも第八航空団第六飛行隊が次々と着陸する……

 一機が事故った。滑走路からはみ出して横滑りする。脚が一本折れて、機体と地面の間に火花が散る。

 御空は着陸済みの機体の数を確認した。5機、ということは6番機だ。

「マッチョ!」

 御空は乗員のTACネームを叫び、駆け寄ろうとした。だが途中で足が重くなる。くそっ、何故だ……

 気がついたら第六飛行隊の面々が自分にしがみついていた。ゴハンまで。

「何やってんだ、おまえら?」

「それはこっちの台詞ですよ」

 ヘギーが呆れたように声を出す。

「救助班がすでに対処しています。危険ですし、却って邪魔になります」

 御空が振り向くと、ヘギーの言葉通りだった。幸い火災は発生しなかった。コクピットからマッチョが出てくる。どうやら無事のようだ。

「すいません、ゴクウさん」

 大男のマッチョは泣いていた。

「俺が下手打って、〈F-2〉をお釈迦にしちゃって……」

「気にするな。おまえの責任じゃない。そもそもこの作戦自体が間違っていたんだ。機付(きつき)には俺も、サンゾーさんも、一緒に謝ってやる」

 南1番滑走路は閉鎖され、残りの4機は別の滑走路を使って無事に降りた。

 これが転移後、空自が初めて作戦中に機体を失った例となった。だがこの先例は有効に生かされた。このような過酷なミッションが行われることは、二度となかった。

 

 先進9ヵ国会議の議題は戦後処理になった。

 まずは獲物、鹵獲した6隻のグラ・バルカス艦の処分が議題になった。

 日本の外務大臣が冒頭で発言する。

「我が国としましては、調査用に戦艦と空母が1隻ずつあれば十分と考えます」

 これは他国からは意外に思われた。実質的に鹵獲したのは日本だ。普通なら全ての所有権を主張してもおかしくない。

 実は外務大臣は本国から指示を受けていた。本国に指示を出すよう、近藤が促していたのだ。

「残りの4隻につきましては、当事国同士の話し合いで決めてはどうでしょうか」

 これに異論を唱える者はいなかった。続いてモーリアウルが発言する。

「我が国は内陸国であり、船には関心がない。だが将来のグラ・バルカス帝国やラヴァーナル帝国との(いくさ)に備え、空母に風竜が着艦できるかを確認したい。その機会が保証されるのなら、所有にはこだわらない」

 これにも異論はなかった。斯くして実質的に列強2国の争いとなった。

 4隻を神聖ミリシアル帝国とムーで2隻ずつ分け合うことはすぐに合意できた。最大の焦点は、1隻しかない戦艦をどちらが取るかだった。

 2国間の応酬が一巡りしたところで、日本の外務大臣が再び発言する。

「2国だけで話し合っても結論が出ないようですな。ここは他の当事国の意見も聞いてみたらどうでしょう」

 ここでマギカライヒ共同体の代表が発言する。

「我が国は、機械文明のムー国が調査する方が適切と考えます」

 驚いたのは神聖ミリシアル帝国である。

 更にニグラート連合がムー支持を表明する。

 ここでリアージュが察する。ムーは第2文明圏で組織票を固めたのだろうと。だがそれなら心配ない。第1文明圏からはトルキア王国とアガルタ法国が出席している。

 しかしリアージュは忘れていた。神聖ミリシアル帝国は票固めすらしていなかったことを。両国は中立の立場を表明した。

 第3文明圏のパンドーラ大魔法公国はムーを支持する。

 先進9ヵ国会議は多数決ではないが、これで結果は決まった。

 外交官のリアージュは終始ポーカーフェイスを保っていたが、内心では(はらわた)が煮えくり返っていた。神聖ミリシアル帝国の威光は落ちていた。戦闘に負けるとは、そういうことなのだ。

 それに比べると、日本の外務大臣はニンマリしていた。鹵獲艦を使えるとしたら、機械文明のムーしかいないと思っていたからだ。

 だがメインテーマはその次だった。艦隊級対空殲滅魔法と誘導魔光弾だ。日本の外務大臣が発言する。

「まず最初にご理解いただきたいのは、武器の輸出や技術の移転は国の安全保障に関わるということです。古の魔法帝国に通用する武器は、人間にも通用するのです」

 これには全員が納得する。

「従って武器や技術を供与するには、まず国交を結んでいただかないといけません。まだ国交を結んでいない国は、そのためにも是非我が国に使節を派遣していただきたい。我が国は交渉の扉は常に開けております」

 日本の外務省はこれを国交拡大の好機と捉えていた。第3文明圏では多くの国と国交を結ぶことが出来たが、第1、第2文明圏は列強を除くと手付かずに近い。

 外務大臣の話は続く。

「この分野の専門家を紹介しましょう。第零護衛隊群の司令、鮫島海将補です。彼は〈グレードアトラスター〉の副砲を吹き飛ばした誘導弾の考案者でもあります』

 座席から小さなざわめきが起きる。鮫島は起立して一礼する。そしてそのまま着席。文民統制(シビリアンコントロール)の原則では、自衛官の鮫島は外交の場で発言できない。

 にもかかわらず鮫島を紹介したのは、外務省と外務大臣の腹いせだった。勘違いした魔法文明国の相手を鮫島にさせようという腹だった。これが後にまわり回って海上幕僚たちの頭痛の種となる。

 

 翌日はムーからレイダー提督が到着する。ムーの外務大臣護衛艦隊の司令部が事実上壊滅したため、急遽代わりとして派遣されてきたのだ。日本とムーの両国の政府の思惑が一致して、報道(プレス)向けに鮫島とレイダーが港で握手するシーンが演出された。

 二人が握手したとき、レイダーは失言をやらかした。

「大きな空母だ……できれば艦載機も無傷で手に入れて欲しかったですな」

 これを聞いたムーの軍人たちは真っ赤になった。

「そのような事が可能とは、夢にも思っていませんでした。出来れば次は閣下に手本を見せていただきたいものです」

 鮫島の返事を聞いて、レイダーも真っ赤になった。何故かこの発言だけは、ムーでは報道されなかった。

 ムーからやってきたのはレイダーだけではなかった。

「鮫島海将補、昇進と勝利、おめでとうございます」

 声を掛けられた鮫島は振り返った。そこには海自の基地祭で知り合ったムー人がいた。

「マイラス君、久しぶりだね。でも海将補は止めてくれないかな」

「何故です?」

「日本に戻ったら一佐に逆戻りだからだよ」

「武勲をあげたのに?」

「海自の幹部なら誰でも出来るよ」

 マイラスは怪訝な顔をした。謙遜なのか本当なのか判断がつかない。

「さっそくグラ・バルカスの戦艦と空母の下見かい?」

「それもありますが、〈ラ・カサミ〉もです」

「座礁したんだったな」

 マイラスは小声になる。

「もし日本に〈ラ・カサミ〉の修理と改修を頼んだら、引き受けてもらえますかね?」

「おいおい、自衛官の俺は答えられる立場じゃないぞ」

「それは知っています。あくまで仮定の話です」

「……可能性はあると思う」

「誘導弾を搭載してくれますかね?」

「それは答えられないな」

 鮫島は無理だろうと思ったが、答えをぼかした。誘導弾は弾だけでは役に立たない。遠距離の敵を捕捉するシステム、弾を移動する標的へ誘導するシステムが必要だ。そのノウハウは軍事機密の中でもトップクラスに入る。

「やはり無理ですね」

 マイラスは苦笑いする。そんなことは承知しているらしい。それでもこの海戦の結果を見れば、訊かずにはいられないらしい。

「〈ラ・カサミ〉を日本に改修させて、その兵装をコピーしてグラ・バルカスの戦艦に載せると……」

「まあ、考えましたけどね」

 マイラスは頭をかく。

「でも日本もそのくらいは想定してるでしょう?」

「想定して決めるだろうな。決めるのは俺じゃないが」

 この後二人は少し雑談をしてから別れた。

 後に鮫島は思い知る。マイラスがいかに話が通じる相手だったかを。

 

 海戦から2ヵ月後。

 グラ・バルカス海軍本部は戦々恐々としていた。カルトアルパスの戦いの公式な報告を、帝王グラルークスに奏上したのだ。

 報告書の作成は困難を極めた。というのも帰還者が〈グレードアトラスター〉の乗組員しかいないからだ。乗組員からの聞き取りと〈グレードアトラスター〉の交信記録を元に、不明な部分は推測と想像で補って、なんとか辻褄が通る報告書を仕上げた。

 しかし想定外の大敗北を喫したのだ。責任の追及は免れない。海軍大臣と東部方面艦隊司令長官は、(こうべ)を垂れて帝王に報告書を差し出した。

 帝王は報告書を手に取ると、じっくりと読み始めた。30分ほど掛けて読み終わると、二人の前に一冊の本を無造作に投げた。

「読んでみろ」

 海軍大臣が本を手に取る。それを横から司令長官が覗く。本の表紙にはムーの公用語で「別冊宝大陸特集:これを読めば『カルトアルパスの戦い』が解る!」とタイトルが書いてあり、その上に帝国公用語の翻訳が書かれていた。

 海軍大臣が本を開く。

「「!!!」」

 二人は絶句する。そこには「真珠湾迎撃」、「〈グレードアトラスター〉迎撃戦」、「フォーク海峡追撃戦」、「カルトアルパス空襲」、そして「フォーク海峡沖海戦」の5つの章に分けて、戦いの詳細が書かれていた。しかも海軍首脳の自分たちさえ知らない情報が、山ほど載っていた。

「へ、陛下、これはどこから入手されたのですか?」

 海軍大臣の声は震えていた。

「情報局がムーの首都オタハイトの一般書店で買った雑誌だ」

「ざ、雑誌!?」

「まさか味方より正確な報告を、敵から受け取るとは思わなかった」

 二人はその場で辞職を申し出た。その後、東部方面艦隊司令長官のカイザルのみ慰留された。

 

 その一方。

(なぜ私がこんな思いをしなければならないのか?)

 シエリアは何度も繰り返した疑問を自らに問う。そして同じ結論に至る。

(戦闘に負けたからだ)

 シエリアは戦後処理に奔走していた。目下の目標は、捕虜の解放と戦艦・空母の返還だ。

 シエリアは最初は神聖ミリシアル帝国の外務省を訪れた。この訪問を実現するだけで1ヵ月かかった。

「我が国に降る覚悟が出来たのですか?」

 会談の冒頭でミリシアルの外交官に言われた言葉だった。自らの揚げ足を取られたシエリアは、反論を呑み込んで用件を伝えた。最初の会談では合意に至らなかった。それは想定していたが、予想以上に手強い交渉だった。

 そこでシエリアはムーとの交渉も水面下で進めた。今日、外交官レベルの会談が実現したのだが、結果はミリシアルの時より悪かった。

 戦闘に負けるとは斯くも辛いこととは。もし負けたのが戦争だったら? シエリアは自分が外交官として楽をしてきたことを、痛感していた。

 そして今、シエリアはムーの日本大使館にいる。

 シエリアが最も警戒していたのが日本だった。グラ・バルカスはミリシアルには勝った。ムーには痛い目に遭わされたが、それ以上の打撃を与えた。だが日本には手も足も出なかった。

 それゆえシエリアは、最も与し易いのがミリシアルで、最も手強いのが日本だと予想したのだが、実際は逆だった。少なくとも交渉の入り口までは。

 シエリアと随員が待っていた部屋に、何人かの日本人が入ってくる。その筆頭と目される外交官は朝田と名乗った。

(なぜ俺がまた難しい案件に対応しなければならないのだ?)

 朝田も自分の境遇に不満を持っていたが、二人ともそれは表に出さず、会談が始まる。

「我が国は、捕虜の解放と戦艦および空母の返還を求める」

 神聖ミリシアル帝国とムーとの間で情報交換をしていた朝田は、シエリアの要求をあらかじめ知っていた。

「我が国は捕虜の身柄を確保していません。その件は神聖ミリシアル帝国と話し合ってください」

「だが戦艦と空母1隻ずつは、日本が確保したはずだ」

「ええ、〈ながと〉と〈しょうかく〉は我が国が調査中です」

「〈ながと〉、〈しょうかく〉?」

「艦名です。現在は船籍を海上自衛隊に置いているので、自衛隊の命名規則に従って名前を付けました」

 戦艦は旧日本海軍の長門級、空母は翔鶴級にそっくりなことから、その名前が選ばれた。

「あれらは〈ラス・アルゲティ〉と〈アルゲニブ〉だ!」

「乗組員が艦ごと亡命してきたのなら艦は返還しますが、その前に貴女は全世界に向けて宣戦布告した。貴国は我が国と戦争状態にあることになります。それならば〈ながと〉と〈しょうかく〉は戦利品です。返還する理由がない」

 シエリアは言葉に詰まる。神聖ミリシアル帝国とムーとの交渉でも、その点を突かれた。捕虜はともかく、軍艦の返還は元々無理のある要求なのだ。しかし外交とは無理をいかに通すかが勝負なのだ。

(しかし手札がない……)

 シエリアは苦悩する。

 だが苦悩していたのは朝田も同じだ。

(こんなやり方が上手くいくとは思えんが……あの男(さめじま)も大臣に変な入れ知恵をしてくれたものだ)

「こちらからも提案があります」

 朝田がそう言うと、隣に座っていた井上が地図を会議卓の上に広げた。

「「「!!!」」」

 グラ・バルカス側の外交官が息を呑む。それはグラ・バルカス本土の地図であり、主要な都市と軍事基地に印がつけてある。

「貴国は我が国の実力を誤解しているようだ。まずそれを解かないと交渉は進まない」

 先ほどまでとは違い、朝田の声は低くなっていた。

「印をどれか一つ選べ。我が国はそれを灰燼にしてみせる。だが我が国は人道を尊ぶ国だ。選択を伝える前に、国民をそこから避難させることをお勧めする」

 もちろんはったりである。

「そんなことが出来るわけがない!」

「では選べ。試してみるがいい」

 シエリアは言葉に詰まった。

「……このことは本国に伝える」

「ご自由に。だが地図を渡すことはできない」

 シエリアは感想を訂正した。日本が一番手強い。シエリアの隣に座っていた随員が、印を見ながらノートに地名を記入し始めた。

 実はこの部屋には複数の隠しカメラが取り付けてあり、随員の視線の動きとノートの内容は全て撮影されていた。こうして日本は衛星写真では知りえない情報、「地名」を手に入れた。

 グラ・バルカス海軍軍人は馬鹿ではなかった。艦内にあった機密文書は接収前に全て処分していた。海上自衛官が乗り込んだとき、グラ・バルカス本土の地図や暗号表は残っていなかった。

 だがレイフォル地区の地図や周辺の海図は残っており、グラ・バルカスの測量精度は判明した。地図は衛星写真から作ったものをグラ・バルカスの測量精度に合わせて加工したものだった。グラ・バルカスの外交官がこの地図を見ても、衛星写真を元にしたとは気づかないはずだ。鹵獲された艦からの流出を疑うはずだ。

 またグラ・バルカスの公用語で書かれた本や書類は艦内に多数残っており、捕虜からの聞き取りも合わせて、グラ・バルカスの文字言語は判明していた。カルトアルパスの戦いで、グラ・バルカスの暗号はエニグマ暗号のレベルであることは分かっていた。日本の実力なら解読するのは難しくない。

 ムー国内での情報収集により、グラ・バルカス海軍が大慌てで無線に使用する周波数帯や暗号を変更しているのを、日本は知っていた。だがそれらの努力は無駄だったのだ。更にグラ・バルカス本土の地名が判明したことにより、暗号の中で登場する意味不明の固有名詞の一部が明らかになる。

 シエリアは自らの要求を通すどころか、新たな難題を抱えて、本国に戻った。

 

 海上幕僚たちは鮫島の処遇を巡って頭を痛めた。外務大臣が先進9ヵ国会議で鮫島を紹介したことで、鮫島は有名人になってしまった。海将補という階級であることも、広く知られてしまった。

 もし鮫島を一佐に戻したら、降格したことになる。『カルトアルパスの名将』と外国から称えられている人物をなぜ降格させたのかと疑問を持たれるだろう。自分たちが人事の裏技を使ったこともばれるに違いない。

 結局、海自は『佐官止まりの人物』を正式に海将補に昇進させた。

 パーパルディア皇国のシルガイア名誉提督は、本国では有名なベストセラー作家で人気者である。だが外国では全くの無名だ。これはシルガイアの著書が外国人にはウケないだろうと出版社が判断して、本国でしか出版されなかったからだ。それは日本でも同じだった。

 もしシルガイアが日本でも有名だったら、海上幕僚たちは鮫島を彼に例えたかもしれない。




ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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