全員分やるかはさておき、少しでも尺をかせ………み、みんなの出番をですねぇ!!
「あー! やっと終わりましたぁ~」
「すまないな、面倒事を頼んでしまって」
「いえいえ、織斑先生に比べれば」
「では、もうひとつお願いしようかな」
「………なんですかこの封筒と分厚い冊子は?」
「私の代わりにこれを在籍している専用機持ちの所属先へと渡してきてくれ」
「はい!? 海外出張をしろと言うんですか!?」
「無論、ただでとは言わないぞ? 経費で落とせる範囲内であれば買い物もいい。本場のイタリア料理やドイツのスイーツなんてどうだ?」
「え、ええっと……」
「実に簡単な仕事だろう? 書類を渡して回るだけだ。ちゃんと渡してさえくれるのなら順番も気にしない。ボディーガードと通訳もつくし、教員用のラファールを待機形態にして持っていくことも許可しよう」
「……ええ~?」
「簡単に言えば、暫しのバカンスを楽しんでこい、ということさ」
「な、なぜ私なんでしょうか? 偉い方に会うのなら先生の方が……」
「会わない。フロント係にIS学園からだと伝えて渡すだけでいい。君にはいつも世話になっているからな、そのお礼だよ」
「お、おりむらせんせぇ……ぐしゅっ」
「おいおい、ここで泣かれても困るんだがな………」
*********
さて、山田君にはゆっくりと休養をとってもらう事にしよう。いくら得意不得意があるとはいえ、いつまでも同じことで後輩にやらせる訳にもいかん。付き合いの長い相手なら尚更情けない姿を見せられるものか。
というわけで、不在の十日間程は私が山田君の代わりに彼女の仕事をこなそうではないか。
わざわざ本人から残っている仕事リストを渡されたことだしな。
A4用紙につらつらと書かれている文字は全て仕事に関することばかりだ。重要度もピンからキリまで。教員歴は山田君の方が少し長いが、役職的には私の方が上にあたる。その内殆どは私も経験したことのあるものばかりだったので、心配しなくてよさそうだ。今までよりちょっとだけ忙しくなるだけだろう。
「む? こんなこともしていたのか」
・放課後の生徒の自主訓練の監督
実に彼女らしい仕事だな。職員室に居ないことが多いと思ったらそういうことか。
しかし、私にうまくできるだろうか? 口下手とは思わないが不器用でどうも付きっきりの指導は少し苦手なんだがな……。まぁ、私も教師だ、やらなければならん。というよりもできないままでいるほうが恥ずかしい。
「いい機会だ」
私は授業を終えたあと、スーツからジャージに着替えてアリーナへと向かった。
*********
「くっ………」
もう一度、焦りと怒りを押し込んで集中する。
マドカさんにも幾つかお話を伺いはしましたけど……他人の感覚なんてアテにはなりませんわね。
日本の諺という教訓めいたものには"十人十色"という言葉があるらしい。噛み砕いて言えばみんな違ってみんないいといった内容だった気がする。
私には……私とブルー・ティアーズには私達だけの撃ち方がきっとあるはず。国内の適性ランクは私が最高値を出しているから。そして現に技をものにしている人が近くに二人もいるのだから、私にできない道理はない。
「曲がれっ!」
声に出してみても、結果は変わらず。あえてずらしたターゲットに当たることなく、ライフルから撃ち出されたエネルギーは真下五十三センチ地点に命中した。
狙い通りの場所にピンポイントで命中したのは嬉しい。不動で集中できる時間があるのだから、私にとっては当たり前のことだけれど。
ただ、そこは私が狙っていた場所であって、狙っていた場所ではない。
「何が間違っているというの……!」
私は未だに“偏向射撃”を習得していないままだ。私の方が早く長くBT機に触れているにも関わらず、私よりも遅く短いつきあいのマドカさんにできるという事実が何よりも悔しい。
理論ではいつだって実現できる。BT適正も十分にあり、技量は代表には遠く及ばずとも一発ぐらいなら成功したって良い程度は備えているのに……。
まだ物足りないのですか? ブルー・ティアーズ……。
「精が出るな、オルコット」
「……織斑先生」
「今のはわざと外したのか?」
「ええっと……わざとと言えばわざとなのですけど……」
「ああ、偏向射撃だな」
「はい」
ライフルを格納して、後ろから声をかけてきた人物――織斑先生と向き合う。実習時間の様にジャージ姿に竹刀を持っている姿は昔日本で流行ったすけば……いえ、何でもありませんわ。どちらにせよ威圧感があることには変わりありませんもの。
「どうしてこちらへ? 第五アリーナは射撃型特化のアリーナの筈ですが」
「先生なのだから、どのアリーナにいようがかまわんだろうが。お前の言いたいことは分かるが、私はお前達が思っているより射撃武器はちゃんと扱えるんだぞ?」
「い、いえ、そういう事を言っているのではなく……」
「どれ、少し見てやろう」
そう言うと、持ってきた竹刀を壁に立てかけ、カードキーを端末に差し込んでパネルの操作を始めた。今まで使用していた仮想ターゲットが全て消失し、丁度五百メートル先に一つだけのターゲットが出現。その竹刀は何だったのでしょう?
「とりあえず、言うとおりに撃ってみろ」
「はい!」
実際に先生がどれほど射撃の腕が上手いのかは分からないが、あの織斑千冬が一対一で指導してくれるというのだ。ISに関わるものならば発狂モノだろう。タイプが違うことなど百も承知で教えてくれるというのだ、どんと胸を借りよう。
「まずは一発だけでも撃てるように、確実に感覚をモノにしろ。速射、連射、コントロールはとにかく二の次だ」
「わかりました」
ターゲット中央にライフルの照準を合わせ、トリガーに指をかける。今回は練習の練習、撃つことだけに集中する為狙撃モードに切り替える。
機体から受け取る情報が大幅にカットされ、脳に直接スターライトMkⅢのスコープ映像が映し出された。
「上十三センチ、右五センチ」
「右二十センチ」
「左0.五センチ」
「下三十センチ、左七センチ」
「上六.二センチ――――
それから数十回ほど指示通りにトリガーを引き続けた。時間にして僅か十分とちょっと。
「全弾ミリ単位でずれることなく命中。ふむふむ、まぁ分かっていたが精度は中々のものだ。試合であれば十分に代表とも渡り合えるだろう。ただし、今の様に狙撃に集中できる状況であれば、だがな」
「そうですね。それ以前に模擬戦公式戦で狙撃モードなんて使えませんわ」
「なんだ、狙撃モードを使っていたのか。当たって当たり前ではないか。まぁ、手を抜かないという姿勢は褒められるものだ」
「ど、どうもありがとうございます」
「次いくぞ。構え」
構えと言われても、何時でも打てるようにと狙撃体勢を崩してはいないので意味はない。ただし、やはりこの程度の距離で狙撃モードは無駄過ぎるし、むしろ邪魔だ。これはキロメートル単位で使用するものですし。
「照準は常にターゲット中央。ただし、意識は私が指定する座標に向けろ」
「はい!」
そして先程と同じようにトリガーを引く。しかし、放たれる弾はターゲット中央に吸い込まれるばかりで、先生が指定し、私が意識した座標には一ミリも近づく事は無かった。やっぱり曲がらない。
「ふむ、やはり変化なしか。オルコット、どんな練習をしていた?」
「わ、私ですか? とにかく曲がれと念じたり、先程の様に銃の照準と狙いの座標をずらしたりですけれど……」
「つまり、私がやっていることと大して変わらないと」
「はい」
「そうか、それは手間をかけさせたな」
パネル操作を再び始め、私がさっきまで設定していたターゲット配置に戻された。差し込んだカードキーをしっかりとポケットに突っ込んで竹刀を手にとって私に近づき……ギリギリのところで面を寸止めされた。
「あ、危ないではありませんの!?」
「オルコット、お前はこの素振りをしただけの竹刀が伸びると思うか?」
「は?」
「いいから答えてみろ」
そんなもの決まっている。何の仕掛けも施されていないただの竹刀……言ってしまえばただの竹を集めた棒が伸びるわけがない。急に成長をすることも無ければ、逆に折れてもいないのに短くなることも無いだろう。
「伸びません」
「素振りだけで砕けると思うか?」
「砕けません」
「素ぶりだけで折れると思うか?」
「折れません」
「素ぶりだけで曲がると思うか?」
「曲がりません」
「つまりそう言う事だ」
「………は?」
………どういうことでしょう?
「私が剣ばかり扱っているからこの例えを使ってみたんだが、やはり通じにくいな。では剣を銃で置き換えてもう一度質問しよう」
「はぁ………」
「非常に手入れされたお前が最も使いなれている愛銃を使って一発の弾丸を撃ったとしよう。なお、万全の整備が行われており、給弾不良も無ければ暴発もしないものとする。天候や環境に左右されない室内、何の設定も施されていないただの部屋だ」
指を刺したり竹刀でつついたりはされないが、視線が私の手の中にあるライフルを指していた。確かに、私が最も信頼を置く銃はこのスターライトMkⅢを於いて存在しない。
「撃った弾丸がいきなり砕けると思うか?」
「思いません」
「撃った弾丸がいきなり変形すると思うか?」
「…思いません」
「撃った弾丸がいきなり曲がると、思うか?」
「………思い、ません」
「つまりそう言う事だ」
「………ええ、ええ。理解しましたわ」
それはそうだ。砕けるものか、変形するものか、曲がるものか。“曲がれと思って曲がるわけがない”。
なんて、単純な落とし穴。恥ずかしいことこの上ない。
「ではオルコット、一発だけ撃ってみろ。丁度延長線上にあるあのターゲットだ。原点から右へ五センチ、下へ十六センチ。照準は原点に合わせたまま、意識だけを指定座標に置け」
「はい」
躊躇いなく、すっとトリガーを引く。こんどこそ間違いない。確信がある。今までの失敗からくる不安なんてカケラも無い。未来予知だってできそうだ。
この一発は確実に―――
「オルコット」
「はい」
「“当たった”な」
「ええ。ようやく“当たりました”わ。ああ、どうしてこんなことに気付かなかったのでしょう?」
なんてことはない。単なる思い違いだったというだけ。
エネルギー的なものではなく火薬銃で考えてみよう。風で逸れることは当然あるし、手ぶれで狙いとは別の方向へ飛ぶことなんてザラだ。だが、明らかにくいっと“曲がる”ことだけは絶対にありえない。銃から吐き出される弾丸は、人が狙った先、銃口の向く方向へ進み、標的に“当たる”ことしかできないのだから。
弾丸は“曲げる”ものではなく、“当てる”もの。
「銃によく知る者にしては珍しい引っかけにかかったものだな。いや、だからこそかもしれん。当たり前過ぎて気付かないことはよくあるものだ」
「全くですわ」
「お前がどのような解釈、制御したのかは私には分からない。それは口にできるものではないだろうし、それはお前だけの物だからな」
「大切にします」
「そうするといい」
「先生、ありがとうございました」
「礼を言われるのはおかしな話だな。お前が自分で勝手に引っかかって、勝手にスッキリしただけだろう?」
「う、しかし……」
「私は教師だ。教師は生徒の為にある。だから礼なぞ要らん。だが、言葉と気持ちは受け取っておく。おめでとう、セシリア・オルコット。お前は次の段階に脚を踏み入れた」
*********
「あーもー!!」
かーっ! むしゃくしゃするったらないわね!
「どこが違うのよ……こんな紙きれで分かるわけないでしょーが! 書いた奴出てこい!」
「呼んだか?」
「呼んだわよ! 大体ねぇ、こんな漢字とカタカナと英語が入り乱れてびっしり埋め尽くされてるような教科書(笑)で技術が身に着くわ…………け…………」
「どうした? 続きを言ってみろこの貧乳絶壁まな板クソガキ」
「同じこと三回も言うなぁぁぁ!!」
「ほう?」
「あっ!? い、言わないで……くださ………頂けると、非常に、ひじょーーーーに助かるんですよね?」
「ふん、まあいい」
「ほっ」
助かった……奇跡、まさしく奇跡ね。生きていることがこんなにも素晴らしいなんて。
第六アリーナで訓練中だった私の背後にいきなり現れたのは、ジャージ姿の千冬さんだった。顔が般若でねじ曲がった角が頭から生え、触れるだけで死ねる尻尾が生えているが間違いない。
「凰、何をしていた?」
「えっと、キャノンボール・ファストに向けて新しいテクニックの練習を……」
「ほう? その教科書とやらと関係のある話か?」
「割と……」
「ふむ。聞いてやろう」
「……わ、笑いません?」
「それは聞いてからだな」
「うぐ……卑怯な」
「そらそら」
「…………じ、じつは―――
私の専用機、甲龍は近接戦特化のパワータイプ。素早さもあるにはあるが、白式の様にずば抜けたステータスは無い。安定性をウリにしており、本国が送って来たパッケージは確かに従来の甲龍を大幅に上回る速度を叩き出したけど、それは他の専用機も同じことだ。
ペース配分さえミスしなければ終盤まで息切れしないのは私だけのはず。でもそれだけで勝てるほど、あの面子はヤワじゃないし、甘い競技でもない。たとえ他を抜いても、あの新型テンペスタにはどうあがいても勝つことは現状では不可能。
そう、瞬間的にでもいいからACを越える出力が要る。となれば瞬時加速しかない。
「ああ、瞬時加速の練習か。で、
ただし、普通の瞬時加速ではダメだ。そんなもの今の専用機持ちなら誰だってできる。セシリアは分かんない。箒は……今はできなくても試合までにはモノにしてくる。テンペスタだって当然使ってくるはず。
だからこそ、新しい瞬時加速が今の私には必要不可欠だ。
「多角瞬時加速と連続瞬時加速――
「ほう? 中々のチャレンジャーだな」
―――をミックスしてアレンジを加えた新しい瞬時加速……を、ですね……」
開いた口がふさがらない、というのは正に今の千冬さんの様な表情だろう。珍しく、非常に珍しくぽかんと口を開けている。写メってみんなにばら撒きたいくらい珍しいシーンだ。これが世に言う“オフ”ってやつね。
きっとゲラゲラ笑うに違いない。という私の予想は良い意味で外れた。
「そうかそうか! 中々どころではなくかなりのチャレンジャーだったか!」
「い、いやぁ……それほどでも」
機動テクニックは幾つかある。その中でも瞬時加速はわりと高いレベルを要求されるんだけれども、その中でも特にこの二つは難易度が飛び抜けている。
多角瞬時加速は、通常の瞬時加速と違って様々な方向へ飛ぶ技術。スラスターからエネルギーを大量に吐き出すのが瞬時加速であり、大半は背部の大型スラスターを用いて発動する。別に必ず主機動力のスラスター出なければならないという決まりはどこにもないので、脚部や肩の制御スラスターで使ったって良いわけだ。姿勢をそのままに、あらゆる方向へと高速で移動するのが多角瞬時加速。
連続瞬時加速はもう読んで字のごとく、連続で使用するだけ。ただし、この連続使用がとてつもなく難しい。バカスカ使ってしまえばあっと言う間にガス欠になるし、そもそも更に増す加速度に身体がついて行けなくなる。戦闘を先の先まで見通した上で現状最も必要な量のエネルギーを使用する分だけで均等に振り分けて何度も何度も小出しにして瞬時加速する。通常を“大雑把に鷲掴みして大口開けて食べる”とするなら、連続は“全体の何分の一にも小分けして小分けして、少しずつ食べる”ということ。
もしも、この二つをミックスさせることが出来たら……連続でありとあらゆる方向へ瞬時加速することが可能になる。
ただし、問題点が幾つか。
まずはエネルギー。いくら小分けにすると言っても、瞬時加速であることは変わりない。やはり消費量は大きいので、同時に使用するにしても切り替えながらにしても多用してはあっという間に試合終了だ。使いどころを見極めたところで同じこと。
次に衝撃。幾らISに身を包んで装甲が守ってくれると言っても、人間の関節を逆に曲げることはできないように、限界は存在する。一定のGを越えれば安全装置が発動して強制的にブラックアウトするシステムはどの機体にも積まれているはずだ。私の機体だって例外じゃない。
そして機体構造。そもそも、各所にスラスターが無ければ多角は成功しない。非固定のスラスターを移動させて使うことも可能ではあるけれど、それを戦闘中にするかと言われれば出来てもNOだ。
がしかし、これらの問題点は甲龍なら全てクリアできる。
エネルギーなら問題ない。燃費が良く総量も他の第三世代に比べれば豊富な方だ。私の匙加減次第だが、上手く配分すれば大丈夫。というかしなければならない。
衝撃と機体構造ならPICと衝撃砲を使えばある程度の緩和、上手くいけば相殺も可能になる。機体には制御スラスターが無いけれど、スラスターを吹かす代わりに強力な衝撃砲で自分を撃って、微弱な衝撃砲で自分への衝撃を緩和すれば代わりにはなるはず。
ただの小細工で終わるか、それとも化けるか、そこに辿りつく為にも早急に仕上げなければならない。
「成程。よく考えたな」
「でしょう!」
「詰めの甘さもあるが」
「うぐ……」
「砲弾で自分を撃つよりも、砲身を生成する際の工夫を用いた方が安全且つごたごたしなくて済むだろうな」
「というと?」
「自分を衝撃砲の弾丸に置き換えて考えて見ると良い。お前の悩みはそれで全部解消できるだろう?」
「………なるほどね!! さっすが千冬さ……織斑先生」
「ふん」
危ない危ない。叩かれるところだった。
しかしその通り。幾つもの工程を省くことが出来るし、安全だ。
衝撃砲を撃つプロセスは――
機体周囲の一定の空間を圧縮
↓
圧縮された空間に指向性を持たせる形状へ変化。つまり、撃つ方向を定めさせる。
↓
撃ちだす方向の極限定した一部分の圧縮を解除。そこから空気の弾丸が放たれる。
――簡単に言えばこう。
千冬さんが言うように、自分を弾丸に見立てて機体周囲の空気を圧縮させれば、あとは弁を開放するだけで好きな方向へ高速で移動できる。速度も圧縮率で変動可能だし、機体や人体に過度の負担を毎回かけることも無い。火薬銃と同等の速度を出せる衝撃砲なら速度も十分だ、エネルギー消費も気にしなくて済むし普通の瞬時加速だって使える。というか、全部それで解決できる!
「多角と連続の練習も無駄にはならんだろうし、どうせだから出来るまでやってみろ。その上で衝撃砲を用いた瞬時加速モドキ……
「た、確かに……!」
一機に一つのエネルギーが丸々二つ使える……つまり、二機分のエネルギーを持っていることと同義。
「完璧にコントロールできるようになれば……!」
「レースの間中ずっと瞬間加速で突っ走れることも不可能ではない」
あの千冬さんの太鼓判を貰っちゃった……。
「やば……燃えてきた」
「その意気だ。私はこれで失礼するぞ、良いものが見れることを祈っているぞ」
「まっかせてください!」
これで優勝は私の物よ……! 見てなさい秋介!