紛れもなく超サイヤ人ゴッドであった
元々超サイヤ人以上の気を持っていた彼女はゴッドになった瞬間、悟空やべジータに匹敵する圧を感じた
side change~女
「どうかしら?師匠達に協力してもらって得た力よ。まだこの先には至ってないけれどね」
「成る程、訂正するよ。君は強い…お詫びに少しだけ本気で相手をする」
瞬間、大気が震え地面が揺れだした
無名から発された気によって
彼女は気に当てられたように男に殴り掛かった
「シッ」
拳が男の顔面を捉えた
そのまま連打を浴びせる
勿論気を拳に纏わせて殴りまくる
「はぁぁぁ!!」
最後の一撃が男に当たると爆発を起こす
しかし爆風が晴れると男は何もなかったかの様に
その場に立っていた
「…!?」
男はまばたきするよりも速く
彼女の背後に移動していた
目の前に居た男が一瞬にして背後へ
まるでこれが力の差だと言わんばかりに
「ヤァッ!」
体を捻り、後ろ回し蹴りを放つ
スパァンと小気味良い直撃音が響いた
遠心力を利用し、どんどん蹴りの速度が上がっていく
「セェイ!!」
私の全力を以て蹴り上げ、何の抵抗もなく宙へ飛んだ男。両手に強力なエネルギー波を作り出し、追撃とばかりに撃った
「うん、悪くない」
エネルギー波にパンチを当ててかき消した
え?ありえないだろ!?
弾く避けるなら分かる
パンチでかき消したんだぞ!?
「死にもの狂いで師匠達に食らい付いて、自力でゴッドになって私はパワーアップした筈…あいつが強すぎるのか?」
「戦いの最中に、相手から目を逸らすな。死ぬぞ」
また一瞬で目の前に現れた男が、私に向かって拳を放ったのは分かった。だが拳は凄まじく大きく、当たれば私など砕け散るだろう。そして避ける事など不可能な速度である。戦士としては失格ではあるが、恐怖のあまり目を閉じそうになる。だが、覚悟は決めた死の瞬間まで目を逸らさない
結果的に拳は寸止めされた
顔を僅か数センチだけずらして
その意味を私は後から知る
「危ない危ない…本気で殴ったら触れなくても、拳圧だけでかなりの威力だからさ」
「え…」
言われて後ろを見てみると
巨大な岩山が抉れていた
拳圧で吹き飛んだのだろうか
「き、君はなんなんだ?サイヤ人というのは理解出来る。私もそうだからな…けど明らかにカンスト(100LEVEL越え)してるだろ」
「LEVELというのは分からないが、俺より強い人なら沢山居ると思うよ?宇宙は広いんだ」
私は懐から、特別製のLEVELスカウターを取り出し、計測ボタンを押した。
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160 170 180 190 200…測定不能!!!
200を越えた時点で爆発してしまった
つまり彼は超サイヤ人にすらならずに
200以上という強者だった
「教えて欲しい…どうすればそこまで強くなれる?」
「狂わず腐らずひたすらに武の道を歩め。幸いにも貴女には、才能がありそうだしな」
その言葉に私はゴッドを解いて頭を下げていた
そして、私の思い上がりを物理的に砕いてくれた彼に
この言葉を口にしたんだ
「また、戦ってくれるか?」
彼は困った様に笑みを浮かべ
「次は、いきなり襲ってくるなよ?」
タイムパトローラーの上司から
怒りの通信を無視しながら
ワープ装置を起動させた