機械戦士とは初めて戦う
今までは生身の相手ばかりだった
クウラもメタル化とかいう変身はしたが
完全なる機械はこれが初めてだ
「さ、ぶっ壊すか」
8体の内、7体が一気に距離を詰めてきた
ビーム砲やビームサーベルなどを取り出して
無名はその場でゆっくりと正拳突きを打った
直後に凄まじい拳圧がガードン達に
襲い掛かり、ボディに拳の跡が刻まれた
「おっ、頑丈だな。おらぁ!」
続けて放たれた拳打は
7体のガードン達をあっさり打ち倒す
機能停止して火花が散り、爆発した
「ほぉ、量産型とはいえ…こうもあっさりか」
「ふぅん。お前は喋るのか」
「私がオリジナルだからな。そして…ぬんっ」
爆散したチップやパーツを吸収する
ゴッドガードン
「貴様のパワーは、私には通じんぞ」
「じゃあ試させて貰うよ」
仁王立ちするゴッドガードンのボディに
無名は普通にパンチを打ち込む
「ぬヴッ!!」
パーツにひびが入りながら耐えて見せた
ぷしゅーっと蒸気が噴き出す
「ど、どうだ!!貴様のパンチを耐えたぞ!!」
「いや…まだ一発だけだろ」
続け様に殴る、殴る、殴る
音を置き去りにするかのように
「うらぁ!」
「おごぉ!?」
10発目の拳を振り抜くと
ゴッドガードンが壁にめり込んだ
既に装甲はボロボロ、体内電気がバチバチしている
「…スライムメタルの装甲をここまで破壊するとは」
「柔らかい金属ってのは、連続した衝撃に弱いんだよ。だから何発も続けて殴れば壊せるってわけだ」
「Full power mode」
ゴッドガードンのボディが液状に変化する
そして人型に再構築されていき
一人の男が現れた
「これがフルパワーモード、コアを活性化させて人型に変身したのだ。こうなれば貴様を殺して私も活動停止になろう!」
「悪いがアンタじゃ俺を倒せんよ」
「この形態の私は液体、ゆえに無敵だ」
ゴッドガードンが片腕をガトリング砲頭に変化させ
エネルギー波を無数に撃ち出して来た
「なるほど…試すか」
破壊力とスピードの早いエネルギー波を
ひらりひらりと最小限の動きで避けながら
右拳を硬く握り締めた
【衝撃拳】
ゴッドガードンに向かって
必殺の拳を打ち込んだ
その衝撃でゴッドガードンが爆散した
「おっ!?」
しかし、すぐに飛び散った物が再構築して復活した
「私の肉体は液体だ。私を破壊する事は不可能だ」
「出きるさ"お前は液体"なんだよな?」
「それがどうした?」
無名はニヤリと不敵な笑みを浮かべると
握った拳に赤い気を纏わせ
そのままパンチを繰り出す
余裕を見せたゴッドガードン
無名のパンチをまともに受けた
受けてしまった
「うぎゃぁぁあ!!熱いぃぃ!?」
無名の拳はゴッドガードンのボディを貫くと
再生が出来ず、大きな風穴が空いてしまう
「気の質を灼熱に変えて拳に纏わせたんだ。言っただろ?液体かってな…液体は熱にも弱いんだよ」
普通に考えて気の質を変化させるなど
神でも容易ではないのと
よしんば出来たとしても
加減など効かないだろう
「ば…バカな…こんな…」
「少しは楽しかったぜ」
無名はすれ違いざまにゴッドガードンに
数十もの拳を叩き込み、消滅させた
━━━━━━━━━━━━
「さて、悟空達の援護に行くかな」
先へ進もうとすると
背後から殺気を感じた
「まさか気を変化させるとは…学習させて貰ったよ」
「そうか、分裂か」
振り返ると
ゴッドガードンが
完全に復活していた
「私には同じ手は二度と通じんぞ」
「…ならちょっと本気だすか!」
ほぼ同時に二人は消えた
モニタリングしていたドクターは
武術の達人ではないので
二人の動きを目で追えなかった
しかし、床や壁が破壊されていく為
凄まじい戦いが起きているのを想像した
「これで!」
「終わりだぁぁ!」
【ゴッドブレイカー】
【超衝撃拳】
特大のエネルギー砲を撃つゴッドガードン
それを拳の一撃で迎撃する無名
エネルギー砲を貫いた
ゴッドガードンのコアすらも
「まぁ、そこそこ楽しかったぜ」
「ふっ…なぜかな…お前と戦えて…満たされた気がするよ」
ゴッドガードンはゆっくり
体をぼろぼろと
崩れてなくなった