①コテツ②コウヤ
③トウヤ④ジン
答えは小説の最後で」
ポケモンリーグ一回戦。サトシは相手のポケモンをクラブから進化したキングラー1体で倒して見事一回戦を突破したのだった。
ラン「一回戦の試合が全て終わったね」
セレナ「ええ」
トウコ「サトシ、セレナ、ラン」
サトシ「トウコ」
トウコがサトシ達の元にやってきた。
ラン「あっ!マシュリとアムールもいるよ」
マシュリ「お久しぶりです」
アムール「お元気でしたか?」
サトシ「ああ、元気だぜ」
ラン「トウコ、そのお兄さんは誰?」
トウコ「紹介するね私の兄さんのトウヤよ」
トウヤ「始めましてサトシ、君のことはトウコから聞いているよ。よろしく!」
サトシ「はい、よろしくお願いしますトウヤさん」
トウヤ「トウヤでいいさ」
トウコ「兄さんはねイッシュリーグの優勝者なのよ」
サトシ「え?リーグ優勝者!?」
トウヤ「よせ!もう3年前の話だ」
タケシ「思い出した!確か3年前のイッシュリーグで新人で圧倒的な強さで優勝したトレーナー。確か名前がトウヤだったな」
トウヤ「ああ、だからも過去の話さ」
サトシ「でもリーグ優勝なんて凄いです」
トウヤ「そうかな?確かにそうかもしれないけど俺より彼のほうが強いと思うぜ」
サトシ「彼?」
トウヤ「ジュニアカップの優勝者と言えばわかるだろ?」
サトシ「え?もしかしてコウヤか」
トウヤ「ああ、ジュニアカップを見たけど彼の実力はあんなものじゃない」
サトシ「え?」
トウヤ「恐らく彼は君達に何か隠していることがある。それが彼の強さの秘密さ」
サトシ「秘密・・・」
トウヤ「まだそのことを秘密したいだろ。ミナトさんとのバトルも恐らく本気ではなかったと思う」
サトシ「え?それじゃあ、コウヤは父さんやミナト師匠に匹敵するくらいに強いってことですか」
トウヤ「ああ、まだ彼のことを知られるわけにはいかないからな」
サトシ「え?知られるわけにはいかないってどう意味」
トウヤ「それは彼が自分で言うまで待ってくれないか。俺からは彼の秘密を勝手に言えないからね(彼が自分の口から言うまであのことは秘密しないとな。彼が次期シンオウチャンピオンだということは)」
サトシ「わかりました。俺、コウヤがいつか話してくれるまで待ちます」
トウヤ「ありがとうサトシ」
ラン「あっ!見てお兄ちゃん、次の対戦相手はコテツて人みたいだよ」
トウコ「え?コテツさん」
カスミ「トウコ、知ってるの?」
トウコ「うん、コテツさんは3年前に兄さんとイッシュリーグの準決勝をバトルしたトレーナーだよ」
トウヤ「やっぱりあいつカントーにきていたか」
ヒイロ「あれ?あの人は」
タケシ「ヒイロ、知っているのか?」
ヒイロ「はい、トキワジムに特訓をしてた時にきたチャレンジャーです」
トウコ「え?コテツさんがグリーンさんに勝ったの」
ヒイロ「それが彼はグリーンさんに負けたのにバッジを渡したのです」
サトシ「え?負けたのに何で渡したんだ」
ヒイロ「それが彼は『俺はイッシュリーグベスト4だから負けるはずない』って何度言うのでしかも毎日挑戦にくるから僕の特訓のジャマになるから面倒くさくなってバッジを渡しました。そしたら彼は『ジムリーダーが俺の強さに恐れて負けを認めた』なんて言ってジムを出て行ったのです」
タケシ「そのトレーナーならニビにもきたと親父が言っていた。あまりにしつこいからバッジを渡したと親父が言っていたよ」
カスミ「そう言えばハナダにもきたってお姉ちゃんが言っていたわ。他のチャレンジャーが来ているのに『俺はイッシュリーグベスト4だから優先しろ』と言って無理矢理順番を抜かしたって他のチャレンジャーのジャマになるからバトル無しでバッジを渡したらしいわ」
トウコ「コテツさん、何やってんのよ(汗)」
トウヤ「それは完全にお情けゲットじゃないか(汗)」
トウコ「もしかして他のジムも」
トウヤ「恐らくそうだろ」
???「サトシって言うのはお前か?」
サトシ「え?あなたは」
コテツ「俺はコテツ、お前の次の相手だ!」
サトシ「そうですか」
コテツ「しかし、お前も運が悪いな」
サトシ「え?」
コテツ「次の相手が俺だからよ。なんたって俺はイッシュリーグベスト4のトレーナーだ!カントーのジムリーダーも全員俺の強さに恐れてバトル無しでバッジをくれたんだぜ!」
サトシ「はあ(汗)」
トウコ「コテツさん(汗)」
コテツ「おっ!トウヤ、久しぶりだな。トウコも元気か?」
トウコ「いや、元気だけどそれよりさっきの話本当なの?ジムリーダーがバトル無しでバッジを渡したって言うのは」
コテツ「ああ、本当だぜ!」
トウヤ「因みに挑んだジムは?」
コテツ「トキワとニビとハナダとクチバとヤマブキとタマムシとセキチクとグレンジムだ!全員バトル無しでバッジを渡したてくれたぜ」
カスミ「(こいつ、完全に天狗になっている)」
タケシ「(よく一回戦を勝てたな)」
コテツ「じゃあな、まあ精々頑張れよ。まあ俺の勝ちは決まっているけどな俺はイッシュリーグベスト4だからよ」
コテツはそう言ってその場をあとにした。
セレナ「なんなのあの人(汗)」
コナン「ベスト4って3年も前の話だろ?(汗)」
タケシ「過去の栄冠にとりつかれているてとこか」
トウヤ「サトシ、次のバトルでコテツを叩き潰してほしい」
サトシ「え?」
トウヤ「あいつの目を覚まさせるには圧倒的な強さで潰すのが一番だろ」
サトシ「でも・・・」
トウヤ「俺はこれ以上ライバルが腐っていくのを見たくない。だからあいつに現実を教えてやってくれ」
サトシ「わかりました。必ずコテツさんの目を覚まさせます」
トウヤ「ああ、頼むぞ!」
岩のフィールド
『お待たせしました。まもなく1ブロック二回戦が始まります。まずはサトシ選手。サトシ選手は一回戦をキングラー1体で勝つなど新人ながらかなりの凄腕です。対するコテツ選手は3年前に行われたイッシュリーグでベスト4になるほどの実力を持つベテラントレーナーです。一回戦は相手が腹痛ために不戦勝となりました。果たして彼の実力はいかに』
カスミ「相手が腹痛て(汗)」
タケシ「つまり運がよかったてことか(汗)」
コナン「あの人の性格からして相手が『自分の強さに恐れて腹痛と嘘を言って棄権した』とでも思ってるんじゃない」
タケシ「トウコ、彼はリーグまでポケモン達を鍛えたのか?」
トウコ「それが兄さんの話だと『俺はイッシュリーグベスト4だから負けるわけない』と言って何もしなかったらしいわ」
タケシ「おい、おい(汗)」
するとジンが席を立った。
ヒイロ「ジンさん、どこへいくんですか?サトシの試合が始まりますよ?」
ジン「見る必要ない。勝負は見えてる」
ジンはそう言って立ち去った。
トウヤ「久しぶりだなコウヤ」
コウヤ「トウヤさんお久しぶりです」
トウヤ「シロナさんもお久しぶりです」
シロナ「あなたもカントーに来ていたのね」
トウヤ「シロナさんはどうしてカントーに?」
シロナ「私は鋼鉄島を吹き飛ばしたことの話をレッドくんとグリーンくんと話をしにきたのよ」
トウヤ「そうなんだ(汗)」
コウヤ「ははは(汗)」
トウヤ「(コウヤ、もしかして鋼鉄島の事件の犯人てまさか)(汗)」
コウヤ「(はい、レッドさんとグリーンさんです)(汗)」
トウヤ「(それでシロナさん制裁のためにカントーまできたのか?)」
コウヤ「(はい、ツナデさんにシロナさんに報告するように頼まれまして)」
トウヤ「(ツナデさんって確かレッドさんの母親じゃないか)」
コウヤ「(はい、因みにこれからバトルするサトシはツナデさんの孫です)」
トウヤ「(なるほど、サトシはレッドさんの息子だったのか。世間には秘密してるみたいだなお前が次期シンオウチャンピオンだと言うことを秘密にしてみたいに)」
コウヤ「(ええ、そうです)」
トウヤ「あ!試合が始まるな」
コウヤ「はい、ですがこの試合」
トウヤ「一瞬で終わるかもな」
ラン「お兄ちゃん、頑張れ」
コナン「そう言えば今日はコウヤはいないのか?」
サクラ「お兄ちゃんは別の席で見ているよ」
アキラ「なんか知り合いが来てるらしいから一緒に見るんだって」
マシュリ「トウヤさんも知り合いと一緒に見ると言ってました」
アムール「あ!試合が始まります」
審判「これよりサトシ選手とコテツ選手の試合を始めます。使用ポケモンは3体どちらかが全て戦闘不能になったら終了です。それでは始め!」
カントーリーグ二回戦
サトシvsコテツ
サトシ「ピジョット、君に決めた」
ピジョット『任せろ!』
コテツ「ピジョットか・・・まあ俺のポケモンのほうが強いけどな行け!ダイケンキ」
ダイケンキ『おう!』
コテツ「鳥タイプはこの技に弱い!ダイケンキ、れいとうビーム!」
ダイケンキ『れいとうビーム!?』
サトシ「ピジョット、全力のかぜおこし・ルストハリケーンだ!」
ピジョット『いくぜ!ルストハリケーン!』
れいとうビームはルストハリケーンに飲み込まれそのままダイケンキをも飲み込んだ。
ダイケンキ『ぐあああああ!』
コテツ「え?」
ダイケンキ『(_)』
審判「ダイケンキ戦闘不能、ピジョットの勝ち!」
『サトシ選手のピジョット、ダイケンキを一撃KOだ!」
コテツ「そんな・・・まあまぐれは続かないぜ!行け!サザンドラ」
サザンドラ『おう!』
サトシ「戻れピジョット。次はゼニガメ、君に決めた」
『サトシ選手、ピジョットを交代してゼニガメを出した』
コテツ「そんな弱そうなゼニガメじゃあ、俺のサザンドラには勝てないぜ。サザンドラ、りゅうのはどうだ!」
サザンドラ『りゅうのはどう!』
サトシ「かわしてれいとうビーム!」
ゼニガメはりゅうのはどうをかわしてれいとうビームをサザンドラに命中させた。
サザンドラ『ぎゃああああああ!?』
コテツ「へ?」
サザンドラ『(_)』
審判「サザンドラ戦闘不能、ゼニガメの勝ち!」
コテツ「まぐれで調子にのるな!行け!ルカリオ」
サトシ「戻れゼニガメ。ピカチュウ行けるか?」
ピカチュウ『任せて』
コテツ「そんなピカチュウじゃあ俺のルカリオには勝てないぜ!ルカリオ、はどうだんだ!」
サトシ「ピカチュウ、アイアンテールで打ち返せ」
ピカチュウ『アイアンテール』
ピカチュウはアイアンテールではどうだんを打ち返した。
ルカリオ『ぎゃああああああ!?』
コテツ「ルカリオ!」
サトシ「止めの10万ボルト!」
ピカチュウ『10万ボルト!?』
ルカリオ『ぐあああああ!』
コテツ「え?」
ルカリオ『(_)』
審判「ルカリオ戦闘不能、ピカチュウの勝ち!よってこの試合サトシ選手の勝ち!」
『サトシ選手見事なポケモン交代でコテツ選手のポケモンを倒した』
コテツ「そんなバカな俺はイッシュリーグベスト4だぞ!なんで負けたんだ!」
セレナ「お疲れサトシ!」
ラン「やったね」
コナン「次は3回戦だね」
トウコ「さすがね」
コテツ「何でだ!何で負けたんだ!俺はイッシュリーグベスト4だぞ!俺が負けるなんて何かの間違いだ!」
トウコ「コテツさんまだあんなこと言っている(汗)」
ラン「ねぇ、コテツのお兄ちゃん1つ聞いていい?」
コテツ「なんだ?」
ラン「なんで負けたことを自慢してるの?」
コテツ「はあ、何言ってるんだ!俺はイッシュリーグベスト4だ!これのどこが負けたことを自慢してるんだ?」
ラン「だってベスト4て準決勝で負けたんでしょう?言い方をかえれば『俺はイッシュリーグの準決勝で負けた』て言ってるみたいなものだよ」
コテツ「負けるのを自慢Σ(゜ロ゜」
コナン「それにベスト4と言っても3年も昔の話でしょう?」
コテツ「昔の話Σ(゜ロ゜」
サクラ「昔の話をしかも負けたことを自慢するなんてバカみたい」
コテツ「バカみたいΣ(゜ロ゜」
アキラ「おまけにバトル無しでバッジゲットなんて凄く格好悪い」
コテツ「格好悪いΣ(゜ロ゜」
カスミ「子供って正直だね(汗)」
タケシ「かなりの精神ダメージを受けたな(汗)」
トウヤ「この子達の言うとおりだ!コテツ」
トウコ「兄さん」
コテツ「トウヤ・・・」
トウヤ「コテツ、お前は3年前にベスト4になってからポケモン達を育てていないだろ?」
サトシ「え?」
トウヤ「そのためポケモン達がバトルに負けたのはトレーニングをさぼったことですっかり腕が錆びついてしまったんだ」
コテツ「俺の腕が錆びついた・・・」
トウヤ「お前の負けた理由はトレーニングをさぼったことと相手が自分より格下だと勝手に決めつけたことだ。今のお前じゃあトウコにすら勝てない」
コテツ「な、なにを言ってる。バトルしないとわからないだろ?」
トウヤ「腕が錆びついたお前じゃあ誰にも勝てないもし一回戦の相手が腹痛じゃなかったらお前は一回戦で負けていた。それどころかジムリーダー達がバトルをしていたら1つもバッジをゲットできなかっただろ」
コテツ「そんな・・・」
トウヤ「あとはお前しだいだ!このまま終わるか。それともはい上がってくるかは」
コテツ「・・・・・」
コテツはその場を立ち去った。
トウコ「コテツさん、大丈夫かな?」
トウヤ「あとはあいつしだいだ!」
見事二回戦を勝ったサトシ。ポケモンリーグまだまだ続く。
サトシ「お待たせ!正解はトウヤでした。トウヤさんは3年前にイッシュリーグで優勝するほどの実力を持っている。いつかバトルしてみたいな」
おまけ
コウヤ「あのコテツという奴大丈夫か?」
トウヤ「わからない、あとは本人しだいだ!それより今度俺とバトルしてくれるか?」
コウヤ「ええ、僕で良ければ」
トウヤ「サンキュー、コウヤ」
次回予告
セレナ「三回戦に勝ち進んだサトシ。次の相手も強そうなだけど私はサトシが勝つと信じているよ。次回『三回戦!氷のフィールドの戦い』みんなもポケモンゲットよ!」