天司長ですけど、グラブルの世界じゃありません   作:夜と月と星を愛する者

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グラブルしてたら思いついた作品




プロローグ

一面真っ白の世界…遥か地平線の先まで白

 

「……あれ?ここは?」

 

その白き世界に1人の人が突然現れた

 

「……真っ白だ……ん?俺の髪、白かったっけ?…よく見れば服装も違うし腰には三本の刀があるし……?」

 

美しい顔をしており誰をも魅了させる美形な青年が自身の変化に戸惑っていた…しかし彼は自身が何故こんな所にいるのかには驚いていなかった、果たして彼はこんな不思議な事が起こっても何故驚かないのか…豪胆な性格なのか、頭が追いついていないのか…あるいは…

 

「……夢だな…よし…寝よう」

 

只のアホだった

 

『わわ!ちょ、ちょっと寝ないでください!』

 

この真っ白な世界で1人しか居なかったはずが、突然若い女性の声がした

 

「ん?だれかいるのか?」

 

そう呼びかけると

 

『こっちですよ。こっち、後ろです』

 

「ん?…うお!」

 

彼が後ろを振り向くとそこには綺麗な翡翠色の長髪を三つ編みにした美しい女性が立っていた

 

『えーと、おほん。初めましてーーーさん。私はウルズと言います』

 

女性…ウルズがそう名乗ると、彼は不思議に思った、自身の名前が聞き取れなかった…いや、ノイズのような者がはしり聞こえなかったと

 

「初めまして、私は……わた…し…は……誰だ?」

 

『…やはりそうでしたか』

 

ウルズから落胆したように、いや罪悪感に押しつぶされそうな顔をしていた

 

「……いえ、気にしないでください。その言葉を聞くにこうなる可能性があったんでしょう。詳しくはわかりませんがなんとなく、貴方は悪くないと感じます。ですからそんな悲痛な顔をしないでください」

 

『……お優しい方なんですね…ありがとうございます』

 

「いえ、気にしないでください。ところで私がこうなった理由を知っているのですよね?過去を司る神ウルズ様。私がここにいる理由もこの姿になった事も」

 

彼は女神ウルズに自身に起こったことを聞いた

 

『はい。ご説明します……貴方はお亡くなりになったのです』

 

ウルズから衝撃の真実が告げられた、しかし彼は

 

「……やはり、そうでしたか」

 

『……驚かれないのですね』

 

「いえ、大分驚いています。私は昔から感情を表に出すのが苦手でして…それで、何故亡くなったのでしょう?」

 

『ご説明します。実は貴方は大学から帰る途中に雷が落ちました』

 

「雷…ですが何故、女神であるウルズ様が私の前に出てきたのですか?」

 

『ウルズで大丈夫ですよ。それは……神トールとオーディン様が喧嘩をなさりまして、オーディン様の槍『グングニル』と神トールの鎚『ミョルニル』がぶつかり合った衝撃で時空に裂け目が出来まして、その裂け目からミョルニルの雷が貴方の頭上に現れそして…』

 

「雷に打たれて死んだと」

 

『…はい。ミョルニルは神器と呼ばれる神が使う武器ですので、当然威力も桁外れですが、それが人に当たると何かしらの障害が出るのです。貴方の場合は脳にダメージを負い多少の記憶を失ったのでしょう。ですので、貴方には此方の不手際ですので、生前貴方が好きだったゲームアプリ?と言うのでしょうか、そのグランブルーファンタジーというのに転生させようと言うことに決まったのです』

 

「なるほど、では何故この姿なのですか?記憶が確かならこの姿…天司長『ルシフェル』は死ぬはずなのですが」

 

『それは……オーディン様が適当に選びまして…』

 

ウルズが頭を垂らしながらか細い声でそう呟いた

 

「…オーディン様って中々に問題児なのですね」

 

『あ、あはは…はい。で、でもご安心ください。オーディン様と神トールには他の神々が罰を与えておりますので』

 

「……因みにどんな罰を?」

 

『オーディン様にはフェンリルに咥えられて振り回される罰で、神トールには鉄板焼き土下座をの罰をです!』

 

「…うわぁ、オーディンぇ、トールぇ」(-∧-)

 

『すみませんでしたぁぁぁああ!!!許してくださいぃぃ!!!あぢぃぃいいぃぃ!!!』

 

突然、絶叫が響いた

 

「『……………』」

 

「今のは?」

 

『……さ、さぁ?』

 

「……もう許してあげてください。もう反省しているでしょうし」

 

『え、えぇぇ!!?あ、貴方を殺してしまったんですよ!?それでも許すんですか!?』

 

「えぇ、確かにそうですが、実感もないですしそれに故意にではないんでしょう?」

 

『……はぁ、お優しいというか、お人好しと言いますか、わかりました……皆さん!神トールを彼が許すそうなのでそこまでにしてください!!』

 

『『『『『ちぇ〜』』』』』

 

『はぁ、はぁ、はぁ、あちち……ありがとうな!人の子!お礼にこれをやる!』

 

その声が響いた直後、彼の目の前に一つの金色の鎚が浮かんでいた

 

『それは俺のミョルニルの予備だ!威力は俺のより劣るがそれでも充分威力はあるぜ!』

 

『ちょ!トール!予備といっても神器ですよ!持つ素質がなかったら!……』

 

「これがミョルニル…金色の鎚なのか、雷が迸っているが痛くもないしピリピリもしていない」

 

彼は自然にミョルニルを手に持っていた

 

『持ててるじゃねぇか』

 

『……ですね』

 

『ま、いいや。それじゃあな人の子…いや、今は天司だったか、又何処かで会おう。天司長ルシフェル』

 

神トールがそういうと複数の気配が消えた

 

『そうですね。もうそろそろ時間ですものね』

 

「時間か…それならそろそろ行くとするか」

 

『えぇ…あぁ、それともう一つ』

 

「何かな?」

 

『貴方は元々人でしたので、天司長になったことにより魂の器が大きくなったのですよ。ですから魂の器に空きができたのでそこに何を入れますか?』

 

「何でもいいのか?」

 

『はい。あ、神の力をと言われましても天司長そのものが神に限りなく近いので神の力はそこそこ備わってますので大概のことは大丈夫ですね』

 

「それなら、王の財宝というのを頼む」

 

『Fateのギルガメッシュのですね。エアを求めてですか?』

 

「いえ、無限の収納ボックスで尚且つ中に入れてるものは時間がたたないって事が魅力的だったので」

 

『そうでしたか、ではついでに武の才能というのも入れておきますね…まだ空きはありますがどうします?』

 

「そうですね…では転移系のスキルをお願いします」

 

『わかりました……まだ空きがありますけど』

 

「…う、うーん…正直他にないのですが」

 

『…欲がないんですね』

 

「いえ、ルシフェルの能力に神の力、王の財宝に転移系のスキル。もう充分というほど高スペック、もはやチートやバグの領域じゃないか」

 

『私たちからするともうちょっと欲しいんですよねぇ……なら此方が勝手に見繕っておきますけど、いいですか?いいですよね!』

 

「……わかりました、ならそうして下さい」

 

『はい!』

 

何故か満面の笑みで答えた

 

『それでは…良き人生……天司ですので天生とでもいうのでしょうか?……まぁ、良きライフを』

 

俺の体がだんだんと透けてきた

 

「ありがとうございました、神ウルズ」

 

『えぇ、それでは。ルシフェr『いい加減にせい!!このワンコロォ!!』『やめろ親父ぃ!!』『グングニルを喰らえぇ!!…あ、避けられた』『あ!!避けろルシフェル!!』……ふぇ?』

 

シュン!!…ピキ…パリーン!

 

槍がルシフェルの足元に突き刺さると何かが割れる音と共にルシフェルの足元に裂け目ができた…そして

 

「…落とし穴式かよ」

 

ヒューーーン

 

『『ルシフェル(さん)ーーーー!!!』』

 

 

 

 

*※*※*

 

幾ばくかの年月が過ぎて

 

《天界神殿玉座》

 

「……フェル様……ルシフェル様!」

 

「…む…サンダルフォンか」

 

「はい。そろそろ大戦が始まります。俺たちも行きましょう。ミカエル達も準備が出来ております……一体何を見ておられたのですか?」

 

「そうだな…懐かしき夢を見ていた」

 

「そうですか…」

 

「あぁ…では、行こうか悪しき魔物達から光あるもの達を守る為に」

 

 

*※*※*

 

 

《とある平原の木の下》

 

「……大戦は激戦を繰り広げました、人間族(ヒューマン)小人族(パルゥム)、ドワーフ、エルフ、アマゾネス、獣人、精霊達が魔物達に押され劣勢であった時、天から一つの光が差し込めてきました、その光から天司長ルシフェル率いる天司達が降りてきたのです。 天司は一人一人が凄い力を持っており劣勢だった、人族達を勝利に導いたのです。そして、大戦が終結し全ての種族が喜びあってる中、天司達は天界へと帰って行きました、天界は神々が住まう神界とは違い、天司達と人族達から選ばれた勇士達が住んでいると言われています。

天界へと帰る途中、天司長ルシフェルはおっしゃいました、「私達は光ある者達のために力を振るおう。しかし悪しき者達はそれ相応の罰が下ると、胸に刻みたまえ。そして光ある者達よ自らの生にある試練は自らの力で乗り越えたまえ…光ある者達に幸多くあらん事を」と言い残し天界へと帰って行きました、今も天司様達は私達を見守っていてくれているのです。めでたしめでたし」

 

「ねぇ、だったら今も天司様達は私達を見守っていてくれているの?」

 

金髪を風になびかせながら少女は母親に問いました

 

「えぇ、天司様達は天司長含めて6人…天司長ルシフェル、天司サンダルフォン、天司ミカエル、天司ガブリエル、天司ラファエル、天司ウリエル。この6人で見守っていてくれているのよ。そして天司様達が私達が使う魔法の源になっているのウリエルは土と雷、ラファエルは風と氷、ガブリエルは水と癒し、ミカエルは炎と防壁系の魔法を司っているのそしてサンダルフォンは付与魔法(エンチャント)などの自信に影響のある魔法系をそして天司長ルシフェルはまだ詳しくわかっていないのだけど、光と闇と言われているわ」

 

「え〜ルシフェル様は詳しく知らないのー?」

 

「ごめんね。まだ誰も知らないのよ。知られているのは天司長は天へと羽ばたき天から裁きの光を降り注がせたり剣を横に振るうと魔物達が斬り裂かれて絶命したと記録に残っているの」

 

「えーと、つまりルシフェル様は強いってこと?」

 

「ふふ、そうね。天司長様はとても強いのよ…だからアイズを守ってくれるアイズだけの天司を見つけられるといいわね」

 

 

 

*※*※

 

ある集団が洞窟を進んでいた

 

「……イズ……アイズ!」

 

「…ん?…どうしたの?」

 

「いや、なんかボーっとしてたから」

 

「そう…」

 

「あ、ところでアイズ、知ってる?例の噂」

 

「噂?」

 

「うん、一昨日なくなった闇派閥(イヴィルス)の団員達が何人も倒れていたんだって、しかも事情聴取をしたアストレア・ファミリアの人たちが言うには団員達は口を揃えて「天司様が俺たちを裁いた」と聞いたそうだよ」

 

「ッ!」

 

「しかもアストレアの人たちも天司様を見たって言ってた、前に闇派閥からトレインされて全滅しそうになったけど、突然現れた三本の剣を携え三対の翼をはためかせながら天司様が降りてきたそうだよ。しかも何十匹っていた魔物達を横に軽く一振りしただけで全ての魔物達が腹を斬られ真っ二つになって死んだんだって、そして風が吹いて瞬きをしたらもう居なくなってて、顔はフードをしていてわからなかったけど男の声だと言ってたよ。あぁ、私も天司様と会いたいなぁ」

 

「…………」

 

「ん?どうしたのアイズ?」

 

「天司…様…」

 

『貴方だけの天司様を見つけられるといいわね』

 

2人の女の子が話し合っていると、2人が所属してるファミリアの団長が振り返った

 

「さぁ、次で51階層、強竜(カドモス)がいる階層だよ。気を引き締めて行こう!」

 

「「「「「おう(はい)!!」」」」」

 

「さ、アイズ頑張ろう!」

 

「…うん」

 

『光ある者達よ自らの生にある試練は自らの力で乗り越えたまえ』

 

「…私、頑張るから…だから、私の前にも現れてくれるよね?」

 

 

これは、眷属(ファミリア)達と天司の物語

 

 

 




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