NARUTO 六道へ繋がる物語   作:アリアンキング

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最新話、お待たせしました。


艦これの秋イベやEDFとして、地球防衛に夢中で執筆が遅れました!


第二十五話 呪縛を超えた強き意志

「第三の試験、これを行うに当たって、皆さんに本戦出場を賭けて予選をしてもらいます」

「な、予選だと!? 何でそんなのやるんだよ」

「そうですよ。理由を説明してください」

 

 

 ハヤテの言葉に一部の受験者が食ってかかる。このまま第三試験が始まると思っていただけに彼らの反応は当然である。その本人はそれに動じる事なく、淡々とした様子で受験者達に訳を話し始めた。

 

 

「まあ‥皆さんの不満は分かります。しかし、第一と第二の試験を想定以上の人数が突破した事で行う必要があるんですよ。何せ、本戦は各国の大名達が観戦します。その為、ゆっくりと試合をする訳にいかない。故に此処で本戦出場に値する忍を選定する訳です。ご理解頂けましたね」

 

 

 

 その説明に納得したのか。それ以上、異議を唱える者はいなかった。皆が静かになったのを見て、ハヤテは話を続ける。

 

 

「えー 予選を開始する前に言っておきますが、体調のすぐれない者や自信がない者は辞退してください。予選の開始はすぐに行いますので…」

「はぁ!? 今すぐやるのかよ。全く息吐く暇もねえな」

「あのー 僕は辞退します」

 

 

 

 すぐに予選が始まると知って、キバがぼやく中。一人の忍が手を上げて辞退すると申し出た。その忍はナルト達と行動していたカブトである。つい先程、一緒に試験を頑張ろうと言った本人の辞退にナルトは驚いていた。

 

 

「えーと、君は確か…木ノ葉の薬師カブトくんでしたね。分かりました。では下がって結構ですよ。他に辞退する者はいませんか? 言い忘れていましたが、此処からは個人戦となるので自身の判断で決めて下さいね」

 

 

 

 手にした名簿で手を上げた者の名を確認した後、ハヤテは辞退を受け入れた。そして会場を去ろうとするカブトにナルトが声をかける。漸く辿り着いた第三の試験。中忍まであと少しという所で立ち去る事がナルトは納得がいかなかった。そんなナルトにカブトは、僅かに表情を曇らせて彼に理由を話し始めた。

 

 

「何で辞めちゃうんだよ。折角、此処まで来たのに…」

「すまない。実は‥第一試験前のいざこざで耳が聞こえないんだ。おまけに体もボロボロでね。その上、命を懸けると言われてはね」

 

 

訳を話したカブトに言い返せず、ナルトは口を閉ざした。何よりも悔しいのは彼の方なのだ。無理をして試験を続けた所で、命を落としてしまっては本末転倒である。だからこそ、カブトは辞退したのだ。命があれば…また中忍試験に挑む事が出来る。ナルトもそれを理解しているが、内心ではショックを隠せないでいた。

 

 

 そんな二人のやり取りをヒルゼンが厳しい顔で見つめていた。そして隣にいるアンコへ彼は問い掛ける。

 

 

「あやつ…何度か見る顔じゃな。確か、前回は本戦で棄権しとったの。一体、何を考えているのか…」

「薬師カブト…。彼のデータでは6回に渡って試験を不合格してます。初の挑戦から今回に至るまで本戦まで残ったのに…不可解ですね」

「奴はどんな経歴がある? 初挑戦で本戦に残った程だ。それなりの忍なのじゃろ?」

 

 

 アンコの返答にヒルゼンは更に問い掛けた。優秀な忍は毎年の事、一人は輩出される。今季ではサスケがそうである様に…彼もまたその手の忍だと、ヒルゼンは思っていた。

 

「いえ、それが…アカデミー時代から彼は平凡な成績でした。卒業試験も三度目で合格しています。下忍となって、及んだ任務はCランクが2回にDランクが14回。こちらの方も目だった功績は上げていません」

 

 

 しかし、アンコの言葉にヒルゼンは絶句した。自分の予想が外れた事ではなく、成績と行動の結果が釣り合わない事にある種の違和感を感じていた。別段、気にする必要は無いように思えるが、ヒルゼンの中で警鐘を鳴らしていたのだ。奴は只者では無いと。

 

 

「火影様。この話を覚えてますか? 昔、桔梗峠の戦いで連れて来られた少年がいた事を…」

「ああ。覚えておる。その後、保護をした医療忍者に引きとられたという話じゃったな。まさか、それがあやつという訳か」

 

 

 当のカブトは自分が火影達に疑われている事に気付いていた。恐らく、この後で自分に監視の目が付く事になるだろう。まだ情報収集をする必要があるが、その心配は無用だった。何故なら大蛇丸本人が、直にサスケの事を見るのなら自分が情報収集する役は終わりを告げた。

 

 

 カブトはナルト達を一瞥した後、その場を去ろうとした時。彼の連れである一人の男がカブトに制止する。

 

 

「待て、お前は一体何を考えてる? あの方の命令を忘れた訳では無いだろう」

「心配しなくても忘れてないよ。ここはヨロイさんがいれば問題は無いでしょ。只でさえ、僕に先を越されて苛立っていた貴方のね」

「…貴様、あの方のお気に入りだからと調子に乗るなよ」

「そいつは失礼しましたね。以後、気を付けますよ先輩」

 

 

 

 威圧する様に言葉を発するが、何処吹く風でカブトは受け流した。それに更に苛立つヨロイはカブトを鋭い目で睨みつける。しかし、去りゆく彼はギラギラした表情を浮かべていた。そこに先程までの温和な様子は微塵もなく、まるで剥き出しの刀の様であった。

 

 

 

「えー 他に辞退者はいませんね? それでは予選を開始いたします」

 

 

 カブトが立ち去るのを見ながら、ハヤテは尋ねた。その言葉を聞いてサクラはサスケを見る。説明が始まってから、首を抑えて痛みに耐える彼が気になっていた。

 

 

「ねえ、サスケ君。貴方も此処で辞退した方がいいと思うわ」

「え? 何を言ってるんだってばよ」

「…サクラ、お前」

「だって、あの大蛇丸って奴にやられてから…サスケくん。様子がおかしいわよ。今だって、その首に出来た痣が痛むんでしょ?」

「痣…。何だこりゃ!?」

 

 

 

 サクラの唐突な発言にナルトは困惑し、サスケは苦虫を噛んだ様な表情を浮かべる。サクラはこの予選でまたサスケが豹変するのではと、不安を抱いていたのだ。そして…あの残忍な顔を見たくないと心から思っていた。

 

 

「私が無茶苦茶な事を言ってるのは分かってる。でも、お願いだから棄権して…」

「黙れ、お前に何が分かる。第一、戦うかを選ぶのは俺だ」

「そう言ったって、今も痛みを我慢してるんでしょ? それじゃ、誰が相手でも負けてしまうわ。寧ろ、下手したら大怪我だってするかもしれないじゃない」

「頼む。静かにしてくれ。やっと、此処まで来たんだ。次の機会なんて待っていられない」

「駄目よ。サスケくんが何と言っても、私は先生にこの事を言うわ」

 

 

 必死に説得するサクラだったが、サスケも一向に譲らなかった。彼の目的である復讐。それを果たす為にサスケも必死だった。もし、サクラの提案を聞き入れて棄権すれば、その目的は遠ざかる事になる。彼はそれが我慢出来なかった。しかし今回ばかりはサクラも引く事はない。半ば強引に事を起こそうとした時。サスケは彼女の手を掴むと威圧する様に言葉をぶつけた。

 

 

「いい加減にしろ。お前には関係ないだろうが、余計なお世話なんだよ」

「何でよ。仲間を心配したら駄目なの!? ずっと苦しんでた二人を見てた私の気持ちも考えてよ」

「サクラ。7班が結成された日、俺は言った筈だ。ある男に復讐すると。悔しいが、そいつの強さは並じゃない。だからこそ、自分が何処まで強くなったのか。それが知りたいんだ…。幸いにもこの場には、強い奴が大勢いる。奴らと戦い、勝つ事が出来れば答えは出る。俺にとって大事なのはそれだけなんだ」

「…サスケ。お前の気持ちは分かるけどよ。本当に体がヤバイならサクラちゃんの言う事は聞いた方がいいんじゃねえのか?」

「ナルト。お前までそんな事を言うのかよ。それに俺はお前とも戦いたいと思っているんだぜ」

 

 

 

 自分と戦いたい。そう言ったサスケをナルトは驚いた顔で見た。いつもなら自分の事など、眼中に無かった。そんな彼が今日初めて、ナルトをライバルとして認めたのだ。己の体を蝕む呪印の痛みに耐え、戦う決意をしたサスケにサクラも止める事を諦めた。

 

 

 例え、強引に止めても彼は止まらない。そう理解したから。

 

 

 

 

「…やはり。呪印の影響が出とるようじゃな」

「どうします? 見た所…まともに戦える様に見えませんが…」

「私も同感です。彼を試験から降ろし、暗部の護衛を付けて匿うべきです」

「いや、そう簡単にいかないでしょ。何せあいつは頑固な一面もありますから」

 

 

 不自然なサスケの様子を見て、ヒルゼンが静かに呟いた。その呟きが聞こえて、傍らにいたイビキがヒルゼンに尋ねる。同じく傍にいたアンコも自身の考えを口にする。二人に言われ、悩むヒルゼン達に後ろからカカシが口を挟んできた。

 

 

「ば、バカ言ってんじゃないわよ。あの子がどんな状態なのか、あんた分かってるの? チャクラを少しでも使えば…呪印が強引に力を引き出そうとする禁術よ。下手すれば命を失う事だって、なりかねない」

「じゃあ、どう説得するの? カカシが言った様に素直に話を聞く子じゃないわ」

「話を聞かないなら、力づくでも止めるわ。死ぬよりはマシだもの」

「いや、ワシはこのまま試験を受けさせようと思っておる。あの男の事だ、此処でサスケを下がらせれば何をするか分からん。最悪の場合、強引に事を起こそうとするじゃろう。そうなれば、より大きい被害が出るかもしれん」

「ほ、火影様…」

「しかし…サスケも放って置く訳にいかん。もし呪印が暴走しそうな時はカカシとサチ。お主らで止めに入れ!!」

 

 

 まさかの言葉にアンコは衝撃を受けた。呪印の辛さと苦しみは自分が嫌という程、知っている。だからこそ、ヒルゼンの決断が信じられなかったのだ。だが彼としてもサスケの事はきになっている。アンコが言葉を発する前にヒルゼンはサスケについての指示を出した。

 

「分かりました」

「ま、仕方無いね」

 

 ヒルゼンの指示に二人は素直に頷いた。サスケの事は自分達の管轄だ。カカシとサチは真剣な表情でサスケを見つめていた。

 

 

 

「えー それでは予選の組み合わせですが、まずはあちらをご覧下さい」

 

 

 ハヤテの指差す方を見れば、壁が左右に別れた大きなモニターが現れた。一同は注目する中、ハヤテは説明を続けた。

 

 

「先程、一人辞退したので合計10回戦を行い…勝ち残った者が本戦へ出場出来る訳ですね。それで試合のルールですが、これはどちらが負けを認めるか死ぬまで戦ってもらいます。とは言っても審判の私が勝敗を判断して止めに入る場合もあります。無闇に死体を増やすのもあれですか。そして対戦相手については、あのモニターに名前が表示されますので名前が出た2名は残り、あとの方達は二階に移って観戦してもらいます。それでは早速、対戦相手の発表しますよ」

 

 

 始まる予選に受験者達は息を飲んでモニターを見つめる。そして…モニターに出た名前はうちはサスケとあかどうヨロイ。この2名であった。

 

 

「それでは両者は前に出てください。二人共、戦う事に異存はありませんね?」

「ああ」

「はい」

「宜しい。では、残りの方は言った通り上に移動してください」

 

 

 ハヤテの指示に従い、残りの者達が移動する際…サスケの背後からカカシが小さく声をかける。

 

 

「サスケ、写輪眼は使うな。チャクラの使用は呪印の暴走に繋がる」

「あんた…気付いていたのか」

「当然でしょ。もし‥呪印が暴走する事になれば、その時点で俺とサチが止めに入る。そしてお前の試験は終わりだ」

「くっ、分かったよ。あんな奴に写輪眼は必要ない」

 

 

 

 その言葉が強がりなのは、誰が見ても一目瞭然だ。そんな状態でも引かないのは、彼の内に秘める想い故だろう。それを分かっているからこそ、止めようとしたアンコ達を説得したのだった。だが、サスケの状態が普通で無いのも事実である。その時は自分達が責任を持って、止めねばならない。その事を伝えると本人は、渋々ながら納得した様だ。問答無用で止められるよりはマシだと、サスケも思っていた。

 

 

 

「それでは第一試合開始!!」

 

 

 ハヤテが戦闘開始を告げると二人は距離を取って、睨み合う。相手の挙動に注意しつつ、どう立ち向かうか。戦略を考えているが相手は動く気配がない。どうやら、こちらの手を窺っていると思っていたが、ヨロイの表情を見ればそうでは無かった。ニヤニヤと笑っている事から恐らく自分の状態を知っている様に思える。そこでサスケはある事に気付いた。奴はカブトの連れだ。カブト自身、自分の異変を察知していた。もしや彼がヨロイに教えたのかもしれない。だったら、悠長に戦ってはいられない。悪手ではあるが、こちらから攻める事にした。

 

 

 サスケは腰のホルダーからクナイを抜き、相手も手裏剣を取り出し投げ付けてきた。その攻撃をクナイで弾き返すが…無意識に写輪眼を使ってしまい、反応した呪印がサスケに激痛を与えた。その痛みに耐えきれず、倒れてしまう。それを見逃す程、相手も優しくは無く。一瞬で距離を詰めるとサスケの頭部目掛けて拳を振り下ろすが、咄嗟に躱して逆に相手を拘束する事に成功した。そのまま腕を折ろうと力を籠めた途端、ふいに体から力が抜ける。

 

 

 それによって、拘束が緩んだのか。力任せに腕を振り解いた拍子にサスケの顔面へ容赦ない裏拳を打ち込んだ。痛みに悶えているサスケにヨロイは、詰め寄ると右手で彼の頭をガッシリと掴んだ。すると先程の様に力が抜けた事で、それがヨロイの仕業だと気付いた。

 

 

「どうやら、気付いたか。だが、遅いな、お前のチャクラは全て頂くぞ」

「くっ、この‥野郎。やめやがれっ!!」

 

 

 チャクラが吸われる前に相手を蹴り飛ばし、引き離す事に成功したが…サスケのチャクラは殆ど吸われてしまった。辛うじて動く事は出来るが、打つ手が無いサスケが圧倒的に不利であった。

 

 

「何やってんだ。サスケェッ!! いつものお前らしくねえぞ。俺と戦うんだろ? だったら、もっと気合入れてやれってばよ」

「ナルト…。それにあいつは…」

 

 

 敗色濃厚な気配が漂う中、居ても経ってもいられなくなったナルトがサスケに向かって、叫んだ。サスケがそちらに視線をやると、傍にリーの姿を見つけた。そして…サスケはある攻撃を思い出す。そうだ‥あの方法ならあいつの手に掴まれずに済む。一筋の希望を見出し、サスケは不敵に笑う。その姿にナルト達は確信した。この勝負、彼が制すると…。

 

 

「ふん。何か思い付いた様だが、所詮は無駄な足掻きだ。次で仕留めてやる」

「やってみろ。この勝負、俺は負ける訳にいかない」

「ほざくな。お前に勝機はない。あるのは敗北だけだ」

 

 サスケの言葉が癪に触ったのか。ヨロイは怒気を放って、サスケに向かって行く。だが、これは彼にとって、悪手となる。伸ばした手がサスケを掴むより、早く繰り出された蹴りがヨロイの顎を跳ね上げ、彼を空中へと押し上げた。予想もしてない攻撃に驚く間もなく、ヨロイの背後に貼り付いたサスケが追撃しようとした時、此処に来て首筋の呪印が反応し、全身に広がっていく。

 

 

 その光景にカカシ達は唇を噛み締める。やっと、勝機を見出したのにこれでは試合が止められてしまう。そうなってしまっては、苦痛を堪えて戦ったサスケの行動が無駄になる。見てる事しか出来ない事実が、カカシは何よりも悔しかった。

 

 

 だが、此処で信じられない出来事が起きる。サスケは蝕む呪印を自力で抑えて見せた。

強制力のある呪印を精神力で抑える。それをやったのは、未だ未熟な下忍なのだ。一同は言葉を失くすのも無理はない。サスケが呪印を抑える事が出来た背景には、自分を心配して泣いていたサクラ、自分の意を酌んで試合に出る事を許してくれたカカシ、そして…いつの間にか、強くなって自分に追い付き始めているナルト。この三人がいたから自分も強くなれたのだ。そんな自分が今より強くなるには、こんな所で躓いては居られない。その想いが呪印に勝ったのだ。

 

 

 

「あいつらに心配されてちゃ、俺は上に行けないからな。さっさと終わらせてもらうぜ」

 

 

 

 そう宣言した直後、体を回転させた勢いで蹴りを繰り出すが、相手の腕に止められた。だが、それは陽動で本当の狙いは左手から繰り出す裏拳だ。サスケの攻撃はヨロイの顔面に突き刺さり、今度は彼を地面に向けて落とした。

 

 

 当然、サスケの攻撃はこれで終わりではない。落ちていくヨロイを追う様に近寄ると同じく回転を利用した蹴りをヨロイの腹目掛けて振り下ろした。それは一発だけでなく、杭を打つ様に何度も食らわせていく。そして地面が近くなった時、残ったチャクラを足に籠めると渾身の蹴りを見舞った。その一撃は地面にヒビを入れる程、強力で彼は血を吐いた後‥だらんと床に倒れ込んだ。審判のハヤテが様子を窺うが‥本人は完全に気を失っており、戦う事は不可能と判断してサスケの勝利を宣言した。

 

 

 辛勝だったが、勝った事で気が抜けたのか。倒れそうになったサスケをカカシが支えた。彼は無表情で見下ろして一言呟いた。

 

 

「ま、あの状態でよくやったよ。あいつらもこれで安心しただろうな」

「フン。俺がこんな所で負ける訳がねえだろうに…あいつらが心配症なんだよ」

「そうかい。じゃあ、次は俺と一緒に来てもらうぞ。これから呪印を封印する作業に入るからな」

「待ってくれ。この後にやる試合が見たい。あいつらの力量を知っておきたいんだ」

「駄目だ。さっきはお前の意を酌んだが、これ以上の我儘は見逃さないよ」

 

 

 カカシの言葉にサスケは懇願する様に言うが、今度ばかりはカカシも譲らなかった。そして駆け付けて来た医療班へ歩み寄ると声をかけた。

 

 

 「悪いけど、医療班。こいつは俺が預かるから心配は無用だ。折角、来てくれたのに悪いね」

「分かりました。では、我々は元の場所で待機しております」

 

 

 カカシの言葉に思う所はあったものの。真剣な様子のカカシに込み入った事情があるのだと、悟って大人しく引き下がった。サスケもこの時は大人しく従った。残りの試合で戦う忍達は気になるが、正直な所…自身の体は限界である事も理解している。それに本戦では万全でなければ、万が一勝機は無いだろう。この事もサスケは忘れていなかった。

 

 

 そして…カカシに連れられてサスケは去って行った。その後ろ姿を見つめる不気味な視線に気付かぬまま…




 今回、やっと予選が始まりました。此処に来るまで結構、掛かってますねぇ…。しかも例によって、サチさんの出番が…。


しかし、サスケの意志の強さ。あれは凄いですね。うちはの血筋だからというのもあるでしょうが、呪印を抑えたのは内に秘める想いもあったと思ってます。

次回は予選の続きからですね。お楽しみに。
また感想などがあれば、気軽に書いていってくれると励みになりますのでお願いします。
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