叢雲に連れられて、鎮守府のドックにやってきた。
しかし、水門が大きいんだが……。
「さっき聞いた話だと1/1のスケールで闘うんだよな?」
「そうよ。」
「でもお前は普通の人と同じ大きさだけど?」
「ああ、それはあの天井についている装置を使うのよ。」
装置?……ああ、あの丸い円形のか
「それで巨大かする光線でも浴びるのか?」
「そんな所ね。」
「鎮守府の科学ってすげー。」
「そこまで凄く無いわよ。元々は焼き菓子を作る装置を作った人が思いついたらしいわよ。」
「マジか。」
世の中凄い人も居るもんだ。
「おやおや、叢雲ちゃんが男連れなんて珍しいね~。」
なんか整備服を着たおばさんが話しかけてきたな。
「この人は?」
「ああ、この人は整備副主任の雅さんよ。」
「どうも始めまして。この鎮守府の整備副主任だよ。あんたもしかして……叢雲ちゃんのコレかい?」
小指を立てられたんだが、どう返すべきなのか。
「違うわよ。こいつはこの鎮守府に着任してきた提督よ。」
「おやそうなのかい。こいつは失礼したね。」
「いえ、お気になさらないでください。右も左も解らない新米提督ですよ。」
「礼儀正しいね~。家の娘達も見習って欲しいよ。」
娘さんがいるのか?
「まぁでもあの子達も頑張ってると思うけどね。」
フォローする叢雲を見ると、かなり親しいらしいな。
「今はダンナが出張ってて居ないけど、帰ったら挨拶に行かせるよ。」
「お気づかいありがとうございます。」
「それじゃ、あたしゃこれで。」
「体に気をつけてね。」
さて、雅さんも行ったしこの後どうするか……。
「他に人は?」
「居ない事は無いけど、今の時間に行くのはね。」
「そっか……他にやる事無いのか。」
提督の仕事がいまいち解らんし。
「そうね……それじゃあ“建造”しに行きましょうか。」
建造……確か叢雲と同じ様な存在を生み出す事か。
「解った。」
さて、叢雲と同じ性格は流石に勘弁願いたいぜ。
「………フンッ!」
ゴッ!
「いたっ!?」
「何考えてるかお見通しよ。」
女のカンって奴なのだろうか……?
造船所
「ここが造船所か……。」
ドックの二つ隣にあるのか……以外に歩くな
「まぁ建造時の艦隊は1/1で出来上がるから大きい場所じゃないといけないのよ。」
なるほど。
「しかしここにも人が居ないのか?」
なんか寂しい感じしかないんだがな。
「さっき雅さんが言ってた事を覚えてる?」
「さっきの言ってた事?」
確か娘さんに見習わせたいだとかどーどか言ってたな。
この後嫌でも解るが。
雅さんは40代だが若く見えます。