日常と恋模様に祝福を   作:Syo5638

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こんにちは、こんばんは。syoです。

先日初めまして加点式・透明のランキングに乗っていました。

これも読んでくださる皆さんのおかけです!
この場をお借りして、ありがとうございます!


それではつづきをどうぞ


第7話:体育祭前

side蒼真

 

 

 Roseliaのサポートをする事になって数週間。5月も中頃に入った。

 

 大型連休があったが俺はまだ終わってなかった家の整理などをして過ごしあっという間に時間が過ぎていった…

 

 もったいないことしたなぁ…

 

リサ「な~にしょぼくれた顔してるの?」

 

蒼真「そんな顔しとった…?」

 

リサ「してたよー。それで、どうしたの?悩み事?」

 

蒼真「悩み事やないけど、大型連休中家の片付けやら何やらやってたら時間が過ぎててどこにも行けなかった…」

 

リサ「あぁ…それはもったいないことしたねぇ…」

 

蒼真「…時間を見つけてどこか出かければと今更後悔…」

 

リサ「アタシも1人で出かけたりしてたし誘えばよかったね…あ!今更思い出したんだけど、蒼真と連絡先交換してなかったね」

 

蒼真「…確かにしてなかったね。家が目の前やけ全く気にしてなかった」

 

リサ「だねぇ…このメッセージアプリ登録してる?」

 

 そう言うとリサは携帯を取り出しそのアプリを見せてきた。

 

蒼真「一応登録してるよ。あんまり使ってないけど」

 

リサ「じゃあ交換しとこ!何かあった時スグに連絡出来るから」

 

蒼真「了解」

 

 俺は携帯を取り出しリサと連絡先を交換。

 

リサ「何かあったらいつでも連絡してね♪」

 

蒼真「分かった。ありがとう」

 

 そう言って俺は席に付き授業の準備を始めると――

 

リサ「あそうだ!今日お昼また一緒に食べない?」

 

蒼真「急にどうしたん?一緒に食べるくらい全然構わんけど」

 

リサ「この前言ってた通りお弁当作って来たからさ」

 

蒼真「マジか…」

 

 こんな事もあるのか…

 

リサ「…やっぱり…迷惑だったかな…?」

 

蒼真「いやいや、そんな事ある訳ないやん…こういう事初めてやけさ…嬉しくて、でもちょっと戸惑ってね…て言うかリサと同じ事考えとったみたい」

 

リサ「え?」

 

蒼真「俺もさこの前の弁当のお礼に今日作ってきたんよ…リサ用の弁当」

 

リサ「ッ…///もう…気にしなくていいのに」

 

蒼真「リサが良くても俺が気にするんよ」

 

リサ「律儀だなぁ」

 

蒼真「それはお互い様やろ」

 

リサ「確かにそうかも」

 

2人「「…アハハ♪」」

 

蒼真「じゃあまぁ昼休みまた屋上かな?」

 

リサ「そうだね」

 

蒼真「了解じゃあまた後で」

 

リサ「OK〜」

 

 それからまた授業が始まり集中して授業を受けた。

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 気付けば既に昼休み。あっという間に時間が過ぎていた。

 

 リサは先に屋上に向かったみたいだ。友希那を迎えに行ったのかな?

 

蒼真「さて、じゃあ俺も向かいますかね」

 

日菜「どこに行くの?」

 

蒼真「うぉ!?ビックリしたぁ…あぁ氷川さんか」

 

 ていうかここの女の子はどうして音も立てずに近ずいて来るんだ…?

 

日菜「あはは♪面白〜い♪ルンって来た!」

 

蒼真「ルン?…髪のどっかにハートの触手があるのか?」

 

日菜「?」

 

蒼真「いや…何でもない忘れてくれ。…それでどうしたの?何か用事?」

 

日菜「あそうだった!蒼真君またリサちーとお昼一緒に食べるの?」

 

蒼真「そんなに一緒には食べてないと思うけど」

 

日菜「でも一緒に居る事は多いでしょ」

 

蒼真「まぁ席が隣やけね」

 

 なんか…こっちの氷川さんはグイグイくるなぁ…

 

日菜「2人は付き合ってるの?」

 

蒼真「え?い、いやいや…ま、まだ知り合って間もないのにつ…付き合うとかないやろ」

 

 いきなりとんでもない事を言い出したなぁ…ってか俺も何でこんなにきょどってるんだ?

 

日菜「ホントに付き合ってないの?」

 

蒼真「付き合ってないよ」

 

日菜「なーんだルンってしないなぁ…」

 

 だからそのルンって何なんだ。

 

日菜「でもそっかァ(これならお姉ちゃんにも)(まだチャンスはあるかも)♪」

 

蒼真「何か言った?氷川さん」

 

日菜「ん~ん何でもないよ♪あ、あたしの事は日菜って呼んでいいよ。お姉ちゃんと被って分かんなくなっちゃうだろうから」

 

蒼真「お姉ちゃん?もしかして氷川紗夜さんの事?」

 

日菜「そうだよーお姉ちゃんとあたしは双子なんだよ♪」

 

蒼真「そっかどおりで似てるなって思ったわけだ」

 

日菜「ホント!やったぁ!」

 

蒼真「そんなにに嬉しいのか?」

 

日菜「うん!お姉ちゃんと似てるって言われるとすっごく嬉しいよ♪」

 

蒼真「そっか。お姉ちゃんの事好きなんだな」

 

日菜「うん!お姉ちゃん大好き!」

 

 いい姉妹だな。

 

蒼真「あ、じゃあそろそろ行くね」

 

日菜「うん。ゴメンね邪魔しちゃって」

 

蒼真「大丈夫だよ」

 

日菜「あ、そうだ!最後にね…お姉ちゃんの事も名前で呼んで上げて。きっと喜ぶと思うから」

 

蒼真「そうか?まぁ分かった。じゃあまた教室でな日菜」

 

日菜「またね蒼真君」

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 日菜と話してたら大分遅くなってしまった…いや決して日菜のせいじゃないんだけど。

 

 そんな事を思いながら屋上に向かった。

 

ガチャ

蒼真「うっ」

 

 風が強かったのか砂が少し目に入ってしまった。目を擦り再び目を見開くと、そこには風で靡いた髪を抑えながら空を見上げているリサの姿があった。

 

蒼真「……」

 

 ほんの数秒だと思う…だけどその時間が永遠に感じて、まるでその情景が美しい絵画のような…それほど今のリサがとても可憐に見えて思わず見惚れてしまっていた…

 

リサ「ん?…あ!蒼真遅いよ~」

 

蒼真「…」

 

リサ「蒼真?…どうしたの?大丈夫?」

 

 そう言ってリサが近づいてきた。

 

蒼真「ッ…あ、あぁ悪い遅くなった」

 

リサ「…ホントに大丈夫?顔が少し赤いけど…熱でもあるんじゃない?」

 

蒼真「大丈夫っちゃ。走って来たけちょっと暑いだけ」

 

リサ「そう?ならいいんだけど」

 

蒼真「…ところで、友希那はどうしたん?」

 

リサ「今日はクラスで決め事があるから行けないって」

 

蒼真「そっか…」

 

 マジかぁ…今はちょっと2人きりは居づらいぞ…

 

 俺はさっきの光景が頭から離れずにいた。

 

リサ「なーに?アタシと一緒じゃあ嫌?」

 

蒼真「そんな訳ないやん…嫌やったら弁当とか作ってこんやろ」

 

リサ「…それもそうだね。ゴメンね変な事言って」

 

蒼真「いや全然いいんやけどね」

 

 地面に座り俺達は弁当を取り出した。

 

リサ「はい蒼真の分のお弁当ね」

 

蒼真「ありがとう。これリサの分と友希那の分。友希那には後で渡してあげて」

 

リサ「りょうかーい。友希那も喜ぶと思うよ♪」

 

蒼真「そうやか?やといいんやけど」

 

リサ「それじゃあ食べよっか」

 

蒼真「うん。じゃあいただきます」

 

リサ「いただきまーす♪」

 

 弁当を開くとそこには色鮮やかなおかずが綺麗に並べられていた。

 

蒼真「おぉ…スゲー…食べるのが勿体ないくらいの見た目だ」

 

リサ「ちゃんと食べてね~蒼真の為に作ったんだから」

 

蒼真「わ、分かっとるって」

 

 そう言って俺はおかずを一口づつ食べていった。

 

リサ「どう?」

 

蒼真「うん…美味い…めちゃくちゃ美味い!」

 

リサ「そう?なら良かった♪」

 

蒼真「リサはいいお嫁さんになれると思うな」

 

 うん…本当にいいお嫁さんになると思う。リサの旦那さんになる人が羨ましい…

 

リサ「ふぇ!?///な、ななな、何言ってるの!?///」

 

蒼真「こんなに美味い飯を作れるんやけリサの旦那になる人が羨ましいな」

 

リサ「……///(バカ)…///」

 

 

☆★☆★

 

 

sideリサ

 

 

 それからアタシ達はご飯を食べ終えて雑談をしていた。

 

リサ「お弁当ありがとね蒼真の作ってくれたお弁当もすっごく美味しかったよ」

 

蒼真「そう?ならよかった。作った甲斐があった」

 

 あ、そうだ!

 

 唐突にアタシはある事を思いついた。

 

リサ「そういえば 、もうそろそろ体育祭だね」

 

蒼真「もうそんなに時期なんやね」

 

リサ「この地域ではこの時期にあるのは結構珍しいみたいだけど」

 

蒼真「そうなんや。俺の住んでた地域もこの時期にあってたから何も違和感なかった」

 

リサ「そうなんだね~あ、それでね体育祭に紗夜や燐子も見に来ると思うからさ良かったらみんなの分のお弁当一緒に作らない?」

 

蒼真「お、いいねそれ。そういう事でもRoseliaのサポートとして貢献していきたいね」

 

 蒼真ならそう言ってくれると思った♪

 

リサ「ありがと♪皆も喜んでくれると思う」

 

蒼真「…大人数になるから倉庫から重箱を何個か出さんといけんなぁ…」

 

リサ「家にあるのも出すよ!」

 

蒼真「お、それは有難い。是非使わせてもらうよ」

 

リサ「うん♪」

 

蒼真「ところで、作る場所はどうする?」

 

リサ「あ…」

 

 …考えてなかった…

 

蒼真「ははは。その顔は考えてなかったって顔やね」

 

リサ「ゴメン…てかそんなに笑わなくてもイイじゃん!」

 

蒼真「ごめんごめん。意外とおちょこちょいな所もあるなぁと思ってね」

 

リサ「もう…でもどうしよ…」

 

蒼真「なら俺の家で作るか?」

 

リサ「え?良いの?」

 

蒼真「家は親が出張でいないから俺1人やけね。別に構わんよ」

 

 え…てことは…つまりそうなると…2人きり…

 

リサ「…」

 

蒼真「流石に2人きりだとお互い気まずいかもしれんけ友希那とかRoseliaのメンバーも呼ぼうか」

 

リサ「そ、そうだね!うんそうしよ!」

 

 な、何考えてるんだろアタシ…ちょっといいかも…とか思っちゃった…///

 

蒼真「じゃあ今日の練習の時に皆に伝えるか」

 

リサ「うん!そうだね」

 

 とりあえず予定は決まった。これから体育祭までに色々と準備しないといけない。

 

蒼真「練習終わってからでも皆の好き嫌いを聞かないといけんね」

 

リサ「あ、そうだね!アタシも今同じこと考えてた。一応知ってる物もあるけど改めてまた聞いてみようと思う」

 

蒼真「そっか。意外と俺達って考えてるんだろ事が似てとるんかもね」

 

リサ「あはは♪そうかも」

 

蒼真「じゃあこの話はこんな感じでいいんかな」

 

リサ「うん。いいと思うよ」

 

蒼真「了解。この話は練習後に俺から皆に伝えるけん。リサには練習に集中してもらいたいけんね」

 

リサ「ありがと♪じゃあそうさせてもらうね」

 

 

 こんな感じで体育祭に向けての話が決まっていった。

 




読了ありがとうございます。

今日が七夕という事で急いで書き上げました。まぁ七夕とは一切関係の無いお話ですが…

次回も見て頂ければ幸いです。

それではまた次回

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