アルケミアストーリー~クロとエルの物語~ 作:cloverlight
現在連載中のストーリーとは、前後の繋がりが一切ありませんのであしからず
夏のスイカイベントが舞台のお話なのですが、ペンが進まず、完全に季節がズレてしまいました_( _´ω`)_ペショ
みんなが、ラブラブニヤニヤするところが見たい(_・ω・)_バァン…という感じで書いたので、見てるこっちが恥ずかしくなるような内容です←
机を破壊する準備をしてお読みください(^ω^)
「海だ!!」
「うみーーー!!」
「きゃーー!」
ユイゼ、セリク、Ayamiの3人は、ビーチに着くなり、そう叫んで、一直線に海に飛び込んでいく。
「おい、準備運動くらいしろ!」
クローバーがそう呼びかけるが、3人はどこ吹く風で、水をかけ合って「きゃーきゃー」はしゃいでいた。
「まったく……。」
クローバーは呆れたため息をつく。
「姉御おおお!!」
そんなクローバーに、にもが抱きついてくる。
「うぉわっ!なんじゃい、にもちゃん。」
「何で水着じゃないのおおおお!!」
クローバーはタンクトップにスラックスと、軽装だが、海で遊ぶには若干不向きである。
「私は水着とか似合わないから。」
「そんなことない!早く着替えて。」
「てゆーか、にもちゃん……か、貝殻水着……!」
クローバーは貝殻水着を完璧に着こなすにもの姿に、思わず頬を染める。
「そーだよ!可愛いでしょ!」
にもはそう言いながら、ポージングを取った。「バーン」という効果音が付きそうな大胆な姿だ。
「にも、キレイだよ。」
もふが恥ずかしげもなく、ニッコリ笑いながらにもを褒める。その言葉に、にもは嬉しそうにふにゃっと笑った。
「ほら、クロも着なよ。持ってるでしょ?水着。」
エルサイスはそう言いながら、デッキチェアや、パラソルなどを積んだ、大きな荷物を降ろす。既に汗だくの様子だ。
「嫌だよ。」
「ダメ。着るの。」
にもはそうキッパリと言うと、嫌がるクローバーを無理やり岩陰へと連れていく。
「えっ?にもちゃん?!ここで?あ、待って!脱がさないで!いやああああああああ」
岩陰から聞こえるクローバーの断末魔の叫びを、もふとエルサイスは、ニヤニヤしながら聞いていた。
「最高ですね。にもさんグッジョブです。」
「良かったですねぇ。これでクロさんの水着姿が見れますね。」
「にもさんが着てるあの貝殻水着、白染めにしたのもふさんの趣味ですよね?」
「バレました?最高でしょ?」
「最高です。クロにも着せたいです。」
そう言い合う2人に
「しゃべってないで、設営手伝えよ!!」
と、パラソルを砂浜に刺しながら、テイルが呼びかける。
「このむっつりスケベ共め!!」
テイルが、エルサイスともふをそう罵ると、2人は
「シスコンに言われたくありません。」
「むしろロリコン?」
と、言い返す。
「誰がロリコンだ!!」
「まぁまぁ、皆さん落ち着いてください。」
3人の間に、Ryuが割って入る。
「もう、テイル!ケンカしないの!」
Ryuの影から、ソラが顔出す。黒い水着に身を包み、いつもより大人っぽく見える。
「そそそそソラちゃん!!水着似合うね!似合うけど……似合うけど……ダメだああああ!!」
「え?」
テイルは戸惑うソラをバスタオルでぐるぐる巻きにする。
「他の男にこんな姿は見せられない!」
「アホですね。」
「ソラさんのその姿に興味があるのは、ロリコンのあなただけですよ。」
テイルの行動を、エルサイスともふは冷めた目で見ていた。間に挟まれたRyuは、困った苦笑いをする。
「もー、テイルったら!馬鹿なこと言ってないで、早く設営するよ!みなさんも、お手伝いお願いします。」
ソラがそうやって頭を下げると、男達は
「はーーーい。」
と行儀よく返事をして、ビニールシートや、パラソル、デッキチェアの設置を始めた。
テイルとRyuは積極的に働き、設営をサクサク進めていく。一方、エルサイスともふは、パラソル1個を立てると、その下にデッキチェアを2つ並べ、それぞれ寝そべり、既に休憩を取っていた。
「お前ら自分のスペースだけ確保して終わりにするな!」
テイルが2人を叱り飛ばす。
「心外ですねぇ。」
「僕らはこうしながらも、皆さんのお昼の準備をしているんですよ。」
2人は寝そべりながらも、合成枠をいっぱいに使って、ブロシェットや、フラウンダームニエルなど、ランチ用の料理を作っていた。
呆れたため息をつくテイルの元に、ソラが寄ってきて
「ねぇ?テイル、私も海行ってきてもいい?」
と上目遣いで聞く。早く遊びに行きたくて、仕方ない様子だ。
「いいよ、ソラちゃんは遊んでおいで。あ、浮き輪忘れないようにね!溺れたら大変だから。おーい!!お前ら!!」
テイルが先に海はしゃいでいたユイゼ、セリク、Ayamiに声をかける。
「ソラちゃん行くから一緒に遊んで、見ててくれー。」
「はーい。」
「了解しました!」
「ソラちゃんこっちおいでー!」
3人はそれぞれ返事をすると、ソラを手招きして迎え入れる。ソラは嬉しそうに浮き輪を抱えてトタトタと走っていった。
「気をつけて行っておいでー。」
テイルはソラを満足気な表情で見送る。楽しそうなソラを見て、自分まで嬉しくなったようだ。
「じゃーん!」
岩陰から、にもが、水着姿のクローバーを連れて出てくる。クローバーは恥ずかしそうに頬を染め、ソワソワと落ち着きがない。
「おおー、クローバーさん似合ってますよ。」
「クロ、キレイだよ。」
デッキチェアから体を起こし、エルサイスともふが、交互に声をかける。そんな褒め言葉に、クローバーはますます照れて
「う、うるさい!!見るな!」
と顔を真っ赤した。
「姉御、私たちも海行こう!」
にもがクローバーの手を引いて走り出す。
「え、にもちゃん!待って!私…泳げないの!」
そう言いながらも、何の抵抗できず、連れ去られて行くクローバーに、エルサイスは命綱の浮き輪を投げる。クローバーはそれを華麗に受け取ると、にもに引っ張られるように、海に引きずり込まれていった。
「きゃー!!」
というクローバーの悲鳴を、エルサイスともふは苦笑いしながら聞いていた。
設営が終わり、落ち着いたテイルは、パラソルの下のシートに寝そべり、1人ハイボールを飲んでいた。その近くでは、ソラとAyamiとRyuが、砂でお城を作っている。
「あやみん、暑いからこれ被って。熱中症になっちゃうよ。」
Ryuがそう言って、Ayamiに麦わら帽子を差し出す。
「うるさいな!わかってるよ。」
Ayamiはプンプンしながらも、Ryuから帽子を受け取り、被る。
「あやみんさん、ここにトンネル作りたいですー。」
「おっけー!ソラちゃん任せて。ほら、りゅう、手伝って!そっち側から掘ってよ!」
「え!?あぁ、うん。」
RyuとAyamiは、砂山の両側から、手で砂を掘り進め、トンネルを開通させていく。
「わー!早い!」
ソラは嬉しそうだ。
砂山の真ん中で、トンネルが開通し、AyamiとRyuの手が触れ合う。
「「あっ……。」」
お互い意図しない接触に、2人は思わず声を上げ、頬を赤く染めた。照れて俯く2人を、ソラは不思議そうに見つめる。
「どうしたんです?」
「え、あ……別に……。」
「い、いや……なんでも……。」
恥ずかしさに、しどろもどろになるRyuとAyami。
そこにテイルが割り込んできて、ソラの目を手で覆い隠す。
「ソラちゃんにはまだ早い。」
「………?」
照れてお互いの顔も見れないAyamiとRyuの間で、ソラはわけもわからず、テイルに目隠しされながら首を傾げた。