BanG Dream!×ウィザード~多重世界の最後の希望~ 作:MIGHTY
ぶっちゃけ最近創作意欲、作品に対する意欲が湧かなくて…
まぁ、そんなことは言いつつのウィザードの第2話中編!
今回は美咲が何故魔法使いになったかが明らかに!とは言え、ウィザードを見た人なら接せるでしょうけど。
それではどうぞ!!
―面影堂―
スリープの力で眠ってた美咲が目覚め、ハロウィンパーティーの宣伝をしに出かけてから10分後……
香澄「わぁ~!改めてみても味があるって感じで良いなぁ~!」
コヨミ「……なんで貴方達がここにいるのよ。」
以前の騒動で助けた香澄と有咲が面影堂に訪れていた
有咲「ごめんコヨミちゃん…こいつがこの前の一件で奥沢さんの魔法に興味を持っちまってよぉ…今日はここに行くって聞かなくて……」
コヨミ「美咲がこの場にいたらここに連れてきたこと後悔してそう。」
有咲「ははは…容易に想像できる。」
今は面影堂にいない魔法使いの同級生の頭を抱える様子を思い浮かべながら有咲はコヨミの言葉に同意した
香澄「本当は美咲ちゃんへのお礼が目的だったんだけど、コヨミちゃん達にも改めて会ってみたかったんだぁ~!美咲ちゃんとの関係も気になるし!」
コヨミ「……それ、本気で言ってる?」
香澄「本気だよ!!ゲートとか、ファントムとかの説明とかは聞いたけど……でも!肝心の美咲ちゃんが魔法使いになった理由が分からないんだもん!あんな、怖い怪物と戦っている理由も……」
コヨミ「……」
有咲「コヨミちゃん、私らはさ、奥沢さんとは一応同級生で、バンド仲間って関係でもあるんだ。私的にもツッコミで助けられることはあるしよぉ…それに、奥沢さんはそんな危険なことに好き好んで首を突っ込む人ではないってのは私も知ってるつもりだ。無理にとは言わねぇよ。でも出来るんなら、教えてほしい。香澄だけじゃない、私も知りたいんだ。奥沢さんがウィザードとして戦っている理由を。」
2人の言葉が面白半分の言葉でないことはコヨミにも理解できていた。それからしばしの静寂の時間が流れ……やがてコヨミが口を開いた。
コヨミ「私と美咲は、ゲートだったの。」
香澄・有咲「「!?」」
コヨミから出たその一言に、2人は驚きを隠せなかった
コヨミ「何者かに誘拐された私達は、半年前、あの日食の日……」
*
―???―
半年前、日食のその日、とある場所に人が集められており、その中には美咲もいた。地面には謎の赤いひび割れが広がっていた。そう、そこで行われていたものは……
コヨミ【ファントムを生み出す儀式に使われたの。】
人々は途端に苦しみ始め、その異変は徐々に起きていった
コヨミ【たくさんの人が強制的に絶望させられ、ファントムを生み出して、死んだの。】
ファントム1「うおぉぉぉぉ!!」
ファントム2「アハハハハハ!!」
美咲「そんな……うっ!うぅっ!!がはっ!」
多くの人々からファントムが生まれていき、そしてひびの入った美咲の身体からもドラゴンのつばさが背中から飛び出し、ファントムが生まれようとしていた
美咲(私…死ぬのかな?ここにいる人達みたいに……化け物になっちゃうのかな?私、ここで……)
しかしその時、美咲の頭の中にある光景が浮かんだ
美咲『あたしはだから……もしこれから、笑顔にする活動が失敗して、ヒーローごっこの時みたいに、あんたが変な顔したり、みんなが落ち込むのを見るのが嫌なの……っ!』
花音『美咲ちゃん……』
薫『美咲……』
はぐみ『みーくん……』
こころ『なんだ!それなら全然問題ないわよ?』
美咲『なくはないでしょ。落ち込んだら、傷つくじゃん。……みんなが、嫌な気分になるじゃん。』
美咲(これって、走馬灯って奴…?アハハ…私、何で寄りにも寄ってこんな光景思い出してんだろう。)
こころ『……嫌?傷……?とかは、よく分からないけど?でも、それってつまり、誰かが笑顔を忘れてしまうかもってことでしょ?そしたら、あたしたちの残った誰かが思い出させればいいわ』
美咲『……じゃあ、もし、全員忘れたら?』
こころ『決まってるわっ。その時はあたし達以外の誰かが、思い出させてくれるわよ!』
美咲(…!)
こころ『だって、世界はみーんなが、ヒーローなんだからっ!!』
美咲(……世界は…皆がヒーロー……か。)
美咲は、苦しみながら、徐々に自由が利かなくなっていく身体をなんとか動かしながら、その右手を天の日食に向けた
美咲「こころ…はぐみ…薫さん…花音さん…私だって…私だって…私…だって!ハロハピのメンバーなんだ…皆を笑顔にするハロハピが……!絶望なんかに負けちゃ、いけないんだ!!」
その時、ひびの入った隙間から紫ではない、金色の光が発せられ、彼女を包み込んだ……!
コヨミ【でも…美咲だけは、自分の中のファントムを体に抑え込むことが出来た。】
*
―儀式が行われた場所からそう離れてないとある海岸―
美咲「…なんで、私だけ……」
美咲は困惑していた。それは、先程の儀式の中、なぜ自分だけが無事だったのか。最初は夢だったのかと思ったが、目を覚ました美咲が見たのは…間違いなく儀式の場所であった。地面のひびがなくなっていること、人が誰1人いないこと以外は…今はとにかく冷静になりたかった。そう思った美咲はふと、その海岸に足を進めていたのだ
ガラッ
美咲「!?」
しかし何か物音が後ろからしたのを聞いた美咲は驚きながら振り向き、更に驚愕した。何故ならそこにいたのは美咲が目の前で生まれてくるのを見た怪物、ファントムの内の1体だったからだ。
ファントム「……ふっ!」
美咲「っ!?」
ファントムが美咲に襲い掛かろうとした、その時!
ファントム「ぐっ!うぅぅ…うわぁぁぁぁ!!?」
美咲「……えっ?」
何と美咲の目の前に謎の魔法陣が現れ、その魔法陣に当たったファントムは、そのまま衝撃で飛ばされていったのだ!驚き固まってた美咲が後ろを振り向くと……
スタッ…スタッ…スタッ…スタッ…
そこには白いローブを纏ったウィザードによく似た仮面の男が、コヨミを抱きかかえながら歩いてきたのだ!
?「良く希望を捨てず、生き残ったな。」
そう言って謎の男は眠っているコヨミを、美咲に渡す
美咲「あの……貴方は一体……?」
白い魔法使い「名乗るようなものじゃない…しいて言うなら、『白い魔法使い』と言った所だろう。」
美咲「白い…魔法使い?」
白い魔法使い「お前は、魔法使いとなる資格を得た。」
美咲「魔法…使い…」
戸惑っている美咲をよそに白い魔法使いはコネクトの魔法を使い、ある物を取り出した。それは、美咲が現在使用している『ウィザードライバー』であった
白い魔法使い「ファントムを倒す、ただ1つの道だ。」
そして白い魔法使いから、フレイムウィザードリングを手渡された
*
コヨミ「生き残ったのは、私と美咲の2人だけ。私は記憶を失い、美咲は魔法使いとなった。人々がファントムの犠牲になるのを、二度と見たくないから……美咲は自分の命を懸けて、戦うことを決めたの。」
輪島「……」
香澄・有咲「「……」」
事の真実を聞いた2人は言葉を出せなかった。自分たちのクラスメイトで、バンドで交流のあった人物が、そんな大変な思いをして、そんな危険な戦いに身を投じていたことを知った、更にそれを話してくれた少女もまた、つらい思いをしたのを知った……
香澄「……ごめん、私…そんな辛い思いをしてたなんて知らなくて……」
コヨミ「…もしも魔法使いになりたいだなんて言ってたら私も怒ってたわ。そんなつもりじゃなかっただけまだましよ。とにかく覚えておいて、美咲は、遊びとかじゃなく、本気でファントム退治をしているってこと。それが、あの日生き残った自分の定めなんだと、美咲は思ってるってこと。」
有咲「定め、か……」
*
―商店街―
美咲「はぁ~~~……つっかれたぁ~~~!!」
一方その頃商店街、ミッシェルに身を包み必死にチケットを配り終わり、ミッシェルから解放された美咲は疲れを見せながらも商店街を歩いていた
美咲「何とか渡された枚数配り終えたけど…そこに他のバンドメンバーも都合のいい人は招待するんでしょ?いくらなんでもそんな人数はいる会場は……こころのとこなら用意できるか。」
?「あれ~?美咲じゃん!やっほぉ~!」
?「奥沢さん…こんにちは。」
そんな美咲に声を掛けるものが2人、それは友希那やリサと同じ『Roselia』のメンバーである『宇田川あこ』と『白金燐子』であった
美咲「あぁ、2人ともこんにちは。練習帰りですか?」
燐子「い、いえ…私はあこちゃんに付き合っていただけで…それより、大丈夫ですか?なんだか、疲れてるように見えますが…?」
美咲「あ~…お気になさらずに。いつもの心の無茶ぶりですから……それより、結局何してたんですか?」
燐子「それは……」
あこ「指輪の魔法使い探しだよ!」
美咲「っ!!?」
燐子「最近噂になっているんです…謎の怪物のファントムと…それと戦う指輪の魔法使いの噂が……」
あこ「だからね!少しりんりんにも手伝ってもらって、指輪の魔法使いを探しているの!美咲も何か指輪の魔法使いについて聞いたらあこに教えてね!」
美咲「う…うん…わ、分かったよ…」
あこ「それじゃあ行こう、りんりん!」
燐子「そ、それじゃあ失礼します…!」
あこ「あこも会ってみたいなぁ~!本物の魔法使い!」
そうして2人はそのまま去っていった。そして美咲は……
美咲「……もっと見られないような対策しないとなぁ~……」
1人また増えた問題に頭を抱えるのであった…
はい!と言うわけで超超々不定期なウィザードをやっと更新できました!
と言っても今回はほぼサバトの話でしたけどね……
次の投稿もまただいぶ後になると思いますが、気長にお待ちください……
それでは今回はこの辺で失礼!!