「はぁ……」
ため息をついているのは
E組の中ではフレンドリーなタイプで誰とでも仲良くできるタイプだ。
そんな杉野が落ち込んでるのは珍しいのだが…………
水「あいつどうしたんだ?」
千葉「今日、朝から暗殺に失敗したらしい」
そう言ってきたのはとなりの席の千葉龍之介。
目は髪で隠れていていつも自分を主張したがらないタイプだ。
水「どうせあのタコ簡単には殺せないし落ち込む必要ないと思うけどな。僕も全くダメダメだし」
ちなみに最近、狙撃の練習をしていて殺せんせーに撃ってみたところ見事にかわされた。
でも飛距離を伸ばせば音が聞こえにくくなり命中させやすくなるだろうし弾を工夫すれば速度も上げることが出来る。
ちょっと考えている状況だが。
「どうだ、奴を殺す糸口はつかめそうか?」
烏間さんは開口一番そう言った。
磯貝「無理ですよ烏間さん」
三村「速すぎるってあいつ。今日の放課後の予定知ってる?ニューヨークまでスポーツ観戦だぜ。マッハ20で飛んでいくやつなんて殺せねっすよ」
まぁ、そりゃそうだ。
烏間「その通り、どんな軍隊にも不可能だ。だが君達だけはチャンスがある。奴は何故か君達の教師だけは欠かさないのだ。放っておけば来年3月、奴は必ず地球を爆発させる。削り取られたあの月を見ればわかる通り……その時、人類は一人たりとも助からない。奴は生かしておくには危険すぎる!!この教室が奴を殺せる現在唯一の場所なのだ!!」
……………だとしても過酷だよな。中学生に地球の運命は重すぎる。
烏間さんも承知でだろうから心苦しいだろうな。
次の日、殺せんせーが花壇を荒らしたらしくペナルティーというかお詫びというかなんというか………ともかくハンディキャップ暗殺大会が行われることとなった。
単純に殺せんせーを紐で木に付けて振り子のように逃げてもらうだけだが。
水「こんだけハンデあってもあたんねぇ!!」
あ、気づいたら烏間さんもいるよ。何か言いたいのを堪えてる顔だな。
烏間「おい、お前!!」
殺せんせー「お前とは何ですか。ちゃんと殺せんせーと呼んでください」
そんなこと言いながらもヌルヌルかわしてるな。しかも顔も横にシマシマ。なめてるなあいつ。
烏間「俺も今日からここの教師として働く。そして転校生を明日連れてくる。いいな!!」
殺せんせー「えぇ。了解しまっ!?」
…………あ、木が折れて先生落ちた…………
「「今だ
殺せんせー「にゅやーーっ!!しっ、しまった!!」
でもこの状態でもかわすかわす。
もうなんなんだよ。あの化けダコ………
器の小さい先生が昨日のことで宿題を二倍にしやがったせいで寝不足だ。ちくせう。
水「うーーっ………ダリぃ」
「大丈夫?顔色悪いけど……」
水「ん………速水さんか」
速水「そろそろ呼び方戻さないの?」
速水凛香
金髪に緑色の目。普通に可愛いけど周りも可愛い揃いのE組だと自己主張の少ないからあんまり目立ってない。
このクラスでは元から面識があり、いつもは下の名前で呼ぶんだけど今は一応、上の名前で呼んでる。
だって最初からそうだと周りがうるさかった。中村さんが死ぬほどいじってきたし。でもそろそろ戻してもいいかもな。
水「そろそろ戻してもいいか?」
速水「変えようって言ったの水でしょ?」
水「そうでした」
凛香も自己主張少ないタイプで前はクラスで浮いてた。
女子の友達もほとんど居なかったらしいが僕は面白そうな人だと思って話しかけてたらいつの間にか仲良くなっていた。僕もクラスで浮いてた方だったから意気投合出来たのかもしれない。
水「そういえば今日、転校生が来るんだよね?」
速水「そうだった気がする」
水「どんなやつなんだろーなー」
こんなこと言ってるが内心、不安だ。
プロの暗殺者何だし、とんでもないやつの可能性が高い。
水「おはよー」
教室のドアを開けると………いた!!転校生!!
僕の後ろの席らしいな。
「おはよー」
…………なんだこいつ?暗殺者には見えないな。
灰色の髪に赤い目。渚くらいの背の高さのこいつからはあまり異常さを感じない。寧ろフレンドリーな感じがする。
「俺は河野クロスだ。よろしくな」
これ僕とクロスの出会いだった。
ちなみに席は奥田さんが原作の村松の席。村松は寺坂とカルマが座る予定の席の間の席。水は原作の奥田さんの席。クロスはその後ろです。
それでは!!