「という事で今回のテーマはヤンデレだ。」
「でもこれってどう言う意味なんだ?」
そう言い端から突然黒い影が現れた。
「えっなになに、今回はどうやらIFらしいから。」
「ちょうど未来、過去そしてもしもで送った今回の大晦日スペシャルはラストだ。」
「んじゃあどうぞ!」
◇
「んっぐぅ、えっここは?」
俺はとてつもない時間で寝ていたような感覚で襲われ、ようやく起きた場所はまったくもって見覚えのない場所だった。
なぜこんな事になったのかを少し思い出した方がいいだろう。
俺はなんとかオリジンを倒して、なんとか元の世界へと戻る為に体が光だした。
その時の光で俺は元の世界に戻ったと思った。
しかしその後俺の記憶がまったくなかった。
次に起きた場所すこし調べてみよう。
行動自体には制限はなく、鎖などもないのかを見たが特にそう言う類はない。
しかし周りの景色を見るとまるで地下室のような所だろう。
壁や周りの家具を見れば生活は可能だという事は分かる。
しかし出口らしい所はまったくもってない。
入り口らしき物は確かにあったが移動して確かめてもない。
周りの状況を確かめる事はできた。
そう思い俺はポケットを探ろうと思ったがそこで気がついた。
俺のデッキそしてアウトレイジの書がない事に。
どういう事なのかと思い探したがどこにもない。
これはやはりここに閉じ込めた奴の仕業なのか!
俺はそう思った瞬間に他にも疑問があった。
そう思い俺は思わず自分の影を見て叫んだ。
「おい、心下聞こえているか!」
そう言って影に確かめの声を聞いたがまるで反応がなかった。
どう言う事なのかと思い俺が困惑していた時だった。
今まで変化する事のなかったドアから音がした。
俺は勢いよく反応して後ろを見た。
そこには普段の私服を着た杏子がいた。
「えっ、杏子?」
「んっ、あっ起きたか勝機」
そう言った瞬間俺に向かって抱きしめた。
正直このような事されるのはとても恥ずかしかった。
杏子は見た目はとても美少女なので高校生である俺はとてもどきどきする。
しかしなぜ杏子がここに?
「なぁ杏子ちょっと「あぁ今から食事するからな」って」
そう言うと杏子は俺を通り過ぎて机に座ると持っていた袋からりんごやカレーパンそれにどんべえなど食べ物を出した。
「今日はもう終わりだし、お前の好きな物を揃えたからな。」
「いやっ終わりってどう言う事なんだ?」
「だって勝機は私の前から消えようとしたじゃないか」
「えっ確かにそうだけど」
そう俺がいなくなる直前確かに俺はいなくなりそうになってしまった。
「その時にな、私になってしまったんだよ」
「なったって」
「魔女」
「っ!」
その一言に俺はとても驚きに感じた!
魔女というのは魔法少女の持つソウルジェムが穢れを溜めた結果でできてしまう魔法少女のもう一つの姿。
それがなぜこの場所に?
「正直私はあの時魔女になったのはとても驚いたよ。
でもなついチャンスだって思ったんだ。
この力だったら」
「どういう事なんだ?」
「だって私はな、もう元に戻らないんだったらさ死ぬよりもな好きな奴と一緒にいる方がいいんだよ」
そう言うと杏子は俺の目の前に近づいた。
その顔は確かに杏子だったけどその目は赤一色だった。
「大丈夫、ここは私の中だけどけっして勝機は死なないよ。だって死んだら意味なんかないもんな。ここは確かに私の中だけど勝機が心配する事なんてないんだからよ。食事だって睡眠だってなんだって私がしてやるよ。お前はただ私と一緒に愛し合っていたらいいんだ。だって私達はお互いお互いが求め合っているから当たり前だよな。邪魔物だって決して作らないから安心しろ。」
そう言う杏子からはなにか異様に感じていた。
けどなぜか気にしてられなくなって、俺の意識はなぜかもうろうとしていた。
杏子の言葉は正しいのだと思い始める自分ができて、それはどんどんその思考を埋めていった。
「さぁ勝機、一緒に食べよう」
そう言った杏子に俺は逆らいはせずに食事を取る事にした。
「うまいな、勝機」
「あぁ」
俺は目の前の食事、を、食べ、た。
■■の■■だった、物を、杏子と、共に食べた。
◆
かつて魔女は聖女だったらしい。
しかし聖女は父のために魔法使いになる事を選んだ。
魔法使いになった少女は人の為に戦い続けた。
しかし父は少女の正体を知ると少女を拒絶し、家族と共にこの世を去った。
それを期に少女は自分の為に生きるようになった。
しかし少女はある日無法者と出会った。
無法者と行動するようになった少女は共に戦い続け、やがて恋に落ちた。
しかし無法者は星の敵を倒した時に元の場所に戻るようにして光に包まれた。
少女は悲しくなり、その悲しみが少女を魔女へと変えた。
魔女は無法者の力を引き裂き、無法者を抱えて逃げた。
そして魔女は無法者を自身に閉じ込めた。
それ以来魔女と無法者はけっして離れる事はなかった。
こうして魔女は歪みながら幸せになった。
◇
「おっ恐ろしい事になったな。
これが本編じゃなくってよかった。」
「という事で大晦日スペシャルは今回で終了だ。」
「次回からは連載再開だ!」
「来年も」
「「「「お願いします。」」」」