「十代、お前!」
俺は今まで仲間を捜す手がかりとして目的とした人物覇王。
その残虐から止めなくてはと思っていたがまさかその正体その物が十代だったとは。
「おい、十代なんでこんな事をしているんだよ。」
そう叫ぶが目の前の覇王はなにも喋ろうとしなかった。
「十代」
そう言った瞬間、覇王のデッキから何かが光り出した。
「何っ!?」
それと共にこちらに向かっていくつもの光がデッキの中へと入っていった。
瞬間、俺の中になにかが入ってきた。
◇
「ここは?」
俺は周りを見渡すとそこはまるで宇宙のような空間が広がっていた。
「久しぶりだね、勝機」
「お前はネオス!」
そこに現れたのは十代の相棒であり、優しき闇の象徴とも言うネオスがいた。
「ネオス、十代の身には一体なにがあったんだ?」
「そうか、ならば事の経緯を説明しよう。」
そう言うと共にネオスが今までの事について説明してくれた。
事の始まりは俺とさらにはなんとヨハンまでもが行方不明になり、十代達は俺達を捜す為に再び異世界へと向かった。
その世界は前よりもさらに厳しかった。
そんな中で戦った暗黒界の一人ブロンの罠により万丈目達が犠牲になってしまった。
その原因が自分にあると考えてしまった十代は思い詰めていく内に自分の中にいた闇の部分が増大していった。
その結果、十代は覇王となってしまった。
ネオス達は十代をなんとかしようとしたが闇の力の影響で今までずっと封印されてしまっていた。
その時、俺に反応したのかネオス、そしてN達が目覚める事ができこちらに移動ができた。
「でもなんで俺に反応できたんだ?」
「それはおそらく君の中にある覇王と似た者による影響だろう。」
「覇王に似た者、まさか修羅丸!」
「修羅丸というのは?」
「俺の前世の双子の兄でもあった。
その兄が俺の闇の部分だったと思う。」
「闇の部分、そうか君はそれを」
「あぁ俺をはそれを受け入れた。」
だからこそ俺は鬼丸としてそれに修羅丸としての両方を自分の中にあるのだと分かった。
「そうか、ならば君ならば十代を元に戻せるかもしれない。」
「俺が?」
「あぁ、君の中にある修羅丸の力と私達の闇の二つで十代を救えるはずだ。」
「あぁ分かった!」
そう言うと共に俺はデュエルディスク構えた。
すると周りにいたネオスとN達が光となって俺のデッキの中へと入っていった。
「あぁ行くぜ、ここからは俺達のステージだ!」
◇
「十代」
「我が名は覇王だ。
そんな我に挑むのか?」
「あぁ挑む、けどな俺はお前を絶対救ってみせる。」
「ふんっなにを言うと思えばおかしな事を。」
「おかしな事かどうかは確かめたら分かるだろう。」
「ふんっいいだろう。」
そう言うと俺達はデュエルディスクを構えた。
「「デュエル!!」」
「俺のターンドロー、俺は五郎丸を召喚する。
最初の動きとしては五郎丸が来てくれたのは幸いだった。
それにこの手札は絶好調だな。
「さらに俺は二重召還を発動させてクロス・ポーターを召喚する。
クロスボーターの効果発動する。
自分のフィールド上のモンスターをリリースして手札からNと名の付くモンスターを特殊召喚する。
俺は場の五郎丸をリリースして現れろ、N・アクアドルフィン!」
クロス・ポーター
星2 闇
戦士族
攻 400
守 400
効果モンスター
自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択した自分のモンスターを墓地へ送り、
手札から「N(ネオスペーシアン)」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
また、このカードが墓地へ送られた時、デッキから
「N(ネオスペーシアン)」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
N・アクア・ドルフィン
星3 水
戦士族
攻 600
守 800
効果モンスター
1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
相手の手札を確認し、その中からモンスター1体を選ぶ。
選んだモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスターが自分フィールド上に存在する場合、
選んだモンスターを破壊して相手ライフに500ポイントダメージを与える。
存在しない場合、自分は500ポイントダメージを受ける。
それと共に俺は手札にあったアクアドルフィンが出て来た。
クロスターボーのおかげで新たなモンスターを呼び出す事ができる。
だけどこれのおかげで五郎丸にもいいように働く。
「そしてクロス・ポーターの効果でデッキからN・フレア・スカラベを手札に加える。
そして五郎丸の効果発動する。
ドロン・ゴー、獣音鼓笛 グローバル!」
「グローバルの効果デッキトップを5枚確認してその中からアウトレイジモンスターを好きな数だけ回収できる。」
「俺は1枚を回収して残りをデッキに。」
「俺はカードを伏せてターンエンド。」
「我のターンドロー、我は手札からダークフュージョンを発動する。
場にいるスパークマン、クレイマンの二体を融合する。」
「現れろ、E-HERO ライトニング・ゴーレム」
そう言い出て来たのは十代が使っていたサンダージャイアントとは違い邪悪な感じがする。
これが十代が覇王になった事で影響なのか。
「ライトニング・ゴーレムの効果を発動する。
お前の場のグローバルを破壊する、ボルテック・ボム!」
「さらに我はライトニング・ゴーレムでアクア・ドルフィンに攻撃だ、ヘル・ライトニング!」
「くっ!」
LP4000→2200
「我はターンエンドだ。」
「俺のターンドロー、俺は手札からコンバート・コンタクトを発動する。
手札のN・グランモールを墓地に置き、デッキからN・グロー・モスを墓地に置きカードを2枚ドローする。」
コンバート・コンタクト
通常魔法
このカードは自分フィールド上にモンスターが存在しない場合のみ発動する事ができる。
自分の手札及びデッキから1枚ずつ「N(ネオスペーシアン)」と名のついた
カードを墓地に送り、デッキをシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
N・グラン・モール
星3 地
岩石族
攻 900
守 300
効果モンスター
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う
ダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す。
N・グロー・モス
星3 光
植物族
攻 300
守 900
効果モンスター
このカードが戦闘を行う場合、相手はカードを1枚ドローする。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、
そのカードの種類によりこのカードは以下の効果を得る。
●モンスターカード:このターンのバトルフェイズを終了させる。
●魔法カード:このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
●罠カード:このカードは守備表示になる。
そう言い墓地から十代を見つめているのは十代のネオスペーシアのモンスターの二体だ。
彼らも十代を心配して見ていた。
だからこそ今できる事をやるしかない。
「俺は手札からN・エア・ハミングバードを召喚する。
そして手札から魂の共有-コモンソウルを発動する。
手札からN・ブラックパンサーを特殊召喚する。」
N・エア・ハミングバード
星3 風
鳥獣族
攻 800
守 600
効果モンスター
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分は相手の手札の数×500ライフポイント回復する。
魂の共有-コモンソウル
永続魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
自分の手札の「N(ネオスペーシアン)」と名のついたモンスター1体を、
選択したモンスターのコントローラーのフィールド上へ特殊召喚する。
選択したモンスターの攻撃力は、この効果で特殊召喚した
「N(ネオスペーシアン)」と名のついたモンスターの攻撃力分アップする。
このカードがフィールド上から離れた時、このカードの効果で特殊召喚した
「N(ネオスペーシアン)」と名のついたモンスター1体を手札に戻す
N・ブラック・パンサー
星3 闇
獣族
攻1000
守 500
効果モンスター
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱い、
同じ効果を得る。
それと共に出て来たのは赤い鳥のようなモンスターと黒い虎のモンスターだった。
彼らも共に十代を見つめていた。
だからこそ早く、十代を!
「エア・ハミングバードの効果発動、覇王貴様の手札の数だけ回復する。
今の覇王の手札は4枚だ。
よってライフは2000回復する。」
LP2200→4200
「ありがとう」
『勝機、僕達を使うんだ。』
「でも」
『頼む!』
「分かった、俺は手札から二重召喚を発動する。
俺は場のエア・ハミングバードとブラックパンサーをリリースして現れろ黄金時代 鬼丸「爆」を召喚!」
「鬼丸「爆」でライトニング・ゴーレムに攻撃だ。
黄金の一撃!」
「くっ!
だがしかしそれでは貴様の鬼丸も破壊されるだろう。」
「いいや、鬼丸が破壊される時デッキトップを捨てる。
それがアウトレイジなら破壊されない。」
「俺が捨てたのはキャロルだ。
よって破壊は無効にされる。
俺はカードを二枚伏せてターンエンドだ。」
「我のターンドロー、我は手札から悪英雄戦士 E-HERO Eガールを召喚する。」
悪英雄戦士 E-HERO Eガール
星4 闇
攻 1000
守 1200
悪魔族
効果・アウトレイジMAXモンスター
このモンスターの召還に成功した時次のいずれかの能力を発動する。
・自分の山札からHEROと名の付くモンスター一体を手札に加える。
・自分の山札からダークフュージョンまたはダーク・コーリングを手札に加える。
このモンスターが破壊された時、名前に《悪英雄》とあるモンスターを1体、自分の手札からフィールドに出してもよい。
自分の他の、名前に《悪英雄》とあるモンスターはフィールドに出せない。
「Dガールの効果でデッキからダークフュージョンを手札に加える。
そして我は手札からダークフュージョンを発動する。
我は場のDガールと手札の地球巨人 ガイア・プレートを融合召喚!
現れろ、EーHERO ダークガイア!」
「ダークガイアは融合に使ったモンスターの元々の攻撃力分アップする。
Dガールの攻撃力は1000、ガイア・プレートは2800よって攻撃力3800!」
「なっ!」
「さらにDガールが墓地に行った事で手札から現れろ悪英雄術師 E・マジシャンにドロン・ゴーだ!」
悪英雄術師 E・マジシャン
星8 闇
攻 2300
守 2000
魔法使い族
効果・アウトレイジMAXモンスター
このモンスターは通常召還できない。
自分の「HERO」と名の付くモンスターに融合する時このカードを融合素材モンスター1体の代わりにする事ができる。
その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
このカードを使っての融合に成功した時、そのモンスターの元々攻撃力分だけ攻撃力がアップする。
発動ターンのエンドフェイズ時、このカードを発動したプレイヤーは
特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
このモンスターが破壊された時、名前に《悪英雄》とあるモンスターを1体、自分の手札からフィールドに出してもよい。
自分の他の、名前に《英雄》とあるモンスターはフィールドに出せない。
「そして手札から再びダークフュージョンを発動する。
場のダークガイアとE・マジシャンを融合召喚する。
現れろ、E-HERO マリシャス・デビルを融合召喚する。」
「マリシャス・デビルの攻撃力はE・マジシャンによって二倍となる。
その攻撃力は7000」
「先程の2倍だと!」
「マリシャス・デビルで鬼丸に攻撃だ、エッジ・ストリーム!」
「くっ俺は罠カード ハーフ・カウンターを発動する。
相手モンスターの元々の攻撃力の半分を鬼丸の攻撃力に加える。
よって攻撃力は3750だ、ぐぅ!」
ハーフ・カウンター
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターが攻撃された場合、
そのダメージ計算時に発動する事ができる。
攻撃対象となった自分のモンスター1体の攻撃力は、
エンドフェイズ時まで攻撃モンスターの元々の攻撃力の半分の数値分アップする。
LP4400→1150
「まだだ、俺は罠カードオープンヒーロー見参を発動する。
このカードは「我が貴様の手札を一枚選び、それがモンスターなら特殊召喚する。」わかっているな。」
「ふっ我はそのカードにする。」
「よっしっ当たりだ、現れよ、E・HEROネオス!」
そう言い出て来たのは白い体で青いコアを中心にしたヒーローが出て来た。
これが十代のエースカードだ。
「っ!?」
そのカードを見て、少し動揺する十代。
という事はわずかでも十代の心が残っている証拠だ。
「そんなカードでどうするんだ?」
「いいや、これはお前のエースカードだ!」
「なに?」
「このカードがお前を救ってやるぜ!」
「なんだと?
それをどうすると言うのだ、我はターンエンドだ。」
「俺のターンドロー!
行くぜ俺は手札からミラクル・リ・ボーンを発動する。
墓地の鬼丸を特殊召喚する。」
「そんな雑魚でどうするというのだ?」
『あぁ私の力とアウトレイジの力、そして十代との友情。
それが十代を救う事ができる。」
「あぁそうだ、行くぜ十代!
これがお前のネオスと俺の鬼丸の二体によるコンタクト融合だ!」
「コンタクト融合だとっ!」
そう言うと共に渦の中から出て来たのは赤い着物のような服を着ており、両手に鬼丸の使っている覇王丸の刃が着いている。
これが鬼丸とネオスと融合したネオスをベースにしたモンスターだ。
「現れろ、E・HERO アウトレイジ・ネオス!」
E・HERO アウトレイジ・ネオス
星9 光
戦士族
攻 3000
守 2500
効果・融合アウトレイジモンスター
「E・HERO ネオス」+「黄金時代 鬼丸「爆」」
自分フィールド上の上記のカードをデッキに戻した場合のみエクストラデッキから特殊召喚する。
①自分の墓地の「N」と名の付くモンスターの種類の数だけ攻撃力を500アップする。②このモンスターはE・HERO ネオスと黄金時代 鬼丸「爆」として扱ってもよい。
③エンドフェイズ時、このカードはエクストラデッキに戻る。
「さらに俺は手札断殺を発動する。
このカードの効果でお互い二枚捨てる。」
「ふむ、だがそれになんの意味があるのだ?」
「意味ならあるさ、俺の手札にいたN・フレア・スカラベが墓地に行った。
それによってアウトレイジ・ネオスの攻撃力は最大になる。」
「なに?」
「アウトレイジ・ネオスの効果は墓地にいるNと名の付くモンスターの数だけ攻撃力を500上がる。
今のアウトレイジ・ネオスの攻撃力は6000だ!」
そう言うと共にネオスの両腕の刃が巨大化していった。
その赤い刃にはネオスペーシアン達が乗っていた。
「だがその程度でマリシャス・デビルは倒せない。」
「言っただろ、条件は揃っていると。
俺は手札から覇王丸、ネオスフォースをアウトレイジ・ネオスに装備する。
これによって攻撃力は7300になる。」
「なに?」
「行け、アウトレイジ・ネオス!」
「レイジング・スラッシュ!」
そう言うと共に片手に覇王丸を装備し、それに青いオーラが集まりだした。
「ぐっだが我のライフまだ3700だ。」
「アウトレイジ・ネオスが装備しているネオス・フォースは破壊したモンスターの攻撃力分相手にダメージを与える。」
「なんだとっ!」
「がああぁああーー!」
LP3700→-3300
そう言うと共にネオスの攻撃が覇王に当たった。
それと共に覇王に穴から十代が見えた。
だとしたらと俺は十代に向かって手を伸ばした。
「十代、戻ってこい!」
そう言うと共に俺は十代の腕を掴んだ。
それに気づくと十代は空虚な目でこちらに気づいた。
それと共に十代は手を掴んでくれた。
だからこそ俺はそれを引っ張った。
それと共に十代をこちらに引き戻す事ができた。
◇
デュエルは終わった。
それと同時に十代が来ていた鎧は光となって消え去り、残ったのは十代だけとなった。
それはつまり十代が支配していた覇王がいなくなったという事だ。
俺は十代の様子を見て、死んでいない事を確認した。
脈や心臓を聞いたがなんとか生きていたので安心した。
「どうやら覇王を倒したのはまさか死んでいたと思っていた奴だとはな。」
その言葉が聞こえ、振り返るとそこにはカイザー亮だった。
しかし恰好は黒くなっていた。
「まぁな。」
そう返事をしたのと同時にカイザーは近くに落ちていた僅かに残っていた覇王の兜を取って外へと出た。
そこから叫び声を出した。
その声と共に外にいた覇王軍の奴等は一斉に逃げ出した。
「待たせたな、十代。」
俺が下にいた十代を見つめながらやっと親友を取り戻す事ができたと実感できた。
今日の最強カードはE・HERO アウトレイジ・ネオス
E・HERO アウトレイジ・ネオス
星9 光
戦士族
攻 3000
守 2500
効果・融合アウトレイジモンスター
「E・HERO ネオス」+「黄金時代 鬼丸「爆」」
自分フィールド上の上記のカードをデッキに戻した場合のみエクストラデッキから特殊召喚する。
①自分の墓地の「N」と名の付くモンスターの種類の数だけ攻撃力を500アップする。②このモンスターはE・HERO ネオスと黄金時代 鬼丸「爆」として扱ってもよい。
③エンドフェイズ時、このカードはエクストラデッキに戻る。
墓地にあるNの数だけパワーアップするネオスだ。
ネオスの融合の力に限界はあるのか?