実況パワフルプロ野球 Another World   作:闇の貴公子

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ある野球少年が野球の白星大学附属中学校に入学。
そして運命の出会いがー。

常勝無敗(じょうしょう むはい)の物語が始まる!


実況パワフルプロ野球 Another Story (常勝無敗・中学校編)第一話

実況パワフルプロ野球

その世界には新たなる物語があった。

 

 

 

《第一話》

 

 

 

俺は常勝無敗。

 

オレは野球の名門校白星大学附属中学校に入学した。

 

いや、入学せざるを得なかったのだ。

 

あの約束を果たすために・・・。

 

 

 

        ~三年前~

 

俺と親父は甲子園決勝の試合を観ていた。

 

その試合は白星大学附属高校対あかつき大学附属高校だ。

 

『さぁ。九回裏ツーアウト満塁のチャンス!ここで四番の須藤。』

『2ー1果たしてどちらがかつのか。』

『あかつきのエース剛力君と白星の四番須藤君の対決です!』

『さぁ、初球。投げたぁ!』

 

ズバァン!!

 

『ストライーク!159キロのストレート!』

『第二球。』

 

パスッ。

 

『ストライーク!132キロのチェンジアップ。』

『さぁ、三球目。』

 

ガキィン!!

 

『打ったー!入りました。逆転サヨナラ満塁ホームラン!!』

『白星大学附属高校優勝!!』

 

俺と親父は鳥肌がたった。

 

すごい。こんなにすごい人がいるんだ。

 

負けていながらも熱く燃えゆる瞳。

 

絶対に打つという気迫。

 

そして化け物というほどのパワー。

 

オレは興奮した。

 

オレもこんなすごい選手になってみたい。

 

俺は思ったことを全部親父に話した。

 

「オレあんなすっごいホームラン初めて観たよ!」

「すげぇ。すげぇよ。」

「俺もあんなホームラン打ちたい!」

 

オレは憧れを持った。

 

ホームランを打った須藤阿智に。

 

「父さん」

「なんだ。」

「俺、甲子園のバッターボックスに立ってホームラン打ちたい!!」

「じゃあ父さんを甲子園に連れていってくれるか?」

「うん。」

「じゃあ約束だぞ?」 

「うん!」 

 

  

 

 

あの約束の後から俺の生活は変わった。 

 

毎日毎日野球の基礎練習。

 

だが、オレは辛くはなかった。

 

野球が好きなのだから・・・と。

 

 

 

そして今。

 

俺は白星大学附属中学校の正門の前に立っている。

 

三年間ここで野球するのか・・・。

 

俺はつい楽しみでニヤけてしまった。

 

そうか。俺もう中学生なのか。

 

ヘヘッ。 

 

楽しみでしょうがないね。

 

「さぁ、正門をくぐるぜ!」

 

俺は歩き始めた。 

 

正門をくぐったら、新鮮な感じがした。

 

ここが白星大学附属中学校だと。 

 

改めて感じた。

 

「俺のサクセスストーリーはここから始まるぜ!」

 

そう思って教室の方へ向かった。

 

俺の教室は1ーBだった。

 

教室のドアを勢いよくガラッと開けた。  

 

俺は自分の机に荷物をおいて、自分の椅子に腰をかけようとした。

 

その瞬間、声をかけられた。 

 

「あんたも野球部に入るでやんすか?」

「あぁ、そのとうりだ。」

「そうでやんすか。それはおいらと同じでやんす。」

「ところで君は?」

「おいらは矢部明雄でやんす。よろしくでやんす。」

「よろしく矢部君。僕は常勝無敗だ。よろしく。」

「よろしくでやんす。」

 

こうして俺のサクセスストーリーは始まったのであった。

 

 

 

          続く




読んでいただきありがとうございました。
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