実況パワフルプロ野球 Another World   作:闇の貴公子

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久方対常勝。
果たしてどちらが勝ったのか?


実況パワフルプロ野球 Another Story (常勝無敗・中学校編)第九話

         《第九話》

 

 

ブルペンで行われている久方対常勝の対決。

 

「タイム、お願いいたします。」

 

ここで球田さんがタイムを取る

 

「久方。」

「なんだ、球田。」

「力み過ぎだ。無駄な力を抜け。」

「!」 

「久方。常勝に負けたくないのは良くわかってる。でも、力を入れすぎたら曲がる球も曲がらねぇ。一旦リラックスしろや。」

「・・・・・。わかった。」

「お前は最高のウイニングショットを投げてこい。俺がバシッと捕ってあげるからよ。」

「ああ。わかった。」

「カウントはワンボール、ツーストライク。ここは釣り球を二球投げてフルカウントになってから勝負だ!それでもいいか?」

「いや、二球ウエストをしよう。」

「!?」

「あまり無駄な球は放りたくない。」

「だったら、今から勝負すれば・・・。」

「フルカウントからの方がやる気が出る。」

「・・・・・。ふっ、わかった。お前の好きにしろや。」

 

球田さんがホームベースへ走って行った。

 

「常勝。」

「何ですか?球田さん?」

「二球ウエストしてフルカウントから勝負や。」

「分かりました。」

 

(何故?何故二球ウエストしてフルカウントにさせる?)

 

俺は疑問に思った。

 

球田さんの言う通り久方さんは二球ウエストした。

 

これでカウントはスリーボールツーストライクに。

 

第七球目

 

(お前のウイニングショットを投げてこい!)

 

球田はサインを出す。

 

久方は首を縦に振り、納得したようだ。

 

(決めてやるさ!僕の高速スライダーで!) 

 

久方からは気迫を感じていた。

 

(常勝を三振で抑える!)

 

(やべぇ。何て気迫だ。)

 

常勝は久方の気迫に焦りを感じていた。

 

その時。

 

「頑張るでやんす!」

「頑張れ常勝。」

 

矢部くん達は応援してくれてる。

 

(俺だって負けやしない!)

 

常勝は威圧感を放ち、気合いを入れ直す。

 

(久方さんは高速スライダーを投げて来るはず。)

 

常勝は久方の球を読んでいた。

 

「行くぞ!常勝!」

 

久方は全身全霊で高速スライダーを投げる。

 

ビュッ!

 

(自分の読みを信じてバットを振り抜く!!)

 

常勝はバットを強く握り、長打を狙う。

 

高速スライダーは鋭く曲がる。

 

ギュルルルルーン!!

 

(当たれぇーーー!!)

 

常勝は思いっきりバットを振る。

 

カキーン!!

 

久方は後ろを振り返る。

 

(嘘だろ。俺の切り札が打たれるなんて!?)

 

「勝った!勝ったぜ!」

 

常勝は微笑んで矢部達のもとへ向かった。

 

「勝ったぜ!矢部くん!」

「凄いでやんす!」

 

一年生達はお祭り騒ぎだ。

 

球田は久方を慰めた。

 

「久方。よう頑張ったな。」

「・・・・・。」

「常勝が世に言う【怪物】って奴なんや。」

「【怪物】か・・・・・。」

 

久方対常勝が終わった後全員でグラウンド10周した。

 

その後、野球部の部活動の時間が過ぎたので解散となった。

 

俺たちは部室で着替えて、帰る準備は出来ている。

 

「矢部くん帰ろうぜ!」

「わかったでやんす。一緒に帰るでやんす。」

 

こうして俺たちは下校した。

 

 

         続く

 




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