新たな光の戦士ウルトラマングラビティ   作:カオスカラミティ

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最初はオリジナルウルトラマン・グラビティが宇宙ロボットと戦う話です


プロローグ
最初の戦いと絶望


俺の名はウルトラマングラビティ。宇宙警備隊の隊員であり、ゾフィー隊長の弟子だ。そして俺は今そのゾフィー隊長に呼ばれて警備隊本部に来ている

 

グ「用件は何でしょうか師匠?」

 

ゾフィー「うむ、実はポイントA117でキングジョーが確認されてな」

 

グ「キングジョーが?」

 

ゾフィー「しかもただのキングジョーではなく強化改良されたキングジョーブラックだ。それをお前に討伐してきてほしい」

 

グ「キングジョーブラックを自分1人で…。了解しました!行ってきます!」

 

ゾフィー「頼むぞ」

 

 

この時、俺は知る由もなかった。俺を助けてくれた人たちを守れなかった事で禁忌を犯すことに

 

 

ゾフィー隊長の命令でグラビティはポイントA117へと向かっていた

 

グ「もうすぐだな」

 

そろそろ目的地に到着しかけた時、彼の目が4つの黒い飛行物体を捉えた

 

グ「あれが討伐対象のキングジョーブラックだな。くらえグラビティショット!」

 

-バシュウゥゥゥッ!!

 

放った必殺技は寸分の狂いなく飛行形態のキングジョーブラックに向かっていくが……

 

グ「なにっ!?」

 

キングジョーブラックはいとも簡単に必殺光線を避け、グラビティの周囲に浮遊する

 

グ「くっ…まずい……」

 

そしてキングジョーブラックは四方向から怪光線を放ち、直撃を受けたグラビティはカラータイマーが点滅する

 

グ「くっ……」

 

大ダメージを受けたグラビティは反撃することも出来ず、目の前の惑星に落下していく

 

 

-数時間後

 

グ「ううっ…あ……」

 

目を覚ますとグラビティはベッドで寝ており、傍にはメイドのような格好をした女性が立っていた

 

侍女「お目覚めですか?」

 

グ「ここは?」

 

侍女「城の一室です」

 

グ「城?」

 

その時、部屋の扉が開き1人の女性が入ってきた

 

「あっ、目を覚ましたんですね」

 

グ「貴女は?」

 

「申し遅れました。私はミク・ディーヴァと申します」

 

グ「ディーヴァ…という事はここは惑星ディーヴァですか?」

 

ミク「はい。朝方、森に巨大な物体が落下したと聞いて護衛の人達と見に行ったら巨人が倒れていました。そしてその巨人が光り輝いてそれが収まると貴方が倒れていたんです」

 

グ「そうだったんですか。ご迷惑をおかけしました」

 

ミク「お気になさらず。あっ、そういえば貴方のお名前は何と仰るのですか?」

 

グ「巨人の時の姿はグラビティ。この人間の姿の時は……剣(ツルギ)とでも呼んで下さい」

 

ミク「分かりました。それではゆっくり休んでくださいね」

 

剣「ありがとうございます」

 

その後、剣は眠りにつく

 

 

-数日後

剣「ミク王女、おはようございます」

 

城の廊下でミクに出会い、挨拶する光

 

ミク「おはようございます剣さん。別にミクと呼び捨てにしてくれても構いませんよ?」

 

剣「…善処します」

 

その時、爆発音が響いて城が揺れる

 

ミク「なっ…何ですか!?」

 

剣「まさか…!」

 

剣は今の爆発音に心当たりがあるようで慌てて城の外へ出る。すると外には4機の宇宙船が浮遊していた

 

ミク「剣さん、あの宇宙船はいったい何なんですか?!」

 

剣の後を追いかけてきたミクが4機の宇宙船を見て驚く

 

剣「自分がこの星に落ちる前に戦った相手です。ミク王女、貴女は王と女王と共に民達を城に避難させて下さい!」

 

ミク「は…はい!でも剣さんは?」

 

剣「自分は奴と決着をつけてきます!グラビティィィィッ!」

 

左手を掲げるとまばゆい光に包まれ、巨大化していく

 

グ「シェアッ!」

 

そして光が収まると、目の前には体色が赤と青の巨人がいた

 

ミク「あれが……光の国の戦士ウルトラマン……」

 

するとグラビティを確認した4機の宇宙船が光弾を撃ってくるが…

 

グ「フッ!」

 

-ガギギンッ!

 

グラビティが展開したバリアに阻まれてしまった

 

グ「さぁ、自分が奴と戦っている間に早く!」

 

ミク「あっ、はい!」

 

ミクが民達の避難誘導へ向かうとグラビティは上空に浮遊している4機の宇宙船を睨む

 

グ「数日前のリベンジだ。いくぞキングジョーブラック!!」

 

すると4機の宇宙船は合体していき、1体のロボットになった

 

「グアッシ!グアッシ!」

 

キングジョーブラック(以降KB)は右手のペダニウムランチャーをグラビティに向ける

 

グ「させるか!」

 

撃たれる前にグラビティはランチャーを掴み、KBの胸部分を殴るが…

 

グ「痛って~」

 

「グアッシ!」

 

グ「グアッ!」

 

KBの固さに怯んだ瞬間、KBはランチャーでグラビティを殴り飛ばした

 

グ「痛てて、やっぱり手強い。さすがウルトラセブンが苦戦したロボットの強化改良型だな。……っ!?」

 

頭をさすりながら立ち上がり、KBを見ると相手はランチャーをこちらに向けていた

 

グ「まずい!!フッ!」

 

-ズガガガガッ!!

 

グ「フッ!ハッ!ハアッ!」

 

-バシュウゥゥッ!!

 

グ「ウオッ?!」

 

グラビティはバック転でランチャーの攻撃を回避するがバック転で着地する場所に怪光線ハイパーデスト・レイを撃ってバランスを崩させ……

 

-ズガガガガッ!!

 

グ「グアァァァァッ!!」

 

ペダニウムランチャーを連射しグラビティを吹き飛ばす

 

グ「あ……ぐっ…」

 

-ピコンピコンピコン……

 

KBの攻撃をまともに受けてしまい、グラビティのカラータイマーが点滅を始める

 

グ「くっ…このままじゃやばい…。だが逆に燃えてきたぜ!!フッ!」

 

グラビティは両手に光のビームブレード・グラビティブレードを出現させて二刀流でKBに挑む

 

グ「ダァァァリャァァァッ!!」

 

-ズガッ!ザシュッ!ザクッ!ズバァァァッ!

 

KB「グア…ッシ…」

 

グラビティの超高速斬撃でKBはダメージを受け、よろめく

 

グ「ハッ!ライジンググラビティキ--ック!!」

 

KB「グ…アッ……シ」

 

左足に雷を纏った必殺キック・ライジンググラビティキックを受けてKBは大ダメージを受け、さらにはキックが命中した胸部分はヒビが入った

 

グ「ヒビが入ったか。あそこを的確に狙えば……。フッ!エクレールシュート!」

 

ヒビが入った箇所を狙う為にエクレールシュートを撃ったが…

 

KB「っ!!グアッシ!」

 

KBはランチャーを乱射してエクレールシュートを相殺した

 

グ「残念だったな。光線は囮だ」

 

いつの間にかKBの背後にいたグラビティは左手にビームブレードを出現させていた

 

グ「ハァァァァァァッ!!!」

 

-ズガァァァァァンッ!!!

 

「グアッ……シ…グ……アッ…シ」

 

-ズドォォォォンッ!!!

 

グラビティは背後から傷のある箇所を正確にブレードで斬り、KBを真っ二つにした

 

グ「フゥ~、何とか倒せたな」

 

ミク「剣さん!」

 

グ「ミク王女!民達の無事なのですか?」

 

ミク「はい。剣さんが戦っていた間に避難は終わりました」

 

グ「そうですか。良かった」

 

-数日後

剣「今までお世話になりました」

 

王「いや、こちらこそ君には色々と世話になった」

 

女王「また遊びに来て下さいね。今度は友達と一緒に」

 

剣「はい」

 

そして剣はミクの方を向いて一言

 

剣「ミク王女、この数日間看病して下さったり城を案内して下さってありがとうございます」

 

ミク「いえ、私も楽しかったですよ」

 

剣「なら良かったです。それでは失礼します」

 

そして剣はグラビティに変身し光の国へと帰って行った

 

王「気持ちのいい青年だったな」

 

女王「ええ。彼のお友達と会うのも楽しみですわ」

 

そしてグラビティが光の国に帰還してから1週間後、光の国と惑星ディーヴァの間に友好同盟が結ばれた

 

 

-1年後

グ「フゥ~、今日の業務は終了だな」

 

?「兄さんも丁度業務が終わったんだね」

 

背後からの声に振り返ると1人のウルトラウーマンがいた

 

グ「おう、クラインか。お前も今帰りか?」

 

彼女の名はウルトラウーマンクライン。グラビティの妹で銀十字軍に所属している

 

クライン「うん。今日は銀十字軍で事務作業だけだったからそれほど大変じゃなかったけどね」

 

グ「そうか。あんまり無茶するなよ?」

 

クライン「大丈夫。それにどっちかというと兄さんの方が無茶しそうだよ?」

 

グ「反論できない…」

 

クライン「よし勝った!」

 

その後、兄妹が自宅に帰ろうとした時、慌てた様子のゾフィーが兄妹の元に来る

 

ゾフィー「グラビティ、大変だ!!」

 

グ「師匠、一体どうしたんですか?」

 

ゾフィー「惑星ディーヴァが…ナックル星人の侵攻を受けているらしい!!」

 

グ「っ!?」

 

クライン「惑星ディーヴァって…確か兄さんがお世話になった……」

 

グ「クソッ!」

 

師匠から驚愕の話を聞いたグラビティはすぐさま惑星ディーヴァへと飛んだ

 

ゾフィー「おい、グラビティ!」

 

クライン「私が行きます!私も一応光線が使えるので!」

 

ゾフィー「頼むぞクライン!」

 

クライン「はい!」

 

そしてクラインは惑星ディーヴァに向かった兄を追いかける

 

 

ー惑星ディーヴァ近辺

 

グ(早く惑星ディーヴァに急がなくては!)

 

クライン「兄さん!」

 

グ「クライン!?」

 

クライン「兄さんがお世話になった人達のピンチは見過ごせない!!私も行くわ!!」

 

グ「わかった!だが無茶はするな」

 

クライン「兄さんもね!」

 

そして兄妹は惑星ディーヴァを視認するが…

 

グ「っ!?」

 

クライン「惑星ディーヴァが炎に包まれている!?」

 

そして惑星ディーヴァに降り立った兄妹だが……

 

グ「これは…」

クライン「酷い…」

 

すでに星は焼け野原と化しており、城も炎に包まれておりまさに地獄絵図と言っても過言ではなかった

 

ーズガァァァァンッ!

 

グ「ガァッ!」

クライン「兄さん!いったい何!?」

 

攻撃が来た方を見てみるとナックル星人の侵略艦隊がいた

 

クライン「ナックル星人の侵略艦隊!」

 

するとクラインの言葉が耳に入ったグラビティはゆらりと振り向く

 

グ「お前等が…お前等が惑星ディーヴァを!!ウオォォォォォッ!!!」

 

怒りに我を忘れたグラビティは両手に膨大なエネルギーをため、両手を突き出して最強必殺技『ツイングラビティバースト』を放って艦隊を全滅させた

 

グ「ハアッ…ハアッ…」

 

クライン「兄さん、隊長に報告する為に帰ろうか」

 

グ「そうだな…」

 

 

その後、光の国に帰還した兄妹は惑星ディーヴァが壊滅した事を報告した

 

ゾフィー「そうか…。グラビティ、君はしばらく休みたまえ。心を整理する時間が必要だろう」

 

グ「はい…失礼します」

クライン「それじゃ隊長、失礼します」

 

ゾフィーの計らいで兄妹は自宅へと帰って行った

 

 

ー自宅にて

グ(俺は惑星ディーヴァを守れなかった……。何が光の戦士だ!!何が宇宙警備隊だ!!)

 

するとグラビティはある考えに達する

 

グ「そうだ…力だ。何者にも負けない力があれば……(小声)」

 

そしてグラビティは部屋から出ていこうとする

 

クライン「兄さん、どこに行くの?」

 

グ「散歩だ」

 

クライン「そう、遅くならないようにね」

 

妹のクラインに軽く手を振った兄はプラズマスパークタワーへと向かう

 

 

ータワー前

タワーに到着したグラビティが中に入ろうとした時、自分と同じ赤と青の体を持つウルトラマンがいた

 

グ「何やってんだ?」

 

?「っ!?そういうお前こそ何やってんだ?」

 

グ「おそらくお前と同じ理由だ」

 

?「そうか…。お前、名前は?」

 

グ「ウルトラマングラビティだ」

 

?「俺はウルトラマンゼロだ」

 

グ「ゼロか。俺とお前の目的は同じなら一緒に行かないか?」

 

ゼロ「へっ、良いぜ。足手まといになるなよ?」

 

グ「お前こそな」

 

2人はタワー内に入っていき……

 

グ「プラズマスパークのコアはこの上だ」

ゼロ「よっしゃ、楽勝だぜ」

 

そして2人は一気にコアのある場所まで飛ぶ

 

グ「これがプラズマスパークタワーの……」

ゼロ「エネルギーコアか……」

 

2人はお互いを見て頷き、エネルギーコアに手を伸ばすが……

 

セブン・ゾフィー「待て!!」

 

セブンはゼロの、ゾフィーはグラビティの手を掴んで投げ飛ばす

 

ゼロ「邪魔すんな!」

 

セブン「その光に触れるな」

ゾフィー「お前達にはまだ早い」

 

グ「なめるなよ。俺達はこの光を使いこなしてみせる!」

 

マン「そこを動くな!」

 

ウルトラマンの声が聞こえた方を見ると、そこには歴戦の勇士であるウルトラ兄弟……ウルトラマン、ジャック、A、タロウがいた

 

マン「お前達はM78宇宙警備法を破った!」

 

そしてジャックとAはゼロを、ウルトラマンとタロウはグラビティを抑え込む

 

ジャック「大人しく一緒に来るんだ!」

 

ゼロ「離せ!」

 

A「暴れるんじゃない!」

 

グ「離せよ!俺達は最強の力を手に入れるんだ!」

 

タロウ「大人しくしろ!」

 

セブン「残念だが、お前達にはもうウルトラ戦士を名乗る資格は無い!……。」

 

いまだに抵抗を続ける2人だが歴戦の勇士の捕縛から逃れる事は出来ず、連行された

 

セブン「……。」

 

ゾフィー「セブン、行こう」

 

セブン「ああ…」

 

その後、ゼロとグラビティは宇宙警備法を破った罰として光の国から追放され、ウルトラマンキングとレオ兄弟の下で修行する事になった

 

しかし、この出来事から数ヶ月後に光の国で唯一の暗黒のウルトラマンが復活し光の国が壊滅状態になるとは2人は知る由も無かった




ちなみに惑星ディーヴァの王族と生き残った民達は何とか惑星から脱出し、別の惑星に移住しています
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