実は2、3ヶ月前に続きを書いたのですが、手違いか何かで書いた内容が全て消えてしまい、落胆してしばらく執筆出来ませんでした。
ですが、今日からまた更新再開します。ただ、自分はここ以外に後、2つの小説サイトを掛け持ちしているので、更新頻度は少し低いです。
宇宙人軍団に勝利したのも束の間、兄妹は険しい顔をして空を睨む。それを不思議に思った大地が二人に訊ねる。
大地『あの、どうしたんですか?』
クライン「感じない?」
大地『えっ?何をですか?』
グラビティ「とてつもなく邪悪な者が近づいてきてる。」
大地『邪悪な者?』
大地がそう言った瞬間、空に穴が空いて中から1体の怪獣が街に降り立った。
大地『なっ、怪獣!?』
クライン「あいつが親玉のようね。」
グラビティ「という事は、あいつを倒せばこの世界はしばらくは平和ってわけだな。いくぞ大地、エックス。」
2人「『はい!』」
宇宙人軍団との戦いの後ではあるが、3人は目の前の敵に対して戦いの構えを取る。
エックス「お前が今回の一連の騒動の黒幕か!?」
?「そうだ。」
大地『なぜ、こんな事を?』
?「食事の為だ。」
大地『食事?』
意味が分からないというように首を傾げる大地。
?「この星を怪獣達という調味料を使って調理した後、全て喰らう。いわばメインディッシュだな。オードブルはもう過去に十分いただいたからな。」
その言葉を聞いた大地はわなわなと体を震わし...
大地『オードブルだと?メインディッシュだと?ふざけるな!!地球はお前の食卓なんかじゃない!!』
と怒りを顕わにするが、当人は全く悪びれる様子がない。
大地『くっ...』
大地が再び何かを言おうとした時、グラビティが遮った。
グラビティ「今のやり取りを聞いて思い出した。お前、『アークボガール』だな?」
?→アーク「ほお〜、私を知っているのか?」
クライン「前に兄さんと一緒に警備隊のデータベースで読んだのよ。全てのボガールの頂点に立ち、なおかつ、エンペラ星人直属の部下である暗黒四天王の先代邪将だってね。」
アーク「よく調べてあるじゃないか。」
グラビティ「生命体どころか、星をも喰らうゲス野郎に褒められても嬉しくもなんとないな。」
アーク「そうか?まぁ、今はそんな事はどうでもいい。オードブルとしてこの星を喰らった後に次はデザートとして、貴様らウルトラマンを喰らってやろう。しばし待っているがいい。」
そう言って3人に背を向けるアークボガール。しかし...
グラビティ「悪いがそんなに待ってる程、暇じゃないんでな。」
クライン「さっさと片付けさせてもらうわ。」
アーク「そうか。まぁ、たまにはデザートの後にメインディッシュというのも悪くはないな。」
兄妹の言葉で足を止めたアークボガールは3人の方に振り返り、戦いの構えを取る。
グラビティ「気をつけろよ大地、エックス。奴はそこら辺の怪獣や宇宙人とは違うぞ。」
2人「『はい。/分かった。』」
アーク「いくぞ!ハアァァァッ!」
3人「ヤアァァァァッ!!」
――ガギィィンッ!キィィンッ!
――バシッ!ズドッ!
遂に最終決戦が始まった!!
アークボガールの右手の鉤爪が、3人のパンチやキックと交わる。
アーク「なかなかやるではないか。ウルトラマンなんぞ、私にとってはザコだと思っていたが考えを改めんといかんな。」
するとアークボガールは3体に分身してエックス、グラビティ、クラインの周囲に立つ。
エックス「なっ!?分身した!?」
大地『どれが本物なんだ!?』
クライン「どれも本物よ。」
2人「『えっ!?』」
グラビティ「どのアークボガールからも、邪悪な波動を感じる。」
大地『それ...まずくないですか?相手は邪将なんていう地位につけるような強敵なのに、そいつが分身なんて...』
グラビティ「何だ、怖気づいたのか?俺達3人なら大丈夫だ。」
クライン「相手が数の暴力で戦うなら、こっちは絆の力で対抗するわよ。」
エックス「そうだ大地。私達の絆の力があれば、どんな敵でも倒せる!いくぞ!」
大地『エックス...。そうだね。いこう、エックス!』
そして3人は牽制として、『エクレールスラッシュ』と『エクスラッシュ』を放つが...
アーク×3「無駄だ!カアァァァッ!!」
――キュウゥゥゥン
エックス「何っ!?」
大地『光線を吸収した!?』
グラビティ「そうか。あいつは生命体や星だけじゃなく、光線も喰らうのか。」
アーク「その通りだ。つまり、貴様らのお得意の光線は私には通じないという事だ。さぁ、どうする?」
確かに、光線が効かないというのはウルトラ戦士にとってかなりまずい状況である。しかし兄妹は...
兄妹「フッ。」
そんな状況にもかかわらず、笑っていた。
アーク「何が可笑しい?」
クライン「まさかとは思うけど、光線を封じた位で良い気になってないわよね?」
アーク「何が言いたい?」
グラビティ「見せてやるぜ。光線を封じられても、いくらでも戦い方はあるってな!」
アーク「フンッ。なら見せてもらおうか!」
そして2体のアークボガールはグラビティとクラインに向かっていくが、2人は逆にしっかりとアークボガールの体をつかんでエックスから引き離す。
ウルトラマングラビティVSアークボガール1
グラビティ「さぁ、始めようぜ。」
アーク「フフフ、馬鹿な奴だ。仲間達と離れて、たった1人で私に挑むとわな。」
グラビティ「貴様のようなゲス野郎が3匹もいるところを見ると、吐き気がしてくるんでな。クラインと共にこうさせてもらったぜ。」
アーク「逆に好都合だ。貴様の味をしっかりと堪能できるのだからな!」
そう言って、アークボガールはグラビティに向かって鉤爪を振り下ろす。
――ガギィィィンッ!
鈍い音が周囲に響き渡ったが、グラビティの体には傷1つ付いていなかった。なぜなら...
アーク「なっ、何だその姿は!?」
Sグラビティ「別宇宙の仲間が与えてくれた力――〈ストロングコロナ〉だ!オラァァァァッ!!」
ストロングコロナにタイプチェンジしたグラビティは、アークボガールの鉤爪が命中する前に片手で受け止めていたのだ。
アーク「ちっ!くらえっ!」
――バシュシュッ!!
Sグラビティ「フンッ!デヤっ!」
――ズガガガンッ!!
アークボガールはSグラビティから距離を取り、破壊光弾を3発撃ってきたがSグラビティは慌てることなく、両手と片足からエネルギー弾を放つ技――〈ストロングコロナアタック〉で相殺した。
そして、お互いの攻撃が命中した事で爆発が起こり、視界が爆煙で見えなくなったが...
Sグラビティ「ハアァァァァッ!!」
アーク「何っ!?」
――ガシッ!
Sグラビティ「ウルトラハリケーン!!」
なんとSグラビティは迷う事なく、アークボガールに掴みかかって投げ飛ばして上空に磔にした。
アーク「なっ、なぜ私の位置が分かったぁぁぁぁっ!?」
Sグラビティ「冥土の土産に教えといてやる。俺とクラインは相手の位置を、相手の気配や波動で分かるんだ。だから、どんなに視界が悪くても相手の位置を特定出来る。」
アーク「グウウゥッ!!だが、たとえ磔にされて動けないとしても貴様らの光線は...」
Sグラビティ「誰が光線を撃つって言った?言ったはずだぜ。『光線を封じられても、いくらでも戦い方はある』とな。」
Sグラビティは右足にエネルギーを集めていく。すると右足がどんどん赤くなってきた。
Sグラビティ「じゃあな、暴食野郎。フッ!!」
右足にエネルギーのチャージが完了したSグラビティは飛び上がり、アークボガールに右足を向ける。そして...
Sグラビティ「バーニングスピンキーーーック!!!」
――ズドォォォォォォンッ!!!!
アーク「ゴハアァァァァァッ!!!!」
――ズガアァァァァァァンッ!!!!
体全体を高速回転させて、摩擦熱でさらに破壊力を高めた必殺キックでアークボガールを1体倒した。
ウルトラウーマンクラインVSアークボガール2
アーク「叩き潰してやるぞ、小娘。」
クライン「あんたにそんな事、出来るかな〜?」
アーク「ほざくな!ハアァッ!」
――バシュシュシュッ!
アークボガールはクラインに向かって光弾を放った。しかし、その光弾は先程グラビティが受けた物と違い、クラインの周囲を取り囲むように向かってきていた。いわゆる、拡散光弾である。
――ズドドドォォォォォンッ!!
そしてその拡散光弾は全てクラインに命中した
アーク「フンッ、あっけないな。さて、次は...」
「ちょっとちょっと、私はまだ倒されてないわよ。」
アーク「なっ!?」
...と思われたが、なんと爆炎の中から無傷のクラインが現れた。しかも、グラビティと同じように姿を変えていた。ただし、体色は赤ではなく青だが...。
Lクライン「ルナミラクルクライン。さぁ、続きといきましょうか。」
アーク「くっ、ふざけおって!ヌエェェェイッ!!」
――ブンッ!ブンッ!ブンッ!
Lクライン「フッ。ハッ。」
アークボガールは右手の鉤爪を振るってくるが、Lクラインは最低限の動きでかわしていく。
アーク「えぇぇぇいっ!ちょこまかと!」
Lクライン「隙ありよ。」
アーク「なにっ!?」
Lクライン「レボリウムスマッシュ!」
――ズドンッ!!
アーク「ヌオォォォォッ!?」
自身の攻撃を最低限の動きでかわすLクラインにイライラし始めるアークボガールだが、それこそがLクラインの狙いだった。イライラする事で攻撃の仕方が雑になり、隙が大きくなったのだ。
そしてLクラインは一瞬の隙を突いて、アークボガールの懐に入り、ルナミラクルの固有技である〈レボリウムスマッシュ〉を食らわしたのだ。
アーク「グヌウゥゥ...。中々な攻撃だが、まだ私を倒すまでにはいかんな。」
Lクライン「いいえ、次の攻撃で終わりよ。」
アーク「何だと?」
次の攻撃で終わりだと言い切ったLクラインは右手にビームブレード――〈クラインブレード〉を展開すると、アークボガールから視線を外さずに展開したブレードを自身の左腰に添えるような体制を取る。
アーク「何を考えているか知らんが――――」
――キンッ!
Lクライン「いいえ、もう終わってるわ。」
アーク「は?何を言...って。」
――ズズンッ!
Lクラインがブレードを展開しても攻撃してこないので、こちらから攻撃を仕掛けようとしたが、Lクラインの「もう終わってる」という言葉に何を言ってるのかと思ったアークボガール。
しかし彼女の言う通り、「もう終わっていた」のだ。彼女の目にも見えない速さの斬撃でアークボガールは上半身と下半身は真っ二つにされたのだから。
Lクライン「これが、兄さんと共に編み出したルナミラクルの新たな必殺技。目にも見えない高速の抜刀術。名付けて〈ウルトラ閃光斬〉よ。」
今回はここまでにしておきます。エックスの戦いまで書いたら、文字数がとんでもない事になりそうなので...(汗)