出土品臨時保管庫まで直線で720・・六道衆・荼枳尼衆の連合集団を前にして・・慈空阿闍梨を先頭にして裏高野の薬師十二神将と僧兵たちと、獅子丸が対峙した・・・。
「・・羅誐(ラーガ)に倶摩羅(クマラ)に泰山府君・・やり合うのはそれぞれ2度目だな・・また、でかブツの化け物を造ったか、育てたか?・・つくづくこの前逃がしたのが悔やまれる・・だが、それもこれで終わりだ・・お前らのイイようにはさせん・・覚悟しろ・・」
「・・それはこっちの台詞だよ、慈空・・お前らこそ、ここから生きては帰さない・・覚悟するんだね・・・」
そう言い合って羅誐と慈空が密法力を行使しようとして印を組みかけた時・・トランペットとギターの調べが流れ始めた・・物悲し気だが秘めたる決意を感じさせるようなメロディーが響き流れる中、荼枳尼衆の僧兵と六道衆の雑兵が躍起になって辺りを探し回るがなかなか見付からない・・やがてその中の一人が気付いて叫ぶ・・「・・!あ!あそこだ!!」
イチローとジローが、現場を挟んで向かい合って立つビルの屋上に立って、楽器を奏でていたが、それと同時にメロディーも、その流れを止めた・・・。
「・・悪のある所に必ず現れ・・悪の行われる所を必ず行く・・正義の戦士・キカイダー・01!! 」
「・・荼枳尼衆!!六道衆!!お前達に凶皇仏は渡さない!! 」
「・・チェンジ!キカイダー・・・ゼロ!ワン! 」
「・・チェンジ!・・スイッチオン! ワン! ツー! スリー! 」
イチローとジローが跳び下りながら空中でチェンジし、キカイダーとキカイダー01として、着地した。
たちまち荼枳尼衆の僧兵や六道衆の雑兵が周りを取り囲んで襲い掛かったが、キカイダーも01もその総てを受け止め、撥ね返して逆に次々と打ち倒していった。
「・・ダブルチョップ!! 」 「・・ブラストエンド!! 」
戦闘アンドロイド・モードでの彼らの打撃は強い・・一撃で叩き潰されるか、複数が吹き飛ばされていった・・だが周囲からは、他の同盟組織の戦闘員や髑髏忍者が次々と湧き出し、敵の数は刻一刻と膨れ上がっていく・・・。
「・・我らも行くぞ! 遅れるな! オン・アニチ・マリシエイ・ソワカ! 」
日天の眷属で武人の守護神とも言われる、摩利支天神の印を結び、真言を唱えると摩利支天神の陽炎光をその身に纏い、背の三鈷双剣を鞘から抜き、繋ぎ合わせると味方に激を飛ばして六道衆の雑兵の中に踊り込んで行った・・。
「・・オン・バサシエイ・バサシエイ・バサシヤサンマ・ドキャテイサバ! ジンバラ・ハラバリ・タン・ヤ・ウン!! 」
薬師十二神将も宮毘羅(くびら)大将を先頭にして隊列を組み、印を結んで真言を唱えながら宮毘羅大将の背後で11本のスティックを組み合わせると、瑠璃色の陽炎光が湧き上がって隊列の全体を包み込んだ・・・「・・薬師瑠璃光背扇陣!! 」
薬師如来の真言で密法力を発現させ、十二神将はそのまま気勢を上げて荼枳尼衆の僧兵集団とぶつかった・・。
獅子丸も銀紗地の太刀を抜き、髑髏忍者の一人と刃を合わせて刀身を弾くと、反す一太刀で斬り払った・・。
「・・やはり髑髏忍者・・すればゴースンもこの時代に滑り込んだのか?! 」
そのまま次々と髑髏忍者を斬り払い、雑兵達を打ち倒していく・・・。
その時、002(ジェット・リンク)がカミュを抱えて飛んで来た・・。
「・・!ここでも髑髏忍者や戦闘員が湧き出ているな・・」
と、ジェットがカミュを降ろして着地した。
「・・ああ、ともかく我らは雑兵達を処理して、彼らを援護しよう・・」と、カミュ・・。
冷凍気の小宇宙(コスモ)を高めながら、カミュは構えに入る・・。
「・・!加速装置!・・」そう叫んでジェットは姿を消した・・。
「・・オーロラ・エクスキューション!!・・」
自分の中で、高め増幅した冷凍気のコスモを解放し、カミュは40体以上もの戦闘員や髑髏忍者を凍結させた・・すかさずジェットがスーパーガンでその全員を破壊した・・。
「・・もう一度いくか・・」
そう呟いて再度構えに入り冷凍気の小宇宙(コスモ)を高めようとしたカミュだったが・・
「・・!?!・ウッ・ウッ・・ハッ・・アクエリアス(水瓶星座)が・・割れる・!?!・・」
『・・フッ・・カミュ・・私がいる事は知っていて・・それで来たのだろう・・?・・同じアクエリアスを守護星座に持ち・・かつては同じ師の下で・・共に学んだ兄弟子であるこの私をな・・・』そう言いながら、六道衆の大聖歓喜天が現れた・・。
象頭に目出しの布を被せ、その巨躯はスッポリとポンチョを被っている・・が、異形の改造体であることは明らかであり、その全身からは夥しい冷気を滴るように垂れ流している。
「・・!?カミュ! どうした?! 退がれ! 」
声と同時に多弾頭ミサイルが発射され、全弾が大聖歓喜天に向けて集中したが、大聖歓喜天は瞬時に氷の壁と盾を形成しながら、高速で跳び退ったのでミサイルの爆圧は回避した。
頭上を見上げれば、巨大な鷲に変身したグレートがその背にピュンマを乗せ、アルベルトを両足で掴んで飛んで来ていた・・先程のミサイルはアルベルトの右膝から発射されていた・・ピュンマがジャンプして跳び下りながら大聖歓喜天を狙ってスーパーガンを連射する・・アルベルトも右手の機関砲を大聖歓喜天に向けて集中掃射したので、再び氷の壁を形成しながら大聖歓喜天は後退した・・・・「・・!大丈夫か? カミュ・・?・・」
着地したピュンマがカミュに駆け寄って助け起こす・・「・・済まない・・大丈夫だ・・問題ない・・」・・首を振りながらそう応えたカミュだったが、顔色は悪い・・。
「・・あれは、ダイヤモンド・ウォールとダイヤモンド・シールド・・わが師の・・」
『・・フン・・そうだ・・わが師がお前には伝えていなかった技だ・・カミュ・・アクエリアス(水瓶星座)の宿命(さだめ)を正し、星座を元に戻しに来たのだろうが、それはこちらも同じことだ・・今日こそアクエリアス(水瓶星座)を完全に我がものとし・・お前達ゴールド聖闘士の守備陣に修復できぬ楔を撃ち込んでくれる・・同時に、我ら兄弟弟子の宿命にもケリを付ける・・覚悟しろよ・・カミュ・・・』
「・・ドクトルG・・キバ男爵・・ツバサ大僧正・・ヨロイ元帥・・今日でお前達デストロンの残党は根絶させる・・変身・・V3!! 」
「・・大変身・・セットアップ!!・・・・Xライダー! ライドル・ホイップ! 」
「・変身!・・俺は太陽の子・・仮面ライダー・ブラック! R X!!・・リボルケイン!」
「・・俺は・・もういい加減に・・お前らのせいで人が泣くのは見たくない・・変身!!」
乾 巧が仮面ライダーファイズに変身した・・続いて草加 雅人も仮面ライダーカイザに変身した・・。
「・・俺はさっさとお前達を全部倒して・・お宝探しに戻りたいんだよ・・・」
そう言いながら海東 大樹は、ディエンドカードをディエンドライバーに挿し込んだ・・。
(・・カメンライド・ディ・エンド!・・)
火野 映司も、3枚の鷹・虎・飛蝗のコア・オーメダルをオーズドライバーにセットし、仮面ライダーOOO(オーズ)タ・ト・バ・コンボに変身した・・・。
仮面ライダーWも、格闘力の高いヒート・メタルにモードチェンジした・・。
「・・モモタロス・・行くよ・・」
野上 良太郎がそう言いながらデンオウベルトの赤のフォームスイッチを押し、ライダーチケットパスをターミナルバックルにセタッチさせて、仮面ライダー電王(ソードモード)に変身した・・。
「・・俺! 参上!! おい、おい、おい! 俺は最初から最後までクライマックスなんだ・・途中で泣き言は聞かねえぜ!! 」
「・・変身!! 」津上 翔一も仮面ライダーアギト・グランドフォームに変身した・・続けて直ぐにフレイム・フォームへとモードチェンジし、フレイムセイバーを構え、その刀身に焔を纏わせた・・。
「・・フッフッ・・お前らライダー共をここで倒して・・SSDОの戦力を削ぎ・・その上で我らデストロンの権威を復活させる・・かかれぃ!! 」
ドクトルGが右手を挙げると、周囲の闇から無数の戦闘員と髑髏忍者が湧き上がり、ライダー・チームに襲い掛かった・・よく見るとそれらには、下級のゴルゴム怪人・グロンギ
が相当数混在していた・・。
「・・たーーーーー!!! 」突然頭上で鋭い掛け声が響いた・・見上げると、白いフィットスーツと白いヘルメット着けた若者が、物凄い跳躍で跳び上がり空中で3回転すると、錐揉み状にスピンしながらキックの態勢で落下してくる・・。
「・・フライング・・ドリル!! 」その叫びと同時にスピンキックをグロンギのズ・ザイン・ダに叩き込むと、反転宙返りで着地した・・ズ・ザイン・ダはキックを受けた箇所から光の亀裂が身体の表面上に伸び、その亀裂がベルトのバックルにまで伸びでバックルが破壊されると、大音響を挙げて爆発四散した・・。
「・・すげえ・・・」小野寺ユウスケが思わず洩らした・・・。
若者は振り向いて名乗りを挙げた・・「・・俺は人間でも仮面ライダーでもない!・・俺は・・俺は! 新造人間・・キャシャーンだ!! 」
キャシャーンの気魄とその速さ、破壊力に圧倒されたユウスケだったが、気を取り直すと腰のアークルを現出させて、仮面ライター・クウガ・ライジングマイティに変身した・・。
その時、ジョーとガイバー1が物凄いスピードで走り込んで来た。
「・・!ジョーさん、ここでも髑髏忍者と戦闘員が!・・」
「・・!ああ、それだけじゃない! グロンギやゴルゴムの怪人もいる・・・」
「・・どうしますか・・?・・」 「・・デストロンの幹部や怪人達は、ライダー・チームに任せよう・・僕達は出来るだけ加速して、戦闘員や髑髏忍者を減らすんだ!! 」
「・・!分かりました・・」 「・・加速装置! 」
ジョーは加速装置を起動させて姿を消し、ガイバー1は高周波ソードを展張させて髑髏忍群の中に跳び込んで行った・・・。
(・・アタックライド・シザーズ!・・)ディケイドがライド・ブッカーをシザーズに変形させて戦闘員や髑髏忍者に斬撃を加え、斬り払っている後ろでディエンドがドライヴァーにカードを挿し込んだ・・(・・アタックライド・ブラスト!・・)・・ディエンド・ブラストが無数のエネルギー弾を変幻弾道で発射し、それらはディケイドを掠めて戦闘員や髑髏忍者に命中して倒していった・・。
「・・!おいっ!海東! 当たったらどうするんだよ! 」
「・・ふん・・そんなヘマはしないよ・・士・・」
「・・トゥーー! V3ーー回転・・スクリュー・・キック!! 」
「・・ハイパーーーー X キック!!! 」
V3とXライダーの必殺キックを喰らって、イカファイアが爆発四散した・・。
ジョーは20秒間の加速時間の中でスーパーガンを使い、湧き上がった戦闘員や髑髏忍者の9割程を倒した・・。
ピッケル・シャークのピッケル・フラッシュをリボルケインで受け止めたRXは、キング・ストーン・フラッシュを浴びせてピッケル・シャークを怯ませるとジャンプした・・。
「・・RXキック!! 」
RXキックで態勢を崩したピッケル・シャークの身体を出力最大のリボルケインで貫いた。
「・・リボル・クラッシュ!! 」
リボルケインを引き抜かれて断末魔の叫びを挙げ、立ったまま痙攣しているピッケル・シャークに仮面ライダー555のクリムゾン・スマッシュが決まり、そのまま爆発した・・。
MAC01・中央指令室・・・
「・・司令・・新宿では始まりました・・」 「・・そうか・・情勢は・・?・・」
「・・同盟が戦力を遂次に投入しているようで・・こちらが優勢です・・」
「・・ボルテス・チームとザンボット・チームは・・?・・」
「・・もう間もなく現場に到着します・・」
「・・ゴーゴン大公が妖機械獣を何体連れて来ているのか・・?・・また、シャドウの戦力が読めないのが難点だったから・・ボルテスVとザンボット3を段取ったんだが・・やはり、多かったかな・・?・・」
「・・そうでもないようです・・同盟のネットワークを探っていましたが・・ミケーネスが動くようです・・」 「・・機動要塞が出るのか・・?・・」
「・・いえ・・戦闘獣が何体か出るようです・・・」
「・・そうか・・そうなると・・改造体怪人の秘密結社の連中にとっては手酷い事になるようだな・・・」 「・・科学要塞研究所と連絡を執りますか・・?・・」
「・・いや・・その必要は無いだろう・・グレート・マジンガーまで呼んでしまうと、こちらが勝ってしまう・・凶皇仏は奴らに奪わせるのが、こちらの基本戦略だ・・その点に変更はない・・ただ・・キング・ダークとクライシス帝国の動きを、もう一度確認してくれ・・奴らも介入してくるようなら・・科学要塞研究所に要請を出す・・」
「・・分かりました・・」
『臨!』・『兵!』・『闘!』・『者!』・『皆!』・『陣!』・『烈!』・『在!』・『前!』・『行!』・・『破!!』・・慈空阿闍梨が十字発勁の真言を唱えながら十種類の印を次々に結び、十種類の密法力を発現させて取り込み・・それらの力を体内で極限まで増幅させて・・最後に結んだ発勁印から発現放出させ・・黄色陽炎発勁光を、大聖歓喜天に叩き付けた・・・。
いきなりの不意撃ちだったので、大聖もその発勁力をまともに喰らい、さすがに吹き飛ばされて仰向けに倒れた・・・。
「・・カミュ殿・・貴方と奴との間に浅からぬ因縁があるのは察しが附きますが、大聖歓喜天は六道衆の大幹部で我らにとっても宿敵でしてな・・貴方だけにケリを付けさせてあげる・・と言う訳には参らんのです・・我らが共に立ち向かえば・・奴とて倒せるでしょう・・それで・・よろしいですかな・・?・・」
「・・慈空阿闍梨様・・ご助力とご配慮に感謝します・・今の今まで・・奴との決着は自分一人で附けられる・・と思っておりましたが・・思い上がった、慢心であったようです・・」
「・・それでは改めて・・一丸となって参りましょうか・・・」