「・・慈空!! 裏高野の抹香臭い坊主ども!! それに与する愚か者ども!! 道を開けよ! 凶皇仏は我らが700年の時をかけて創り上げた闇の至宝! これを用いて今再び闇の王国を復活させるのだ!! 邪魔だては許さぬ! お前達は全員、地獄の闇の奥底に落とし込んでくれる!! 」
地面に付くほどの黒髪と、表地は漆黒だが裏地は深紅のマントを夜風になびかせて羅誐(ラーガ)が立ちはだかる・・左腕を前に伸ばして半身の姿勢を採る・・右手で弦に番えた矢を引き絞るように構える・・左手の親指、人差し指、小指を伸ばすと光の弓矢が顕れる・・。
『愛染明王・天弓!!・ウン・タキ・ウン・タラタ・カンマン・ジャク・サンマンダ・バサラ・オン・キリキリ・ソワカ!! 』
真言を唱えながら更に光の弓矢を引き絞り、最大限の気を込めて光の矢を射放った・・。
『臨!』・『兵!』・『闘!』・『者!』・『皆!』・『陣!』・『烈!』・『在!』・『前!!!』
慈空阿闍梨が早九字を唱え、光の九字神刀を顕して薙ぎ払った・・同時にキカイダーが両眼からプラズマ・フェイズ・ブラスターを発射して羅誐が放った光の矢を迎撃したが、中和無力化できたのは60%ぐらいで、残りの威光が慈空阿闍梨に迫ったが寸での所で007(グレート)が大きい一枚岩に変身して慈空阿闍梨の前に立ち、光の矢を弾いた・・。
「・・!おのれ、光の者ども! 愛染明王・星天弓!! 」
羅誐がそう叫んで光の弓を天に向かって引き絞り、最大気力で射放つと無数の天弓が360°全天球に向けて放散された・・。
同時に01がプラズマ・フェイズ・リアクターをオーバーロードさせ、その全身を光り輝かせてプラズマ・ライズビームを全身から放射して、羅誐の星天弓の殆どを相殺中和した。
それでも7人の裏高野僧兵が天弓に射抜かれて昏倒したが、致命傷には至らなかった。
「・・羅誐!・・怯むな!・・大聖も・・一緒にもう一度やるぞ! 」
白の洋装束に白いマントをはためかせて鳩摩羅(クマラ)が立ちはだかる。
「・・は、はい! 鳩摩羅様! 」寸刻呆然としていた羅誐だったが、直ぐに気を取り直して構えに入った。
大聖も鳩摩羅の隣に立ち、脚を開いて踏み締め立つと全身に力気を漲らせた。
鳩摩羅が両掌で開放印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・アボキャ・マカホダラ・ノウモボタヤ・チリミタリ・・・』
鳩摩羅の背から明るいオレンジ色の光翼が拡がり、組んだ開放印に白銀の冷凍気功光が集束しつつ増幅が始まる。
大聖は智拳印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・クロダナウ・ウンジャク・アボキャ・シツデイ・・・』
大聖の全身が急速に凍て付き、その冷凍気圏が急速に拡がり始める。
羅誐も再び天弓の構えを採った。
『・・愛染明王・合天弓!!ウン・タキ・ウン・タラタ・カンマン・ジャク・・・・』
伸ばした左手の人差し指にピンク色の光が急速に集約し始める。
『・・!皆、気を付けろ! こちらも気功陽炎光破を集約して撃つぞ!! 』
慈空阿闍梨が号令を飛ばし、再び十字発勁の真言の詠唱に入った・・。
『臨!』・『兵!』・『闘!』・『者!』・『皆!』・『陣!』・『烈!』・・・・・・
次々と真言印を組み替える慈空阿闍梨の手許で、黄色陽炎発勁光が増幅していく・・。
十二神将の宮毘羅(くびら)大将が弥勒菩薩の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・マイタレイヤ・シュチリ・キャラロハ・ウン・ケン・ソワカ・・』
印を組む手許で、紫白陽炎光が集約増大していく。
伐折羅(ばさら)大将も勢至菩薩の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・ノウボク・タリツ・ハラボリツ・シャキンメイ・タラサンダン・ソワカ・・・』
印を組む手許で、青紫陽炎光が集約増大していく。
迷企羅(めきら)大将も阿弥陀如来の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・アミリタ・テイセイ・カラ・ウン・ノウボウ・アミリタビキランデイ・サラバアラタサダニエイ・ソワカ・・・』
印を組む手許で、赤紫陽炎光が集約増大していく。
安底羅(あんちら)大将も如意輪観音菩薩の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・アボキャ・ビジャシャ・ハンドメイ・シンダ・マニ・ジンバ・ラ・ウン・ハッタ・ソワカ・・・・』
印を組む手許で、桃色陽炎光が集約増大していく。
頞儞羅(あにら)大将も風天印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・バラダ・ハンドメイ・ウンア・ロリキャ・バザラ・タラマ・キリク・ソワカ・・』
印を組む手許で、橙色の陽炎光が集約増大していく。
珊底羅(さんちら)大将も虚空蔵菩薩の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・バザラ・アラタン・ノウ・オンタラク・ハンダラ・バシニ・ソワカ・・・』
印を組む手許で、緋色陽炎光が集約増大していく。
因達羅(いんだら)大将も帝釈天印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・シャカダイバ・インドラヤ・ソワカ・・・・』
印を組む手許で、朱紫陽炎光が集約増大していく。
波夷羅(はいら)大将も文殊菩薩の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・アラハシャノウ・バザラ・アラタン・ノウ・オンタラク・ジンバザラ・ロケイ・キリク・ソワカ・・・・』
印を組む手許で、茜紫陽炎光が集約増大していく。
摩虎羅(まこら)大将も大威徳明王の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・シュチリ・ノウボウ・キャラロハ・アキャシャキャラバヤ・アリキャ・マリボリ・ウン・ケン・ソワカ・・・・』
印を組む手許で、亜麻紫陽炎光が集約増大していく。
真達羅(しんだら)大将も普賢菩薩の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・アラハシャ・ノウオン・サンマヤ・サトバン・ノウモラカタン・ゴラダラ・バラシヤトニバ・ノウマクハタナン・ソワカ・・・・』
印を組む手許で、明臙脂紫陽炎光が集約増大していく。
招杜羅(しょうとら)大将も大日如来の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・アロリキャ・バザラダト・キャラロハ・バン・アビラ・ウンケン・ソワカ・・・』
印を組む手許で、黄緑色陽炎光が集約増大していく。
毘羯羅(びから)大将も釈迦如来の印を組み、真言の詠唱に入る。
『・・オン・サンマヤ・サトバン・アロリキャ・バザラダト・トビシュバキリ・バジリニウン・・マカ・キャロニキャ・・タラマ・キリク・オンタラク・ソワカ・・・・』
印を組む手許で、明紅蓮陽炎光が集約増大していく。
01も再びプラズマ・フェイズ・リアクターをオーバーロードさせ、その全身を光り輝かせてプラズマ・ライズビームを全身から放射する態勢に入った。
まだ顔色はあまり良くないがピュンマに支えられてカミュも立ち上がり、凍気のコスモを高めていく・・シャカが創り、ゴールド聖闘士全員のコスモが込められた珠数を取り出すと、組んだ両手の中に握り込んでオーロラ・エクスキューションの構えに入る・・・。
「・・カミュ!大丈夫か!?おれは両膝でミサイルを撃つ! 奴らの真ん中に撃ち込むから、お前の技もそこに集中させろ!! 」アルベルトがそうカミュに言った・・。
「・・分かった・・・」それから数秒・・お互いに気を高め・研ぎ澄まし・増大させ
・増幅して・集約集中して臨界点を超えた・・・・。 「・・破!!!」
「・・フリージング・ダイヤモンド・フル・バースト・ストーム・ブリザード!! 」
「・・プラズマ・ライズビーム!! 」 「・・プラズマ・フェイズ・ブラスター!!! 」
「・・発射!! 」ジェット・グレート・ピュンマもスーパーガンを最大出力・マクロブラスター斉射で集中させた・・・。
光と力と熱が中空でぶつかり、弾け、渦巻き、近くのものをも巻き込んで吹き飛ばした。
その時、フランソワーズを抱えたジェロニモが走り込んで来た・・。
「・・!V3ーーー!ダブルタイフーン・エクストリーム・バワー!・・」
V3のダブルタイフーンが最大出力で稼働し、虹色の光芒を放射してV3の全身をも包み込む・・・「・・V3! エクシード・ストライクパンチ!! 」
右腕から放つ高出力3連パンチで、戦闘員4体と髑髏忍者2体を吹き飛ばし、破壊した。
「・・エクストリーム! マキシマム・ライドル・パワー!! 」
Xライダーが右手でライドル・グリップを掴み、フルパワーでライドルXを稼働させてスーパーチャージさせた上で、ライドル・ホイップを引き抜いた・・。
「・・エクシード・ストライク・ホイップ!! 」
引き抜いたライドル・ホイップを振るい、戦闘員や髑髏忍者を次々と斬り払っていく・・。
「・・ハイパー・ホイップX!! 」X字に斬り伏せる技で3体の戦闘員を倒した時、目前にドクロイノシシが立ち塞がった・・Xはライドルをスティックに変換した・・。
「・・エクシード・ハイパー・スティック!! 」
ドクロイノシシの攻撃を躱しながら、ハイパー・スティックでの連打撃を叩き込む。
ダメージは受けているが戦意の落ちないドクロイノシシに対し、ブラックRXも参戦した。
「・・リボル・クラッシュ!! 」フルパワー・リボルケインの一撃を右腕で受け止めて身体への直撃を避けたドクロイノシシだったが、右腕は爆裂した・・。
同時にガイバー1が左腕の高周波ソードで、ドクロイノシシの左腕を斬り飛ばして駆け抜けた・・・「・・今だ!! 」意を決してスティックを片手にXがスーパージャンプ・・。
スティックを両手で構えて大車輪回転をしながら上昇を続け、遠心力最大で手を離して急降下・・「・・エクシード・ハイパー・ストライク・キック!!! 」と、同時に・・
「・・ハイパー・RXキック!!! 」・・ダブルキックがドクロイノシシに炸裂し、弾き飛ばされたドクロイノシシは、ビルの壁に叩き付けられて爆発四散した・・。
指笛を鋭く吹き鳴らしてキャシャーンが叫ぶ。
「・・フレンダー!! 」 「・・アオーーーーーーーーン!!! 」
ロボット犬・フレンダーが駆け抜ける・・口からの火炎放射で戦闘員・髑髏忍者を数体火だるまにし、両眼からのレーザービームで戦闘アンドロイドを2体、破壊した。
「・・!フレンダー・ジェット!! 」 「・・!アオーーーーーン!! 」
ロボット犬モードからジェットフレンダーにチェンジする・・キャノピーが開くと同時にキャシャーンがコックピットに滑り込み、スティックを握ってスロットル全開した・・。
高度1.5mで全速発進・・ジェットフレンダーがその機体で戦闘員・髑髏忍者・戦闘アンドロイドを、僅か数秒で百数十体薙ぎ倒し、吹き飛ばし、叩き飛ばし、撥ね飛ばした・・。
最後にブースターダッシュを掛けると、右翼でマシンガン・スネークを、左翼でハンマー・クラゲを、そして機首でナイフ・アルマジロを薙ぎ払って弾き飛ばし、正面から突っ込んで突き上げた・・・。
直後にカイザとファイズがポイント・マーカーをナイフ・アルマジロにロックし、次の瞬間にファイズのクリムゾン・スマッシュとカイザのゴルド・スマッシュがマックス・パワーでヒットして、ファイズサインとカイザサインが光る中、ナイフ・アルマジロは灰化して崩れ去った・・・。
「・・さあて、ここらで一回見せ場を作っておくか・・」
そう言いながらディケイドはケータッチを取り出し、コンプリート・カードを挿し込んで紋章のアイコンを総てタッチすると、ドライバーのバックルをケータッチと差し替えてコンプリート・モードにチェンジした・・(ファイナル・カメンライド・ディケイド)
「・・おい、巧・・一緒にやるぞ!・・」
「・・!えっ! あっ! はいっ・・分かりました・・」
続けてケータッチのファイズの紋章とFをタッチし、ブラスターフォームのファイズを召喚した・・オリジナルのファイズもファイズブラスターを用いて再起動変身を掛け、ファイズ・ブラスターフォームにモード・チェンジした・・。
ファイズブラスターが三つ発射態勢に入り、ジェットフレンダーに弾き飛ばされて起き上がろうともがいているマシンガン・スネークに、その照準をロックさせた・・・。
それに気付いて何とか逃げようとしていたが、思いの外ダメージは大きかったようで、思うように動けなかったところに、3本のブラスター・ビームがフルパワーで集中照射され、マシンガン・スネークはその場で消滅した・・・。
ハンマー・クラゲもマシンガン・スネーク同様、大きいダメージを受けていた。
戦闘員たちに助け起こされて後退しようとしていたが、その前にディエンドが立った・・。
「・・逃がす訳には、いかないね・・」
ブレイドカードをドライヴァーに挿し込んでブレイドを召喚すると、ファイナル・フォームライド・カードも挿し込んだ・・。 「・・痛みは一瞬だ!! 」
変換パワーコードを撃ち込んでブレイドブレードにファイナルフォームライドさせると右手で持ち、ディエンド・エッジアタックで戦闘員と髑髏忍者20体ほどを薙ぎ払って消し飛ばし、ハンマー・クラゲにもダメージを与えた・・。「・・運が無かったね・・・」
ファイナルアタックカードをドライヴァーに挿し込んで、ディエンドが言った・・。
(ファイナル・アタックライド・ディ、ディ、ディ、ディエンド!!)
ディメンション・シュートのエネルギー流が、ハンマー・クラゲを分子にまで分解して消滅させた・・・。
その時、フランソワーズの声が全員の頭の中で響いた・・。
『・・皆! ボルテス・チームとザンボット・チームが到着するわ! 全員、一旦敵から離れて距離を取って! 両チームは上空から敵集団に対してミサイル攻撃を! 敵集団がその攻撃を防いでいる隙を突いて、全員、再度フルパワーでロングレンジ攻撃!! 』