機動戦史ガンダム 双眸のガーディアン 作:アルファるふぁ/保利滝良
ここでは、本作の世界観用語の設定を載せて行きます。話の進行具合によってどんどん増えていくので、頻繁に見に来てくれると嬉しいです
世界観用語設定
・コロニーセンチュリー
略称はCC。西暦が終わった後の人類全体の年号である。スペースコロニーに最初に人間が入植した年をスタートとしている。
・旧暦
コロニーセンチュリーよりも前の年号、西暦のこと。
・地球連邦
地球を中心とする大規模自治組織。元は国連を母体とする国家間共同組織であったが、加入国が増えるにつれその力を高め、最終的には国家を下部組織とすることにより地球全体の統治に成功した。一つになった地球はやがて言語の統一や宇宙移民などの偉業を果たしていく。しかしその巨大さが、初動が遅さや政治的腐敗を招き寄せ、結果として宇宙移民による反乱と戦争を起こすこととなる。
・コロニー連盟
コロニー国家が寄り集まってできた国家間共同組織。圧政を敷く地球連邦政府に対抗するために各コロニー国家が一致団結した体をとってはいるが、その実一枚岩ではない組織形態によって半ば烏合の衆と化しているのが実情。しかし規模自体は地球連邦を上回っており、資源小惑星を抑えたことによって物資的優位に立っている。
・コロニー国家
スペースコロニーに住む人間が、地球連邦の圧政に対し独立して出来た、複数のコロニーの自治体組織。その形態や成り立ちは様々で、独立宣言時の指導者が国王を名乗るケースも多い。
・スペースコロニー
人類が宇宙に住むための大型施設。シリンダー型であり、一基につき約2000万人ほどが生活できるとされる。しかし環境の変化に乏しいため作物が育ちにくく、僅かな穴一つでも壊滅的被害が起き得るため、不安定さが指摘される。現在稼働しているのは514基。そのうち500基はコロニー連盟のコロニー国家が保有している。
・地球圏
地球とコロニーを一まとめにした概念。その外のもの、例えば火星などは含まれない。
・資源小惑星
西暦の終わり頃に太陽系に飛来した無数の小惑星群。その内部には地球では採掘できない特殊な性質を持った資源物質が含まれており、人類の技術力を進歩させた。コロニーやモビルスーツもこの資源物質の恩恵で生まれたものである。小惑星群の含有物質が似通っていることから、元は一つの惑星の破片ではないかと推測されている。
・第一次地球圏戦争
地球連邦とコロニー連盟の間で勃発した戦争。CC105年勃発。発達した文明を支えるコロニー付近の資源小惑星を欲する連邦と地球にはたんまりある水も食料もギリギリの連盟が、双方にあるものを欲したために起きた。この戦争では史上初めて人型機動兵器モビルスーツが運用され、後の戦争の歴史を大きく塗り替えることとなる。CC115年、双方疲弊のため終結。
・第二次地球圏戦争
地球連邦とコロニー連盟の間で勃発した戦争。CC124年勃発。開戦の理由は第一次と同様。本編の戦争である。
・モビルスーツ
人型機動兵器。コロニーで運用されていた作業用重機に火星からもたらされた燃料電池を搭載した結果、従来の戦術兵器を上回るスペックを獲得。コロニー連盟が最初に運用し、それを盗作して連邦も開発に着手・完成させた。宇宙戦闘は、機動力の高いモビルスーツの独壇場で、地上においてもその戦術価値を伸ばす。名称は、母体となった作業用重機のキャッチコピーが「乗る宇宙服」だったことに由来する。お互いの持つ物資が欲しいために危険な戦略兵器を用いることができない地球圏戦争において、主力モビルスーツの性能はそのまま戦争の勝敗に直結していると言っても過言ではなく、連邦と連盟は熾烈なモビルスーツ開発競争を繰り広げている。
・燃料電池
火星衛星から発見された物質を用いて作られた大容量の電池。モビルスーツに搭載される大型タイプなら500MWもの出力を叩き出す。一度使い終わった場合、再使用には長時間の充電が必要。
・核融合ジェネレータ
パッケージング化された原子力発電機。燃料棒を投入することで稼働し、燃料電池を上回る出力を生む。しかしその扱いには細心の注意を要求し、大破した場合には小型核爆弾並みの原子力爆発を起こすとされる。主に宇宙戦艦などの主動力源として利用されている。
・ビーム物質
資源小惑星群から産出される物質。ビームは「Bright And Electlical Materializer(光的及び電気的な性質を持った触媒)」の略称。質量が非常に軽く、エネルギーを与えると高熱を発し、磁力線に集まる性質を持つ。原子操作によって地球でも比較的容易に生産でき、熱エネルギーの高さから様々な武装に用いられる。しかし、現在でも解明されていない性質が多く、研究対象としての価値も持つ。
・ビームサーベル効果
ビーム物質に関する現象。磁力線などによって大量に集められたビーム物質は、その周囲に不可視の力場を発生させる。この力場同士をぶつけた場合、その力場は金属をぶつけ合わせたように振る舞う。ビーム物質は基本的にこの力場を通り抜けることはできないが、他の物質は概ねこの力場を通り抜けられる。この現象によって、ビームサーベル同士を接触した際に鍔迫り合いが起きる。
・フローティングフィールドジェネレータ
一部の軍艦に搭載されている機構。内蔵した新資源がもたらす不可視の力場によって空気の上に乗り、そのまま浮遊することが可能。CCにおいては、一部の軍艦がこれを搭載。大気圏内において飛行している。浮遊自体はできるが、推進はできないのでブースターなどが別に要求される。
・ガンダム
連邦の次世代型主力モビルスーツ開発計画「ガンズ・フリーダム計画」によって開発された、一連のモビルスーツ群の総称。小型の核融合ジェネレータによって高い出力を持ち、従来のモビルスーツを大きく上回るポテンシャルを秘める。名称は、開発計画名の「ガンズ・フリーダム」の略称。
・ホープス
地球圏における通貨。地球、コロニー問わず使われている。価値は旧暦における円とおおよそ同等である。
・エスパー
旧世紀においては単に超能力者を指し示す言葉であったが、CCにおいてはコロニーセンチュリーにおいては、人類が宇宙進出を果たした際に提唱された別の概念である。宇宙に出た後、言葉を介さない意思疎通や、離れた位置から相手を感知する等の能力に目覚める人間が何人も現れた。彼らは旧世紀の超能力者と同じように『エスパー』とされたが、コロニーへの移住が進むにつれてその数を増やしていき、近年では実在する概念として研究が進められている。能力の程度は個人差があり、先天的な要素が強い。兵器研究にも利用されており、連邦も連盟もその特殊能力でいかに戦いを進めるかを模索している。
・火星
太陽系第4惑星。西暦2113年にてマーカス・レイザーをキャプテンとする火星探索チームによる初上陸が試みられた。また、火星の衛星には地球にはない物質が多数存在することも発見され、長期間に及ぶテラフォーミング作業によって人類が住める環境となった。衛星から産出される資源物質によって燃料電池技術を確立し、地球やコロニーを上回る発展を遂げたとされる。現在はコロニー国家の誕生に倣うように地球連邦政府から独立、地球圏の戦乱と極力関わらぬよう接触を絶っている。
・ナルカ共和国
コロニー国家のうちの一つ。最初に地球連邦政府から独立を宣言したコロニー群が、自治体としての国家を名乗ったのが始まり。それを讃えられ、偉大な国家と呼ばれることもある。しかし実際にはソーラも行政活動に参加おり、摂政と分担して国の運営を行っている。女王を守る部隊として親衛隊の存在がある。
・GT-1
連邦機動軍第三師団実戦試験大隊第一分隊の略称。その名の通りガンダムの実戦試験を行う部隊。隊長兼責任者はセイヴ・ライン特務大尉。様々な戦場に赴き、遊撃も兼ねてガンダムの実戦運用テストを行い、その性能を評価するのが目的。メリー、ショコラ、アリスの所属部隊である。