どうも俺です。
ハイスクールD×Dに転生して、はや5年が経ちました。
今は不自由もなく元気に暮らしているが、実は困ったことが在る。
それは俺の性別の事である。転生した際に俺はどうやら女になってしまった。
まぁ神様に丸投げしたのもあり、あの神様には何も文句は言えないのが現状なのだが、きっとこのコインの事の仕返しなんだろうと思う。というか、そう思いたい。
そんなことはさておき、どうやら俺のお隣さんはあの原作主人公の
──約12年前後。このあいだに俺はできるだけ強くならなくてはならない。
俺には、
何処まで行けるかわからないが、俺の目標は人の限界を知る事だ。
だから今日も外で走る、跳ぶ、遊ぶ。限界まで体を動かして体力をつける。
いってきます。と大声で言い玄関から出る。この行動一見して元気でやんちゃな子供の行動だが、実をいうと恥ずかしいのである。
なら、やらなきゃいいじゃんって?。俺だってやりたくないさ。しかし、この行動はやらなければならないものだ。転生した俺の精神年齢は今の実年齢の上であり、仕方なくこういった行動をしなければならない。要は年相応の行動を演じる必要があるということ、だって想像してみろよ、5歳の子供が高校の勉強出来たり、いろんな知識をしゃべたりしてる様を、あと高度なネタもな。
まぁそんな奴がいれば周囲の目は変わるし、俺もボッチになってしまう。
それが嫌なので俺は恥ずかしいが演じているわけだ。まぁ時々ボロが出るんだけどね。
そんなこんなで公園へと着いた俺は今日も体力作りをするんですよ。
さて、走るか。そう意気込んで走ろうとした俺に後ろから声がかけられる。
「なあ。おまえいつもはしってるよな。なにがたのしいんだ?」
声的にこの子は間違いなく男の子だろう。そして、何故走っていることを知ってるんだ?
まぁそんな事は置いといてだな。とりあえず振り返ってみるか。
振り返ってみればどこかで見たような顔をした少年が立っていた。
あれ?誰だっけ…。
まぁ今はそんなことはどうでもいいさ。
俺は俺のやりたいようにする。だから今回は無視させてもらおう。
去らばだ、見覚えのある少年。
俺は後ろの少年に構わずその場を走り去ろうとした。だができなかった。
俺の腕を誰かが掴んでいたからだ。無論犯人は先ほどの少年である。
「どこいくんだよ」
「……」
「おい、なにかいえよ」
しつこい。本当にしつこい少年だよ。
俺に残されてる猶予は十数年。この間の時間はとっても貴重で一分も余したくないのだ。
何故、話しかけてきたのかはわからない。しかし、こっちとしては非常に迷惑なのだ。
だから、俺は突き放す。
「…お前には関係ない」
「──なっ。」
我ながら酷い言葉だと思う。
それに普通なら驚くよな、そしてきっとどっかへ行ってくれる。そう俺は思っていた。
しかし、その考えは簡単に裏切られる形となった。
どうしてこうなった?
今俺は喧嘩をしている。相手は先ほどの少年である。
現状を理解できない。
少年はこちらを殴ってくる。
その打撃には腰も入っていなければ踏み込みもないただの打撃だ。
見た目は派手に殴っているのかもしれない、しかしそのダメージは低い。
ただし、やはり痛いは痛いのだ。だから躱す。多少大げさに飛んでもいいから躱す。
しかし、躱すのも本当にギリギリなのだ。
転生して5年が経ってこの体にもある程度は慣れた。
しかし、所詮は子供の体だ。知識や避け方を知っていても体が付いてこない。
毎日走り回っているがそれも気休めでしかなく、大げさに躱しているため体力だってそろそろ限界に達しかけている。
───喧嘩の理由。
もうそんなものどうでもよくなった。ただ、いまあるのは純粋に負けたくないという気持ちだった。
俺の目標は人の限界。だから、こんな同世代付近の男子程度に負ける訳にはいかない。
だから、こちらも仕掛ける。
「───!!」
大声で何かを言いながら少年に向かって拳を放つ。
少年が少し怯んだ。それもそうだ、いきなり大声を出されたのだ。怯まないわけがない。
俺の拳は少年の胴を突く。少年はソレを直に食らったが倒れない。
それどころかこちらに向かってくる。
面白い。なら全身全霊で叩くのみ。俺は少年に向かって拳を放つ。
そこからはホントにしょうもなく、決着がつくのもそう時間を有さなかった。
結局この勝負は引き分けに終わった。
今は二人で地べたの上で大の字の状態だ。5歳の子供がやる様なことでは決してないのだが、現にこうなってしまっているために俺はどうしようもなかった。
疲れた。本当に疲れた。だけど今は妙にスッキリした気分だ。それに空も青い。
「…なあ」
少年が話しかけてきた。
今は気分もいいし、それに動けないから会話に付き合うことにした。
「ん?」
「おまえ、つよいな」
「お前もな」
そして笑う少年。
コイツが強いのは本当だ。多少なりと俺は腰をいれた拳を放った。
しかし、コイツはそれでもかかってきた。ホントタフな野郎だ。
「ん?何かおかしいか?」
「いや、てれびでこういうのをみたなって」
そうかいね。
「なあ、これでおれたちともだちだよな」
は?何言ってんだコイツは。
「だってそうだろ?。けんかしたあとはともだちのなるのは」
ははは。なんだそりゃ。思わず笑ってしまった。
「わらうことないだろ!!」
此処からじゃ顔は見えないがきっと怒ってるんだろうな。
友達か…。こんなんで友達になるのも……まぁ良いか。
「おれのなまえは、
「…
「よろしくな。あやめ」
それが、
後々聞けば、毎日のように公園で走り回る元気な子がいると云う話を聞いて興味が湧いたから俺に話しかけてきたそうだ。
読んでいただきありがとうございます。
今回も序章の続きです。
次が序章の最終です。早く本編を始めたいです。
できる限り早い目に次話を投稿したいと思います。
それでは次話であいましょう。