【完結】魔法界に百合の花が咲く   作:藍多

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転スラのアニメを見てふとハリポタ世界にはスライムはいるのかなと思った。
ゴブリン、ドラゴン、吸血鬼、ケンタウロス、狼人間はいるけどスライムは記憶にないなと。

どうでもいいがチートなスライムで黒龍・ミッペルテルトを思い出した。

それでは22話どうぞ。


22. ハーレム二年目

地下深くにある秘密の部屋から戻ってきたリリたちはすぐにマダム・ポンフリーがいる医務室へと急いだ。

マダム・ポンフリーによる的確な診察によると、ジニーには栄養失調と脱水、興奮による鼻血以外に特に異常はなく呪いや魔法薬による害は無いとの事だ。

皆がホッとしていると、バタバタと廊下を走る音が聞こえてきた。

それを聞いたマダム・ポンフリーの顔が怒りで歪む。

彼女の聖域である医務室ではたとえリンリー家の者であろうと静かにしなくてはいけないのだ。

 

やがて走る音は医務室の前で止まり扉が勢いよく開く。

そこにいたのは赤毛の集団とリリハーレムたちであった。

 

「あああ! ジニー!」

「ジニー!? ああ、ジニー!」

「そんな……。」

「おい、冗談だろ!?」 「起きてくれよ!」

「いやだ! 目を開けて!」

 

赤毛、ウィーズリー家がベッドで眠るジニーを見て死んでしまったと勘違いして嘆き悲しむ。

 

「「リリ!」」

「リリちゃん!」

「怪我はない!? 大丈夫!?」

 

リリハーレムはリリを抱きしめながらベッドに倒れこんだ。

リリが皆に無事だと言う前にマダム・ポンフリーから雷が発せられた。

 

「ジニー・ウィーズリーは無事です! 外傷、呪い一切なし! 休息を取れば問題なし! これ以上騒がしくするのなら出て行ってもらいます! そっちの羨ましい人たちも全員です!」

 

その声は決して大きくは無かったが全員の動きを止めるだけの迫力があった。

 

ジニーが眠るベッドから離れ、ウィーズリー家はジニーに起こったことを教師たちから聞いている。

末娘に起こったことを知って顔を青ざめたり、感情がそのまま顔に出ていた。

全てを聞き終えたウィーズリー夫妻は少女に囲まれてベッドに座っているリリに近づいていった。

 

「マクゴナガル先生から聞いたよ。君がジニーの中からあの人の魂を追い出してくれたみたいだと。」

「ジニーを助けてくれて本当にありがとう。」

 

二人は深々と頭を下げる。

後ろにいるパーシーも両親にならい腰を折っていた。

双子でさえ、いつもの態度ではなく真摯にリリに対して感謝している。

ロンは渋々といった感じに一言だけ、「ありがとう。」と言っただけだ。その目はリリの事をジニーを手に入れるためだけに助けただけに決まっていると考えているようにしか見えなかった。

 

「う、ここは……?」

 

そうしているうちにジニーが目を覚ました。

家族がそれに気が付いてジニーの周りに集まっていく。

家族から心配した、得体の知れないものに手を出してはダメだ、良かった、そんなことを次々に言われるがジニーの関心はそんな事には無い。

 

「リリお姉さまは? お姉さまはどこ!?」

 

家族の言葉も耳に入らずリリの事を探すジニー。

少し離れたベッドから身を乗り出してジニーに見えるようにすると目覚めたばかりとは思えぬ機敏な動きでリリの前まで移動していた。

 

「お姉さま! あ、あの! ごめんなさい! それと、ありがとうございました。この命はお姉さまに助けていただいたもの。もう、魂の全てに至るまで私、ジネブラ・ウィーズリーはあなた様のものです。」

 

「謝罪もお礼もいらないわ。私はジニーが幸せだったらそれだけで満足よ。」

 

頭を撫でられながらそんな事を言われてしまってはますますジニーの事を惹きつける。

家族やマダム・ポンフリーがベッドに戻るように言ってもリリのそばを離れようとしない。

 

「あ、あの……お姉さま。秘密の部屋での言葉覚えていますか……?」

 

「……ここでする?」

 

「ええ!? いや、でも皆に見られるのもいいかも。私たちのよりみんなの方がリードしているわけだし見せつけるのもありかな。いや最初はもっとムードがあるとこが! いやいやこんな機会はめったにないし、でも……。」

 

その後もブツブツとリリとの情事に思いを馳せて思考が彼方に旅立ってしまった。

その様子を見たウィーズリー家は娘が色々な意味で遠い世界に行ってしまったと確信した。

そして諦めた。

両親直々からリリへ(ジニー)をよろしくお願いしますと言われてしまった。

ロンを除く兄たちも半分諦め、半分呆れて、ジニーが幸せならばと何も言わなかった。

ただ一人ロンだけがそれを不満そうに睨みつけている。

 

ちなみに両親の言葉を結婚承諾だと受け取ったジニーの意識を更なる高みへと昇華させありとあらゆる未来のシミュレーションを開始してしばらく戻ってこなかった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

秘密の部屋の問題が終結したことで部屋の怪物であるバジリスクは処分すべきとの声も上がっていたが、リリが反対したことで却下されることになった。

そうでなくても蛇の王が相手では、抵抗されれば被害を出さずに処分することなど出来るわけがないので誰も文句を言えるわけもない。

バジリスクはリリのペットとして目に封印を施され秘密の部屋で暮らすことになった。

リリと定期的に会えることを条件に再び秘密の部屋へと戻っていった。

1000年を孤独に過ごしたのに比べればリリに会えるだけで何の問題もないとの事だ。

 

事件の事後処理も終わり、学年末がやって来た。

今年の寮杯もグリフィンドールが獲得した。

といっても去年と違って最後の最後で大きな逆転するようなことは起きていない。

秘密の部屋の解決に貢献したリリアン・リンリーとバジリスクとの通訳をしたハリー・ポッターにホグワーツ特別功労賞と大量の得点が与えられたためだ。

これがハリー・ポッターだけであったら去年の二の舞だったが、リリが受賞するだけで女生徒たちには最高過ぎる結果となった。

 

学年末パーティーは平和が戻ったことで盛大に行われた。

石になっていた生徒も元に戻り、終わってみれば何一つ失われることの無い一年だ。

 

結果といえば、今年のリリたちの学年の最優秀生徒はハーマイオニー・グレンジャーである。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

リリたちは現在ロンドンに向けての蒸気機関車のコンパートメントにいる。

メンバーはリリ、ハーマイオニー、パーバティ、パドマ、クラウディア、ダフネ、そしてジニーだ。

女の子との約束は違えないリリは勿論ジニーと最後まで楽しんだ。

リリもジニーの事は最初から気に入っていたのでこれで晴れてハーレムの一員となったのだ。

ジニーは両親や兄たちにこのことを認めてもらうため必死に説得するつもりでいたが

、既に家族は諦めていたのですんなり認めてもらえることになり拍子抜けであった。

ハーレムに加わるだけでなく家族にも認めてもらってご満悦なジニーは満面の笑みでリリの腕を抱きしめている。

 

「ふふ、ふふふふ。リリお姉さまぁ……。」

 

「ジニー、そろそろ交代よ。」

 

「はーい。最後に……。」

 

ジニーは離れる間際に思いっきりリリの香りを肺に貯め、堪能した。

まるで危険な薬物を摂取しているかのようだとはリリ以外は思ったが、自分たちも同じようなものだと思いなおし口には出さなかった。

 

「ハーレムがこれ以上増えたら、コンパートメントに全員っていうのも難しくなるわね。」

 

「大丈夫よ。これ以上は増やさないから! 多分、きっと、恐らく……絶対!」

 

ダフネの言葉にリリは返すが絶対を最初に言わないあたり信頼性は低いであろう。

 

「ま、私たちもこれ以上メンバーが増えても色々と頻度が減っていやね。」

「パーバティは同じ寮なんだからまだいいじゃないの。」

 

「私とパドマちゃん、ダフネちゃんは別の寮だしね~。」

 

「ま、私はリリが愛してくれるだけで幸せよ。」

 

「もちろんみんなの事は平等に愛してあげる。どこでもいつでも、何があっても、この先ずっと。」

 

流石はお姉さま! と興奮しているジニー。

逆にハーマイオニーはちょっと不満気だ。

手を強めに握って自分の方に振り向かせる。

 

「リリ、私がせ、正妻なんだから私を一番にしなさいよ!」

 

自分の口から正妻なんて言葉を出して顔を赤くするが、決して顔をそらさない。

 

「皆ゴメン! ハーマイオニーが一番。平等に愛するけどやっぱり特別はハーマイオニー。これはどんなことがあっても変わらないわ。」

 

「はいはい。知ってるわよ。」

 

パーバティの言葉に皆がうんうんと頷く。

今更であった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ロンドン、キングス・クロス駅 九と四分の三番線ホーム。

紅い蒸気機関車が到着し、続々と生徒たちが家族の元に戻っていく。

リリの出迎えはロザリンド、レイラの両母とメイドのキャロルであった。

ハーマイオニーとクラウディアの両親は仕事で、パチル姉妹は一応の挨拶をしてすぐに去ってしまっている。ダフネに至っては勘当扱いなので顔も見せていない。

ジニーは兄たちを迎えに来ていた両親と挨拶をしてすぐに戻ってきた。

 

「お! その娘が新しいメンバーか。うんうん、我慢は良くないぞ。私の時はなもっと「そこまでに。初めましてリリの母のレイラです。これからよろしくお願いしますね。」同じく母親のロザリンドだ!」

 

「リンリー家メイド、警護担当のキャロルです。」

 

「は、初めましてお姉さまの愛人5号のジネブラ・ウィーズリーです! が、頑張ります!」

 

新しくジニーを迎えてより賑わいをみせるリリアン・リンリーのハーレム。

来年度はどんなホグワーツが待っているのかと早くも期待に胸を膨らませるリリであった。




ジニーは軽い栄養失調と水分不足ぐらいで問題なし。

医務室での権力はマダム・ポンフリー>ダンブルドア。

ジニーハーレム入り。そして大分暴走するキャラになってしまった。
ハーレムメンバーはそれぞれこんな感じ。
ハーマイオニー:正妻、優しくだけでなく厳しくもあり ともに歩む人
パーバティ:一番友達という感じ 一緒に遊ぶ人
パドマ:何気にハーレム内一番の美人 リリだけでなくハーレム全体を見ている人
クラウディア:癒し 年上、一番の女性らしい体、母性 甘やかしてくれる人
ダフネ:リリの事を考えて敢えて厳しくすることもある 比較的ツッコミ役
ジニー:暴走(変態)。一番魅了されている

あくまで大体な感じなので状況によって色々と変わるとは思います。
これ以上ハーレムメンバーは増えないはず。多分。

次回予告!

魔法界最悪の監獄、アズカバン。
そこから最凶の囚人が脱獄した。
名をシリウス・ブラック。

一体何が目的なのか? 不安だけが魔法界に広がる。

リリハーレムにもその魔の手が襲い掛かるのか!?

「女の脱獄囚なら相手するのに……。」

第三章 囚人? なんだ男か

乞うご期待!
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