【完結】魔法界に百合の花が咲く   作:藍多

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ハリポタ二次創作を書いてますが、まともにハリーを活躍させてきていないので
今後もハリーを活躍させていけるか心配になって来る。

一応はこの物語が完結してからの予定はハリーが活躍する話を書く……予定です。

それでは27話どうぞ。


27. ホグズミードデート

イギリスで唯一の住民が魔法族だけの村、ホグズミード。

ホグワーツの生徒たちは3年生になるとこの村に行くことが許可される。

 

ホグワーツは広大な土地を持っている。

競技場に、図書室、各寮の談話室、校庭などなど。

多くの仲間にもいるし、クィディッチの試合や休暇もあるにはあるがそれでも閉鎖空間から解放されたいという欲求は生徒のほとんどが少なからず持っている。

そうなのでホグズミードへの外出許可というのは生徒たちにとって一大イベントなのである。数カ月に一度だけのこのイベントはよほどのことが無い限りほとんどの生徒が参加するのである。

 

もちろんリリアン・リンリーも例外ではない。

むしろ楽しみにしている生徒の上位に入るほどだ。

ベッドの上で明日に迫ったホグズミードへの外出にワクワクが止められないといった様子。

 

「どこから回ろうかしら。やっぱりハニーデュークスは外せないわね。それにマダム・パディフットの喫茶店……いえここは三本の箒かしら? 迷うわ。」

 

手にしたホグズミード観光案内を見て悩むリリ。

ちなみにこの観光案内は先輩のお姉さまたちの特製である。

最初は一人の生徒が自分とリリがデートしたいという欲望から造り始めたのだが、その情報が広がるにつれどんどんと作成人数が増えていき、洗練され平等に精細に造りこまれた売りに出しても問題ないレベルの物が完成していた。

 

「ハーミーはどこに行きたい?」

 

「リリが行くところならばどこへでも。でもそうねぇ……ハニーデュークスは全員が行きたいんじゃないかしらね。とりあえずは一通り見て回ってから決めましょう。」

 

「そうしましょう! ああ、興奮で寝られないかも!」

 

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翌日 天気は外出を祝福するかのように雲一つない晴天である。

生徒たちは列をなして続々と校門からホグズミードへと出発している。

これで吸魂鬼(ディメンター)さえいなければ最高なのだが、リリたちはさっさと通って忘れることにした。

 

ホグズミードに到着した一行がまず行ったことは順番決めであった。

何の順番であるか、それはリリとの一対一でのデートをする順番である。

いつものデートだとハーレム全員でリリを取り囲んで行っていた。

ホグズミード訪問では特別にリリを独り占めしてのデートをすることにしていたのだ。

とは言え時間は有限。一日で全員とデートできるなどとは考えてはいない。

今日だけでなく次回以降のホグズミードの日も使って何回かに分けて完遂するつもりである。

まずは今日デートをする二人を決める。

時間が惜しいので手っ取り早くじゃんけんで決めることになった

結果、本日のデートを手に入れたのはクラウディアとパーバティに決まった。

 

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一番手はクラウディアである。

他のメンバーと違って上級生である彼女は既にホグズミードは体験済みである。

ゆえにいつもと違って珍しくクラウディアがリードしている。

 

「ここがハニーデュークスね~。それであっちがゾンコ、ここは男の子が多くてお勧めしないわ。グラドラグス魔法ファッション店がリリちゃんにはお勧めね~。」

 

一通りホグズミードにある店舗を案内されて歩いた。

その間はずっと腕を組みっぱなしである。

 

「さてと……。これで案内終了! せっかくの二人きりだしゆっくりお茶にしましょうね~。」

 

二人はマダム・パディフットの喫茶店に入る。

ピンクを基調としてフリルで飾られた華やかな店であった。

中には幾人かのカップルがいるが二人が入店するとそそくさと出て行ってしまった。

代わりにリリのそばにいたい女子生徒が続々と入店してきたため店にとってリリは幸運の女神のようだ。

 

テーブルに着席するとクラウディアはメニューも見ずに注文をする。

 

「まずは私のオススメよ~。美味しいのよ。」

 

「ふふ、期待しているわね。」

 

運ばれてきたのは大きなパフェだった。

イチゴを中心に様々なフルーツがトッピングされアイスやチョコにたっぷりの生クリームがふんだんに盛り付けられた特大の一品。

 

「お、大きいわね……。」

 

リリは甘いものが好きである。だが、流石にこの大きさにはちょっと引いていた。

 

「ふふ~ん。大丈夫、はいあ~ん。」

 

スプーンでフルーツとクリームを掬ってリリの口に運ぶ。

フルーツの酸味とクリームの甘みが絶妙に絡み合い絶品としか言い表せない程の美味しさであった。

 

「気に入ってくれたみたいね~。それじゃあ、私も。」

 

当然のようにリリの口に入ったスプーンでクラウディアもパフェを食べる。

 

「いつもより美味しいわ。リリちゃんの味がする。」

 

「もう。次ちょうだい。」

 

クラウディアはリリに食べさせ途中からリリに食べさせてもらうということを続ける。

パフェが半分ほど無くなった時にリリは気が付いた。

お腹が全然いっぱいにならないのだ。

 

「どう? 特別な魔法がかけられてあるから満腹にならないの。その代わり予約は必須だけどね~。」

 

その後も二人の食べさせ合いは続いた。

そして最後の一口をリリが食べて無事完食となった。

 

「美味しかったわ! こんなに多かったのに飽きもしないなんて思わなかった。」

 

「私のお気に入りがリリちゃんも気に入ってくれて嬉しいわ~。最後に……。」

 

クラウディアはリリの顎に手をやり上に向かせる。

そのまま唇を奪う。二人の舌が官能的に絡み合う。

二人のキスはこれが初めてではない。

それでもクラウディアから積極的にキスをしてきたのは初めてかもしれない。

周りの視線も気にせず深いキスを続ける。

いつもは自分が食べる側であったため、捕食されるようなキスに感じたことの無い高揚を感じるリリ。

 

「……はっ。ふぅ……。御馳走様。パフェよりリリちゃんの口の方が甘いわね~。」

 

「はぁ……。食べられちゃった……。」

 

しばらくリリは放心状態になってしまった。

そんなリリをクラウディアは膝枕+なでなでを時間いっぱい続けていた。

 

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次はパーバティの番である。

予想外の口撃を喰らったリリはパーバティがどんなデートをしてくれるのかドキドキであった。

 

「お待たせ! 待ったかしら?」

 

「ううん、今着たところ。」

 

定番のやり取りをして手を繋いで歩き出す。

クラウディアから全体の案内をしてもらったということを聞いたパーバティはリリが行きたいところを優先することにした。

やって来たのはハニーデュークス。

お菓子で溢れているここには百味ビーンズや蛙チョコといった魔法界での定番のお菓子からマグル世界のお菓子まで扱っていないものはないかのようである。特にマグルのお菓子は魔法的なものは無いにしろ様々な国のお菓子が集められ見ていて飽きなかった。

 

「今日はいーっぱいお菓子を買っちゃいましょう!」

 

クラウディアのようにリードをする感じではなく二人で楽しむことに重点を置いたデートをするパーバティ。

魔法界特有の様々な効果があるお菓子を買ってはイートインスペースで楽しんで続けた。

リリもパーバティも笑顔で楽しみ続ける。

外出期限のギリギリまで二人はハニーデュークスを堪能した。

 

「あ~楽しかった!」

 

「私も! 次はハーマイオニーや皆と来ましょう!」

 

ホグワーツへの帰り道でも二人は笑顔のままであった。

リリは早くも次のホグズミードの日を待ちきれないといった様子である。

 

「リリ、こっちに来て。」

 

パーバティはリリの手を取ってそのまま木陰に進む。

そしてリリを木を背にした状態で迫る。

 

「パーバティ?」

 

「リリ。今は私だけを見て。他の女の子、ハーマイオニーやパドマも考えないで。」

 

そのまま本日二度目になる唇を奪われてしまった。

クラウディアのように貪るような激しいキスではないが、片手が肩に、もう片手が腰に回され非常に密着した状態である。

まるで溶け合ったように二人の体温、鼓動が重なる。

口を合わせたまま、ゆっくりとパーバティの手がリリの服をはだけさせていく。

腰の手はゆっくり下に向かっていき撫で始める。

 

「ま、待って……! パーバ、ぅんむ!」

 

声を出そうとするリリの口を再度塞ぐ。

 

「声出しちゃうと聞こえちゃうわよ? でもここでこれ以上すると風邪ひいちゃうかしらね。」

 

「……馬鹿。今日は寝かさないんだから。」

 

「あら、火が付いちゃった? ふふ、受けて立つわよ。」

 

乱れた服を戻して急いでホグワーツに戻った。

時間ギリギリであったので心配されまくった。

 

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ハロウィーンの宴を全員が堪能し、後は就寝するだけとなった。

リリとしてはこれからパーバティとの一戦も控えているが、それもまた楽しみの一つである。

他のグリフィンドール生たちに続いて階段を上り、入口の太った婦人の肖像画の近くまで来た時に急に前の生徒が動きを止め、列が渋滞した。監督生が列をかき分けて進んでいく。

 

「何かあったのかしら?」

 

リリたちの前の方が騒々しくなる。太った婦人が何か訴えているようだ。

ちらりと見えた夫人の肖像画は切り裂かれていた。

 

「ダンブルドア先生を呼ぶんだ。早く!」

 

監督生が叫ぶとすぐにダンブルドアがやって来ていた。

ダンブルドアは無残な絵から必死に話す婦人の話を聞いてすぐに行動を移した。

 

「監督生! すぐに皆を連れて大広間に戻るんじゃ!」

 

大広間に戻ったリリたちは前の方にいた女の子に何があったのかを聞いた。

驚くべきことに凶悪な脱獄囚のシリウス・ブラックがグリフィンドール寮に侵入しようとして婦人の肖像画を滅多切りにしたようだ。だが、婦人は脅しには屈せず決して開けようとはしなかったようだ。

結局その日は全校生徒が大広間で寝ることとなってしまった。

大広間の中心にはリリがいる。その周りに壁を作るかのように女子が固めている。

教師たちだけでなく数人ずつの交代制でいつシリウス・ブラックが襲ってこようとリリだけは守るように目を光らせている。

男子は更にそこからもっと離れた壁際に出来るだけ離れている。

 

(はぁ~最悪……。皆と一緒に寝るのはいいけど、余計なのがいっぱいだわ。皆も寝ないなんて言い出すし。)

 

リリは見張りの女の子の睡眠時間が削られるなんてダメと言ったが聞き入れてもらえなかった。

おまけにパーバティとの約束もダメにされてしまったし最悪だった。お詫びとして隣はいつものハーマイオニーからパーバティに代わってもらっている。

それでも眠気はやって来るのでパーバティに抱きしめられながら眠りについた。

 

翌朝までダンブルドア校長や先生たちが総力をあげてシリウス・ブラックを探したが、どこにも見つからず、結局ブラックの侵入方法も居場所も謎のままこの騒動は終わってしまった。




ホグズミードデート回
まずはクラウディアとパーバティ。

特製のパフェは一人では食べきれないサイズのものです。カップル専用。
糖分・脂肪分の体内吸収抑制、満腹にならない、飽きないなどの魔法が施された一品。
準備するのに時間がかかるので要予約。
クラウディアは甘やかしてくれるお姉さまだけどたまにはこういった捕食者側でありたいこともあるのです。

次のパーバティは友達との遊びに行く感じでデート。
でもデートの帰りにハーマイオニーや他の女の事を話題に出されて嫉妬が爆発。
木陰に連れ込んで壁ドンならぬ木ドンプラスキスやエロいこと。
まぁ、ハーレムメンバーは既に全員がリリと色々とヤッていますけどね。

シリウスおじさんは原作通り侵入。
でも婦人の肖像画がリリの為に意地でも通さなった。
これから先もガドガン卿の出番はないです。
大広間で女子がリリを守護することに。
これで男子がいなくてシリウスが侵入とかなければ最高なんだけれど、とリリは思ってました。

それでは次回お楽しみ。
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