執筆していると話している人はどのくらいいるのかな?
私はつい気が緩んで一言書いているぐらい漏らしたことがありますが
後ですごく追及されるかドキドキしましたね。
それでは40話どうぞ。
フラーと親密になって、フラーの妹のガブリエルからの楽しいちょっかいもあったり、ガブリエルがジニーと親友となったりとボーバトンが来てから新たな刺激が多くて楽しい毎日である。
ダームストラング? 女の子を連れてこなかった無能など知らないとはリリの言である。
リリ達一般生徒が授業をしたり、デートをしたりと楽しんでいる間にも
フラーから聞いた話ではついこの間には杖調べという儀式もあったそうだ。
内容はその名前のまんま代表選手の杖を調べるといったものだったらしい。
フラーは祖母のヴィーラの髪を芯材に使っていると自慢していたが、リンリー家も代々一族の髪を芯材に使っていると話すと共通点ができてうれしそうにしていた。
ちなみにその時リータ・スキーターなる記者が色々と取材をしていたらしく、リリについても尋ねられたのでその内取材に来るかもしれないと注意された。
「何か色々としつこくて大変だったわ。特にハリー・ポッターは可哀そうになるぐらい色々と聞かれていたわねぇ……。生徒の声も聞きたいとか言っていたからそのうちリリの前にも来るかもしれないから注意しなさいよね。」
その注意はすぐに役立つことになった。
昼食を終えたリリたちの前に見たことない女性が待ち構えていたのだ。
「あなたがリリアン・リンリーさんざんすか? あたしはリータ・スキーターというものざんす。さっそくでわるいのだけど取材いいかしら?」
いきなりの申し出に周りの女子たちはいい顔をしなかったが、これも経験ということでリリはOKを出した。もちろんスキーターが女性ということだからだろう。
次の授業が始まるまでの時間を考えて10分程度の短い時間だがインタビューを受けることになった。場所はスキーターが準備していたのか近くの空き教室で行われた。
「時間も少ないことですし早速聞いていきましょう! 世にいる女性は今代のリンリーについて色々と知っておきたいのは確実! ならばその美貌や素晴らしさを広めるのはあたくしの使命というもの! それでは!」
質問はありきたりなもの、学校生活、恋人、これからについてといったものだった。
それをスキーターは必至に文字に起こし、文章を紡いでいく。
リリは簡単に質問に答え、ちょっと話すだけなのにあっという間に文章がすらすらと出来ていく様は仕事人としての実力が確かにあると感じられた。
「ふぅ……。こんなものかしらね。清書ができたら一番にあなたに送るから感想をお願いざんす。」
「ええ、新鮮で楽しかったわ。それにプロの仕事っぷりも見せてもらったし良かったわ。」
「こちらこそありがとうございます。リンリーの魅力が読者にす腰でも伝われば万歳ざんす。それではまたの機会に! できれば写真撮影なども是非!」
そう言うと足早に部屋を出て行ってしまった。
フラーが言うほど警戒するような記者ではなく、真摯に真実を伝えたい人だと感じていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
リータ・スキーター。
真実を暴く記者。
そんな風に言われている彼女も昔はでっち上げの嘘100%も珍しくない酷い記事を書く記者として有名だった。
それが変わったきっかけはとある女性との出会いであったがそれは割愛する。
リータ・スキーターはあらゆるコネを使って今回の
もちろん
(やっぱり、リンリー家はいいざんす……。この記事でリンリーについて世間がもっと知るきっかけになれば良いざんすが……。)
前もってその特性を体験していなければ取材どころではなかっただろう。
だが、自分の使命、すなわちリンリーの素晴らしさを世に広めることを心の支えにして耐えた。
後は自分の腕次第だ。
「さぁ、やるざんすよ!」
その後発行された、『
『
もう一方の『ホグワーツの生きる至宝』、すなわちリリアン・リンリーのインタビューと写真集だが、表紙がリリの笑顔ということもあり、当たり前のように女魔法使いが殺到して売り切れ続出、即重版となった。
これによってリータ・スキーターの名は更に広まることになるが、本人的にはリンリーの素晴らしさを広めたことだけで大満足の模様。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そんなこんなでとうとう第一課題の日がやって来た。
現在時刻は午後1時30分。あと30分もすれば開始時刻だ。
観客席は既に満員。各校の生徒だけでなく、多くの観客たちが試合開始を今か今かと楽しみにしている。
そんな中でリリとハーレムの少女たちは特別な観客席で試合開始を待っていた。
「どうして私たちだけこんな場所に? これじゃあ、皆と楽しめないじゃないですか。」
ここに連れてきたダンブルドアに避難の視線と強めの呪いを送る。
それから目を背けながらダンブルドアは言い訳をする。
「すまぬ。第一課題の内容から君の呪いが悪影響を及ぼす可能性があるからなのじゃ。本当に済まぬ……。じゃからこれ以上それをやめてくれんかのぉ……。」
ダンブルドアは説明の続きをマクゴナガルに丸投げして距離を取ってしまった。
詳しく聞くと第一課題の内容はある生物と代表が争う内容になっているらしく、リンリーの呪いがその生物に影響を与えることで課題が乱れることを恐れたらしい。
雄であれば逃げ、雌であれば惹かれて観客席に向かってしまうなどのトラブルが予想される。
この特別に設置された観客席は呪いの類を広めないようにするためのものらしい。
それでもリンリーの呪いを押さえつけるには常時熟練の魔法使いが魔力を込め続けなければならず、その範囲も非常に小さい。なので限られたハーレムメンバーぐらいしか呼ぶことができなかったらしい。
「分かりました。さてと、気分を切り替えて楽しみましょう。」
リリを中心にハーレムが集まる。
クラウディアをクッションに右横をハーマイオニー。左にダフネ、両足元にパチル姉妹。
ジニーは小さくなってリリに抱きかかえられている。マダム・マクシームに人形の様に抱きしめられたらどんなかんじかなぁ、というリリの言葉をヒントに変身術を応用しての最近のお気に入りの体勢である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『さあさあさあ、紳士淑女の皆様! 三校の生徒諸君! ようこそ集まってくれました!
数百年もの間沈黙を守り続けた
第一の課題は何とドラゴンだ! 四人の勇者たちはどうやってドラゴンを相手にするのか、皆様どうかその目に焼き付けて欲しい!』
実況兼解説のルード・バグマンはクィディッチワールドカップでも実況をしていただけあって場を盛り上げる才能は一流だ。選手さえ入場していないにもかかわらず観客席は盛り上がっている。
『それでは、勇者達が挑む恐るべき
まずはこいつだ! ウェールズ・グリーン普通種!
次にスウェーデン・ショート・スナウト種!
アジアよりやってきたのは、チャイニーズ・ファイヤボール種!
そして最後はこいつです! ハンガリー・ホーンテール種!
以上4体! いずれも一筋縄ではいかないドラゴン達!
ドラゴンの詳細はお手元の魔法省スポーツ部がドラゴンキーパーと共同で作成した特性パンフレットに載っているので是非読んでください!』
ルード・バグマンの思いつきで作ったものだったが、観客には高評価だ。
『さて、お次はルール説明に参りましょう!
ドラゴンに挑む勇者達は強大な彼らが守る金の卵を奪わねばなりません!
時間や方法に制限はありません! 持ちうる知恵と力を発揮し、運も味方につけ! 卵さえ手にすればその時点で試合が終了だ!』
『一番手はこの人! ホグワーツ、ハッフルパフ寮から選ばれし者! クィディッチチームのキャプテンでもあります! セドリック……ディゴリィィィィィ!!』
ハッフルパフ生徒から爆発のような拍手と声援が送られる。
セドリックの相手はスウェーデン・ショート・スナウト種だ。
まずセドリックが行ったのは周囲の岩を魔法で犬に変え囮に使う。
ドラゴンの注意がそちらに向くが、なかなか動かず隙を見せなかった。
試行錯誤の末、犬を一斉に卵に向けて走り出させてドラゴンが怒り動いた僅かな隙に卵を奪う作戦を取った。
最初こそ失敗したが次には成功して見事卵はセドリックの手の中である。
『セドリック選手! 卵を取りました! 一番手から手に汗握る戦い! 見事です! それでは得点です!』
マダム・マクシーム――8点
イゴール・カルカロフ――6点
アルバス・ダンブルドア――8点
ルード・バグマン――8点
バーテミウス・クラウチ――8点
合計――38点
セドリック・ディゴリーの試合はリリにとっては男の試合なのでそこまで注目していなかったが、あそこまで見事に立ち回るとそれはそれで見ごたえがあった。
それに女子からの話ではかなりいい人でリリほどではないが女子からの人気はそこそこらしい。
『さぁて! 次に参りましょう! お次はボーバトン代表にして紅一点! フラー・デラクール選手の入場だ!』
今度はボーバトン生からの声援が上がる。ホグワーツやダームストラングの男子生徒も力の限り声援を飛ばす。
フラーはそれを見向きもせず目の前のドラゴンだけを見つめていた。
今までであれば笑顔を振りまいて周りの男どもを魅了していただろうが、今フラーが意識しているのはリリアン・リンリーただ一人だ。
「フラー! 頑張れー!!」
その唯一の想いを届ける人からの声援。それが鼓膜を刺激した瞬間、フラーの全身から覇気が迸る。
声の方を向き笑顔を見せて、天高く人差し指を伸ばした。
まるで自分が一番を取るという宣言のように!
『おおっと! フラー選手トップを取るという宣言か!? 相手をするのはウェールズ・グリーン普通種! 彼女がどう魅せてくれるのか大いに期待できます! それでは……開始ぃぃ!』
フラーはゆったりと見せつけるようにドラゴンに向かって歩を進める。
魔法の射程に入るかという瞬間、ドラゴンが炎を吐いた。
「
防火の呪文を唱えながらも踊るように華麗に炎を避ける。
その様子に会場は魅了される。
一方のドラゴンはそれに怒り更なる炎を連発する。
これを躱し続けつつ隙を見て呪いをドラゴンの弱点たる目に命中させる。
当てたのは魅惑の呪文。フラーに流れるヴィーラの血によって常人より強力な魅惑がドラゴンを犯す。
そして眠ったドラゴンに対して最後まで油断することなく無事に金の卵を手にした。
『やった! やりました! フラー選手会場とドラゴンを魅了しながらの勝利です! これは高得点が期待できそうだぞ!』
マダム・マクシーム――10点
イゴール・カルカロフ――7点
アルバス・ダンブルドア――9点
ルード・バグマン――9点。
バーテミウス・クラウチ――8点
合計――43点
セドリックを大きく上回る得点だが、会場は納得のものだった。むしろカルカロフの7点が低いぐらいだと文句が出ているぐらいだ。
これにはリリも大喜びでフラーの名を叫んでいる。
『そして次はこの人の出番だ! 世界のスーパーシーカー! ビクトーーール! クラァァァム!』
前二人の比ではない歓声が爆発する。流石にスーパースターと言うべきであろうか。
それに対するはチャイニーズ・ファイアボール種。
試合が開始すると同時にクラムは走り出しドラゴンへ呪文を放つ。
ドラゴンの爪も炎も持ち前の身体能力と反射神経で躱しながら最もドラゴンに有効な結膜炎の呪いを目に見事命中させる。
ここまでは完璧だった。
だが、不運なことに暴れたドラゴンが目的の金の卵以外をを潰してしまったのだ。
無事に金の卵を手に入れたが苦い顔をしている。
『これは運が無かったとしか言えない! ですがそれを含めての
マダム・マクシーム――7点
イゴール・カルカロフ――10点
アルバス・ダンブルドア――8点
ルード・バグマン――8点
バーテミウス・クラウチ――7点
合計40点
あからさまな贔屓があっても合計40点。
そしてリリにとってはフラーより下なら何も問題はない。
ついでに言えば次のイレギュラーも興味がない。
『それでは最後はこの人! 本大会最大のイレギュラーにして皆様ご存知生き残った男の子! ハリィィィ! ポッター!』
入場したハリーに対して拍手が起こるが今までで一番小さい。
どこか同情した視線させおくられる有様だ。
そんなハリーは殺意のこもった視線でハンガリー・ホーンテール種を睨んでいる。
『試合開始ぃぃ!』
「アクシオ! ファイアボルト!」
ハリーが選択したのは自身が最も得意とする箒での戦いだった。
ドラゴンの周りを縦横無尽に飛び回りドラゴンを苛立たせ自分に付いてくるように仕向けたのだ。そうして戦いは空へ。
炎も躱しながらハリーは驚いたことにクラムと同じく結膜炎の呪いを目に命中させたのだ。
クラムと違って空中で暴れたため卵が割れる心配もなく猛スピードで金の卵を取り最短での試合終了となった。
『うぉおおお! これは凄い! 箒の技術も魔法の腕もとても未成年とは思えない! なんと最短でのクリアです! さぁ得点は!?』
マダム・マクシーム――8点
イゴール・カルカロフ――5点
アルバス・ダンブルドア――10点
ルード・バグマン――10点
クラウチ――9点
合計42点
入場と変わり会場が揺れんばかりの歓声と拍手に包まれる。
だがリリはそんな会場を後にしていた。試合が全部終わったということは代表選手に会っても何の問題もないということだ。
フラーに対して労いの言葉を伝えるためにその場をさっさと後にしていたのだ。
第一課題回でした。
本作のスキーターはトレローニーと同じく誰かさんの影響で浄化されています。
ハリーについてもしつこく聞いてはいましたが基本的に嘘は書かずむしろ世間がハリーの味方になるぐらいには綺麗なスキーターでした。
ちなみにリリの写真付きの記事はロックハートが霞むレベルで売れました。
第一課題はリリたちは別の場所で観戦。
この呪い封じでリンリーの呪いは無力化できるんじゃないか?
と思われるかもしれませんが、常時複数のホグワーツ教師レベルが集中していなければならないので実用的ではないです。
しかもリンリーが無意識で発揮している分を防ぐ程度なのでちょっと力を入れれば破られてしまいます。
第一課題の内容はセドリックとクラムは原作と同じ
フラーはリリの声援で全能力にバフがかかったので油断もなく余裕でトップ。
ハリーは色々あってストレスがマッハなのと『アレ』がああなっているので好戦的に。
それでは次回お楽しみに。