【完結】魔法界に百合の花が咲く   作:藍多

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お久しぶりです。
活動報告にも書きましたがちょっとした手術をしました。
もう体調も戻ったのでこれからは週一投稿を再開できると思います。

それでは51話どうぞ。


51. ホグワーツの女の子たち

ホグワーツ魔法魔術学校。

それはイギリス、いや世界有数の魔法学校だ。

今世紀最高の魔法使いと言われるアルバス・ダンブルドアが校長を務め、教師陣も優秀な魔法使い揃いだ。

敷地や設備は一般的に必要なものからクィディッチ競技場まで設置され、それらが創設時より受け継ぐ護りによって万全の状態が保たれている。

 

そんなホグワーツだが、大よそ20年の周期である一族が入学してくる点も他とは違う。

ただの魔法族ではない、もちろん純血などと言うものでさえない。

それは勿論リンリー一族である。

彼女たちが在籍している時のホグワーツの女の子の生活のほんの一部分を見てみよう。

 

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Case1.新入生

 

その新入生は廊下を急いでいた。

新入生にはよくあることだが、次の授業の場所を覚えられずに焦って道に迷ったのだ。

 

(う~……。こんなんじゃまた笑われちゃう。)

 

知に富んだレイブンクローに選ばれたというのに自分はなんでこんなにもどんくさいのだろうか。

そんな事を思いながら廊下を速足で進む。

焦っていたし、新入生だからまだあの気配に対して敏感になっていないのが災いした。

廊下の曲がり角で新入生は人とぶつかってしまった。

相手は上級生だろう。ぶつかった拍子に尻もちをついてしまう。

 

「わっ! ビックリしたぁ……。大丈夫?」

 

「あ、はいっ! 大丈夫です! ごめんなさい、前を見ていなくて……。」

(良かったぁ……。優しそうな女の人だ。怖い男の先輩じゃない。……それにしてもいい香り……。)

 

差し出された手を取ろうと顔をあげる。

そこにあったのは言葉では言い表せないものだった。

美人、美女、美、天使、女神、楽園、極楽、天国、そんな陳腐な言葉じゃ表現できない存在が目の前にいた。

もちろん、リリアン・リンリーその人である。しかも珍しいことに一人だ。

彼女の周りにはハーレムたち以外にも誰かしらの女の子がいるのが常なのでこれは非常にレアな状況だ。

 

「……! あ、う、あ……。~~!!」

 

少女も組み分けの儀式の時からその存在を認知していた。

こんなにも惹かれる、欲する者がいるとは夢にも思っていなかった。

今までに出会ったどんな男の子よりもカッコイイし、どんな女の子よりも綺麗でかわいい。

遠目から見ていただけの、自分などが近づける人では無いと思っていた存在が目の前に!

色んな感情がごちゃ混ぜになって身動きどころかまともに声を出すこともできない。

 

「力を抜いて~、はい。」

 

気が付けば手を握られて立たされていた。

しかも乱れた髪を手漉きで治してくれているではないか!

 

(顔が近い……! 頭きもちいい……。幸せ……。っ!?)

 

「!! えっ!? そんな……。」

 

リンリーに慣れていない、あまりにも急激な魅了(呪い)は体に毒でもある。

幼い少女にはリリとの急な接近は負担をかけていた。

体力的な消耗はない、むしろ快感すぎるのが問題なのだが。

 

「あ、ああ……! あの。私、恥ずかしいぃ……。見ないでくださいぃ!」

 

少女の股間から足を伝って体液が滴りおちる。

スカートの中の下着は既にぐちゃぐちゃだ。

少女は粗相をしてしまったと羞恥で真っ赤だ。もちろん違うのだが、まだ入学したての11歳になったばかりの幼い子供に性的な興奮を認識しろと言うのは酷というものだろう。

 

恥ずかしさのあまり座り込んでしまう彼女を抱き上げて運ぶリリ。

 

「大丈夫よ。それはあなたが女の子だっていう証拠なんだから。さ、一緒にお風呂に行きましょう。」

 

お風呂で、もちろん全裸で、二人っきり。

体の隅々まで洗われ、何もかもが初めてで未知の興奮や感情もいっぱい体験した新入生。

お風呂から上がる時にはすっかり、リリの虜になってしまっていた。

 

その日、少女は初めて色々と知った。具体的には女体についてとか。

結果的には授業をさぼったことになってしまった彼女は同級生や先輩に問い詰められることとなったが、事の顛末を洗いざらい話すと逆にリリと一緒のお風呂を体験したということで一目置かれる結果になった。

 

ついでに言うならば新入生にいきなりあんなことをしたので正妻(ハーマイオニー)から怒られるリリであった。

 

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Case2.お姉さま

 

ホグワーツ7年生。

それはホグワーツにおける最上級生。この年をもって卒業するということ。

それすなわち、ホグワーツの女子にとってはリリアン・リンリーと過ごせる最後の年ということを意味している。

ハッフルパフ生のフェリはそのことばかりを気にしていた。

自分もリリが入学してからの5年間で一緒になる機会もそれなりにあったし、デートもしてもらった……もっと過激な事をしてもらったこともあった。

だが、ハーレムやお気に入りと比べればそれは少ないと言わざるを得ないものだ。

このまま卒業してしまえば、記憶にすら残らない数多いる女の一人として消えていくだろう。

 

「はぁ……。」

 

授業中だというのに溜息が漏れる。集中力を欠いた状態は魔法薬学の授業では致命的だ。

 

「馬鹿者! 鍋から離れんか!」

 

「え?」

 

スネイプの一喝への反応も遅れ、自らの不注意によって鍋から発生される突風で吹き飛ばされてしまった。

気を失う前に思ったのは『こんな私じゃリリちゃんはきっと愛してくれない。』という死にたくなるような結論だった。

 

目を覚ます。見覚えがあるような無いような天井を目にしてぼんやりとどうなったのか頭を働かす。

 

(たしか……。魔法薬の授業で……。)

 

頭をぶつけたのか、やけにフワフワと意識が定まらない。

後頭部があったかくて気持ちがいい。

医務室の枕はこんなにも高級品だったのか。

 

「あ、目を覚ました?」

 

ここは医務室ではなく極楽だったのか。

自分は今、リリちゃんの膝の上に頭をのせている。膝枕である。

きっとこれは夢だ。そうに違いない。本当の私はまだ医務室で平凡な枕に頭をのせてこの幸せな夢を見ている。

 

「クラウディアから聞いたわ。あまりボーっとしちゃダメよ。……よし、大きな怪我もなくて良かったわ。」

 

体中を弄られて調べられる。

ああ……。夢でもリリちゃんは優しい。

夢なのだからと大胆にいこう。よし!

 

「リ、リリちゃん! 抱いて! いえ、抱かせて!」

 

「ふふ、今日は大胆ね。さぁ、好きにしていいわよ。」

 

リリちゃんはベッドに無防備に横になって腕を広げて誘惑してくる。

 

(ほぁああぁ! いいの!? 流石夢! 良いことしか起きない!)

 

服を脱がせていく内に、夢にしてはやけに感覚がはっきりしている気がしてきた。

 

(あれ……? 夢じゃない? いえ女は度胸! 行くっきゃない!)

 

 

夢だけど夢じゃなかった……。

でも満たされて気持ちがいいからどうでもいいやと幸せな一日を過ごしたのだった。

 

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Case3.同級生

 

リリアン・リンリーと同学年の5年生は一番長く、そして濃くリリと一緒にいる学年だ。

もちろん影響を一番強く受けている。

その内の一人、スリザリン生がリリに向けて一直線に廊下を進んでいた。

鬼気迫る表情でリリに近づいてきたのでハーレムやその周囲は流石に訝しむ。

それをリリはやんわりと抑える。

 

「リリ……。何も言わずに私を抱きしめて。」

 

彼女は聖28一族では無いにしろ例のあの人に賛同する一族の出身で家族や心無い男子どもからのストレスでどうにかなりそうだった。

リリは何も言わずに力の限り抱きよせた。

 

「うう……。リリ、リリ……。」

 

心が溢れ泣き出してしまう。それでもリリは黙って抱きしめてくれている。

廊下のど真ん中でこんなことをしているのだ。女子からは嫉妬と羨望の目で、男子からは忌避と好奇の目で見てくるだろう。

でもそんな視線を遮るだけの優しい目が私の事を見てくれていると少女は感じていた。

今、この瞬間だけはハーマイオニー(正妻)でもハーレムでもない、私だけの事をこの愛する人は見てくれている。それだけで幸せだ。

 

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Case4.人外

 

リンリーに惹かれるのは魔法使い、人間だけではない。

性別がある、すなわち雌であるならばどのような存在もそれから逃れることは出来ない。

ホグワーツには禁じられた森がある。その名の通り生徒の立ち入りは禁止だが、森からリリを求めてくる動物を封じることは不可能であった。

森のそばには大きな柵で囲まれたスペースがある。

そこにいるのは巨大な魔法生物、ドラゴンであった。

過去に違法な取引で半巨人に卵の状態で連れ去られた可哀そうな子だ。

雌であったためリリに懐いているので禁じられた森のそばの一角で生きることが許されたのだ。もう今年で5歳になる。立派に成長しすっかり大人の仲間入りだ。

週に一回はリリが触れ合いに来てくれる。生まれたばかりの頃からリリに調教されているのですっかり大人しく育っている。

 

「さぁ、行くわよノワール!」

 

慣れた様子でドラゴンの背に乗り空を翔けるリリ。箒などよりよっぽどこっちが気持ちがいい。

ドラゴンもリリに負担がならない速度でゆっくりと城を旋回して戻ってきた。

戻ると、リリの気配を感じてユニコーンや多種多様な生物の雌が集まりだしてきた。

種族の壁などリンリーの呪いの前には無力。

捕食被捕食の関係、天敵同士など無視して集まる。

リリに取ってはアクロマンチュロなども毛嫌いする要素が無い。雌であるだけで良いのだ。

最後にモフモフの毛を持った種族に囲まれて堪能して次の場所に向かった。

 

リリが次に訪れたのはホグワーツの地下深く。

過去には秘密の部屋などと言われた場所だ。

そこには巨大な蛇、毒蛇の王とも言われるバジリスクが眠っていた。

 

(来た! 妾の主! いや、まだ動くな。寝たふり、寝たふりだ。さぁ主よどう動く!?)

 

リリはその巨体に触れ優しくなでる。

 

(ふぅぅ! 触れられている! いい香り。暖かい! もう少しこうしておくか? いややはり目覚めてこちらからも舐めるべきか? ぬぉぉぉおお悩む!)

 

月に一回のスキンシップだが、バジリスクは毎回いろんなシチュエーションを楽しんでいた。今回は寝たふりをしたらどう反応するか楽しんでいる。

結局は自分からも触れたい衝動に負けて起きて頭の上にのせたりして楽しんだのだった。

 

ちなみに通訳のハリー・ポッターがいなくとも簡単な意思疎通ができるようになっている。

 

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Case5.嫁

 

いつもの様に一緒のベッドで寝ているリリとハーマイオニー。

先に起きたハーマイオニーが準備を進める。

しばらくしてまだ時間には余裕があるがリリを起こす。

しかし……。

 

「むぅ~いやっ! 今日は休む!」

 

連日のOWL対策でとうとう疲れの限界が来たのか幼子の様に駄々をこねるリリ。

そのままハーマイオニーをベッドに引き込んで力いっぱい両手だけでなく両足をも絡めて渾身のハグだ。

 

「もう……。今日だけよ。」

 

ハーマイオニーはリリが限界に来たことを分かってしまったので今日は一日休講になると悟った。

リリは決して勉強が嫌でこうなったわけではない。

どちらかと言うと勉強のせいで女の事触れる機会がほんの少し減ってストレスになったのだ。

 

「さて、一日休講にするんだからその埋め合わせはしてよね。」

 

「もちろん。溢れるぐらいに注いであげるわ。」

 

昨夜もしたけれど、と言うか毎日のようにしているが飽きる気配など微塵もない。

ここには二人きり。

数分後には一糸まとわぬ姿の少女がベッドの中で交わっていた。

 

ちなみに、リリとハーマイオニーの姿が無いことから察した残りのメンバーも午後には合流して必要の部屋のキングサイズのベッドでお楽しみになった。




リンリーがいるホグワーツの女の子の日常回でした。
リハビリで書いたのでクオリティがどうだったかちょっと不安です。
ちなみに男子たちは男子校の様な状態。

リンリーがいるホグワーツが必ずこのようになるわけではないです。
リンリーも代によって個々人の性質は違いますし。
ただ一人の女性に愛を注ぐリンリーもいれば、毎日ホグワーツの女と乱れに乱れるリンリーもいたといった感じですね。

それでは次回お楽しみに。
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