普通だったらオリ主が活躍したりして感動の結末なんかだったりするかもしれませんが
あいにく本作のオリ主は蚊帳の外。
ホグワーツで嫁や愛人たちとイチャイチャ。
それでは65話どうぞ。
終わりは驚くほどあっけなかった。
イギリス魔法界とこの世全ての魔法界との戦争は終わった。
宣戦布告がされて2週間も経たずにイギリス魔法界を覆っていた闇の脅威はきれいさっぱり無くなり当たり前の日常が戻って来ている。
国外に逃げた賢い者、隠れていた臆病者、そして抵抗するためホグワーツに集った勇士。
その全てがあまりに速い戦争の終結に拍子抜けしていた。
どんな結果でも平和は何物にも代えられない。この世で一番大切なものだ。
戦争の終結が宣言されたこの日は誰も彼も昨日までの恐怖を忘れて祝って騒いで泣いて喜んでいた。
不死鳥の騎士団、魔法省、ホグワーツ学生、混血、マグル生まれ……。
身分も立場も関係なく家族や友人、隣人が生き残って今日を迎えたことを喜んだ。
たった一つの例外は……純血主義者と言う古くから魔法界に巣くっていた不要物だった。
魔法界の患部は完全に取り除かれてその喜びの輪に入ることはなかった。
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祝い事は何時までも続けられない。
魔法省はスクリムジョールが魔法大臣に復帰し実権を取り戻していた。
闇の帝王の無茶な法令などは即座に破棄。そして大量に減った人材の穴埋めはリンリー連合からの派遣されることでどうにか魔法省の動きを止めることなく回れるようになった。
それでも忙しさは半端ではない、正直戦争中の方がまだ忙しさだけで言えばマシだと言えるほどだ。あちこちで起きた戦闘の後始末だけでもかつてない規模なのだ。しかもその後始末も自分たちが起こしたものではなく他国のリンリー連合がやったものだ。気力が減るのも仕方がない。
それでもやることはやらざるを得ない。まずはマグルの首相に今回の一件を報告しようとスクリムジョールは動き出した。
「あ、閣下。マグル側には詳細に伝わっておりますので出向かなくて問題ありませんよ。」
そんな事を再び魔法大臣の補佐に就いたアンブリッジが言って来る。
(まったく……。いったいどれだけこの女は手を回していたのやら……。)
溜息をつきそうになるが、どうにか押しとどめる。
これからも色々と大変になるのだ、溜息をつくのは全てが終わってからでいいだろう。
他にも懸念していた他国からの干渉についても特に何もなかった。
どうやら最初から闇の帝王や純血主義、その他危険物の排除だけが目的だったようだ。
普通だったらここで盛大に恩を売るだろうにそれはない。どれだけロザリンド・リンリーの影響が巨大か改めて感じて呆れるしかない。
それでも、イギリスも他国も『いつも通り』という平和がその強大なリンリーに約束されているので何も文句など無かった。
ここで文句を言って関係を拗らせては余計に面倒にあるだけだ。
「さて、今日もやるとしようか。」
魔法大臣は今日の仕事に繰り出していった。
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不死鳥の騎士団は完全に解体された。
戦いに生き残った者たちはそれぞれの生活に戻っていく。仕事に余生にそれぞれの生きる時間を大切にするために。
そして、創始者であり、騎士団を率いていたアルバス・ダンブルドアは団員達、そしてホグワーツ、イギリス魔法界が安定するまで命の限界を超えて見守っていた。
そしてこの平和が仮初のものではなく、これからも続くものだと確信してこの世から去ることを受け入れた。
その最期は穏やかなのもであった。
この世に未練など感じさせないような死に顔であった。彼は100年を超える人生を終えようやく家族の待つあちらへと旅立ったのだ。
遺言で葬儀はひっそりと行われる予定であった。過去の人間になる自分はゆっくりひっそりと旅立つのがふさわしい。それが死にゆく賢者の考えであったのだ。
そんな彼の意志を優先してホグワーツで限られた者たちと生徒だけで葬儀が行われた。
それでも偉大な魔法使いの死を知ったイギリスだけでなく世界中の魔法使いがその死を悼んだ。
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ヴォルデモートはその魂をハリー・ポッターの肉体に封じられた。そしてハリー・ポッターの肉体ごと厳重に管理されている。ロザリンド・リンリーの意向もあり軟禁程度であり罰などは与えられていない。
そして彼女もそれを大人しく受け入れている。
残りの
もっともそれはハリー・ポッターの寿命と共にである。
これまたロザリンドによって天寿は全うさせて欲しいというのだ。
それも後10年は持たないだろう。
ヴォルデモートによる魂の浸食や決戦時の負荷に性転換。
いくらリンリーの加護があっても限度はある。
「短い時間かもしれませんが、それでも愛を与えられました。それは私の中の彼も同じでしょう。だから何も後悔はしていません。」
ハリー・ポッターだった少女は運命を受け入れていた。
ロザリンドもたまに会いに来てくれるので自由はないがかつてない幸せを感じていた。
僅かに捕らえられ生き残った者もいるが今回は前の戦争とは違う。
腐敗したイギリス魔法省が相手ではない、世界の魔法使いが集まった連合だ。
賄賂も効かず、言い訳にも耳を貸さず、泣き落としも通じずにあっという間に処刑された。
淡々と死の呪文で作業のごとく処理されていった。
罪が比較的軽く死が免れたとしても体の自由を剥奪されて一生を孤独に過ごすというただただ生きているというだけの状態にされた。
多くの者が死んだ方がマシと死を懇願するが、言葉も話す権利も能力もないのでどうすることもできぬ有様だ。
かつての最高刑の
これで純血主義というものは完全に衰退した。
そしてそれはある一人の女の狙い通り。
その女、ドローレス・アンブリッジはこの戦争を利用しつくし目的はここにほぼ達成できた。
狙いは魔法界から純血主義を無くすこと。
彼女はこれからの魔法使いたちは血ではなくマグルを受け入れることが重要だと悟っていた。
それは多様性を生み、様々な個性を生むだろう。
そして千差万別の女を生み出す。
そして未来のリンリーがそれを楽しむ。
主であるロザリンドだけではなく未来永劫リンリーの為に尽くすための土壌を作ったのだ。
……少しは私情が入っていることは否定しない。
最後の
だが、まだまだ整備することは山ほどある。イギリス国内も安定したとはいえやることは多い。ましてや他国の方にも今回の件をもって純血主義が愚かであることを宣伝していかねばならない。
とりあえずは目先の仕事を片付けるため今日も敬愛する主ロザリンド・リンリーのために魔法省へと向かっていった。
「さてと……。今日も我が主のためにがんばりましょう。」
カエル顔とも言われる彼女の顔はやる気に満ちた清々しい笑顔であった。
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そしてホグワーツ魔法魔術学校。
完全に前と同じというわけにはいかないがホグワーツもあるべき姿を取り戻していた。
まず、アルバス・ダンブルドアに変わり副校長のミネルバ・マクゴナガルが校長に就任した。
まだ後任の変身術の教師が見つかっていないので授業も教えているが元々副校長としてダンブルドアの補佐をしていただけあって問題なく責務をこなしている。
他の教師たちには特に変わったことはない。それぞれが自分の役割をしっかりと全うしていた。
そして一番の変化は、寮制度だ。
今までのグリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンの創始者がつくった四つの寮は既に無い。
戦争が始まった時にスリザリンが事実上消滅して三寮になったが、その区分けすらもない。
男子と女子に分けるだけで、今までの制度は完全に失われた。
もちろん加点や減点と言ったものも存在しない。
今までの伝統が無くなることで反対する卒業生は少なからずいたが四寮が競争することが無くなり、争いが減りお互いを助け合うような関係を築けるという意見の方が多かった。
卒業生たちも寮間の争い、特にグリフィンドールとスリザリンの諍いにはうんざりしていたのだ。しかも卒業した後も色々と言われる始末だったのだ。ハッフルパフが劣等生と言われたり、レイブンクローが勉強ばかりで遊びの無い奴なんて言われるということが数え切れぬほどあったのだ。
生徒を分けるのは男女の性別だけになったが、それぞれの寮の形だけは残っている。
気に入った場所を自室にしたり、ルームメイトを入れ替えたりと自由を優先している。
寮が無くなったことでクィディッチも変わった。
プロリーグを参考に複数のチームが争うようになっていた。
これも寮の争いではなく純粋にお互いを高め合うということで良い変化であった。
余り強いチームに偏らないように同じチームは1年で解散するのも良いことであった。
実はグリフィンドールチームを贔屓していたマクゴナガル校長がかなり落ち込んでいた。
楽しい学生生活が戻ってきた。
そしてリリアン・リンリー最後のホグワーツ生活。
これからは幸せいっぱいの女の子との生活が再び始まろうとしていた。
なんか次回でエピローグにも行けそうな気がしますがもうちょっとだけ続くんじゃよ。
イギリス魔法省は余分なものが無くなりマグル生まれたちにも仕事がいっぱいに。
忙しくなった分は世界連合から人員派遣。これももちろんアンブリッジの手腕。
不死鳥の騎士団は解散。ダンブルドアも満足して逝った。
お辞儀は分霊箱を全部壊されて残りは女体化ハリーの中のカスのみ。
女体化ハリーは軟禁され、色々あって寿命も短いがそれでもロザリンドがたまに会いに来てくれるだけで充分と思っている。
死喰い人及び純血主義は滅んだ。
アンブリッジの計画通り。これで未来のリンリーのためにもなる。
自身の生まれなどもあって純血主義には良い想いはないので私情も入っている。
ホグワーツは寮解散! 正直寮はあっても良いけど寮間の争いはマイナスにしかなっていない気がする。
次回からはハーレムメンバー一人で一話の話をやってからエピローグとかですかね。
年内には終わる予定です。
それでは次回お楽しみに。