純粋梨子ストーリー第19話スタート!
ここ、内浦には一人の少年がいた。少年の名前は土井悠哉。悠哉はとても元気な子で、周りにはいつも友達に囲まれていた。
「お~い!千歌!曜!果南!一緒に遊ぼ~ぜ!」
「あ、悠君!何して遊ぶの~?」
「う~ん。鬼ごっこ?」
「え~、もう鬼ごっこ飽きたよ~!他の遊びしよ!」
「じゃあ、何すんの?」
「私、ドッジボールしたい!」
「それは人数的に無理だよ、曜。あと悠哉!私は悠哉よりも年上なんだからね!ちゃんと“けいい”を払わないといけないの!」
「え~、めんどくさいからヤダ。」
「悠哉~!いい加減にしないと怒るよ~!」
「わ~!果南が怒った~!」
「悠哉~!逃げるな~!」
悠哉は周りの友達とすくすくと育っていった。悠哉は小学校に入っても人気だった。
「悠哉~!外遊びに行こうぜ~!」
「ああ、すぐ行く~!」
「悠哉君、私達も一緒に遊んでいい?」
「全然いいよ!やろうやろう!」
「ありがとう!」
「うん、どういたしまして!」
小学校に入ってから悠哉は学力もある程度ついてきた。
「悠哉~!ここ、わかんないから教えて~!」
「うん、いいよ。」
「待って、私もそこ教えて~!」
「いいよ。」
悠哉は女子にもモテた。
「悠哉君、一緒に帰ろ~!」
「うん、いいぜ。」
「待って!今日は悠哉君は私と一緒に帰るの!」
「ずるい!あとから割り込んできたくせに!」
「喧嘩すんなって!だったら二人とも一緒に帰ろうぜ!」
『うん!』
悠哉が小学3年生になったとき、転機が訪れた。悠哉がとある女の子Aに告白された。
「ずっと前から好きでした。付き合ってください!」
無論、悠哉には彼女はいなかったし、過去にもいたことがなかったので悠哉は喜んでその女の子Aの彼氏となった。
「うん、よろしくな!」
「うん!」
その日から悠哉はその女の子Aと行動を共にするようになった。教室移動のときも、帰る時も。悠哉も彼女と付き合っているうちに、だんだん彼女の魅力が分かってきていた。しかし、悠哉と女の子Aが付き合ってから1か月後、女の子Aの行動が挙動不審になっていった。それには悠哉も気付いたのだが、女の子Aに聞いてみても「大丈夫、なんでもないから。」と言われて軽くあしらわれていた。悠哉は女の子Aのことを心配しつつ、それでも彼女の恋人として恥ずかしくないようにしてきた。しかし、悲劇は訪れてしまった。悠哉が女の子Aと付き合ってから2か月弱経ったある日のことだった。悠哉は女の子Aに呼び出されていた。悠哉は何かと思い、呼ばれた場所に時間通りについた。
「急に呼び出してどうしたんだよ。」
悠哉は女の子Aにどうして呼び出したのか聞いてみた。すると、女の子Aからは衝撃の発言が飛んできた。
「あのさ、わかれてくんない?」
「えっ...?」
まだ小学生の悠哉には理解ができていなかった。どうしてそうなったのか、理由が知りたかった。
「どうしてそんなこと言うんだ...?」
「だ、だって、私が悠哉君に告白したの、あれ、単なるいたずらだから。」
「…嘘。」
「本当。あなたのことなんてこれっぽっちも好きじゃないの!だからわかれて!」
悠哉には信じられなかった。悲しくて悲しくて、もうどうしたらいいのかわからなかった。悠哉はその場から立ち去ってしまった。その日、悠哉と女の子Aはわかれた。
しかし、これは悠哉に襲い掛かる悲劇の序章にしか過ぎなかった。
まだまだ終わらない、悠哉の悲劇の過去。もしこの作品をよいと思ってくれたらお気に入り登録お願いします!感想などはいつでも受け付けております!