純粋梨子ストーリー第20話スタート!
悠哉が女の子Aに振られてから数週間が経ったある日。悠哉は女の子Bに呼び出されていた。
「土井君、この前Aちゃんに振られたって本当?」
「ああ、まあな。いたずらだったんだってさ。」
「そうだったんだ。つらかったよね。もし私でよければ助けてあげられないかなぁ。」
「助けるっつったていったい何をするんだよ。」
「私と付き合ってくれませんか?それで少しでも土井君を助けてあげられればなって思ったんだけどダメかな?」
悠哉は一瞬戸惑った。またこの前と同じようにいたずらじゃないのか、と思った。でも、女の子Bはそういう嘘はつかないような人だ。きっと信用できる。悠哉はそう思って女の子Bの告白を受け入れた。
「いいよ。俺のほうこそ、よろしくお願いします。」
そう言うと、女の子Bはとてもいい笑顔をこちらに向けてきた。
「うん!よろしくお願いします!」
そこから悠哉と女の子Bは付き合った。悠哉は前のこともあってか、一層女の子Bに嫌われないような行動を心掛けてきたつもりだった。しかし、悲劇は繰り返す。それから2・3か月が経ったある日。悠哉は女の子Bに呼び出された。
「あの、申し訳ないんですけど、わ、別れてください!」
「ど、どうして?」
悠哉は信じられなかった。
「私、本当はか、彼氏いるの。悠哉君じゃなくて。ちょっといたずらでやっちゃっただけなの。だから、別れて。」
この子がこんないたずらをするなんて思っていなかった。女の子Bはその場から立ち去って行ってしまった。悠哉はその場で泣き崩れた。
それから2週間半が経った。悠哉は前よりも口数が減り、周りとも前ほど遊ばないようになってしまっていた。それでも悠哉に好意を寄せるものは少なからずいた。悠哉は今度は女の子Cに呼ばれていた。
「あ、あんた、Bに振られたんだって?」
悠哉はあんまりそのことを掘り返してほしくなかったので適当に返すことにした。
「そうだけど?」
「その前にもAに振られたんでしょ。」
「それがどうしたんだよ。」
「あんた、彼女たちに何したのよ。いったい...」
「いや、俺は何もしてない。あいつらの告白は所詮いたずらだったんだよ。」
悠哉はこの前の二人に言われたことを思い出して言った。
「そ、そうなの。だったらこの私が付き合ってあげなくもないわよ!」
悠哉は女の子Cがどういうことを言っているのか正直わからなかった。
「えっと、どういうこと?」
悠哉は女の子Cに聞いた。
「だ、だから!どうせあんたは振られてばかりなんだから、この私が付き合ってあげるって言ってんの!」
「いや、別にいいよ。そんないやいやで付き合っても意味ないだろ。」
もともと女の子Cは素直になれない性格だった。だからこのような言い方になってしまっていた。
「も、もう!1回しか言わないから!よく聞きなさい!わ、私と付き合って!」
正直悠哉はこれもいたずらなんじゃないか、と思った。
「お前、それはいたずらじゃないのか?」
「そんなわけないでしょ!この馬鹿!」
女の子Cはそう言った。悠哉はこの子はもともと嘘をつくのが下手な人だと感じていた。悠哉は3度目の正直という言葉を信じ、女の子Cと付き合うことを決意した。
「わかったよ。これからよろしく。」
すると女の子Cはとても笑顔になった。
「仕方ないわね!しっかりしなさいよ!」
その日から悠哉は女の子Cと付き合った。悠哉は今までの経験を最大限活かして女の子Cと付き合っていった。より優しく、より仲良くするように努めていった。しかし、またしても悲劇は悠哉を襲う。それは悠哉と女の子Cが付き合って4か月くらい経った日のことだった。
「悠哉、やっぱり別れて。」
その言葉はもう悠哉は聞きなれていた。悠哉は取り敢えず理由を聞こうとした。
「なんで?」
女の子Cはさも当然のことかのように答えた。
「だって、あの告白、いたずらだし。」
それを聞いた瞬間、悠哉の何かが壊れた。
「アハ、アハハ、アハハハハ!」
「何よ、急に笑い出して!」
「やっぱそうだったんだ。どうせお前らは俺をそういう風に弄んでいたずらで告白して飽きたら捨てる。もうお前らなんて信用しない。」
「…!」
「なぁ、だったらさっさと俺の前から消えろよ。そして二度と近づくな。」
「…!言われなくてもわかっているわよ!」
その言葉を聞いた女の子Cはその場から逃げるように去っていった。
その翌日。悠哉は幼馴染の女の子に呼び出された。
「悠君、聞いたよ。3人の女の子に振られちゃったって。大丈夫?悲しかったよね。つらかったよね。私、悠君の気持ち、よくわかるよ。でも大丈夫。私がずっと悠君のそばにいるよ。だから私と付き合おう。ね?」
しかし、悠哉は前までの悠哉とは人が変わってしまっていた。
「お前、何言ってんだ?」
「えっ...?」
「どうせお前のそれもいたずらなんだろ。」
「えっ...違うよ!そんなことないよ!」
「そんな言葉、信憑性が低いんだよ。もう俺は何も信じない。さっさとどっか行ってくれ。」
「そんな...」
それ以来、悠哉は女の子の告白はどうせ“いたずら”だと言い、告白はすべて振るようになっていった。
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梨子Side
悠哉君のお姉さんから、悠哉君の過去を聞いた。それは聞いているだけでつらくなるような話だった。しかし悠哉君本人はもっとつらく、苦しく、悲しかったのだろう。
「というのは表上の話よ。」
「えっ?」
結菜さんが言う。表上の話とはいったいどういうことだろう。
「表上の話ってどういうことですか?」
「そのまんまだよ。この話にはね、悠哉も知らない裏の話があるのよ。」
「えっ、それはいったい、どういう...」
「さっきの話の中で悠哉を振った3人の女の子がいたじゃない?あの子たちはね、本当はあんなこと言うつもりはなかった。本当に悠哉のことが好きで告白したの。」
それだったらなんでそんなことをしたのだろうか。
「だったら、どうして...」
「3人とも脅されてたんだよ。とある女の子に。だから仕方なくあんな風に言って悠哉と別れたの。」
「その女の子っていうのは?」
「その子の名前は...」
梨子Side End
悠哉君も知らない真実。あの3人を脅し、悠哉君の性格を捻じ曲げた本人が、次回登場する...あ、また投稿遅れてすみません。アイデアがまとまらなくて...本当にごめんなさい!ひま潰しライター様、おっつん様、ぽちょむきんたろう様、81猫様、猫鮪様、流離いの旅人様、柚子茶。様、ハイパームテキ様、ヤザワ様、☆バナナ・俺☆様、お気に入り登録ありがとうございます!皆様のおかげでこの作品を続けることができます!(更新頻度はめっちゃ遅いけどw)これからも応援よろしくお願いします!もしこの作品をいいと感じてくれたら、できればお気に入り登録していただけるとありがたいです!感想などはいつでも受け付けております!