梨子Side
「高海千歌よ。」
私はそれを聞いた時、信じられなかった、というのが第一印象だった。あの千歌ちゃんが、あの、私や曜ちゃんや悠哉君たちをAqoursに誘ってくれた千歌ちゃんがそんなことをするなんて考えられなかった。
「それは本当なんですか?」
「うん。本当よ。」
それを聞いてもやっぱり信じられなかった。
「彼女はね、あの子達を脅してたの。悠君に“告白はいたずら”って言って別れてって。私もその時は信じられなかった。昔からよく遊んでいたからね。あんなに元気に私や悠哉や曜ちゃんや果南ちゃんと一緒に遊んでたあの子があんな風になってたなんて想像も出来なかった。考えたくなかった。でもね。帰ってきた悠哉の顔を見て実感した。ああ、振られたんだなって。そして思い出した。高海千歌がそういう風に脅してたことを。」
結菜さんがそう話す。
「これを悠哉が知ったらもっと女の子が嫌いになる。だからこれまではこのことを悠哉には言わなかった。でもね、もうそろそろ知ってもいいと思うんだ。」
私は結菜さんが言ったことに驚きを隠せなかった。
「えっ、なんでですか?今言ったら余計に女の子が嫌いになっちゃうような気がするんですけど。」
「それは君次第だよ。」
「?」
私は結菜さんが言っているのかわからなかった。
「悠哉ね、最近家でよく君の話をしてたんだ。梨子が、今日もまた梨子がって。家に帰ってきて夕飯のときになるといつも君の話をするんだ。その時の私には悠哉が少しだけ笑顔になってるように見えたの。愚痴ってるのにね。だからね。私はひとつの結論に至った。この子なら悠哉を救えるんじゃないかって。」
「そんなことは...」
「ねぇ、桜内梨子ちゃん。君はまだ悠哉のことが好き?」
結菜さんがいきなり私に尋ねてくる。
「も、もちろんです!私は悠哉君のことが大好きです。私は悠哉君に振られたとき、悠哉君のことを忘れようとしました。でも、何度忘れようとしても忘れられなかったんです。そして考えたんです。私は悠哉君のことが大好きなんだって!」
私はありのままの気持ちを素直にぶつけた。
「うん、大丈夫そうね!じゃあ早速...うん?」
結菜さんが驚いた声を上げる。
「どうしたんですか?」
「さっき悠哉からメールが届いたんだけど、これ。」
結菜さんが私にスマホの画面を見せてくる。そこには『さっき千歌からメールで呼び出されたから帰るのが遅くなるかもしれない。』と書かれていた。
「千歌ちゃん、何をするんだろう...」
梨子Side End
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俺は千歌に呼び出されて千歌の家の前の海岸に呼び出されていた。というかこの前梨子に呼び出された場所もここだったな。そんなことを思いながら千歌を待つ。少しすると後ろから声がした。
「悠君、ごめんね?待った?」
「いや、別にそこまで待ってない。」
そこには俺を呼び出した張本人の高海千歌が立っていた。
次回、千歌ちゃんが本性を表す...takeno様、444様、モトシチョウ様、★絶対零度☆様、北里彼方様、KPA様、とあるライバー様、チェケたん様、アルト@FA20様、H.K様、赤青黄 戸塚様、シャインダイナマイト様、お気に入り登録ありがとうございます!これからも頑張って投稿しようと思うので応援していただけるとありがたいです!もしこの作品をいいと思ってくれたらお気に入り登録していただけると嬉しいです!感想などはいつでも受け付けております!