それでは純粋梨子ストーリー第23話スタート!(唐突)
「悠君、ごめんね?待った?」
「いや、別にそこまで待ってない。」
俺の後ろには千歌が立っていた。
「で?今日は何の用だ?」
俺は千歌に問いただした。
「う~ん、別に用っていう用があったわけじゃないんだけど~ちょっと話したいことがあって。」
「用がないんなら早めに済ましてくれ。」
俺は少し急かすように千歌に言った。
「分かったよ~。じゃあ最初っから単刀直入に聞くけど...」
「お前、単刀直入の意味覚えられたのか。」
千歌は昔から勉強があまり得意ではなかったので少々驚いた。
「む~。千歌だってそれぐらいわかるもん!千歌のことバカにしないでよ!」
「悪い悪い。それで?話したいことって何なんだよ。」
「あ、うん。もちろんその話はするよ。」
「じゃあもうその話をしてくれ。俺も別に暇なわけじゃないんだ。」
「もう、悠君はせっかちだなぁ。でもまぁその話をするために呼んだんだしね。わかった。じゃあ、話すね。この前なんで悠君は梨子ちゃんの告白を断ったの?」
俺は一瞬戸惑った。なんでこいつまでもが俺が梨子を振ったことを知っているのか。しかし俺はすぐに一つの結論を見出した。
「お前も見てたんだな。」
「うん。なんか海岸の方で見えたから来てみたら梨子ちゃんが悠君に告白しているところだったの。」
「そうか。あまり関心はしないがまぁいい。そういうことだったのか。」
「うん。で?どうして梨子ちゃんの告白断ったの?」
千歌に俺が梨子を振った理由を追究される。
「簡単な話だ。いくら梨子が同じAqoursの仲間だとしてもやはり梨子は女だ。女の告白ほど信じられないものはない。どうせあれも“いたずら”なんだ。」
「それは今、千歌が悠君に告白してもそれは“いたずら”だって言われて振られちゃうってこと?」
「は?」
俺は千歌の言っていることを理解することが出来なかった。
「お前、何を言っているんだ?」
「千歌ね、やっぱり悠君のことが大好きなの。1回振られようが何回振られようが関係ない。千歌は絶対悠君のことだけは諦められない。」
「じゃあそれはどうやったら証明できるんだよ。」
俺はそう尋ねた。
「え?証明していいの?じゃあ...」
そう言うと千歌は俺を押し倒して馬乗りになった。
「何すんだよ。」
「え?千歌の愛を証明するだけだよ?さっき悠君言ったよね?私の愛を証明しろって。キスしちゃえば愛の証になるよね?」
そう言って千歌は俺にキスをしようとする。
「千歌、やめろ。」
俺は千歌をなだめるように言った。しかしそれは逆効果だったようだ。
「なんで?悠君が証明しろって言ったんだよ?それなのに何でやめないといけないの?千歌は悠君のことが大好きだったんだよ?あの時悠君に千歌の告白が“いたずら”だなんて言われてすっごく辛かったんだよ?」
あの時...か。そういえば最初に俺が女を振る時にそれが“いたずら”だろと言ったのは千歌だったか。
「それでようやく悠君と一緒になれてこんなチャンスが来たのに、それをやめるなんてできない。もう千歌、我慢出来ないよ。だからいいよね?」
そう言って千歌は俺にキスをしようと顔を近づけてきた。そうか。千歌はそんなに俺のことを思っていてくれたのか。だったら受け入れてもいいんじゃないか。そう思って千歌の愛を受け入れようとした瞬間...
「待ちなさい!」
そこに現れたのは姉さんと梨子だった。
次回、純粋梨子ストーリー最終回...になるかも?栞桜様、柊椰様、KPA様、灰流うらら様、島知真様、羽乃 秦御様、雪兎 蓮様、お気に入り登録ありがとうございます!もうすぐ最終回になるかと思いますがそれでもお気に入り登録してくれると嬉しいです!感想はいつでも受け付けております!