無愛想な君に恋をした   作:R R R R

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8月5日、スクフェス感謝祭行ってまいりました!りきゃこさんめっちゃかわいかった...♡
それとは全く関係なくヤンデレ梨子ストーリー第21話スタート!


逃亡

あれから今まで俺は梨子の家から出ることはなかった。それに加え、食事は毎回のように“あ~ん”じゃないと食べさせてくれない。しかも、梨子は隙さえあればキスをしたり抱き着いてくる。いったいどうしたらいいのだろうか。

 

「悠哉君?何考えているの?」

 

俺を監禁している張本人の梨子が俺に話しかける。

 

「別に。何にも考えてなんかいない。」

 

「そっか~。じゃあ、んちゅ♡///」

 

そしてまた梨子が俺にキスをしてくる。

 

「ん、いきなりキスしてくんのいい加減やめろよ。」

 

「いいじゃない♡これからず~っとここで暮らすんだから♡///」

 

また言っているよ。

 

「なぁ、いつまでこんなこと続けるつもりなんだよ。」

 

「だ~か~ら~、ずっとだよ、ずっと。高校を卒業しても、大人になっても、おじいさんおばあさんになってもずっと一緒。さっきも言ったよ?もう、悠哉君の忘れん坊さん♪」

 

「今はお前の親がいないからいいかもしれないけど親が帰ってきたらどうするんだよ。」

 

「お母さんは物分かりがいいから大丈夫よ♡」

 

はぁ、このままだと本当にずっとこのままになってしまう。取り敢えず脱出手段を確保しなくてはならない。幸か不幸か俺を縛っているのは紐だ。やろうと思えば切れる。ただ...刃物がない。どうしようか。そう考えていると、ふと窓の外から声がした

 

「梨~子~ちゃ~ん!」

 

声の主は千歌だった。

 

「梨子、なんか千歌に呼ばれているぞ。」

 

「えっ、あ、本当だちょっと待っててね。何?千歌ちゃん。」

 

「あ、梨子ちゃん。やっと出てくれた。だって最近ずっとカーテン閉めてたんだもん。」

 

千歌と梨子が話している間に俺は梨子の机の上にキラリと少し光るものを見つけた。カッターナイフだ。あれなら少し机を押せば落ちてきそうだ。そう思って梨子の机を蹴る。案の定カッターナイフは落ちてきた。しかし、少し蹴る力が強かったのか、大きな音が出てしまった。梨子がこっちを向く。しかし、俺は間一髪のところでカッターナイフを隠すことができた。梨子はもとに戻り千歌と話をしている。その内に俺はカッターナイフで紐を切ろうとする。なかなか切れない。それでもどうにかしようと無理やり切ろうとする。腕に当たって少し切れる。しかし、ようやくカッターナイフの刃の部分が紐に当たる。そのまま無理やり刃を押し当てて切る。そうして紐を切ることに成功した。その時の俺はものすごく気が動転してしまい、紐が切れた瞬間にバッグを持って走り始めてしまう。

 

「あ、悠哉君!行っちゃダメ!」

 

「なんで悠君が梨子ちゃんの部屋にいるの?」

 

俺は何も聞かず、そのまま階段を駆け下りる。そのまま玄関で靴を履き、ドアを開けて走り出す。自転車できていたことを忘れて。外はもう夜でとても暗かった。走れ、走れ。心の中でずっとそう念押ししながら走り続ける。梨子に捕まったらまたあの監禁生活に戻ってしまう。そう思いながら走り続ける。案の定梨子は追いかけてきていた。ずっと縛られていたためか足取りがおぼつかない。だんだんと俺と梨子の距離が縮まってくる。やばい。このままだと捕まってしまう。そう思った時、俺の目に映ったのはいつぞやの不良だった。

 

「おい、お前!」

 

「あ、悠哉さん、どうしたんすか?」

 

「ハァ、ハァ その、バイクに乗せてくれ...!」

 

「えっ、まぁいいっすけどどうしてっすか?」

 

「いいから!早く!」

 

「うぃっす...」

 

そのまま俺はこの不良のバイクに乗り込む。不良もすぐに乗り込み、エンジンをかける。そしてバイクは走り出した。

 

「悠哉君...なんで逃げるの?なんでなんでなんでなんでなんでなんで?」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

バイクに乗って逃げている中、ドアホが話しかけてきた。

 

「悠哉さん、あんた、なんであの梨子さんから逃げてたんですか?」

 

「はぁ、ついさっきまで梨子に監禁されてたんだよ...」

 

「えっ、どういうことっすか?」

 

「知らん。ただ監禁されてたのは事実だ。だから逃げてきたんだ。」

 

「そうだったんすね。」

 

と、その時、目の前から一人の女性が現れる。最初は誰かわからず、身構えてしまったが、よく見れば姉の結菜だった。

 

「悠哉!」

 

そう言って姉さんが近づいてきた。

 

「悠哉、どうしたの?どこにいたのよ!」

 

「すまん。ちょっと梨子に監禁されてた。」

 

「大丈夫なの?」

 

「まぁ。それより、姉さん。一つわがまま言っていいか?」

 

「何?」

 

「引っ越したい。」




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