HDDの曹操になったんだけど、ここは型月世界のようだ。   作:シオンズ

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後書きの追加しました。
番外編消しました。



聖女の輝き

戦場の一角にて、一つの金属音が鳴り響く。

戦う者は、鎧が半壊している女と制服の上に漢服を着た男。

 

そして状況は、女の方は赤と銀を基調とした剣でもって男を切り裂こうとしているが、男がそれをクナイの様なナイフで受け流している。

 

「クソッ! アサシン風情がオレの剣を受け流すだと⁉︎」

「流石に今の君なら俺でも受け流せるよ」

 

本来あるはずの、英霊と人の差。

いかに英霊が傷付こうとも、そう簡単にその差は覆せない。

なら、なぜ彼はこうも見事に受け流せるか?

 

それは、この男が別の世界の聖槍に選ばれた男だからだ。

 

☆☆☆☆☆

 

俺は今、念願の英霊と戦っている。

 

英霊モードレット。

アーサー王伝説に出てくる有名な英雄の一人だ。

そのモードレッドと戦っているが、コイツ口悪すぎだろ。

 

「テメェ! やる気あんのか!」

 

ごめん。あまり無いけどね。

残念な事に相手は手負いだ。そんな中で勝っても嬉しくはない。

いや、そもそもモードレットは今倒すべきではない為、あまり関係がない。

セミラミスについてはコイツに任せたいし、倒せないのも辛いな。

 

だがしかし、最終目標はカルナと戦うこと。

 

同じ槍使いとして、さらに半神半人という奇異な生まれをもつ、英雄の中の英雄と戦いたい。

モードレッドには悪いが、その為の慣れと情報収集の為に今、戦っている。

 

「ハッ! クソアサシンが!」

 

感想を言えば、正直、流石セイバーとでも言っておこうか。

先程は余裕があるように言っていたが、実はそんなに無い。

慣れないナイフなんかでは、次第に推されるだろう。

モードレッドのステータスが平均でBとかだった筈だ。

ステータス自体はカルナの少し上ぐらいか。

 

「勢いよく出て来た割に、大した事ねぇじゃねぇか!」

 

やはり聖槍が無ければ辛いな。

相性としてはカルナとはあまり良いわけではないし。

やはり魔力放出があるのは戦いづらい。

流石の俺でも英霊に比べれば紙耐久レベルだ。

聖槍で防がなければ、直ぐに死ぬかもしれない。

 

「そろそろ終わりにするぞ! クソアサシン!」

 

武器も損傷しそうだし、そろそろ本格的に押されそうだ。

やはり英霊相手にハンデ戦は無いな。

うん、もうそろそろだ。

なので俺を弱いと思ってくれてるいま、隙をついて一旦距離を取る。

 

「ハッ! これで終わりだぁ‼︎」

 

モードレッドはより力を入れ、剣に赤雷を纏わせる。

そんな中、野太い男の声が聞こえる。

 

「フハハハハハ!」

「赤のバーサーカー⁉︎」

 

野太い声を発する生物は、そのままモードレットに突っ込む。

モードレッドは剣で、バーサーカーを止める。

しかし。

 

「圧政者よ! 私の愛で滅びろぉぉぉ!」

 

バーサーカーが叫ぶと同時に飛ばされる。

しかし空中で一回転し、綺麗に着地する。

そして剣を構えると。

 

「テメェ! 汚らしい肉風情が!」

 

赤雷を纏わせてた剣の魔力で、バーサーカーを真っ直ぐに切る。

それを身体で受けたバーサーカーは真ん中を半分ほど切られるも、うめき声を上げながら、切られたところから再生していく。

 

「コイツ...チッ、気持ち悪い」

 

モードレッドはそれだけ言うと霊体化してしまった。

対して元の姿に戻ったジークは未だ立ち上がれずにいる。

 

「くっ」

「動くな! 傷が大きい」

「そこの三人! 逃げなさい!」

 

ジークとアストルフォの会話に入ったのは、ルーラーことジャンヌ・ダルクだった。

 

「ここは危険です。急いで......貴方は...どうして⁉︎」

「すまない。貴方に助けられた命なのに......けれど、どうしてもこうしなければならないと思ったんだ」

「貴方は...」

 

ジャンヌが複雑な顔をすると、アストルフォが割り込む。

 

「叱らないで!危なかった僕を庇って戦ったんだ。それで、こんな事に...」

 

いや、俺も戦ったんだけどなぁ。

と思った時、大地が揺れる。

 

「時間がありません。早くここから離れないと」

「いや、俺は動けそうにない。貴方こそ行ってくれ。貴方は、ここで滅んでいいサーヴァントでは無い」

「なら、せめて黒のライダー」

「嫌だ!」

「えぇ?」

「嫌だ嫌だ嫌だ!」

 

その言葉にジャンヌは困惑する。

 

「貴方...子供じゃないんですから」

「嫌だと言ったら嫌だ! 僕だって逃げない! ルーラーも僕だったら彼をここに置いて逃げないだろう!」

 

そう言った後に笑うアストルフォ。

その笑顔に負けたのか、ジャンヌはため息をつく。

 

「はぁ、分かりました。そう言われては仕方ありませんね。 私もここから逃げる訳にはいかない理由があります」

 

「ゔぉぉい」

 

バーサーカーの方から声がする。

身体にはモードレッドの剣の様な赤雷を纏い始めている。

 

「此処から動かないでください! そこの貴方も良いですね⁉︎ 絶対ですよ!」

 

やっと認知された様だ。

ジャンヌはその怪力で飛んでくる石を跳ね返すと、旗が輝き始める。

 

「スパルタクス、貴方のような英雄に、無辜の民を傷つけさせるわけにはいきません」

 

バーサーカーはより大きくなった身体を振り、口から強大なまでのエネルギーを放った。

 

「時は満ちた...我が一撃はあらゆる圧政を破壊し、全ての権力を打ち砕く。これがぁ! スパルタクスである!

 

我が旗よ! 我が同胞を守りたまえ! 我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)(リュミノジテ・エテルネッル)

 

 

ジャンヌがそう言うと、旗は更に光り輝き、バーサーカーの放ったエネルギーとぶつかり合った。




少し長いので見なくても大丈夫です!

他にも外伝的な感じで、他とのクロスオーバーでもしようかなぁと考えたりしてます。
やっぱりHDDにも出してみたいですねぇ。
プロット案としてとりあえず考えたのが、魔法科、物語シリーズ、ありふれ、IS、フェアリーテイル、何ですけど、完全に上手くいったのは、ありふれとHDDなんですよねぇ。
案があれば...時間があれば書きたいと思います。
あとstay nightも考えてます!

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